「リゼロ」ストライド・ヴォラキアは、剣鬼戦歌に登場した傲慢の大罪司教です。
ストライドとクルガンの関係性、ロズワールやヴィルヘルムを狙った理由、神龍ボルカニカを召喚させることが目的だった意味、グリムを求め続けた只人と言及した理由、ストライドが言及した天上の観覧者など、リゼロのストライドを詳しくご紹介します。
『リゼロ』ストライド・ヴォラキアの基本プロフィール
名前 | ストライド・ヴォラキア |
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立場 | ・ヴォラキア王族 ・魔女教大罪司教「傲慢」担当 |
特徴 | ・幼少の頃の高熱が原因で毒を盛られて追放 ・八ツ腕のクルガンが育ての親 ・ヴォラキアの至宝である5つの指輪を所持 ・世界の外側にいる観測者の存在を信じる ・世界という舞台を壊すことを目論む |
『リゼロ』ストライド・ヴォラキアとは?先代の大罪司教「傲慢」担当
魔女教大罪司教「傲慢」担当
ストライド・ヴォラキアは、亜人戦争の後に登場した魔女教大罪司教「傲慢」担当です。
幼少期の体験から世界の外側にいる観覧者の存在を感知し、世界の仕組みを破壊することを目的に奮闘しました。
ヴォラキアの至宝の「指輪」を5つ所持
『リゼロ』ストライド・ヴォラキアのセリフ・口癖
照覧するがいい、命運を定めし閲覧者よ。世界がいずれを選ぶかを
この世は、悪辣なる観覧者共の箱庭よ。定まった事象、決めつけられた命運、あって当然の喜劇と悲劇、それをまことしやかに演出し、装飾しただけの人形劇に過ぎん
『リゼロ』ストライド・ヴォラキアの過去は?
幼い頃の高熱が原因で子供が作れない体になる
ストライドは生来体が弱く、幼い頃に高熱にうなされた際、子種を作る能力を喪失してしまいます。
皇帝になれなくなったため、ストライドの家は早々に皇帝の継承権の放棄を申し出て、一定の見返りと引き換えに帝国にストライドの身柄を差し出しました。
父であるヴォラキア帝王に毒を盛られる
ヴォラキア皇帝は、建前では心身共にたくましく育ってほしいと願い八ツ腕のクルガンの下にストライドを預けます。
本音ではクルガンの過酷な指導によってストライドが命を落とすことと考えており、この考えを見抜いていたストライドは、瞳に底知れぬ闇を抱え、その瞳を見たクルガンは狂乱を引き起こすことを期待し、ストライドに目をかけるようになりました。
また、クルガンに預ける際、皇帝はストライドに毒を盛り、この結果三ヶ月間生死をさまようこととなります。
世界の外側に「観測者」がいることを信じ込む
朦朧とする意識の中、ストライドはこの世界が天上の観覧者共が駒遊戯で遊んでいるだけという在り方を見てしまい、この世界の仕組みそのものに恨みを抱くようになります。
そして、観覧者への絶対の一撃を放ち世界の仕組みを破壊するため、自分と同じような日陰者達を集め、反撃の機会を待つようになっていきました。
クルガンに育てられる
生還したストライドに対して、クルガンはさらに渇望を強めた瞳を愛するようにあります。
クルガンは、ストライドの最後は残酷に在り方を否定されることになると考えていましたが、孤独な息子を自分だけは愛そうと決め、愛情を持ってストライドを育てていくこととなりました。
成長したストライドは策謀によって次々に兄弟姉妹を撃破、ヴォラキア帝国内での存在感を高めていき、ヴォラキアの至宝である5つの指輪も手にします。
ペテルギウスが現れ「傲慢」の福音書を手渡される
神聖ヴォラキア帝国で存在感を高める中、ストライドの元に怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティが登場、ストライドは福音書と共に「傲慢」の大罪司教となります。
魔女への忠誠はないものの、福音書による導きを求め、自らの目的を達成するための道標を一つずつ準備していきました。
『リゼロ』ストライド・ヴォラキアの主な活躍
リゼロ「ピックタットの銀華乱舞」のストライドの活躍
スーウェン商会でアストレアを狙う
ストライドはクルガンを伴ってルグニカ王国の商業都市ピックタットへ向かいます。
アストレアとの因縁を求めたストライドは、ティシュアに贈る髪飾りを店主に求め、わざとベルトール、テレシアとの諍いを起こしました。
ヴィルヘルムの悪口を言ったことでベルトールが我慢の限界を迎えて立ち上がると、ストライドは代理にクルガンを立ててベルトールを圧倒し、「朱色の小指」の呪いをかけてテレシアに決闘を求めました。
クルガンとヴィルヘルムの決闘を演出する
翌日、指定した時間と場所にはテレシアの代理としてヴィルヘルムが現れ、ヴィルヘルムとクルガンのピックタットの銀華乱舞と呼ばれる決闘が始まります。
クルガンが劣勢に立たされると、ストライドは橋を破壊してクルガンを救出、共にその場を去っていきました。
リゼロ外伝「剣鬼戦歌」ののストライドの活躍
キャロルに指輪の呪いをかける
新婚旅行を終えたヴィルヘルム達がルグニカ王都に戻ると、ストライドはヴィルヘルムとロズワールが密談していた酒場にシノビの刺客を送って時間稼ぎをします。
その間にアストレア邸で一人になっていたキャロルの元へ向かい、「指輪の呪」をかけることに成功しました。
テレシア、キャロルを商業都市ピックタットへ連行
アビエイトからグリムが戻ってきた後、ストライドは再びアストレア邸に登場、人形にしたキャロルを操って妊娠したテレシアを攻撃させようとし、グリムを負傷、ベルトールが命を落とす事態に追い込みます。
ストライドはさらに伝言役としてティシュアにも呪いをかけ、テレシアのお腹の赤ちゃんにも「指輪の呪」を使い、キャロルとテレシアピックタットへ連れて戻りました。
ピックタットに結界を展開
商業都市ピックタットに戻ったストライドは、結界を天界、加護が発動していないことを確認し「試みは成った」と成功を確認します。
後は結果を待つだけだと考え、天上の観覧者に対して宣戦布告をしました。
黒龍バルグレンを召喚して支配する
中央区の尖塔に移動したストライドは、自陣営の「双修羅」シャスケ、ライゾー、魔眼族のメリンダと合流します。
「龍の牙」に「申し子の血」を吸わせると龍を顕現できるという伝承を元に、キャロルを操って二十名の贄を犠牲に捧げ、ストライドは黒龍バルグレンの召喚に成功、三つの指輪で龍を支配下に置きます。
このタイミングでルグニカ王国王都から討伐隊が近付き、ストライドはバルグレンに破滅の息吹を放たせました。
尖塔の屋上でロズワール、グリルと対峙
討伐隊がピックタットの街に到着し結界の効果範囲内に入ると、ストライドは双修羅に命じてロズワール、グリムを自らの元へ連れてこさせます。
ストライドのこれまでの行動の目的は盟約の破却に必須の要件を満たすためであり、狂乱した咎人との誓約は果たしたとペテルギウスのことについて言及、ロズワールにこれを見せておく必要があったと打ち明け、これ以上は待たないとロズワールにはシャスケ、グリムにはキャロルを対峙させました。
グリムを求め続けた「只人」かと疑う
ストライドはキャロルに潜在能力を最大限引き出す禁じ手を使いますが、グリムがキャロルの剣を受け止めて動きを封じたことで、ストライドは剣鬼ではなく、グリムが求め続けた「只人」かと考えます。
自らの終生の目的に敵うかを試すべきだと判断したストライドは、シャスケに命じ、キャロルごとグリムを襲うように指示しますが、この攻撃をロズワールが自らの命を持って防いだことで、ストライドはグリムこそが只人だと確信するに至りました。
陽剣ヴォラキアを抜く
グリムから激しい怒りと共に大盾を投げ込まれると、ストライドは虚空から「陽剣ヴォラキア」を抜いて防ぎますが、陽剣を抜いた左腕が燃え上がり、肘から先を切り落として防ぐ結果となります。
左手の五つの呪具も燃え尽きるとキャロルの呪が解放され、ストライドが終わりを迎えることを受け入れます。
魔女教大罪司教「傲慢」担当だと明かす
覚悟を決めたストライドは、この世界の「仕組み」に対して嫌悪を持っていることを打ち明け、自らの目的は悪辣なる観覧者共の箱庭であるこの舞台を壊すことであり、自らの正体は魔女教大罪司教「傲慢」担当であると明かします。
呪具の支配から逃れたバルグレンがストライドに対して息吹を放ちますが、間一髪でストライドはシャスケに助けられ、同時に息吹を盾で防ぐグリムを見て「それこそだ、只人よ」と称賛を送りました。
メリンダと共にバルグレンに食べられ竜を支配する
最後は宙に自ら身を投げ出して、黒龍バルグレンを誘い込み、石塔から飛びついてきたメリンダと共にバルグレンに食べられて終わりを迎えます。
しかし、ストライドは黒龍を内部から支配していく隊を乗っ取り、途方もなく暴れたことで、ルグニカに神龍ボルカニカを召喚させることに成功しました。
バルグレンはボルカニカの竜の息吹によって消滅しますが、地表で戦っていたクルガンは、ストライドの目的は神龍ボルカニカを喚ぶことであり本懐を遂げたと明かされました。