【ネタバレ】『13人の命』【Amazon Prime Video (アマプラ)独占配信】 あらすじ考察感想評価
『13人の命』アマプラ独占配信決定!
『13人の命』
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『13人の命』は、2022年製作のアメリカ合衆国の映画。 2018年にタイで起きたタムルアン洞窟の遭難事故の救出活動を映画化。洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年とコーチ計13名の救出活動にあたった国際的なダイバーのチーム、タイ軍、1万人を超えるボランティアの奮闘を描く。ロン・ハワード監督。
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「13人の命」のネタバレ感想・考察
【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】
※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。
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タイのとある洞窟で、大雨の影響により計13名が閉じ込められるという遭難事故が起きます。
ただでさえ複雑に入り組んだ洞窟内の大部分が水没したことで、捜索は困難を極めます。
行方不明になってから10日目にしてようやく発見し、全員の無事を確認したものの、今度はどうやって彼らを脱出させるのか?という問題が立ち塞がります。
13名がいる場所から出口へたどり着くための道程は、熟練のダイバーが命を落とすほど危険なものだったのです。
しかしだからといって何もしなければ、酸素濃度の低下により誰1人として助からないという最悪の結果になってしまいます。
そこで救助隊は13名に麻酔を打って眠らせたまま水中を運ぶという一か八かの作戦を決行し、見事全員の救出に成功したのでした。
タイの北部に位置するチェンライ県のクンナムナーンノーン森林公園内には、タムルアン洞窟という観光スポットがあります。
2018年の6月23日、地元のサッカーチームに所属する少年12名とコーチ1名がその洞窟へ遊びに行き、夜になっても誰1人帰って来ないという通報が彼らの保護者たちから入りました。
13名が探検を楽しんでいる間に激しく雨が降ったせいで洞窟内が冠水し、外へ出ることが出来なくなってしまったのです。
知らせを受けて駆け付けた海軍が潜水して救助に向かいますが、暗く狭い洞窟の中は予想以上の激流で、特殊部隊の面々は少年たちを見つけることすら出来ませんでした。
捜索2日目には100以上の政府機関が始動し、ボランティアが集まって洞窟内の水を抜く作戦が行われますが、状況は一向に変わりません。
ようやく事態が動いたのは、なんと10日目のことです。
はるばるイギリスからやって来た洞窟レスキューダイバーの元消防士・リックとITコンサルタントのジョンが、これまで海軍の潜水チームがたどり着けなかった入り口から2500メートルの地点にある第9空間にて、13名全員の無事な姿を確認することに成功したのです。
当然ながら少年たちの保護者を筆頭に、救助のために現地に集まっていた人々は喜びに沸き立ちました。
しかし、第9空間から入り口まで行くには、洞窟でのダイビングに慣れているリックとジョンですら6時間以上もかかります。
その上、大人1人通り抜けるのがやっとという危険な箇所も多々あり、実際に海軍の潜水士が1名、救出活動の途中、器材が引っ掛かったことが原因で命を落としていました。
そんな恐ろしい道程を、1週間以上も過酷な環境で過ごして心身共に衰弱し切っている少年たちが、無事に乗り切れるとは思えません。
しかも、一体どうすれば少年たちを救い出せるのか悩んでいる間にも、彼らのいる第9空間の酸素濃度はどんどん低下していくのです。
日に日に悪化する状況の中、救助責任者である県知事は、リックによる驚くべき提案を受け入れることを決めます。
それは、少年たちを麻酔で眠らせ、荷物を運ぶのと同じ要領で身動きできない状態にした彼らをリックたちが入り口まで連れて来る・・・というものでした。
無論前例などない方法のため、安全性を保証することは出来ません。
それでも、このまま指をくわえているよりは・・・と無謀とも思える作戦を敢行した結果、リックらは3日間かけて見事13名全員を生きたまま脱出させることに成功します。
こうして洞窟に閉じ込められた少年たちは、尊い犠牲を出しながらも、行方不明になってから18日目にして全員が助け出されたのでした。
本作は、観客にドキュメンタリーを見ているのではないかと思わせる迫力に満ちた臨場感や緊張感が素晴らしい映画です。
実在する洞窟を再現したセットは本物と見紛うばかりで、そのおかげで、閉じ込められてしまった少年たちや彼らを脱出させるために危険に身を投じるダイバーたちが感じているだろう恐怖や不安が、重苦しいほどの質感を伴ってヒシヒシと伝わってきます。
また、メインの俳優さんたちだけでなく、救助のために集まった大勢の人々や地域住民に至るまで、出演者全員の演技が非常にリアルだという点も特筆すべきポイントです。
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