「転スラ」グランベルは、西側諸国を経済支配するロッゾの一族の長であり、七曜の老師「日曜師」としても動いていた男です。
グランベルの本当の目的、魔王ルミナスとの関係、千年に渡る長き孤独な戦いの結末など、転スラのグランベルを詳しくご紹介します。
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『転スラ』グランベルの基本プロフィール
名前 | グランベル |
---|---|
立場 | ・ロッゾ一族の首領 ・五大老の纏め役 ・勇者の卵が孵った者 |
特徴 | ・純爆のゆったりとした衣服 ・鷲のように鋭い眼光 |
『転スラ』グランベル・ロッゾとは?
ロッゾの一族の首領
グランベルは、西側諸国を経済力によって裏から支配していたロッゾの一族の首領です。
自由組合の最大出資者である西方諸国評議会も支配していたため、ユウキさえも支配下に置いていました。
七曜の老師「日曜師」
精神体を憑依させることも可能で、神聖法皇国ルベリオスの重鎮「七曜の老師」の長である、日曜師グランとしての立場もありました。
魔王ルミナスとも知己の仲であり、ルミナスの仕組んだ自作自演の統治機構も、人類守護に役立つという一面を評価して許容しています。
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『転スラ』グランベルの強さ|能力・技術・必殺技
究極能力「希望之王(サリエル)」
グランベルの究極能力「希望之王(サリエル)」は、天使系の究極能力であり、ユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」が進化したものです。
ルミナスの持つ究極能力「色欲之王」と同じく生と死を司っていました。
最後は、グランベルからクロエへ希望を託すという意味を込めて、ルミナスによってクロエに移植されることとなりました。
神話級武器「真意の長剣(トゥルース)」
グランベルは勇者時代からの相棒として神話級武器「真意の長剣(トゥルース)」を愛用しています。
普段は使用することがありませんでしたが、ルベリオスの大聖堂での最後の戦いでは、本気を出すためにこの武器を使用しています。
『転スラ』グランベルの性格・人物像
超越した気高き精神の持ち主
覚醒勇者となったグランベルは、世界の脅威から人類生存圏を確立するという志高い目的を持っており、そのために長年の孤独を捧げてきました。
私心というものがなく、およそ人間の精神性を超越した気高さを持って人類守護のために自らを犠牲にしてきているため、ロッゾの一族からは心からの忠誠を持たれていました。
対話よりも試練
グランベルは長年の時を経て、人類守護のためには絶対的な力が必要だと考えており、対話という手段を選ぶことは滅多にありません。
アダルマンやヒナタなど、聖人に至る可能性のある者や、覚醒勇者となる可能性のある者に対しても、何も告げずに厳しい絶体絶命の試練を与えることがあります。
グランベルの言い分としては、この程度の試練を乗り越えられなければ人類守護など到底叶わないという期待の現れでしたが、もしグランベルが対話という選択肢を持っていれば、少なくともリムルとは協力関係になれた可能性が高いと思われます。
『転スラ』グランベルのセリフ・口癖
ワシから奪うだけのこんな世界など、滅んでしまえば良いのだ
『転スラ』グランベルの過去は?
光の勇者
グランベルはかつて「光の勇者」であり、東西人類を一つに纏め、魔王や天使との争いから人類を守護することを使命として生きていました。
覚醒した勇者「勇者の卵が孵った者」でもあり、人類生存圏をかけた戦いの中で魔王ルミナスと対峙したこともありました。
ルミナスと手を組み人類を守る
グランベルは、魔王ルミナスが人類との共栄共存を望んでいることを知ると手を組むことを決めます。
ルミナスによって庇護された西側諸国では、グランベルの働きかけで部族が集まり、小国となり、大国となっていきました。さらに、各国の連携を強めるため、西方諸国評議会を作り、これを裏から支配していきます。
魔導王朝サリオンには領土的野心がなく、西のダグリュールやジュラの大森林のヴェルドラに対しては魔王ルミナスが防波堤となり、北のギィの侵攻は本気ではないため危険はないと判断、東の帝国は残された最後の人類の生存圏であり、西側と統合してより強固な人類連盟を作り上げるため、ドワーフと手を組み内情を探っていきました。
グランベルは、これらの人類生存を確立するための作業を一人でやり続け、千年の平穏を人類にもたらしていたのでした。
マリアを失ったことで一度狂う
グランベルは聖女として勇者グランを支えていたマリアと結婚をしており、仲の良い夫婦として幸せを享受していました。
しかし、魔物ではなく人の手によってマリアの命が奪われると発狂、愛する者を守れなかったことで自分を責め、人類の生存圏確立から、ロッゾの一族による人類支配へと方針が変更されます。
マリアの遺体もずっと保存しており、禁断の邪法である死霊魔法「死霊蘇生(レイズデッド)」を用いて、数多の異世界人より抜き取った力を注ぎ込んで作った使い魔として復活させました。
マリアベルが三歳の時に初めて会う
グランベルは、マリアベルが三歳の時に初めて会い、その力の強大さを認めます。
自分に万が一があれば、マリンベルに後継者となってもらうことを考えたグランベルは、マリアベルを一族の希望として掲げ、寵愛を注ぎ、指導をしていくこととなりました。
マリアベルを失ったことでもう一度狂って正気に戻る
マリアベルがアムタラ遺跡で命を落としたことで、グランベルはもう一度発狂し、一周回って正気に戻ります。
そして、ロッゾによる人類支配から、元の目的であった人類の生存圏確立を果たすため、自分に代わる覚醒勇者の誕生を計画していきました。
『転スラ』グランベルの主な活躍
転スラ「聖魔対立編」のグランベル
七曜の老師として登場
グランベルは、神聖法皇国ルベリオスの重鎮「七曜の老師」の筆頭「日曜師」グランとして登場します。
グランは光を司る七曜達の長であり、ヒナタとリムルの直接対決を仕向けていましたが、ヒナタに害意を向けてしまったことでニコラウスの逆鱗に触れ、霊子崩壊(ディスインテグレーション)で消滅することとなりました。
グレンダからの報告を聞く
日曜師の体を失ったグランベルは本体へと戻り、ロッゾ一族の首領、五大老の纏め役として会談に参加します。
グランベルが率いるロッゾの一族は、ファルムス王国とイングラシア王国を均衡させることで裏からの経済支配を実現しており、ファルムス王国を落とそうとしているテンペストを目障りと感じていました。
しかし、テンペストの力は強大で排除することは難しく、同時にコントロールできないヒナタも邪魔と感じていたため、東の帝国に属するダムラダと協力し、ヒナタとリムルが直接対決する状況を生み出すことを考えます。
さらに、ヒナタにリムルの時間稼ぎをしてもらう間に、ファルムス王国のエドマルド&ヨウム一派を排除、貴族派に支配させ、その恩でファルムスもロッゾの一族の支配に組み込もうと考えました。
判断は下され、三武仙の一人として潜入させているグレンダに命令を出します。
会談中、グランベルの膝の上には愛らしい少女、マリアベルがずっと座っていました。
転スラ「領土掌握編」のグランベル
三巨頭(ケルベロス)のダムラダと会談
ファルムス王国動乱が失敗に終わると、グランベルはダムラダと今後の方針を打ち合わせるために会談の場を設けます。
マリアベルが予言したリムルによる世界の経済支配を恐れたグランベルは、西側諸国の支配は絶対に守りたいが、七曜の老師としての立場を失い、ルミナスの力を借りられないため、三巨頭(ケルベロス)の力を借りたいと考えていました。
しかし、三巨頭側にリムルと敵対するほどのメリットはなく、あくまで今まで通りの付き合いをすることで決定、グランベルは屈辱を感じながらその判断を飲み込み、テンペストが片付けば次はケルベロスだと決意します。
転スラ「魔都開国編」のグランベル
開国祭でミューゼ公爵を動かすが失敗
テンペスト開国祭が始まると、グランベルは小国ロッゾの国王として中央都市リムルに招待され、マリアベルと共に開国祭に参加します。
同時にミューゼ侯爵に魔王リムルに接触して信頼を勝ち得るように指示をしましたが、テンペストを知って潰すのが惜しいと思ってしまったグランベルは本気を出すことができずに見事に失敗、次はマリアベルが動くことを認めることとなりました。
転スラ「勇者覚醒編」のグランベル
ユウキからマリアベル死亡を知らされ復讐を決意
テンペスト開国祭の後、グランベルはユウキとの会談の場を設けます。
ユウキが率いる自由組合の最大出資者は西側諸国評議会であり、評議会はロッゾの一族が支配していたため、ユウキはグランベルの指示に沿って動くような形をとっていました。
ユウキとの会談でマリアベルが命を落としたことを知ると、グランベルは「あの御方が隠す秘宝」を用いて復讐すると宣言します。
ルミナスが聖櫃で守っているヴェルドラを封じた究極の決戦兵器、最強の「勇者」を持ち出すため、グランベルはユウキと協力、グランベルが大聖堂で暴れている間に、ユウキが「勇者」を盗み出すという作戦を立てました。
マリアにルミナスを連れてくるように命じる
グランベルは、神聖法皇国ルベリオスとテンペストが音楽交流会を開く日に襲撃を仕掛けます。
自分の妻であった女性マリアに、ルミナスをここに連れてくるように命じました。
ヒナタ、リムル達と大聖堂で対峙
大聖堂に出陣したグランベルは、ヒナタ、リムル、聖騎士団の隊長3人、ニコラウスと対峙します。
最初にニコラウスに霊子崩壊を放ってきますが、グランベルは剣で吸収、メルトスラッシュを返して行動不能にします。
リムルに対しては、10名以上の異世界人を召喚して対峙させ、その間にヒナタの相手をすることとしました。
グランベルの力は圧倒的であり、ヒナタを指導するかのように余裕の強さを見せつけ、そのうちにマリアが使命を果たし、ルミナスがこの場に現れました。
マリアを吸収し往年の勇者の力を取り戻す
グランベルは、左手の手袋を脱ぎ、そこに刻まれた紋様が光を放つとマリアの死体が光り、マリアがグランに吸収されます。
マリアを吸収したグランベルは、毛髪は金髪となり、肌はみずみずしさを取り戻し、往年の勇者、若き日の「光の勇者」グランベル・ロッゾとなりました。
ヒナタの闇を見抜き助言を送る
全盛期の力を取り戻したグランベルは、ヒナタをこれまでで最高の弟子だと認めます。
しかし、心に闇を抱えているため、光の精霊を受け入れられず、勇者として覚醒できないのだと教えました。そして、闇は己の心が勝手に生み出した幻影であり、過去の自分を許容し、今の自分の生き様を誇れば、ヒナタも光を受け入れ覚醒勇者となれると指導します。
グランベルはクロエを狙って極大魔法を放ち、クロエを庇ったヒナタが致命傷を負い、命を落とすと魂がクロエの中に入り、クロエがその場から消失、クロノアが出現します。
ヒナタを救えなかったことでルミナスが激怒、グランベルと対峙することとなりました。
ルミナスに敗北
グランベルはルミナスと対峙、究極能力「希望之王(サリエル)」を獲得し、神話級の武器を持って向かっていきます。
しかし、全力を出したグランベルはルミナスに敗北、ここで使命を終えることとなりました。
クロエに願いを託して世界を去る
グランベルの狙いは、人類守護を実現し生存圏を確立することでした。そのため、正しい覚醒を勇者に促し、人類の希望になってもらうことを考えていたのでした。
ヒナタやクロエに対して厳しい試練を与えていましたが、それはグランベルが「こんな困難すら克服できぬなら、人類を守など到底不可能。それならいっそ守護者たる勇者の手で世界など滅んでしまえばいい」と考えていたためだと明らかになります。
この想いはルミナスにも気付かれており、グランベルは最後にルミナス、リムル、クロエで人類を守ってほしいと願いを託します。最後のお願いで、自分の希望、究極能力「希望之王(サリエル)」をクロエに託したいとルミナスにお願いをし、それが受け入れられると、グランベルは光の泡となって世界に拡散していきます。
真っ白な世界に向かったグランベルは、そこで愛しの妻であるマリアと再会、グランとマリアは、ラズルが待っている「約束の場所」へと向かっていきました。
転スラ「王都騒乱編」のグランベル
ルドラに召喚される
グランベルはマリアと美しい日々を過ごしていたところでルドラに呼ばれてイングラシア王国に再臨します。
天使陣営に押されている状況を把握すると、覚醒勇者としての力を奮い、一撃で邪龍獣を撃破しました。
ヒナタを覚醒勇者に導く
最高の弟子であるヒナタがまだ覚醒勇者に至っていないことを知ると、グランベルは自らの勇者時代の神話級の宝剣「真意の長剣(トゥルース)」を贈り、グランベルが宿していた勇者の資格である光の聖霊を譲渡します。
これによりヒナタは覚醒勇者へと至りました。
▼▽▼転スラ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽
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