「転スラ」ヴェルグリンドは、四体しかいない世界最強の竜種の次女であり、「灼熱竜」として東の帝国の守護龍と崇められていた存在です。
ルドラへの純愛、次元跳躍さえ可能とした究極能力の強さなど、転スラのヴェルグリンドを詳しくご紹介します。
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『転スラ』ヴェルグリンドの基本プロフィール
名前 | ヴェルグリンド |
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立場 | ・帝国元帥 ・竜種の次女「灼熱竜」ヴェルグリンド |
特徴 | ・炎を象徴する真紅の竜 ・灼熱を司る ・ヴェルドラよりも古き個体 ・不滅の竜 ・蒼色の髪の美女 |
能力(スキル) | 究極能力「炎神之王(クトゥグア)」 |
『転スラ』ヴェルグリンドとは?
四体しかいない竜種の次女「灼熱竜」
ヴェルグリンドは、四体しかいない世界最強の竜種の一体です。
ヴェルダナーヴァ、ヴェルザードの次に生まれた竜種の次女であり、炎を司る「灼熱竜」と呼ばれていました。
ルドラへの愛を貫く者
東の帝国の支配圏があり、「始まりの勇者」ルドラに惚れて長い時間を共に生きます。
ヴェルグリンドはルドラを愛するようになり、次元や時間を跳躍しても変わらない真実の愛となっていきました。
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『転スラ』ヴェルグリンドの強さ|能力・技術・必殺技
並列存在
ヴェルグリンドは「並列存在」という全てが本体の別身体を生み出すことが可能です。
別身体については以下のことが分かっています。
- 一体生み出すごとに、最大魔素量の一割が担保として取られる
- 別身体を消せば担保として差し出した魔素量は本体に戻る
- 一度に生み出せる別身体の数は十体
- 魔素量は全ての身体が共有
- 十体生み出せば魔素量が空となり弱体化
- 少なくとも五割程度は残しておくのが効率的
- 三、四体が効率的な運用ができる上限
- 一体でも残っていれば復活できる
並列存在によって同時多局面の作戦行動においても全ての場所でヴェルグリンドが活躍することができ、テンペスト相手にも猛威を奮いました。
究極能力「炎神之王(クトゥグア)」
究極能力「炎神之王(クトゥグア)」は、リムルの「胃袋」の中でシエルが究極能力「救恤之王」と「誓約之王」を統合して生まれたものです。
「救恤之王」が天使系の究極能力でありミカエルの支配を受けてしまうものであったため、シエルの「能力改変」によって新たな究極能力「炎神之王(クトゥグア)」にしてもらったのでした。
この権能により、別次元への跳躍や、次元を超えた攻撃が可能となりました。
究極能力「救恤之王(ラグエル)」
究極能力「救恤之王(ラグエル)」は、元々ヴェルグリンドが保有していた能力です。
本質は「施し」であり、支援や効果の増大化に権能が特化しています。
ヴェルグリンドによって権能が成長していき、「全てのエネルギーを自在に操作する権能」へと発展、エネルギーへの干渉により、単純な攻撃に究極を付与するなど凶悪な破壊力を持っていました。
加速破壊促進
「加速破壊促進」は、全ての事象を加速させる究極の権能です。
対象の生命活動も加速させることができ、触れた相手のエネルギー暴走を招くため、触れたら勝ち系の技を生み出すことができます。
灼熱竜としてのヴェルグリンドの技にこの権能を付与することで、尋常ではない破壊力がさらに驚異を持つものになっています。
「灼熱吐息(バーニングブレス)」
「灼熱吐息(バーニングブレス)」は、超高温の熱線でヴェルグリンドの挨拶代わりの技です。
音速の数十倍の速度で放たれる上、「加速破壊促進」が付与されており、触れたらアウトとなります。
「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」
「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」は、炎の牢獄であり、これも「加速破壊促進」が付与されているので囚われたら終わりです。
広範囲の技であるため、そもそも囚われないことが難しく、囚われた後も空間転移などができないようにされます。
ヴェルグリンドの必殺奥義「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」
「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」は、ヴェルグリンドの全権能を込めた対ヴェルザード用の技です。
触れた瞬間に全てが加速してエネルギー崩壊を引き起こす破滅の波動であり、三妖匠コルヌもこれで撃墜しました。
『転スラ』ヴェルグリンドの性格・人物像
愛情深い
ヴェルグリンドはとても愛情深い性格をしています。
2,000年以上に渡るルドラへの純愛を貫いており、ルドラの魂が次元を超えてバラバラになった際も、全ての魂のかけらを集めて見事に再会を果たしました。
弟のヴェルドラも溺愛しており、リムルにヴェルドラが「捕食」された際は、目の前で食べられたと勘違いして、無防備にも突撃してしまうほどに想っていました。
愛ゆえの狭い視野
一方、ヴェルグリンドは愛ゆえに狭い視野になりがちであり、搦手を得意とする相手とは相性が良くありません。
ルドラがミカエルとなり、ミカエルの精神支配を受けていたことに気付くことができていませんでした。
『転スラ』ヴェルグリンドのセリフ・口癖
捜したわ、ルドラ。ずっとずっと、会いたかったのよ
『転スラ』ヴェルグリンドの主な活躍
転スラ「戦争前夜編」のヴェルグリンド
元帥として御前会議に参加
ヴェルグリンドは御前会議に元帥として参加、御簾の向こう側で出陣前の最後の会議を見届けます。
議論がテンペストとの決戦に帰着すると、各軍団に対して指令を出していきました。
- 混成軍団:首都防衛とドワルゴン東部への牽制
- 機甲軍団:ドワルゴン中央部へ魔導戦車で決戦、宿場町を陥落させた後テンペストへ
- 魔獣兵団:北進し、海上からイングラシア王都を陥落
転スラ「竜魔激突編」のヴェルグリンド
ルドラがユウキを支配するのを見守る
機甲軍団が見事にテンペスト軍に撃滅されると、ルドラと協議の上に作戦を変更、ヴェルグリンドが動いてヴェルドラを掌握、その勢いでリムルを壊滅させ、ギィとの全面対決へ向かうというシナリオを描きます。
まずは帝国内部でクーデターを企むユウキ達を支配すべく、ダムラダと争っていたユウキの前に登場、圧倒的な力の差を見せつけ、ルドラがユウキを支配するのを見守りました。
「紅蓮の粛清」を始める
同時に別身体でイングラシア王国へ飛空戦で向かっていた魔獣軍団のもとに登場、魔獣軍団をドワルゴン東部へ「時空連結」で転移させようとします。
また、ドワルゴン東部にも別身体を送り、反乱軍となっていた混成軍団を大魔法で壊滅させました。
「夢幻要塞」にリムルを閉じ込める
本体のヴェルグリンドは「夢幻要塞」でルドラ、ユウキと共にあり、ラプラスの転移に同行してきたリムル達と対峙します。
ルドラはリムルを配下にしようと試みますが失敗、リムル達を「夢幻要塞」に閉じ込め、ヴェルグリンドはルドラ達と共にテンペスト上空へと向かいます。
転スラ「深淵解放編」のヴェルグリンド
ドワルゴン東部で悪魔三人娘を圧倒
援軍として来た悪魔三人娘と対峙したヴェルグリンドは、テスタロッサによって「並列存在」の仕組みを暴かれます。
「並列存在」は自分と同じ同一存在を作り出せるもので、力が劣る分身体ではなく、本体が複数同時にいる状態を作り出せるものでした。
カレラの核撃魔法「重力崩壊」も破壊するなど、世界の法則に則った魔法などは全て無効化されますが、アーツならば届く可能性があると判断、悪魔三人娘は果敢にヴェルグリンドと対峙、別身体を二体破壊されます。
ヴェルザードに対して悪魔三人娘が有用だと判断しましたが、勧誘が断られると蹂躙を始めました。しかし、全力を出したヴェルグリンドが、悪魔三人娘を魔界に帰還させることはできずに驚きました。
魔獣軍団をドワルゴンに転移させる
ドワルゴン東部で大魔法を操っていた方の別身体は、ガドラとの会話となり、マサユキがルドラと瓜二つという情報を伝えられます。
しかし、逡巡する前にヴェルドラと対峙している本体が本気となり、別身体は全て解除することとなり、「時空連結」で魔獣軍団の飛行船をドワルゴン東部に呼び、自身はその場から消え去りました。
ヴェルドラと対峙し支配下に置く
ヴェルグリンドは、並列存在を全て解除し、フルパワーでヴェルドラとの戦いに挑みます。
まずはヴェルドラに出ておいでと優しく声をかけ、優しい警告として迷宮の五十階層まで破壊する衝撃を与えました。ラミリスの「迷宮創造」は次元を隔絶していましたが、ヴェルグリンドには関係なく、迷宮を守護するためにヴェルドラがやむなく出陣することとなります。
ヴェルグリンドは、ヴェルドラを相手に究極能力「救恤之王(ラグエル)」を発動、「灼熱吐息(バーニングブレス)」や「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」で容赦ない攻撃を仕掛けます。
しかし、その尽くを突破されてダメージを与えられると、ヴェルドラは自分と同等以上だと認め、近藤との協力体制に意識を切り替えました。
ヴェルドラが「収束暴風攻撃」を放って油断したところで近藤に合図を出し、「神滅弾」で大ダメージを与え、そのタイミングでルドラが「王権支配」を発動、ヴェルドラをルドラの支配下に置くことに成功しました。
リムルに捕食されヴェルドラと再会
ヴェルグリンドは、ヴェルドラから魔素をもらって全回復、ヴェルドラとのコンビで激怒しているリムルと対峙します。
リムルの中で神智核シエルが誕生したことを知らないヴェルグリンドは、リムルの自分を無視するような態度に怒り、初撃から最強奥義「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」を放ちます。
しかし、シエルがリムルの「暴食之王」で捕食して完全に防御、さらに「断熱牢獄」によって数百秒間の封印をされ、その間に目の前で可愛い弟のヴェルドラがリムルに捕食される結果となってしまいます。
激怒したヴェルグリンドは、リムルに突撃するも捕食され、「胃袋」の中でヴェルドラと再会することとなりました。
八門堅陣で門を出てルドラを守る
まだ「断熱牢獄」に囚われている頃、飛空船の方の別身体に意識を戻し、攻め込んできたテンペスト軍に対して「八門堅陣」を発動し、ルドラを守護します。
しかし、リムルに5割の別身体が捕食されたことで状況の異常さを察知、焦って門を出ますが、近藤やダムラダを含む自分以外の門の番人は既に倒されており、ヴェルグリンドもテスタロッサと対峙することとなりました。
テンペスト幹部軍に追い込まれたヴェルグリンドは、身を挺してルドラを守りますが、ルドラは既に「正義之王」に自我を奪われており、背後から「スティールライフ」の攻撃を受け、ファルドウェイに別次元へ飛ばされる結果となります。
リムルに究極能力「炎神之王(クトゥグア)」を与えられる
「胃袋」に捕食された方のヴェルグリンドは、リムルに「正義之王(ミカエル)」から受けていた支配を解除されます。
魂の回廊によって、八門堅陣側の状況を把握したヴェルグリンドは、最後のルドラの魂が抜け出るのを見てすぐに追いかけようとしますが、助ける力がないと止められ、シエルの「能力改変」を受け入れることとなりました。
究極能力「救恤之王」と「誓約之王」を統合された結果、究極能力「炎神之王(クトゥグア)」に進化、ルドラの心の形とも言える「誓約之王」の核も譲渡され、ここに世界中に散らばったルドラの魂を集めていくこととなります。
リムルのいた世界でマサユキと出会う
リムルの「胃袋」から物質世界に戻ったヴェルグリンドは、すぐに別次元に飛ばされた自分と最初のルドラの魂のかけらを捕まえました。
「誓約之王」と統合された結果、ヴェルグリンドはルドラの魂に反応できるようになり、集めたルドラの魂と常に一緒いることができるようになります。
世界を渡り、かけらを集め続けたヴェルグリンドは、自分の集めたかけら以外の全てを持つ少年、マサユキと出会います。
すると、最初の欠片以外がマサユキの元に向かっていき統合、次の瞬間、マサユキが異世界に飛ばされ、ヴェルグリンドは「炎神之王」を発動して追いかけていきました。
転スラ「遊戯終了編」のヴェルグリンド
地下迷宮でマサユキとなったルドラと再会
テンペストの地下迷宮でマサユキと再会したヴェルグリンドは、マサユキに愛情を爆発させます。
ルドラの記憶のないマサユキも、異世界に飛ばされる前にヴェルグリンドを認識しており、超可愛いお姉さんだと感じていました。
マサユキはコルヌに追われており、コルヌがマサユキに敵対していると分かるとヴェルグリンドは激怒します。
三妖師コルヌを撃破
新たに獲得した権能「次元跳躍」は、次元を超越する「時空連続攻撃」を可能としていました。
ヴェルグリンドはコルヌに「時空連続攻撃」を発動、一瞬でコルヌは異界にあった本体もろとも滅亡します。
かつてマサユキを狙ったバーニィ達はその光景に絶望しますが、ヴェルグリンドにとって大切なのはルドラだけであり、ルドラが大切にする仲間も守るとバーニィ達に微笑み、再び帝国の守護龍となりました。
テンペスト、ドワルゴン、東の帝国の三国会談の前にヴェルグリンドはリムルと会談、世界、時代を渡るうちにリムルが過ごしていた世界にも入っていたと伝えます。そして、リムルに感謝し、マサユキが望まぬ限り敵対しないと誓いました。
転スラ「時空断章編」のヴェルグリンド
東の帝国の新皇帝となったマサユキを見守る
マサユキが東の帝国の新皇帝となると、ヴェルグリンドはマサユキと共に東の帝国へ凱旋、皇室典範に則り、ヴェルグリンドがマサユキを皇帝に任命する戴冠式を行い、帝国国民は大歓声に沸きました。
転スラ「王都騒乱編」のヴェルグリンド
ヒナタ、テスタロッサの窮地に到着
ヴェルグリンドは世界会議に参加するマサユキの護衛として同行していましたが、イングラシア王国にフェルドウェイ、ヴェガによる騒動が勃発すると、マサユキを守るために即座に身を隠して匿います。
しかし、マサユキが窮地に陥っているテスタロッサ、ヒナタ達を助けると主張するとこれに同行、ヒナタの窮地を助ける形で登場し、フェルドウェイの相手をすることになりました。
ルドラと再会して号泣
リムル、クロエとミカエルの戦いの影響によりマサユキが倒れると、ヴェルグリンドは油断して隙を見せてしまい、フェルドウェイに深傷を負わされてしまいます。
しかし、ヴェルグリンドが傷付くとマサユキが覚醒、権能によってルドラが完全な形で再臨、ヴェルグリンドは突然の再会に大喜びして愛を伝えました。
▼▽▼転スラ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽
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