『黒執事』メイリンのまとめページです。メイリンは、シエルに仕えるファントムハイヴ家のメイドです。凄腕スナイパーでもあり、屋敷に近づこうとする敵を撃退します。シエルとの出会い、セバスチャンとの関係、青幇での過去、能力の秘密など、黒執事のメイリンについて解説していきます。
『黒執事』メイリンの基本プロフィール
名前 | メイリン(美玲) |
---|---|
職業 | 家女中(ハウスメイド) |
容姿 | メイド服姿、丸眼鏡(シエルにもらい大切にしている) |
特徴 | ・極端な遠視で遠くはよく見える ・慌てん坊でそそっかしい ・セバスチャン大好き ・メイドになれて幸せ ・片言、変な方言 |
『黒執事』メイリンとは?シエルに仕えるハウスメイド
ファントムハイヴ家のハウスメイド
メイリンは、ファントムハイヴ家の家女中(ハウスメイド)です。
本人はメイドになれたことに喜んでいますが、食器を粉砕したり、靴墨で階段の手すりを磨いて真っ黒にするなど、メイドらしからぬ「おっちょこちょい」な一面を持っています。
屋敷に敵を近寄らせない凄腕狙撃手
メイリンはメイドであると同時に、シエル・セバスチャンによって選ばれた私兵でもあります。
極端な遠視で、遠距離にある物ががまるで目の前にあるかのように見ることができ、凄腕スナイパーとしてファントムハイヴ本邸に近付こうとする敵を撃退します。
普段メガネをかけているのは目が悪いのではなく、目が良すぎて近くが見えないため、それを矯正するためでした。
『黒執事』メイリンの性格・人物像
慌てん坊
メイリンは慌てん坊でそそっかしい性格をしています。落ち着きがないため、屋敷の食器を全て粉砕したり、廊下を走って転ぶなど、ハウスメイドとしての適性は低いです。
セバスチャンLOVE
また、セバスチャンをこよなく愛しており、ことあるごとに顔を赤くして惚けます。
メイドになったばかりの頃も、仕事に対してセバスチャンが認めてくれる声をかけたことで、期待に精一杯応えようと決意するようになりました。
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『黒執事』メイリンのセリフ・口癖
あったけぇ……あったけぇよぉ………
かっかしこまり…ですだ!
どれだけ金を積まれても絶対オレはお断りだね!
『黒執事』メイリンの過去は?
紅茶の輸送船で英国へ来て孤児となる
メイリンは、中国出身で両親と共に紅茶の輸送船の仕事で英国に来た子供でした。
しかし、英国に到着してすぐに両親は流行病で倒れてしまい、メイリンは同じ中国人の孤児達と共に裏路地で生活する日々を送っていました。
生活の糧は、メイリンが建物の屋上から地上の貴族のイヤリングを撃ち落とし、落ちたイヤリングを仲間が拾って逃げ、それを売って食料にするというものです。そうして生活をしていく中で、青幇の幹部を狙ってしまったことがきっかけで状況が変わります。
青幇の凄腕狙撃手「梟」となる
青幇幹部の連れだった女性を狙ってしまったことで、メイリンの仲間が「白」という人物に捕まってしまいます。
白はメイリンに狙撃の腕前を見せろと求め、メイリンは見事に求めに応じて的中させます。それを見た「白」はメイリンを自分達の仲間に引き入れ、「梟」という名前の凄腕狙撃手として囲いました。
メイリンは、敵となる人物を白の命令で次々と狙撃していき、白は英国支部の担当幹部にまで昇格します。
しかし、メイリンの待遇は非常に低く、固いパンが食べられれば良い方で、仲間達からは遠視をからかわれ、靴を食べさせられようとすることがあるなど悲惨なものでした。
シエルを狙うが失敗する
白は、ファントムハイヴ家の影響で裏社会での仕事がしづらくなり、業績の落ち込みから、代わりの幹部として「劉(ラウ)」が英国に派遣されてくることに焦ります。
そして、自分達を苦しめる元凶であるファントムハイヴ家当主の狙撃をメイリンに命じました。
メイリンは、ファントムハイヴ家から離れた場所で陣取り、様子を伺っていきます。しかし、屋敷の外に出てくるのは庭師と執事らしき人物だけで、広大な屋敷に対して人が少ないことの異常さを感じていました。
異変を感じるメイリンでしたが、仲間の伝令役「鳩」に期限まで時間がないと言われ、一か八かの賭けに出ます。
早朝、シエルの部屋のカーテンが開いた瞬間に狙撃をしますが、セバスチャンが紅茶を注ごうとしたティーカップにあたり、狙撃は失敗に終わってしまいました。
この時の狙撃はセバスチャンも気配を感じることができず、警戒していた中を掻い潜るほどの遠距離からのものでした。
セバスチャンに捕まりメイドとして雇われる
メイリンは、狙撃の失敗は即ち命を落とすことと弁えていたため、すぐに逃走を開始します。
しかし、セバスチャンが猛然と追いかけてきたことで、簡単に捕まってしまいました。
シエルの前に出されると、お前が「梟」かと言われ、存在がバレていたことが明らかになります。そして、セバスチャンによってその腕を見込まれ、ハウスメイドとして使用人になることを提案されました。
メイリンは、シエルの言葉をすぐには信じられませんでしたが、青幇が失敗を許さないこと、そしてセバスチャンの作る料理の温かさに涙を流し、自らハウスメイドとして働きたいと申し出ます。
精一杯ハウスメイドになろうと決心する
ハウスメイドとして雇われることになったメイリンでしたが、文字も読めず、遠視であることから近くが見えず、メイドとしての失敗続きの日々が繰り返されます。
しかし、ニナにメイド服を仕立てられ、シエルに眼鏡を送られ、セバスチャンに文字を教えられる内に、徐々にメイドとしての自分を受け入れるようになっていきました。
狙撃手としてファントムハイヴ本邸に近付く敵を撃退し、その仕事を憧れのセバスチャンが認めてくれます。
そして、期待してくれる人がいるのなら、自分は精一杯それに応えようと決意し、心からシエルに仕えるメイドとなりました。
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『黒執事』メイリンはどうなる?残された伏線の考察と最期
ロンドンへは一番乗りで戻る?
メイリンはヒースフィールド男爵邸の拠点を藍猫と一緒に破壊しており、ロンドンの劉の拠点に戻ることになっています。
他の三つの拠点はこの時点ではまだ描かれていないため、このコンビが一番乗りで戻ってくることになるかもしれません。
しかし、ロンドンはシエル兄やアンダーテイカー、ランドル卿などとの距離が近く、危険が高いエリアでもあります。相手の陣容に対して、メイリン、藍猫だけだと不安が残り、敵陣営の襲撃があった場合に対処できるかは心配です。
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見逃したジェーンが再襲撃してくる可能性は?
また、ヒースフィールド男爵邸で用心棒をしていたジェーンは、メイリンの判断で見逃しています。
ジェーンは、カルンスタイン病院時代から用心棒として暁学会に関与していた人物だと思われ、あっけなく拠点を放棄していることからも、思想に心酔しているのではなく、恐らく本人が話している通り、金銭で動いている人物です。
しかし、多少なりとも内情を知っているジェーンを暁学会が放置するはずがないこと、多数の貴族によって資金供給が豊富であることなどからも、ジェーンが再び敵として登場する可能性はありそうです。
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『黒執事』メイリンの主な活躍
「あくまで執事」編のメイリン
何でもできるセバスチャンに憧れる
メイリンにとって、何でもできる執事のセバスチャンは憧れの存在であり、常に頭の中にはセバスチャンのことがあり、姿を見るたびに顔を赤くしていました。
憲法の達人を圧倒したセバスチャンに対しても、美しい音色を奏でるセバスチャンに対しても、メイリンはいつも見とれていました。
クラウスが屋敷に訪れた際、誤って飲み物を零してしまいますが、セバスチャンがテーブル引きでクロスを回収し、クラウスにバレないままにフォローしていました。
スナイパーの銃弾から偶然にもセバスチャンを守る
アズーロ・ヴェネルにシエルが連れ去られた後、セバスチャン宛の手紙を発見し、廊下を走ってセバスチャンの元へ向かいます。
この時、自分の靴紐を踏んで転倒してしまいますが、セバスチャンごと倒れ、偶然にも刺客から放たれた銃弾からセバスチャンを守りました。
メイリンは、粉々になった窓ガラスよりも、セバスチャンと密着していることに意識が向かい、顔を赤くして倒れてしまいます。
「赤執事」編のメイリン
フランシスをお迎えする
メイリンは、本邸待機となったため、「切り裂きジャック」事件ではロンドンに来ていません。
シエルが戻ると、フランシス、エリザベスと共にシエルの13歳の誕生日をお祝いしようと準備を進めます。しかし、セバスチャンがフランシスに、フランスから取り寄せた美しい壁紙を見せようとリビングに案内した際、部屋の中で食器を粉々に粉砕しており、セバスチャンに扉を閉じさせました。
狩猟から戻って来たシエルの誕生日をお祝いするため、他の使用人と協力して、リビングに食事の準備をします。そのテーブルセットの準備はメイリンがしたものでしたが、ありえない程に散乱していました。
シエルとセバスチャンはその異様な光景にドン引きしますが、メイリン達のお祝いしたい気持ちはフランシスに伝わり、息子のことをこれからもよろしく頼む、と声をかけてもらいました。
「黄執事」編のメイリン
アグニに優しく仕事を教えてもらう
メイリンもロンドンの町屋敷に同行し、そこでソーマ、アグニと出会います。
町屋敷でも変わらずに食器を割りそうになりますが、間一髪でアグニに助けられます。そして、女性なのだから一枚ずつ丁寧に仕事をしていけばいいとアドバイスされました。
メイリンはその後、食器を割ることなく準備し、磨き上げることまで成功します。その姿をみてセバスチャンはびっくりしました。
メイリンの過去に触れられる
事件が解決して本邸に戻った後、階段の手すりの仕上げにワックスと間違えて靴墨を使い、アグニにビックリされます。
メイリンは「遠くはよく見える」一方で、近くのものがハッキリ言えず、遠視用の眼鏡をつけていることが判明します。眼鏡はシエルからもらった物である為、メイリンはとても大切にしており、度が合わなくなってきても、買い替えてもらうことに反対しました。
屋敷に来るまではスカートなど履いたことがなく、今はメイドになることができて幸せだと、屋敷への愛情を語ります。
「サーカス」編のメイリン
メイリンは、ファントムハイヴ家の「私兵」としてシエル、セバスチャンに選ばれて雇われた人物であることが明らかになります。
ファントムハイヴ本邸にサーカス団が襲撃しにきた際は、西棟の屋上に陣取り、正確な狙撃でピーター、ウェンディ兄妹を制圧しました。遠距離が目の前に見えるような視力を持っており、照準器のないライフルでの正確な攻撃が可能となっています。
屋上には大量のライフルが立てかけられており、装填の時間をなくした攻撃が可能で、ピーターは何人の傭兵を雇っているんだと驚きました。
「ファントムハイヴ城事変」編のメイリン
チャールズ・グレイと接近戦になる
メイリンとバルドが一緒にいる部屋に、女王陛下の執事であるWチャールズが登場します。グレイは警備を確認するという名目で執事の実力を試しており、メイリン、バルドと戦闘になりました。
メイリンはグレイの攻撃を回避して、二丁拳銃で対抗します。しかし、接近戦ではグレイの方に分があり、拳銃をバラバラに壊されてしまいました。
その後、バルドがメイリンを庇い、セバスチャンが登場したところで戦闘は終わります。遠距離戦のみかと思われたメイリンでしたが、接近戦でもある程度戦えることが判明します。
晩餐会でジーメンス卿にもみくちゃにされる
晩餐会ではお酒を飲んでセクハラ親父となったジーメンス卿にもみくちゃにされます。
夜中に片付けしている際には、「もうお嫁にいけないだあ」と嘆いており、ジーメンス卿からの呼び出しがあった際には、セバスチャンが同行してくれることとなりました。
中から呻き声が聞こえるとセバスチャンが扉を蹴破り、メイリンも第一発見者となります。
夜中にセバスチャンに伝書梟を託される
深夜3時前にセバスチャンに起こされると、伝書梟を託され、夜明けと共に放つように依頼されます。
メイリンが放った伝書梟は、セバスチャンによって捕獲され、セバスチャンが変装したジェレミー牧師が、セバスチャンから救援を受けて屋敷を訪れたという理由づけに使われました。
「寄宿学校」編のメイリン
寄宿学校編では、シエルが出場するクリケット大会に、他の使用人達やリジー、ポーラと一緒に応援に行きます。
ウェストン校から本邸にシエルが戻ってくると、セバスチャンに眼鏡の度が合っていないことに気付かれ、百貨店ハロッズで新調した眼鏡をプレゼントしてもらうことができました。
「緑の魔女」編のメイリン
緑の魔女編では、フィニアンやバルド、タナカと一緒にシエルに同行し、ドイツの「狼の谷」を訪れます。
緑の館に滞在している間は、シエルの寝るベッドのリネン交換をするなどしてお世話をしていました。
シエルがサリヴァンを連れて「狼の谷」から逃走する際には、崖上に陣取り、フィニアンとサリヴァンを追いかける部隊を狙撃で壊滅させています。
また、メイリンの死角から崖下に現れたグレーテ・ヒルバートに対しては、タナカが対応し、サリヴァンを守り抜きました。
「青の復讐編」のメイリン
藍猫とのコンビでノース・ヨークシャーに向かう
シエル兄によって逃走を余儀なくされたシエル達でしたが、劉の拠点に匿われ、暁学会が関連する四つの血液供給源を止めればシエル兄を倒せると考えます。
メイリンは藍猫とのコンビで、ノース・ヨークシャーのヒースフィールド男爵のお屋敷に、姉妹のメイドとして潜入することになりました。
お屋敷は、ロンドンから鉄道で北へ211マイル進んだ場所にあり、大量のメイドを採用し続けている曰く付きの屋敷でした。
メイリンと藍猫は、無事に採用されてメイド長ジェーンの元でメイドとして働くことになります。
ヒースフィールドの部屋に向かった藍猫が姿を消す
お屋敷の主人、ヒースフィールド男爵は、屋敷に滞在中は毎朝メイドを一列に並ばせ、「もっと顔をよく見せておくれ」と言って、一人一人の顔を覗き込みます。そして、気に入ったメイドがいれば、袖口などに手紙を忍ばせ、夜に自室に呼んでいた好色の人物でした。
メイドとなってすぐ、藍猫にヒースフィールドからのお誘いがあり、藍猫は単独で潜入します。しかし、朝になっても藍猫が帰ってくることはなく、メイリンは翌日の夜に男爵の部屋に侵入し、隠し通路を見つけて地下の部屋にたどり着きました。
そこでは、退職したはずのメイドがずらりと並べられており、眠らされた状態で採血されていました。藍猫を発見したメイリンでしたが、その背後からジェーンが現れて戦闘になります。
ジェーンはメイリンの腕を見込み、三倍の給金を出すからこちら側に寝返らないかと提案します。「悪い条件ではないでしょう」という言葉は、かつてメイリンがセバスチャンに言われた言葉であり、メイリンの過去が回想で語られます。
メイリンの生まれと育ちが明らかになる
メイリンは、両親と一緒に紅茶の輸送船で英国へやってきた少女でした。しかし、両親は流行病で命を落とし、メイリンは裏路地で仲間の子供達と一緒に日々を食いつなぐ生活をしていました。
生活の糧は、建物の上からメイリンが貴族夫人の耳飾りを狙撃して撃ち落とし、仲間がそれを奪って逃走するというものです。
しかし、青幇ボスの女性を狙ってしまったことから、仲間のヤン達は命を落とす結果となり、メイリンは狙撃の腕を買われて「白」に拾われ、青幇の狙撃手「梟」となって敵対組織の幹部を狙撃していく日々を送ることになりました。
青幇時代のメイリン
白に囲われてから10年後、メイリンはロンドンのライムハウス地区のアジトにいて、「碧落眼」と言われる有名人になっていました。
一方で「白」はファントムハイヴによる規制で仕事が落ち込み苦しんでおり、本国から英国担当幹部として「劉(ラウ)」が派遣される事態となってしまいます。
追い込まれた白は、元凶であるファントムハイヴ当主の狙撃をメイリンに命じ、メイリンはファントムハイヴ本邸が見える距離に陣取ります。
メイリンの狙撃は超遠距離からのもので、劉からの情報を得て警戒していたセバスチャンでさえ、発砲音に気付毛ないほどでした。しかし、セバスチャンの紅茶のポットに当たって狙撃は失敗し、猛ダッシュしてきたセバスチャンに捕まってしまいます。
セバスチャンは、メイリンは見張り役としてうってつけであると言い、シエルもその提案を受け入れ、メイドとして雇い入れることを提案します。メイリンは悩みますが、温かい食事に涙し、提示された待遇に、メイドになることを決心しました。
ファントムハイヴ家のメイドになることを決心
使用人になることを決めたメイリンは、自分の名前が「美玲(メイリン)」であると紹介します。また、同僚が増えたことにフィニアンが大喜びしました。
ベッドで落ちるように眠ったメイリンは、翌朝目覚めると仕立て屋のニナが目の前にいて、メイリンのためのメイド服を仕立ててくれます。また、シエルから眼鏡のプレゼントがされ、セバスチャンからは文字を教えてもらいました。
青幇時代のメイリンは、粗雑で乱暴な性格でしたが、自分に期待し、認めてくれる人がいるファントムハイヴ家に忠誠を尽くすようになり、精一杯期待に応えようと、心からメイドになることを決心します。
地下の隠し部屋でジェーンと対峙
シエル、セバスチャンに忠誠を捧げているメイリンは、3倍の給金を提示されようとも、一ミリも心が動かされることはありませんでした。
女を騙して食い物にするようなクソッタレな主人に仕えるなんて、どれだけ金を積まれても絶対オレはお断りだね!
かつての口調でジェーンに回答したメイリンは、ジェーンとの戦闘を再開します。
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