『黒執事』ジョーカーのまとめページです。ジョーカーは、ノアの方舟サーカス団の団長代理「道化師」として登場した人物です。サーカス団での立ち位置、1軍メンバー・ケルヴィン男爵との出会い、右手の義手の過去、袋小路に追い込まれた運命など、黒執事のジョーカーについて解説していきます。
『黒執事』ジョーカーの基本プロフィール
名前 | ジョーカー(本名はない) |
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職業 | ノアの方舟サーカス団「道化師」 |
容姿 | ピエロの格好 |
特徴 | ・ノアの方舟サーカス団の実質的リーダー ・右手が義手 ・娼婦カレン・テイラーの息子 ・1863年4月2日生まれ |
『黒執事』ジョーカーとは?ノアの方舟サーカスの団長代理
ノアの方舟サーカスの「道化師」
ジョーカーは、ノアの方舟サーカスの「道化師」を務めていた人物です。
団長代理として一団をまとめており、シエルとセバスチャンが入団した時も親切に案内してくれました。サーカスに出演する一軍メンバーのリーダーでもあり、ノアの方舟サーカス団はジョーカーを中心にまとまっていました。
サーカス団の団長代理としてケルヴィン男爵の指示に従う
ノアの方舟サーカス団は、他のサーカスと同じように各地を回りながら巡業をしています。
しかし、サーカス団には裏の顔があり、団長であるケルヴィン男爵の指示に従って、各地の子供達を誘拐する悪の一面がありました。
ジョーカーも、ケルヴィン男爵の指示に従っており、団員のビーストから離反を勧められた際にも、自分の意思で従うことを選んでいます。
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『黒執事』ジョーカーの性格・人物像
優しさに溢れた人物
ジョーカーは優しさに溢れた人物であり、素の性格はかなりの善人であることが描かれています。
- 大所帯のサーカス団を人望で纏め上げる
- 柔和な性格で話す言葉も柔らかい
- シエルやセバスチャンの入団も歓迎する
- 貧救院の子供達のためにケルヴィン男爵に従い続ける
もしジョーカーの生まれが生まれでなければ、ケルヴィン男爵が狂わなければ、ジョーカーは多くの人に愛し愛されながら生きていくことのできた人物になれたでしょう。
ビーストを手放せない弱さも持つ
ジョーカーは団員ビーストに好意を寄せられながらも、自らの立場からそれを受け入れられないでもいました。
それでもビーストを完全に突き放すことができない弱い一面も持っており、この弱さが結局はジョーカーの結末にも繋がっています。
『黒執事』ジョーカーの過去は?
生まれつき右腕がなく親に捨てられていた
ジョーカーは、生まれつき右腕がない状態で誕生し、その状態を見た両親から名前もつけられずに捨てられてしまいました。
身寄りのない子供同士で寄り集まり、泥水をすすりながら、今日を生きるだけの精一杯の日々を過ごしていきます。
そのような日々の中、雨の日にケルヴィン男爵が現れ、他の子供達全員を拾います。
ケルヴィン男爵に拾われ貧救院で育つ
ケルヴィン男爵は、ジョーカー達のために貧救院を用意して、そこで子供達は暮らしていくことになります。
ジョーカーやビースト、ダガーや他の一軍メンバーもここの貧救院で暮らし、全員がケルヴィン男爵に感謝をしていきました。
しかし、途中でケルヴィン男爵がヴィンセントと出会ってしまったことで狂っていき、徐々に様子がおかしくなります。
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義手を与えられる
ケルヴィン男爵は研究者に潤沢な資金を提供し、ジョーカー達に義手・義肢を与えます。
そして、サーカス団・プロの暗殺者として鍛え上げ、自分の手駒として動かすようになりました。
ジョーカーは、ケルヴィン男爵が悪と知りながらも、拾い育ててくれた恩と、貧救院にまだいるはずの弟妹達のために、ケルヴィン男爵の指示に従い、各地で悪事を繰り返していきます。
『黒執事』ジョーカーはどうなる?残された伏線の考察と最期
ケルヴィン男爵邸で出血多量で命を落とす
ジョーカーは、ケルヴィン男爵邸でシエル・セバスチャンを迎え入れ、儀式の間で全ての真実を知った後、セバスチャンによって命を落とすこととなりました。
義手の素材の真実や、他の仲間達が既にファントムハイヴ邸の使用人達によって掃除されているであろうことを知り、絶望を抱えながら人生を閉じることとなります。
魂はウィリアムによって回収されており、ジョーカーは親に名前をつけてもらうこともなかったことが判明します。
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ビザールドールとして復活する可能性
生者としての人生を終えたジョーカーですが、ビザールドールとして復活する可能性は残されています。
命を閉じるときに、想像を絶する後悔を抱えており、これは同時に未来への渇望、つまりエピソードの充実に繋がります。
同時に、燃え上がる屋敷の外にはアンダーテイカーがシエル兄を抱き抱えて存在していたことから、燃える屋敷から肉体を救出されている可能性があります。
もしアンダーテイカーによって外に運び出されているのであれば、ビザールドールとして復活する可能性が高いでしょう。
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『黒執事』ジョーカーの主な活躍
「サーカス」編のジョーカー
「ノアの方舟サーカス団」の道化師として登場
ジョーカーは、ノアの方舟サーカス団の道化師役を務めており、団長代理として実質的にリーダーとなっています。
明るく優しい人柄であり、テストに合格したセバスチャン、シエルの入団を快く受け入れ、二人にブラック、スマイルという芸名を与えました。
しかし、スネークから二人がテントに潜入していたという報告を受け、警察関係者であることを疑います。対応方法を相談するため、「父さん」であるケルヴィン男爵の屋敷へと向かいました。
ケルヴィン男爵の屋敷でシエル・セバスチャンを迎える
屋敷へ到着したジョーカーは、「スマイル」こそがシエル・ファントムハイヴ伯爵であることをケルヴィンに教えられます。
サーカス団の危険を察知しますが、ケルヴィン男爵に命じられ、シエルとセバスチャンの歓迎の用意をしました。
二人が到着すると、扉を開いて招き入れ、応接室へと通します。ケルヴィンの命令で、連れ去られた子供達によるサーカスを披露すると、その残虐さにシエルが激怒しました。
過去が明らかとなり最後を迎える
儀式の間でシエルの怒りに触れたケルヴィン男爵、ドクターはその場で命を落とします。ジョーカーは出血多量で命を落とし、スーツによって「走馬灯」が確認され、過去が明らかになりました。
ジョーカー達、1軍メンバーの幼馴染は全員捨て子であり、苦しい幼少期を支えながら生きていました。そこにケルヴィンが現れ、全員を拾って食事と住む場所を与え、義肢・義手まで作ってくれます。
恩人であるケルヴィンは、ジョーカー達に指示を出します。ジョーカーは、貧救院に自分の弟妹達がいるため、逆らうことができず、悪と知りながら自分達のために指示に従ってきたのでした。
ジョーカーは最後まで、自分たちにどうすることができたのか、と苦悩の言葉を発しました。
ジョーカーは再登場が期待されるキャラクターの一人です。青の教団編では「お星様の名前を冠する方々」が登場しましたが、まだ正体は明らかになっていません。サーカス編以降のストーリーのあらすじは下記にまとまっていますので参考にしてください。
https://pixela.co.jp/vod/black-butler-matome/