「転スラ」シエルは、ヴェルグリンドとの戦いの中、リムルが「智慧之王」に名付けたことによって進化した意識体「神智核(マナス)」です。
竜種を圧倒する演算能力、チート的な「能力改変」など、転スラのシエルについて解説していきます。
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『転スラ』シエルの基本プロフィール
名前 | シエル |
---|---|
立場 | ・リムルに忠誠を誓う神智核(マナス) |
能力(スキル) | 能力改変 |
『転スラ』シエルとは?
神智核(マナス)
シエルは、リムルの中にいる意識体「神智核(マナス)」です。
ヴェルグリンド戦でリムルがシエルと名付けをしたことで自我に覚醒、スキルから人格を持つ進化存在となりました。
リムルとは別意識ではありますが、リムルの持つ権能を用いて戦うこともでき、世界最強の竜種の一体であるヴェルグリンドを赤子の手をひねるかのように制圧しています。
「大賢者」「智慧之王」の進化存在
シエルはスキルとは隔絶した存在ですが、ユニークスキル「大賢者(エイチアルモノ)」が大元となっています。
魔王覚醒の際に究極能力「智慧之王(ラファエル)」へと進化、この頃から自我らしきものを持っていましたが、リムルに「シエル」と名付けられたことで自分自身もリムルとは別存在であると認め、意識体「神智核(マナス)」となりました。
なお、「智慧之王」自体はシエルを除いたものが残っており、その後シエルによって統合の材料とされています。
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『転スラ』シエルの強さ|能力・技術・必殺技
演算処理
シエルは、「神智核(マナス)」に進化したことで、究極能力である智慧之王の時よりも、凄まじく演算処理能力が高まりました。
ヴェルグリンド戦では、「智慧之王」の時は攻撃の認識ミスでリムルを危険に晒すことがありましたが、シエルに進化した後は、世界最強の竜種の一体であるヴェルグリンドの攻撃も完璧に見切り、相手に何もさせず完封しました。
能力改変
また、「智慧之王」時代からの能力の統合、改造好きは勢いを増しており、「能力改変(オルタレーション)」というスキルを自在に操るようになります。
これは、情報子への干渉を許可してくれた相手の能力を改造するもので、配下や仲間達が究極能力を獲得する後押しをしたり、まだ自力獲得が難しいものには「究極贈与」という究極クラスの能力を贈与するというものです。
シエルによって、テンペストの配下の多くが「究極」を獲得し、その戦力が異常上昇するというチート的な強化を行いました。
将来使えるようになる可能性のある能力
また、まだ解析は終わっていないものの、シエルは将来的に「時間停止」「次元跳躍」ができるようになる可能性があります。
時間停止
「時間停止」は「智慧之王」の時にクロエから話を聞き、分析を開始しています。
クロエが体験した過去の未来の話では、リムルがクロノアを託宣の間へ転移させている示唆がされているため、シエルの分析によって時間系能力の獲得がされることは間違いないでしょう。
次元跳躍
「次元跳躍」は、ヴェルグリンドがリムルのいた世界に飛んだ話を聞き、シエルが分析を開始しました。
天魔大戦の始まる直前の出来事となるため、解析完了までは暫く時間がかかりそうですが、物語終盤でリムルが元の世界に遊びにいくようなことも起こるかもしれません。
『転スラ』シエルの性格・人物像
リムルに心からの忠誠を誓う
シエルは、リムルとは別の自我ではありますが、その忠誠は完璧なほどにリムルに捧げられています。
もしリムルが失われるようなことがあれば、体の主人が別にいたとしても、その人物を犠牲にしてもリムル復活を目指すと話しており、ミカエルがヴェルダナーヴァ復活のために動いていることにも理解を示していました。
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スキルの統合、創造が大好き
また、スキルの統合、想像は以前にも増して好きになっており、特にリムルの配下の魔物で条件を満たす者を見つけると、リムルにせっついて、能力改変の許可をもらうように頼んでいます。
『転スラ』シエルのセリフ・口癖
ああ、ワタシは今、永遠の至福の中にいる
心外です。私はただ、『能力改変』の許可を取って欲しいとお願いしているだけなのに
『転スラ』シエルの正体は?
ヴェルダナーヴァと共にあったルシアの可能性
シエルは、元々の始まりはリムルが異世界転生してきたときに獲得した「大賢者」ですが、その正体はヴェルダナーヴァの奥さんであったルシアである可能性があります。
リムルはヴェルダナーヴァの生まれ変わりの可能性が高い
まず、リムルは作中で多く示唆されていますが、ヴェルダナーヴァの魂が生まれ変わった存在である可能性が極めて高いです。
ヴェルグリンドによる能力改変に対する発言や、ヴェルダナーヴァによって生み出されたディアブロからの忠誠、ヴェルダナーヴァ自身がリムルと同じ考え方をしていたことなど、この説はほぼ間違いないでしょう。
ヴェルダナーヴァとルシアは共に命を落としている
そして、ルシアとヴェルダナーヴァは、戦禍に巻き込まれて同じ場所で命を落としています。
ルドラの最後の魂が体から出た際、ヴェルグリンドの魂が追いかけたように、ルシアとヴェルダナーヴァも肉体を失った後でさえ、共にあることを望み、ヴェルダナーヴァの魂の中にルシアを保護することがあっても不思議ではありません。
「大賢者」は最初から自我を持っていた
また、リムルは異世界転生した時に「大賢者」を獲得したことになっていますが、このユニークスキルは他の異世界人が獲得したものと比較して異常な行動を取っていました。
リムルの期待に応えるために自己改造し、「世界の声」の機能を借りて会話をできるようにするなどしており、ヴェルドラにも今まで見たことがないと表現されています。
ルシアも生前はギィを驚かせるほどの大魔法使いであったため、その魂がスキルとなれば「大賢者」となってもおかしくありません。
なろう版での正妻発言&ヒナタ録画拒否
さらに、こちらはなろう版でのお話になりますが、物語終盤でリムルの妻争いをしている際、シエルは自分が正妻だと主張しています。
マサユキと同じように、リムルとシエルも前世の記憶が戻るかは不明ですが、たとえ戻らないとしても、ルシアの魂がヴェルグリンドを愛することが運命なのであれば、正妻発言をすることは自然になります。
さらに、世界中央駅の竣工記念式でドレス姿のヒナタを録画するのを拒否しており、これもリムルが他の女性に目を向けるのが不満だったからでしょう。
『転スラ』シエルの主な活躍
転スラ「深淵解放編」のシエル
リムルに名付けられ誕生
ヴェルグリンドとヴェルドラ、竜種二体をリムルが一人で相手取ることになった際、ハイになったリムルが相棒「智慧之王」にシエルと名付けます。
名付けによって自我に覚醒し、シエルは意識体「神智核」へと進化、リムルの体内にいながら、別の意識として行動できる存在となります。
ヴェルグリンドを圧倒
リムルにヴェルグリンドの相手を任されたシエルは、飛躍的に上昇した演算能力でヴェルグリンドの攻撃を完全に防ぎ、その動きを数十秒間止めることに成功しました。
その間にリムルがヴェルドラを捕食、ヴェルグリンドの封印が解けて向かってくると、ヴェルグリンドも捕食して完全勝利となります。
仲間達に究極能力を与えていく
また、シエルは魂の回廊を通じて、戦闘中の配下の魔物達の意識に現れ、強敵相手に苦戦している仲間に「能力改変」を実行、究極能力獲得の後押し、または究極贈与を行います。
- ガビル「心理之王(ムードメーカー)」
- ガドラ「魔道之書(グリモワール)」
- アゲーラ「刀身変化」
- ヴェイロン「真贋作家(アーティスト)」
- シオン:種族変化のみ
- ベニマル「陽炎之王(アマテラス)」
- ソウエイ「月影之王(ツクヨミ)」
シエルのチート的な味方戦力増強によって東の帝国軍は一層、テンペストは戦いを完全勝利で終わらせます。
転スラ「遊戯終了編」のシエル
リムルとテンペスト守護組の幹部の能力改変を実行
テンペストに戻った後は、リムルが幹部達と個人面談をする機会を活かし、守護組に入っていた仲間達にも「能力改変」を行っていきます。
また、リムル自身のスキルの統合も行い、全てのスキルを「豊穣之王」と「虚空之王」という二つの究極能力に整理しました。
転スラ「王都騒乱編」のシエル
レオンを「天使長の支配」から解放
黄金郷エルドラドでレオンが「天使長の支配」を影響を受けて天使陣営に連れ去られますが、聖虚ダマルガニアの戦いで再会、リムルの命令でレオンを支配から解放させ、悪魔陣営に取り戻しました。
停止時間の中で動けるようになる
ミカエルとの戦いでは、「緊急対応モード」で停止時間を観察できるようにします。
ミカエルとクロエが繰り広げた停止時間の中での戦いを観察、さらにクロエから「誓約之王」の残滓の情報をもらうと、シエルも解析を完了させ、停止時間の中で動けるようにしました。
リムルも時間停止の頂きに立ったため、ミカエルは時間を停止させずにリムルと対峙、しかしミカエルは戦闘経験の少なさからトリッキーな攻撃はなく、リムルの体を任せられたシエルは余裕の攻防で全てを防ぎ切り、リムルにバトンタッチして勝利に繋げました。
全ての天使系究極能力と竜の因子を揃え喜ぶ
ミカエルをリムルの究極能力の権能「虚空之神」で捕食すると、リムルの中に七つの天使系究極能力の情報、三つの竜の因子の情報がコンプリートされます。
シエルはかなり上機嫌となり、言葉の最後に♪マークをつけながら、情報の解析を始めました。
▼▽▼転スラ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽
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