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【ネタバレ】『残り火』【ネトフリ独占配信】 あらすじ考察感想評価

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『残り火』ネトフリ独占配信決定!

『残り火』ネトフリ独占配信です!!

妻以外の女性を愛した夫、そして夫の浮気現場を目撃した妻。永遠を誓い合ったはずの愛は憎しみに変わり、2人を凶行へと駆り立ててゆく。

ふゆねこ
ふゆねこ

本作は、クリスチャンとレオノラのどちらに感情移入するかによって印象が変わる映画です。

 

「残り火」のネタバレ感想・考察

【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】

※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。

↓↓↓

要約

浮気現場を妻に目撃され責められたクリスチャンは、妻のレオノラと別れて不倫相手のセニアと再婚するために、事故に見せかけてレオノラを亡き者とする計画を立てます。
ところが間違って別人の命を奪ってしまった上、本当の狙いはレオノラだったと本人に気付かれてしまいました。
レオノラが警察に通報するのを止めるため、クリスチャンは彼女にもう君の命を脅かしたりしないと伝えます。
しかしレオノラはその言葉を信用せず、黙っている代わりにと1つの要求をクリスチャンへ突きつけたのです。
その内容はなんと・・・。

デンマークで建設会社を経営しているクリスチャンの家族は、妻のレオノラと息子のヨハンです。
ヨハンは長く闘病生活を送っており、優秀なバイオリニストだったレオノラはキャリアを断念して20年間献身的に彼を支えてきました。

しかしある晩夫婦一緒に参加したパーティーで、レオノラはクリスチャンがセニアという若い女性と情事にふけっている場面に遭遇してしまいます。しかもレオノラの存在に気付いたセニアは、慌てるどころかにっこりと笑みまで浮かべたのです。

そうとも知らずクリスチャンは、次の日レオノラに離婚したいと伝えました。するとレオノラが静かに「他に女が?」と問いかけてきます。クリスチャンはそれとこれとは別問題だと言って誤魔化そうとしたのですが、そんな態度に怒ったレオノラは、彼が以前詐欺を働いたことを通報すると言い出しました。

すぐにセニアと再婚するつもりだったクリスチャンは、近々彼女の母親と会う約束もしているため、逮捕されるわけにはいきません。また、こんなふうに脅迫してくるレオノラの苛烈さに恐怖を覚え、一刻も早く解放されたいと感じた彼は、自らの手で妻の口を封じることを決意します。レオノラは毎日人気のない道を走っているので、その時に車で轢いてしまおうと考えたのです。

そのためにクリスチャンは自身の愛車ではなく社用車に乗り、アリバイもしっかりと偽装しました。ところが、レオノラがランニングの際にいつも着ている赤いフード付きのジャケットを目印にして暗闇の中背後から轢過したせいで、偶然にもそっくりな格好をして走っていた別の女性の息の根を間違って止めてしまいます。
また、証拠隠滅のために洗車場へ行った際、レオノラの洗車カードを使用したことが、事態をさらに悪化させました。カードの残金がなかったことから、轢き逃げ犯はクリスチャンで、本当は自分を狙っていたのだとレオノラが気付いたのです。

ショックを受けたレオノラは取り乱し、警察を呼ぼうとします。しかし、クリスチャンが必死に縋った甲斐あって、父親が犯罪者として捕まればヨハンの人生に影を落とすことになるから・・・と結局は口を噤むことを選びました。
ただ、そうするとあなたは再び私を始末しようとするはずだとレオノラは言い、クリスチャンが否定しても最早夫のことを全く信用していない彼女は、セニアがいる限り安心できないと主張します。

それはつまりセニアの命を奪えということだと理解したクリスチャンは、仕方なく彼女のもとへ向かいました。ですが、愛しい女性を手にかけるなど当然ながら出来ず、クリスチャンはセニアとベッドで甘く激しく睦み合います。
するとそこへ夫が裏切ることを最初から予想していたらしいレオノラが現れ、ナイフで思い切りセニアを刺したのです。

クリスチャンは事切れたセニアを抱きしめながら涙を流しますが、いつまでも悲しんでばかりはいられません。つい先程まで体を重ねていた以上、彼女の遺体を人知れず処理する必要があります。

折しももうじき夏至祭です。デンマークでは、魔女を燃やすための大きなたき火を水辺に用意します。
クリスチャンとレオノラはすでに組まれていた薪の中にセニアの遺体を隠し、夏至の日を祝うために集まった人々が見守る中火を着けて、彼女を燃やしてしまったのでした。

ふゆねこの独断偏見レビュー

ふゆねこ
ふゆねこ
星4.0!!

本作は、クリスチャンとレオノラのどちらに感情移入するかによって印象が変わる映画です。
クリスチャン視点で見れば、恐ろしい妻と別れることが出来なかった上に愛する人を喪ってしまうというバッドエンドですが、レオノラ視点で見れば離婚を回避出来たばかりか夫の不倫相手も完全排除することに成功しているので、ハッピーエンドと言えるかもしれません。
ただしどちらにしろ後味は悪いので、いわゆる「イヤミス」と呼ばれているジャンルや、ダークな「ざまぁ系」がお好きな方にオススメです。

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