『黒執事』フィニアンのまとめページです。フィニアンは、シエルに仕えるファントムハイヴの新人使用人です。庭仕事のできない庭師であり、樹木を簡単にへし折る怪力を持っています。フィニアンとシエルの出会い、ドイツでの過去、怪力の理由など、黒執事のフィニアンについて解説していきます。
『黒執事』フィニアンの基本プロフィール
名前 | フィニアン |
---|---|
職業 | ・庭師(ガードナー) ・シエルとセバスチャンによって選ばれた私兵 |
容姿 | ・シエルより少し高い身長、七三分けで髪をピンで留めている、手袋あり ・シエルにもらった庭仕事用の麦わら帽子を愛用 ・首の後ろに「S-012」と刻まれている |
特徴 | ・馬鹿力 ・庭師なのに庭仕事ができない |
『黒執事』フィニアンとは?ファントムハイヴ家の庭師(ガードナー)
シエルに仕える「庭師(ガードナー)」
フィニアンはファントムハイヴ家の庭師(ガードナー)です。
庭師なのに庭仕事を苦手としており、庭を除草剤で枯れさせたり、庭の樹木をへし折ったりします。
また、イタリアからクラウスが来訪した際に「新入り」と言われていることから、新人の使用人であることが分かっています。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-ciel-phantomhive/
圧倒的な怪力
フィニアンは「圧倒的な怪力」を持つ人物でもあります。
軽々と樹木を真っ二つにへし折ったり、本人は触れただけのつもりでも、杖が壊れたりするなどの力があります。
鳥などの動物が大好きですが、傷付けてしまわないかと怯える繊細な一面も持っており、心優しい少年です。
『黒執事』フィニアンの性格・人物像
天然
性格は天然そのもので、雑草に対して除草剤を撒こうとしたところ、芝生にかけて庭を更地にしたり、屋敷に出たネズミを銅像を振りかぶって倒そうとします。
また、当主のシエルと一緒に人気テレビ番組「暴れん坊伯爵」を見るのが楽しみであり、高い地位にある伯爵家の使用人の感じは全くありません。
シエルの敵には容赦がない
普段は心優しい少年であるフィニアンですが、シエルの敵に対しては一切の容赦がありません。
シエルに対して心からの忠誠を捧げており、屋敷を狙っている人間が現れた場合には、表情を一変させて襲いかかります。
警護の際には、フィニアンは屋敷の外の裏庭を担当することが多く、そこから侵入しようとするとフィニアンに排除されます。
『黒執事』フィニアンのセリフ・口癖
イエス・マイロード!
坊ちゃんが僕を12番からフィニアンにしてくれたんです
『黒執事』フィニアンの過去は?
ドイツの人体実験の被験体
フィニアンは、元々はドイツの人体実験の被験体の一人でした。首筋に「S-012」と刻まれていたのはその名残です。
下記の発言をしていることから、フィニアンが研究所で強制させられていた悲惨な日々が想像できます。
- あの人達みたく毎日注射したりしない
- 僕と友達を殺しあわせたりしない
- 閉じ込めたりしない
研究所にはフィニアン以外にも被験体が二人いましたが、シエル、セバスチャンが研究所に現れると、「成果」を英国に奪われないために、「先生」と呼ばれる人物が排除しました。
この時、フィニアンだけが先生からの攻撃を回避し、研究所を壊滅させて外に出ます。
シエル、セバスチャンに救われる
研究所の外に出たフィニアンは、シエル、セバスチャンと出会います。
シエルとセバスチャンは、緑の魔女編の前に一度だけ女王陛下の手紙で海外に来ていたことを示唆しており、それがこの研究施設の破壊だったものと思われます。
フィニアンの登場に、セバスチャンは前に出ますが、シエルがそれを止めてフィニアンを使用人に雇い入れることにしました。
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「庭師」として雇われ名前をもらう
ファントムハイヴ家の使用人となったフィニアンは、庭師としての役割を任されます。
破壊することしかできなかった自分の手から野菜や植物が生まれ、動物や虫達と一緒に過ごすことができる自由な日々にフィニアンは大きな幸せを感じていました。
髪が生え揃った頃、シエルから物語の登場人物に似ていることから「フィニアン」という名前をもらいます。
フィニアンは、屋敷が大好きになっていき、大切な場所を守るため、シエルへの忠誠を果たすため、ファントムハイヴに敵対するものを排除する使用人となりました。
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ノーフォークの新設児童養護院の調査はどうなる?
フィニアンは、スネークと共にノーフォークの新設児童養護院の調査へと向かっています。
児童養護院は、暁学会に関連していた貴族達が出資し、子息達を入れて、高等教育を受けさせているとされる場所です。
研究施設という点ではフィニアンの過去に触れる部分もあり、フィニアンが過去のトラウマを刺激されて暴れてしまう可能性もありそうです。
スネークが同行しているため、多少の感情の高ぶりは止められそうですが、スネーク自身も「ノアの方舟サーカス団」の仲間達が貧救院出身であったことから、児童養護院と関連性があり、二人とも感情的になってしまった場合は、任務に支障が出てしまう場合もありそうです。
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『黒執事』フィニアンの主な活躍
「あくまで執事」編のフィニアン
庭師なのに庭仕事ができない
ファントムハイヴ家の庭師として登場したフィニアンですが、当人は全く庭仕事ができず、セバスチャンのフォローなくては大問題になるミスばかりをしていました。
イタリアから来た「クラウス」から新入りと言われており、最近使用人となったことが明らかになります。
庭園を整えるために芝生に除草剤を撒いて更地にしてしまったり、仕事をサボっていたこと自体を忘れてしまうなど、天然な性格であることも描写されました。
圧倒的な馬鹿力を発揮する
フィニアンは圧倒的な力を保有しており、都度都度セバスチャンに物を壊さないようにと注意されていました。
シエルの杖を折ったり、庭の樹木を真っ二つにするなど、うっかりで物を破壊することも多くあります。
「赤執事」編のフィニアン
セバスチャンが用意していた薔薇を全てカットする
フィニアン達使用人は本邸待機であったため、「切り裂きジャック」事件には関与していません。
事件解決後、フランシスを本邸で歓待することとなりましたが、セバスチャンが中庭に用意していたドイツの冬薔薇を全てカットしてしまっています。
シエルの誕生日を祝うため、シエルとフランシスが狩猟に出かけている間、他の使用人達とぐちゃぐちゃの食堂を用意します。そこには、カットしていた薔薇の飾り付けがありました。
「黄執事」編のフィニアン
ロンドンの町屋敷でアグニと出会う
フィニアン達使用人は、前回の「切り裂きジャック」事件で本邸に残した際、シエルが戻る頃には本邸が倒壊寸前にまで破壊されていたため、今回は町屋敷に一緒に滞在することになります。
町屋敷でソーマ、アグニと出会い、そこでアグニに教えられながら見事に自分向きの家事を達成することができました。
フィニアン達を手伝わせることができたことに、セバスチャンはびっくりします。
本邸に戻った後に過去が少し語られる
品評会が終わり、全員で本邸に戻った後、フィニアンの過去について少し触れられます。
フィニアンは1年前にシエルに拾われており、それまでは自由に外を歩くこともできない生活をしていました。
また、「最初は怖かった、壊さずに何かに触れるのは僕には難しくて」と自身の特異性について言及しています。
「サーカス」編のフィニアン
フィニアンは、シエルとセバスチャンによって救い出され、「私兵」として雇われた人物であることが明らかになりました。
実験体「S-012」であったフィニアンは、シエルとセバスチャンに救い出され、それからファントムハイヴ家で生活をするようになります。そして、ファントムハイヴ家が大好きになり、命令ではなく自分の意思でこの家を守ると決意していました。
本邸をサーカス団が襲撃してきた際には、裏庭での防衛を担当し、ジャンボを制圧し、ピーターとウェンディの兄妹を追い払います。その後、バルドに合流し、バルドの指示に従ってダガーとビーストを地下へと誘い混みました。
「ファントムハイヴ城事変」編のフィニアン
Wチャールズを睨みつける
女王陛下の執事、Wチャールズが屋敷の中でバルドやメイリンに攻撃したため、フィニアンは外に出てきたグレイとフィップスを厳しい目付きで睨みつけます。しかし、Wチャールズはシエルの客人でもあるため、手は出しません。
すれ違い様にフィップスに、帽子の敗れた箇所を直されると、期限を直して大手を振って感謝を伝えます。
セバスチャン生還に涙する
晩餐会では、夜中にセバスチャンに起こされ、翌朝一番に石炭の交換を頼まれます。言いつけを守って各部屋を回ると、セバスチャンが倒れている現場の第一発見者となりました。
セバスチャンがなくなったと感じて本当に悲しみ、棺桶から出てきた時には泣いて喜びました。
「寄宿学校」編のフィニアン
寄宿学校編では、フィニアンはクリケット大会の応援に駆けつけ、バルドやメイリン、リジー達と一緒に観戦しています。
シエルが寄宿学校からファントムハイヴ本邸に戻ってくると、ロンドンの有名百貨店ハロッズに向かい、ボロボロになっていた帽子を新調してもらいました。
「緑の魔女」編のフィニアン
緑の魔女編では、他の使用人達と一緒にシエル、セバスチャンに同行してドイツを訪れます。
ドイツはフィニアンが実験をされていた場所で、ドイツ語も少し話せることが明らかになりました。
自分を失ったシエルのお世話係になる
「狼の谷」の村に到着した後、シエルは森の瘴気に当てられて幼児化してしまい、大人を拒絶し、フィニアン以外に触れられることを拒絶する状態になってしまいます。
フィニアンはシエルのお世話係に任命され、シエルを傷付けないように注意しながら身の回りのお世話をしていきました。セバスチャンの助言でシエルに蜂蜜入りミルクを飲ませるなど、食事を食べてもらう工夫をしています。
また、怯えるシエルに対して「自分が絶対に守る」と励ましており、シエルが自分にフィニアンという名前をくれたときから、絶対に守るのだと決めていることを伝えました。
フィニアンの過去が明かされる
シエルとの会話の中で、フィニアンの過去の回想が流れ、シエルとの出会いが明かされます。
フィニアンはドイツの研究施設の被験体でした。首筋には「S-012」と刻まれ、スキンヘッドの状態となっており、両隣には二人の被験体がいました。ある日、何者かが研究施設を発見したことによって、「成果」であるフィニアン達を盗まれないよう、研究者はフィニアン達の処分を決定します。
両隣の被験体はそこで命を落としてしまいますが、フィニアンは処分から逃れ、逆に研究施設全体を壊滅させて外に出ます。そして、そこでシエル、セバスチャンと出会いました。
フィニアンは当時の出会いを思い出し、「壊すことしかできなかった僕に生かすことを教えてくれた」と回顧します。そして、「兵器から庭師にしてくれた」と言い、シエルへの忠誠を改めて口にしました。
シエルの部屋を襲撃してきた人狼を撃退
フィニアンの回想が終わると、シエルの部屋に人狼が侵入してきます。フィニアンはシエルを守り、背中に爪を立てられますが、致命傷には全く届かず、容易に人狼を撃退してみせます。
その後、サリヴァン達が騒ぎを駆けつけて部屋に到着し、人狼が現れたことを告げると、事態がより急展開を迎えていきます。
また、セバスチャンが痺れを切らしてシエルに契約違反を突きつけようとした際には、強引にフィニアンを部屋の外に連れ出しています。フィニアンは全力で抵抗したにも関わらず一切動かなかったセバスチャンに対して、不思議さを感じていました。
サリヴァンを抱えて「狼の谷」を駆け抜ける
「狼の谷」から逃走する際は、シエルと合流後、サリヴァンを抱えて「誰より速く森を駆け抜けろ」という指令をもらいます。
この際、フィニアンという名前の由来が明かされています。
- 金髪は古い言葉で「フィン」
- ある物語の主人公である金髪の少年は、野兎より速く森を駆け抜け、雄鹿よりも力が強かった
- その少年にちなんで、「フィニアン」と名付けられる
フィニアンは誰よりも早く駆け抜け、崖さえ飛び降りて無事に着地して見せます。そのまま軍事鉄道に合流し、見事にサリヴァンを守り抜いて脱出してみせました。
「青の教団編」のフィニアン
シエル兄に対して違和感を感じる
青の教団編では、ファントムハイヴ本邸に現れたシエル兄に対して違和感を感じています。
シエル弟が到着し、屋敷の上階からシエル兄が姿を表すと、自分が感じた違和感は間違いではなかったのだと驚きました。
ロンドン警察に連行されたシエルを助ける
シエルが策略に嵌ってスコットランドヤードに連行されると、バルド、メイリンと共にすぐに救出に向かいます。
シエル達が乗っている馬車に対して、森の樹木を倒して進路を塞ぎ、見事にシエル、セバスチャンを奪還してみせました。
その後、劉の拠点に到着した後、四箇所同時攻略戦が始まり、フィニアンはスネークとのコンビで、「ノーフォークの新設児童養護院」へと向かうことになります。
ここは、暁学会に関連した貴族達が出資して子息を入れ、高度な教育をさせている場所でした。
https://pixela.co.jp/vod/black-butler-matome/