Re:ゼロから始める異世界生活

【リゼロ】ハインケルはアストレアの男!好青年だった男の不器用すぎる生き様

本ページにはプロモーション(広告)が含まれています。

「リゼロ」ハインケル・アストレアのまとめページです。

剣鬼と剣聖の間に生まれたハインケルの好青年だった過去、歪んでしまった経緯、ラインハルト、ヴィルヘルムとの関係、プリシラ陣営に参画している理由など、ハインケルについて詳しく解説していきます。

『リゼロ』ハインケル・アストレアの基本プロフィール

名前 ハインケル・アストレア
立場 ・剣聖の一族
・テレシア、ヴィルヘルムの子供
・妻ルアンナとの間にラインハルトが生まれる
・王戦ではプリシラ陣営に参加
特徴 ・燃えるように明るい赤毛
・ボルドーの教え子
・ヴィルヘルム、テレシアを尊敬
(青年時代)
・優しげに整った顔立ちの美丈夫
・甘い声色
・根っこがお綺麗で素直すぎる性格
・ラインハルト、ルアンナを愛している
剣の力 ・挫折したが弱くない
・強さは隠している
・閃光が走るような剣技を使える
職業 近衛騎士団副団長
仕事 しない

『リゼロ』ハインケル・アストレアとは?

「剣鬼」と「剣聖」の間に生まれた子供

ハインケルは、「剣鬼」ヴィルヘルム「剣聖」テレシアの間に生まれた子供です。

二人の英雄の間に生まれた子供ということで、周囲は大いにハインケルに期待し、ハインケル自身も剣に憧れ、誰よりも剣に対して誠実に向き合う少年時代を過ごします。

ラインハルトの父

ハインケルはルアンナという女性を妻に迎え入れ、後の「剣聖」となるラインハルトが生まれます。

ルアンナはラインハルトが二歳の時に「眠り姫」となり、それ以来眠り続けたままとなっています。

ラインハルトが三歳の頃は、ハインケルはルアンナの眠る部屋の床でラインハルトと一緒に眠るなど、妻と子供を愛する男として描かれていました。

ハインケルはラインハルトを愛していた

水門都市プリステラでは、ハインケルとラインハルトの関係には決定的なヒビが入っていました。

しかし、ラインハルトが幼少の頃は、ハインケルはラインハルトを深く愛しており、ラインハルトもハインケルを世界で誰よりも頼りになる人物だと尊敬していました。

ラインハルトは今もなおハインケルを愛しており、その愛を取り戻すために戦っているとテレシアに描写されています。

アストレア家現当主

ハインケルは、アストレア家の現当主であり、フェルト達が拠点にしているハクチュリの街も、実際はハインケルが領主です。

プリシラ陣営に参画を願い出る際には、ラインハルト達をどうとでもできる手段があると話していましたが、これは領主権限で拠点を奪うというものだと思われます。

王都の屋敷もハインケルのものであり、昔はキャロルグリムにも可愛がられていましたが、今の姿は特にキャロルに激怒されています。

「ヴァン」の称号はもらっていない

「ヴァン」は、剣士としてルグニカに貢献したアストレア家の人間に与えられる称号です。

ハインケルは、アストレアの男ですが、「ヴァン」の称号はもらっておらず、そのことを憎々しい気持ちで言い捨てる場面がよくあります。

近衛騎士団副団長

仕事をしているのを見た者はいないとされていますが、ハインケルの肩書きは近衛騎士団副団長です。

ユリウスの話では、幼い頃のラインハルトはハインケルにべったりであった為、ラインハルトが王国に反旗を翻さないために、ハインケルも厚遇する必要があったとのことでした。

ただし、団長がハインケルの兄弟子であるマーコス・ギルダークであることから、本当の理由は異なるのかもしれません。

「龍の血」を求めてプリシラ陣営に参画

ハインケルの現在の行動は、ルアンナを眠り姫から目覚めさせるということに集約しています。

そのために極めて不様な人生を送っており、それがプリシラの興に乗り、陣営への参画を認められました。

プリシラの王選に協力する代わりに、王城に保管されている「龍の血」を求めており、その癒しの効果でルアンナを目覚めさせようと考えています。

『リゼロ』ハインケル・アストレアの性格・人物像

元々は超お人好しの好青年

ハインケルは、元々は「超」がつくほどのお人好しの好青年です。

若かりしマーコス・ギルダークが近衛騎士団を抜けて「同胞団」を立ち上げた際も、他の団員に押し付けられ、兄弟弟子であるマーコスに、近衛騎士団に戻ってくるよう説得していました。

ラインハルトが勝手に自分について貧民街を訪れていると、危険な行動をするラインハルトにびっくりして目を白黒させます。

全てが報われずに歪む

ルアンナは眠り姫から目覚めず、剣は報われず、「剣聖」はラインハルトに引き継がれ、ハインケルは願った全てを失ってしまうこととなりました。

その結果、性格が完全に歪み、現在のハインケルが出来上がってしまったのでした。

『リゼロ』ハインケル・アストレアのセリフ・口癖

待て待て、なんでこんなところに!?危ないじゃないか!爺やと婆やは!?え、何事!?どういうことなんだ!?

『リゼロ』ハインケル・アストレアの過去は?

ボルドーを師匠に近衛騎士団団員として腕を磨く

ハインケルは、「剣鬼」と「剣聖」の息子として、強い憧れを剣に持ち、強くなろうと誰よりも剣に向き合う日々を過ごします。

ボルドーを師匠に持ち、兄弟弟子のマーコスと切磋琢磨しながら、剣の腕を磨いていきました。

妻ルアンナが眠り姫となる

ルアンナと結婚してラインハルトが生まれると、その二年後にルアンナが「眠り姫」となってしまいます。

ハインケルはルアンナを愛しており、眠り続けるルアンナの部屋のベッドの横で、床に座って眠る日々を過ごします。

剣に誠実に向き合うが報われずに挫折

ラインハルトが五歳になる頃には、自分の剣の限界を感じ、また愛するルアンナも眠りから目覚めず、ハインケルは失意に沈んでしまいました。

王国から白鯨大征伐の任務を与えられますが、「剣聖」である母テレシアにその任務を押し付けると、その戦いでテレシアの命が失われ、父ヴィルヘルムとの間に決定的な溝ができてしまいます。

ラインハルトに「剣聖の加護」が移譲され絶望

また、テレシアの持っていた「剣聖の加護」はラインハルトに受け継がれ、「剣聖」に憧れ続けたハインケルの想いもついに報われず、絶望に沈むこととなりました。

愛していたラインハルトへの態度も変わってしまい、ハインケルはただ「ルアンナを眠りから目覚めさせること」だけに執着していくようになります。

酒浸り親父が出来上がる

この頃から、ハインケルは酒場に入り浸るようになります。

「青」のガリッチが十年以上ルアンナを診察し続けてくれましたが、毎度進展はなく、酒を頭から浴びせるなどの悪態をついていました。

しかし、ガリッチが失われてしまった際には、ルアンナを目覚めさせる方法が失われたと悲嘆に暮れ、酒浸り親父となり、酒場の横の路地でぐったりとしてしまいます。

『リゼロ』ハインケル・アストレアに関する考察

妻ルアンナが「眠り姫」になった理由は?

妻ルアンナが「眠り姫」となった出来事はまだ物語の中には出てきていません。

「暴食」の権能による被害である可能性が一番高いですが、眠り姫となり、周囲がその人物のことを覚えているのは現在はルアンナだけです。

このことから、ルアンナが眠り姫となった状況は、他とは異なる少し複雑なものである可能性があり、場合によっては「暴食」の権能によるものではないのかもしれません。

白鯨討伐の任務をテレシアに任せた理由は?

15年前の白鯨の大征伐は、ハインケルが任命されていた任務でした。

しかし、ハインケルは自分の無力さを十分に理解しており、白鯨戦に参加すれば死ぬ確率が高いと分かっていたため、母であるテレシアを差し出す形で大征伐への参加を回避します。

この時には既にハインケルの性格は歪んでいましたが、ただ「ルアンナを眠り姫から目覚めさせるまでは死ぬわけにはいかない」と考えていたのだと思われます。

また、ハインケルは「剣聖」であるテレシアが、命を落とす事態は考えていなかったと考えられます。

幼い頃ラインハルトが傀儡になっていた理由は?

水門都市プリステラの水の羽衣亭で、ユリウスがスバルに対して、幼い頃のラインハルトの様子について話しています。

一時期ではありますが、ラインハルトが傀儡の様にハインケルに従う様子があったとされており、王国はハインケルを敵にすることで、ラインハルトが王国の敵となることを恐れ、ハインケルに近衛騎士団副団長の名誉職を与えたとのことでした。

ただ、「傀儡」という表現は些か穿った物の見方であり、ラインハルトはただ単純にハインケルのことを愛していただけです。

幼少期のラインハルトにとって、ハインケルは「世界で一番頼りになる人物」であり、今もなおその愛を取り戻すためにラインハルトは王国に忠誠を誓ってもがいています。

ハインケルに「ヴァン」の称号が授けられる日は来るのか

ハインケルは「ヴァン」の称号を受けていないことにコンプレックスを持っています。

元々は、剣鬼と剣聖に憧れ、誰よりも剣に誠実に向き合ってきた少年であるため、剣で王国に貢献したことの証である「ヴァン」の称号も憧れの対象であったのだと思われます。

ハインケルは現在ルアンナを目覚めさせるただ一心で動いていますが、プリシラ陣営に参画していることで、王選や魔女教徒との戦いに巻き込まれていくことが予想されます。

その中で、もしハインケルが活躍をすることができれば、「ヴァン」の称号を授けられる可能性もあるでしょう。

名剣「アストレア」はラインハルトに継がれる?

ハインケルが帯刀している名剣「アストレア」は、テレシアの父ベルトールからヴィルヘルムに贈られたもので、ヴィルヘルムがハインケルに継いだものです。

エミリアの聖域の墓所の三つ目の試練「いずれ来る災厄と向き合え」では、剣聖の加護を失ったラインハルトがヴィルヘルムと対峙する場面が描写されており、ストライドが展開したような術式で、ラインハルトが加護と切り離される状況が生まれる可能性が示唆されています。

この未来でのヴィルヘルムとの激突がずれるのであれば、龍剣を抜けないラインハルトに対し、ハインケルが「アストレア」を渡す場面が出てきそうです。

ただ、どうしても「アストレア」を渡すということは、ハインケル自身が戦う能力を喪失している状況である可能性が高く、戦いの中で命を落としてしまう可能性がありそうで、怖いですね。

『リゼロ』ハインケル・アストレアの主な活躍

リゼロ外伝「Once Upon a time in Lugunica」のハインケルの活躍

マーコスを騎士団に戻ってくるよう説得する

ハインケルは、ボルドーを師匠に持ち、兄弟弟子のマーコスと共に騎士団に所属していました。

騎士団を抜け、貧民層と寄り添うための同胞団を立ち上げたマーコスに、ハインケルは騎士団に戻ってくるように説得をします。しかし、ハインケルの言葉、剣はどちらも届かず、説得は失敗に終わります。

貧民街の路地から出ると、屋敷にいるはずの幼いラインハルトが待っていて、ハインケルは驚きつつも無事を安堵します。ラインハルトに友達と仲直りできたら嬉しい?と聞かれ、ハインケルは何の気なしに嬉しいと答えます。

幼少のラインハルトは父を世界一頼りになる男と尊敬しており、ハインケルを喜ばせるために、「変心の加護」を授かり、マーコスが騎士団に戻ってくるように仕掛けました。

ラインハルトを抱きしめ六枚舌から守る

夜中に気配を感じて起きたハインケルは、背後から「動くな」と声をかけられ、内乱罪の疑いをかけられます。

過去に国家転覆に繋がった「変心の加護」の発動が、ハインケルを中心に感知されたと言われ、ハインケルはすぐにラインハルトの部屋へと行きました。

ハインケルは、ラインハルトに人の心を変えることはしてはいけないことだと教え、ラインハルトは父の言葉を理解し、もう絶対にしないと「変心の加護」を「削除」します。

屋敷を囲んでいた気配も消え、ハインケルはラインハルトを抱きしめてルアンナの眠る部屋へと行き、親子三人の夜を過ごしました。

短編集5「王選前日譚 青の継承者」のハインケル

青のガリッチが亡くなり悲嘆に暮れる

ハインケルは、ガリッチがフェリスと共に往診に訪れた際には悪態をつきますが、ガリッチが亡くなったことを知ると、ルアンナを治せる当てが無くなったことで悲嘆に暮れます。

酒場で問題を起こし、ベロベロになりながら酒場横の路地裏で倒れていたところをフェリス、クルシュに発見され、クルシュの「風見の加護」によって、犯人ではないと疑いを晴らされました。

リゼロ外伝「陣営結成秘話」のハインケル

王城でフェルトの着替え中に乱入して怒られる

ハインケルは、王選開始の会議の知らせをマーコスから教えてもらっていませんでしたが、王城の動きから察し、アストレア家の控え室にラインハルトに会いにやってきます。

しかし、そこにラインハルトはおらず、フェルトの着替え中であったことから、キャロルが激怒し一悶着となります。

大騒動となる前にハインケルは部屋を出ますが、キャロルは怒りを滲ませたままでした。

リゼロSS「プリシラの妾万歳、酒浸り親父編」のハインケル

ミーティアを求めて野盗を壊滅

ハインケルは銀の杯の形をしたミーティアを求めて、野盗のねぐらへと入ります。

そして、単独で野盗撃滅し、望みであったミーティアを手に入れました。

プリシラに敗北

しかし、野盗を倒した後、ねぐらの洞窟にプリシラが入ってきて、ハインケルは気が立っていたこともあり、プリシラと対峙してしまいます。

結果、ハインケルの目に映らぬ動きをしたプリシラに圧倒され、気付いた時には地面に伏せ、そのまま捕縛されてしまいました。

近くのアガンテという村に村長の家に連行されたハインケルは、目的のミーティアが「この杯で酒をくみ、飲み干せばいかなる難病も瞬く間に快癒する」という謂れのものであったこと、そして、それは所持していた野盗の法螺であったことを知り、落ち込んでいたことを暴かれました。

「龍の血」を求めてプリシラ陣営に参戦

ハインケルは自分が「アストレア」であることを主張しますが、プリシラは一切関係ないと態度を変えません。

アルによって、プリシラが王候補の一人であると紹介されると、ハインケルは王選のライバルである、ラインハルト、フェルトをどうとでもできる策があるとプリシラに伝えます。

そして、王選に協力する代わりに、プリシラが王となった暁には、王城に保管してる「龍の血」を自分にくれと提案しました。

第5章「歴史を刻む星々」のハインケル

ヴィルヘルムとラインハルトの和解を打ち壊す

ハインケルは、プリシラに付き従って水門都市プリステラを訪れ、水の羽衣邸でヴィルヘルムとラインハルトの和解をぶち壊します。

近衛騎士団副団長の肩書を持つハインケルでしたが、ユリウスやフェリスにも相手にされず、王候補4人の厳しい言葉と目線にたじろぎ、最終的には後からきたプリシラの癇に障ってしまい、気絶させられることとなりました。

フェルトを人質に取る

大罪司教の襲撃が始まると、領地の交渉に訪れていたフェルトを人質に取り、ラインハルトに自分の身を守るように命じます。

この結果、ラインハルトは大罪司教襲撃に際して初動で動くことができず、被害が拡大することとなりました。

偶然近くを通りかかったオットーにより隙を作らされると、ラインハルトに一瞬で制圧され、捕縛された上でカンバリーに見張られることとなります。

ヴィルヘルム、ラインハルトと決裂

カンバリーの見張りを抜けたハインケルは、再び水門都市プリステラの通りにでます。

しかし、戦いの音がする先で父ヴィルヘルム母テレシアが戦っている場面に遭遇してしまい、ハインケルの出現がヴィルヘルムの攻撃の迷いに繋がり、敗北をもたらしてしまいました。

テレシアが近づいてくると、ハインケルは剣も向けることができずに「名剣アストレア」を落としてしまいます。しかし、テレシアの剣がハインケルに届く前に、ラインハルトが現れ、テレシアを「龍剣レイド」で斬り伏せました。

ハインケルは、ラインハルトを同族殺しと罵り、息子との決定的な亀裂を露わにします。

また、負傷したヴィルヘルムに「親父殿」と近づいて肩をかそうとしますが、はっきりと断られ、一人きりとなりました。

リゼロSS「プリシラの妾万歳!陰謀の影編」のハインケル

挽回の機会を求め7人のシノビと対峙

ハインケルは部屋でプリシラと二人きりになり、プリステラでの醜態の挽回の機会を求めます。

プリシラがハインケルの剣に言及し、機会が訪れたと言うと、部屋の窓が割られ、黒装束のシノビが襲いかかってきました。

ハインケルは息を切らしながら、アルの力量を上回るシノビ7人を、美しいとさえ言えるほどの剣技で全滅させました。

リゼロSS「プリシラの妾万歳!動乱の予感編」のハインケル

シュルトを可愛がり始める

ハインケルは竜車の中で、純粋無垢なシュルトにかつてのラインハルトの姿を投影し、可愛がり始めます。

子供であることが敵が手加減してくれる理由にはならないと、純粋な助言を贈る一方で、ラインハルトのことを思い出し、子供は子供のままでいろと矛盾する発言をします。

プリシラからは、ハインケルは「不細工の極み」のような生き方をしており、他者に嫌われ、詰られ、侮られ、疎まれる道を自ら進んでいるように見えると思われていました。

水路では、二十人前後の河賊に対して、アルの助力があれば撃退できると自信を見せましたが、プリシラの登場によって事情が変わり、戦意を収めます。

『リゼロ』ハインケルまとめ

ハインケルは物語本編登場時は、スバルが引くぐらいのクズと描写されていましたが、幼い頃は、人一倍お人好しの好青年でした。

愛するルアンナを眠りから覚ますことを自分の使命と捉え、そのために自分自身の人生は全て捧げるような生き方をしています。

ルアンナが目覚めた際には、ヴィルヘルムやラインハルト、アストレアの男達との和解に至り、雪解けの時間が訪れることを心から期待したいです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です