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【リゼロ】飽食の暴食「ルイ・アルネブ」の正体と魂の回廊との関係!死に戻りの権能を求めた結末

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「リゼロ」ルイ・アルネブのまとめページです。

飽食を名乗る「暴食の大罪司教」ルイ・アルネブについて、能力と人物像、正体、暴食の兄二人「バテンカイトス」と「アルファルド」との関係、魂の回廊にいた理由、スバルの死に戻りの権能を求めた結末、記憶を失った状態で緑部屋に現れた理由、残された伏線など、ルイについて詳しく解説していきます。

『リゼロ』ルイ・アルネブの基本プロフィール

魔女教大罪司教 「暴食」担当、飽食
性別
名前の由来 うさぎ座α星アルネブ(多兎と関係?)
ライ・バテンカイトス(美食家)
ロイ・アルファルド(悪食)

『リゼロ』ルイ・アルネブとは?

「飽食」を名乗る「暴食の大罪司教」

ルイ・アルネブは、「飽食」を名乗る「暴食の大罪司教」です。

魂の回廊」に生まれ、リゼロ世界に顕現することができないため、常に一人での時間を過ごしており、「誰と一緒に食事をするか」を一番大切に考えています。

プレアデス監視塔の緑部屋に出現

プレアデス監視塔に嫉妬の魔女の影が到達する直前、ルイ・アルネブは緑部屋の精霊と引き換えにリゼロ世界に顕現しました。

この時、状況が飲み込めずにとっさにスバルが庇ったことで、スバル、レムと共に嫉妬の魔女の陰に飲み込まれ、ヴォラキア帝国へと転移させられることとなりました。

魔女の瘴気が消える

リゼロ世界に顕現したルイ・アルネブからは、魔女の瘴気が消えています。

そのため、目覚めたレムはルイ・アルネブを可愛がるようになり、敵対視するスバルと仲違いする原因となってしまいました。

スバルに異常に懐く

また、リゼロ世界に顕現してからのルイ・アルネブは、スバルに対して異常に懐きます。

幼児退行のような状態で言葉は話すことができないものの、眠っているスバルを起こそうと顔中を舐めたり、スバルに敵対する相手が出た時には勇敢にも足にしがみついて止めようとするなど、献身的な一面を見せています。

ルイ・アルネブの性格・人物像

「飽食」何を食べるかより誰と食べるかを大切にしている

ルイ・アルネブは、「暴食」の大罪司教の中でも特殊な存在であり、兄二人とは異なり、何を食べるかよりも誰と食べるかを大切にしています。

アルネブ自身は魂の回廊に囚われており、自分では実体化して外の世界を歩いて回ることができないため、基本的に食事はバテンカイトスかアルファルドが食べたものが、そのままアルネブにも供給されるという仕組みになっています。

二人の兄が食べた食事の中から、さらに選り抜き、その中でもその美味の部分ばかりを食べてきたため、次第に食事に対して目新しさがなくなり、食事そのものへの関心が薄れていってしまいました。

そのため、興味の対象が食事自体から、自分の置かれている魂の回廊での幽閉という状況に向き、その孤独と不自由さに目をつけて「誰と食べるかが大事」と嘯くようになりました。

魂の回廊に囚われ自分の「最高の人生」を生きることに憧れている

アルネブ自身も、兄二人と同じように「最高の人生」を生きることに憧れをもっています。

そして、兄二人に満たされ続けたアルネブが考える「最高の人生」とは、『なんでも思い通りにできる人生』でした。

どんな優れた才能を持った人物も、高貴な生まれのものも、どこかしらには完璧でない部分があり、アルネブはその不完全さを許すことができなくなっています。

そのため、魂の回廊でスバルと出会い、「死に戻り」の権能のことを知った際には、この権能を使えば本当に最高の人生が送れると興奮したのでした。

兄二人を尊敬するように見せて見下している

アルネブは、バテンカイトスを「お兄ちゃん」、アルファルドを「兄様」と呼んで普段は可愛い妹らしく親しみを見せています。

その一方で、本音のところでは「出来の悪い兄弟を持つと苦労する」と話したり、「バカ兄弟」と罵ったりするなど見下している部分があります。

『リゼロ』ルイ・アルネブのセリフ・口癖

「食休みかと思えばこの有様。美食だの悪食だのどうでもいいのに……本当、私たち以外は食事のなんたるかが全然わかってない」

「生まれが選べたら、親が選べたら、環境が選べたら、未来が選べたら、全ての選択肢が思うままだったら、誰でもより良い人生を選ぶ。――だから、あたしたちは、時間をかけて一生懸命、私たちにとっての最高の人生を捜してる」

『リゼロ』ルイ・アルネブの強さ、能力

「記憶」を食べる

ルイ・アルネブも「暴食」の大罪司教であり、兄二人と同様に暴食の権能を使うことができます。

記憶を食べる」行為は、食べた相手の記憶を自分のものにする能力であり、食べられた側は記憶喪失となってしまいます。

アルネブは兄二人に大量の食事を供給されているため、非常に多くの記憶を覗いてきました。

ただし、全ての食事を受け入れている訳ではなく、供給されたものの中から自分が興味のひくものだけを食べています。

「名前」を食べる

名前を食べる」と、世界の記憶から相手の存在を奪うことができます。

世界の記憶はオド・ラグナに刻まれているとされており、そこから収奪して自分のものにするのが「名前を食べる」能力であると考えられます。

アルネブが直接名前を食べた人物はいませんが、レムやヨシュア、ユリウス、エミリアなどが名前を食べられる被害に遭っています。

「月食」

月食」は、食べた「記憶」を元に能力を再現する力です。

肉体はアルネブの自身のままで、食べた相手の知識や経験、能力を使うことができます。

そのため、武人の達人を食べれば武術を極めることができ、料理人を食べれば料理ができるようになるほか、複数の人物の能力を組み合わせることができるため、食べれば食べるほど、アルネブ達の戦闘能力は上がっていきます。

ただし、肉体自身はアルネブ自身のものが使われるため、能力に対して身体が追い付かず、十全な能力の発揮ができなかったり、動きが不自然になったりする場合もあります。

「日食」

日食」は、食べた「名前」を元にして、相手の存在を自分の魂に上書きする能力です。

肉体も100%完全に食べた相手を再現することができるため、その相手が持っていた能力を100%完全に再現することができます。

「月食」と組み合わせることも可能で、他の食べられた人物達の能力も活用することができます。

そのため、「日食」は「月食」の上位互換の能力であり、これを自由に使えるアルネブは、兄二人よりも高い戦闘能力を持っていました。

「日食」は相手の存在を自分に上書きする能力であるため、長時間の利用は自分の自我の喪失にも繋がってしまいます。そのため、兄二人は日食の利用に消極的です。

アルネブはそもそも実体がなく、自我が曖昧であるため気兼ねなく「日食」を使うことができています。

魔女因子の分割・統合

アルネブは、魔女因子の分割・統合も自由に行うことができます。

元々「暴食」の魔女因子は三つに分割されており、三人で一つの役割を担っています。

しかし、自分の魔女因子を分割することは、「日食」と同じように自己の喪失に繋がる可能性が高いため、兄二人は実行することができません。

一方、アルネブには自己の喪失に抵抗がないため、必要があれば魔女因子を分割して、自分の複製体とも呼ぶべき存在を生み出すことが可能です。

三大魔獣「多兎」と関係?

アルネブの名前の由来は「うさぎ座の星の名前」であり、三大魔獣の一角「多兎」との関連性が伺えます。

バテンカイトスは白鯨、アルファルドは黒蛇とそれぞれ名前が関係しており、白鯨が暴食の魔女因子に従ってバテンカイトスのペットになっていたことから、アルネブも多兎を従えることができたのかもしれません。

『リゼロ』ルイ・アルネブの過去は?

魂の回廊に突然産み出される

ルイ・アルネブは、最初から存在していて訳ではなく、兄二人が暴食として多くの人の「名前と記憶」を食べていく中で、突然魂の回廊の中に存在が生まれました。

そのことに対して、バテンカイトスとアルファルドは当初気付いていませんでしたが、アルネブが「日食」の権能に目覚めたことによって、バテンカイトスの体を借りて表に出ることができるようになり、そこで初めて兄二人と対面します。

兄二人が食べたものを共有しながら最高の人生を探す

アルファルドもバテンカイトスと肉体を一つに戻すことができ、必要な時に肉体の分離・統合を行うことが可能です。

しかし、アルネブだけは単独で実体化して存在することができず、バテンカイトスかアルファルド、どちらかの体を借りることでしか、外の世界に現れることができません。

そして、兄二人は基本的に「日食」を嫌がるので、アルネブは魂の回廊で兄二人が食べたものを吟味しながら、自分の最高の人生を探して過ごすことが多くなりました。

『リゼロ』ルイ・アルネブに関する考察、ネタバレ

ルイ・アルネブが魂の回廊にいる理由は?

アルネブが、魂の回廊にいた理由は、暴食の権能が「オド・ラグナ」に関連するものであることが関わっていそうです。

オド・ラグナに刻まれた記憶から、「記憶を食べる」ことで相手の記憶を奪い、「名前を食べる」ことで世界からその相手の存在を奪うため、暴食の権能は、「オド・ラグナ」に干渉していることが分かります。

魂の回廊は、オドから記憶や経験を取り外す機能を持っているので、暴食の権能はこの機能を悪用したものでありそうですね。

ルイは監視塔の「お姉様」の器になった?

リゼロ世界に顕現したルイ・アルネブは次の状態にあり、「暴食の大罪司教」の状態とは決定的に異なります。

  • 魔女の瘴気がない
  • スバルに異常なまでに懐く

シャウラは、監視塔のルールを誰かが破った場合「自分もお姉様達も絶対に気付く」と言及しており、監視塔には「お姉様達」がいることが示唆されています。

この「お姉様達」がシャウラと同じように、フリューゲルによって創造された精霊であるのならば、緑部屋にいた精霊も「お姉様の一人」である可能性があります。

ルイが緑部屋に顕現する直前、スバルが「感謝を伝えたいから他の精霊みたいに顕現してくれないかな」と零しており、緑部屋の精霊にも「スバル=フリューゲル」の図式が成り立つならば、命令の上書きとなり、緑部屋の精霊の役割から解放されて、スバルの目の前に顕現した可能性が出てきます。

見た目はルイ・アルネブの姿をしていますが、これは「魂の回廊」を通じてフリューゲルが融合させるために送り込んだ器である可能性があります。

上記が正しければ、元々の主人であるフリューゲルとの400年ぶりの再会を喜んで懐いていると考えられ、言語を話せないのも、緑部屋にずっといて言語を習得していないからと説明がつきます。

7章でスバルが傷付いた時に、レムに治癒魔法が使えるように手助けしたのも、元々回復魔法に適性のある「緑部屋のお姉様」だからできることでしょう。

『リゼロ』ルイ・アルネブの章ごとの活躍、動き

第5章「歴史を刻む星々」のルイ・アルネブ

水門都市プリステラで瀕死になったライの代わりに表に出る

ルイ・アルネブは、水門都市プリステラで、バテンカイトスがフェルトとベアトリスに、強力なミーティアでの一撃を受けて瀕死になったタイミングで初登場となりました。

兄バテンカイトスが瀕死の状態で捕縛されそうになったのを見て、アルネブが日食でバテンカイトスを上書きして表の世界に出現し、さらに「日食」を用いて大男の姿でオットーに深手を負わせました。

圧倒的な戦闘能力に王選陣営には緊張が走りますが、「お兄ちゃんはボロ負けだし、兄様はあの女の言いなり」と言って、その場を去っていきます。

第6章「記憶の回廊」のルイ・アルネブ

プレアデス監視塔でレイドの「死者の書」を呼んだスバルと魂の回廊で出会う

プレアデス監視塔では、「魂の回廊」でスバルの前に姿を現します。

魂の回廊とは、魂の執着地点であり、オド・ラグナの揺り籠と表現されています。魂の回廊で、魂に付着した記憶や経験といった不純物を取り除かれ、綺麗になった魂はまた再利用されると説明されています。

プレアデス監視塔のタイゲタの書庫で「レイドの死者の書」を読んだスバルは、レイドの世界ではなく、魂の回廊に呼び出されてしまいます。

アルネブはスバルに対してここが魂の回廊であることを丁寧に説明し、自分が暴食の大罪司教であることを話しました。

また、スバルが魂の回廊に飛ばされた理由は、レイドのオドが「オド・ラグナ」に還っていなかったことが原因である可能性が高いです。

スバルを食べて「死に戻り」の権能を自分の物にしようとする

https://twitter.com/Rezero_official/status/1311296614942650369

スバルの「記憶」を食べたアルネブは、スバルが死に戻りの権能を持っていることを知ります。

そして、「全てが完璧にうまくいく」ことが最高の人生だと考えるアルネブは、スバルの死に戻りの権能こそが、自分の最高の人生を叶えるための鍵だと考えるようになりました。

スバルの権能を奪い取るため、魔女因子を分割して、記憶を失ったスバルの中に潜ませます。

同じ相手を二度食べることはできないため、一度スバルを外に出して、もう一度魂の回廊に誘導した後、スバルを「ナツキ・スバル」と別人格だと認識させようとしました。

それからスバルを食べ、死に戻りの権能を自分のものにするというのがアルネブの計画でした。

「死に戻り」を拒絶しもう一人の自分と争い合う

結果として、実際に死に戻りを体験した方のアルネブは、その絶望から死に戻りに対して拒絶反応を示します。

成功するまで繰り返そうと約束してにも関わらず、1度目の挑戦で説明もなく匙を投げたもう一人の自分に対して、魂の回廊に残っていた方のアルネブが怒り、自分同士での食べ合いが始まりました。

エミリアが試験突破後、緑部屋に現れてスバルと一緒に草原に飛ばされる

https://twitter.com/Rezero_official/status/1292751698440515586

スバルが記憶を取り戻し、魂の回廊から抜け出した後、エミリアが第一の試験を突破し、監視塔の試験は完全クリアとなります。

その後、レムと一緒にいた緑部屋に突然アルネブが現れ、嫉妬の魔女とボルカニカの争いの後、アルネブはスバル、レムと共に見知らぬ草原に転移されてしまいます。

この時点でのアルネブは、なぜかスバルの顔面を舐め回し、言葉も幼児退行しており、魂の回廊で出会った時とは別人のような存在になっていました。

第七章「狼の国」のルイ・アルネブ

魔女の瘴気がないことが判明

スバル、レムと共にヴォラキア帝国に転移されたルイは、大罪司教としての面影が一切なく、言葉も発せないままにスバルに全力で懐いている状態でした。

スバルとレムのすれ違いにも巻き込まれますが、三人仲良く川にダイブし、ヴォラキア帝国軍の陣地へと連れられます。

そこでの時間の中で、レムの口から、ルイからは魔女の瘴気は一切ないと説明され、スバルを愕然とさせます。

レムに触れて治癒魔法を発動させる

シュドラクの民が陣地を奇襲してレム、ルイを救出した後、集落に戻り、瀕死状態のスバルと再会します。

スバルを抱きしめたレムの背中にルイが手を置くと、レムの体から治癒魔法が発動され、その癒しの力がスバルを回復させました。

リゼロ特典小説「親龍の国/迷子探査記録①」のルイ・アルネブ

強情なレムを引っ張って集会場から連れ出す

スバルが再び眠りについている間、ルイはまた涎をスバルにつけていて声にならない叫びを上げさせます。

三人は集会場へ向かうと、アベルはスバルと二人での対面を望みました。そこに、レムがちょっとした強情を張って外に出ないように踏ん張りますが、ルイがレムを引っ張り、外に連れていきました。

『リゼロ』ルイ・アルネブまとめ

「暴食」の大罪司教の中でも、一番の強敵とみなされていた妹「ルイ・アルネブ」。

スバルがプレアデス監視塔で記憶を失った原因でもあり、最高の人生を手に入れるために「死に戻り」を求めましたが、絶望的な「死」を繰り返すことに耐えきれなくなり、発狂してしまいます。

魂の回廊の中で、分裂したもう一人の自分との戦いになりますが、気付けば緑部屋に実体化して現れ、幼児退行したような姿でスバル、レムと一緒に草原に飛ばされます。

第7章では、「ルイ・アルネブ」についてより深くストーリーが展開してくるものと思われるので、期待しましょう。

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