『黒執事』ハロルド・ウエストのまとめページです。主にベンガル地方の商品を扱う貿易商であるウエストは、ロイヤルワラントを獲得するため3年間、コツコツと準備を進めていきました。ウエストとミーナの関係、アグニがウエストの指示に従う理由など、黒執事のウエストを解説していきます。
『黒執事』ハロルド・ウエストの基本プロフィール
名前 | ハロルド・ウエスト=ジェブ |
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職業 | ■貿易商 インド(ベンガル地方からがメイン)から輸入する香辛料と紅茶葉が主力製品 ・雑貨店:「ハロルド・トレーディング」 ・ヒンドスターニー・コーヒーハウス:「ハロルド・ウエスト」 |
容姿 | 伝統的な英国貴族の服装、容姿 |
特徴 | ■肩書き主義 所有物もブランド品ばかり ・ギヴス&ホークスのスーツ ・ロイヤルワラントのジェイムス・フォックスのハバナ・シガー ・ジェネラルトレーディングで買ったチェスト ・トーマス・グッジの一点もののガレイのランプ ・ウースターの食器 ・ロックの帽子 |
『黒執事』ハロルド・ウエストとは?ミーナを連れ去った英国貴族
英国インド間で商売をする貿易商
ウエストは、インドのベンガル地方から輸入する香辛料と紅茶葉を主に扱う貿易商です。
ベンガル地方から商品を輸入し、ロンドンでは主に次の二つの商売をしています。
- 「ハロルド・トレーディング」:インド関連の雑貨店
- 「ハロルド・ウエスト」:ヒンドスターニー・コーヒーハウス
ヒンドスターニー・コーヒーハウスとは、インド料理を提供するパブです。
商売熱心なウエストは、この「ハロルド・ウエスト」に英国王室御用達の「ロイヤルワラント」を得ようと準備を進めてきました。
「ロイヤルワラント」を獲得する方法
英国王室御用達を意味する「ロイヤルワラント」を獲得するためには、次の二つの条件をクリアすることが必要です。
- 王室への三年間の無償奉仕
- 王室からの品質への評価
前者については、ウエストはインドからアンティーク家具等を輸入して王室に献上しており、三年間の準備期間を完了しています。
後者については、女王陛下主催の「インドカリーの品評会」が開催されるため、そこで優勝することが条件となっていました。
インドからミーナを連れて来て嫁にする
三年間の準備を進めていく中で、ベンガル藩王国の宮殿にいた一番の美女「ミーナ」と出会います。ウエストは、ミーナを英国に招いて妻に迎え入れました。
しかし、侍女としてミーナが仕えていた「ソーマ」が、ミーナが英国に渡った理由を知らなかったことから、ウエストは正式な手続きを踏まず、半ば強引にミーナを英国に連れ帰ったものと思われます。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-mina/
「ロイヤルワラント」を得るためアグニを利用する
品評会までの日にちが迫る中、ミーナを追って英国に来ていたソーマの執事「アグニ」が、ウエストとミーナの前に現れました。
ウエストは、「ロイヤルワラント」を得るためにアグニを利用して次のことを行います。
- ライバルとなり得る「ヒンドスターニー・コーヒーハウス」で騒動を起こす
- 「神の右手」を持つアグニに品評会で出すカリーを作らせる
アグニは、ミーナの真実を主人ソーマに知られたくなく、ウエストの要求を飲むしかありませんでした。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-agni/
ライバル店の邪魔
ロンドンでは、「ヒンドスターニー・コーヒーハウス」の中に入ったインド帰りの英国人が逆さに吊るし上げられる事件が多発していました。
犯人が残した手紙には、インドを搾取する英国に対する恨み言が書かれていましたが、これはウエストがアグニに命じて行わせていたものでした。
品評会でライバルとなり得るお店に対して騒動を起こし、ウエストの狙い通り、品評会ではライバル店は出てこれない状況に追い込まれました。
この事件を引き起こしたことで、ヴィクトリア女王からシエルに手紙が届き『女王の番犬』を動かしてしまいます。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-ciel-phantomhive/
アグニに「品評会」でカリーを作らせる
アグニは、王子であるソーマが「これ以上美味しいカリーを食べたことがない」と絶賛するほど美味しいカリーを作ることができます。
複雑な香辛料の最適な組み合わせを見つけ出すことができるアグニの右手は「神の右手」と称され、品評会には「ハロルド・ウエスト」で出しているカリーではなく、アグニのカリーを出品します。
ウエストが用意した最高級食材も好評で、女王陛下が登場する前までは、セバスチャンのカリーパンと同着優勝と判断されていました。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-sebastian-michaelis/
『黒執事』ハロルド・ウエストの性格・人物像
肩書き主義
ウエストは肩書き主義の英国貴族であり、人に対しては爵位、物に対してはブランドを重視します。
家の中のものはブランド品で埋め尽くされており、アグニが暴れた際には、破壊された一つ一つの物の名前を叫んでいました。
しかし、そんなウエストが元々は侍女の身分であった平民のミーナを妻にする、というのも皮肉です。
『黒執事』ハロルド・ウエストのセリフ・口癖
伯爵ほどの地位の方がお召しになるのはどのブランドですかな?
英国王室御用達をいただくのですから
『黒執事』ハロルド・ウエストが品評会で敗れた後
ミーナと共に劉・藍猫からお仕置きされる
必勝体制で臨み、ロイヤルワラントを間違いなく獲得できると考えていたウエストでしたが、ファントム社のカリーパンの前に敗れ去り、3年間の準備が徒労に終わってしまいます。
よろけるウエストはミーナに支えられますが、イーストエンドを荒らしてしまったことで、街を管理する劉に目をつけられ、ミーナと共に藍猫にお仕置きされてしまいました。
また、もし裏社会と関連してしまっていたら、『女王の番犬』としてシエルが制裁を下していた可能性が高いため、ウエストは命拾いしたと言えます。
https://pixela.co.jp/vod/black-butler-matome/