【ネタバレ】『アイ・ケイム・バイ』【ネトフリ独占配信】 あらすじ考察感想評価
『アイ・ケイム・バイ』ネトフリ独占配信決定!
『アイ・ケイム・バイ』ネトフリ独占配信です!!
「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイと、ヒュー・ボネヴィル、ケリー・マクドナルドが出演する衝撃のサスペンス。
本作は、⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎・・・という、予想をどんどん裏切っていく構成が面白い作品です!
「アイ・ケイム・バイ」のネタバレ感想・考察
【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】
※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。
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正義の味方を気取り、お金持ちの家に忍び込んでは壁にメッセージを残す・・・ということを繰り返していたトビーは、ある日いつものようにこっそり侵入したヘクターという名の元判事の家で、監禁されている男性を発見します。
トビーはなんとかその男性を助け出そうとしますが、ヘクターに気付かれ、あえなく捕まってしまいました。
さらに、トビーの母親までもが息子の行方を知るためにヘクターの家に行き、そのまま姿を消してしまいます。
そうして今度はトビーと一緒にグラフィティを描いていたジェイがヘクターのことを調べ始めるのですが・・・。
トビーとジェイは格差社会に対するアンチテーゼとして、裕福な人間の家に侵入し部屋の壁にスプレーで「I Came By」と書く、という活動をしています。
2人が次のターゲットに選んだのは、ヘクターという名前の元判事です。ヘクターは慈善家として知られている高名な人物でした。
しかしトビーは彼が植民地主義者であると確信しており、世の中の理不尽に立ち向かうアーティストとして張り切っていました。
ところが、下調べも済んであとは決行するのみという段階になって、なんとジェイがやめると言い出します。彼の恋人であるナズの妊娠が判明したためです。
もうこれ以上リスキーなことは続けられないと言うジェイに対し、トビーは激怒しました。そして、自分1人だけでもヘクターの家へ行くと決めてしまったのでした。
しかし、ヘクターの留守中を狙ってまんまと彼の家に不法侵入したトビーは、思わぬものを発見して戦慄するはめになります。
ヘクターの家の地下には隠し部屋があり、そこにはなんと誰かが監禁されていたのです。
予想外の事態に動揺しながらもヘクターの帰宅に気付いたトビーは、慌ててその場から逃げ出しました。そうしてジェイにヘクターが恐ろしい犯罪者であったことを話そうとしますが、面倒事に関わりたくないとばかりに彼は聞く耳を持ってくれません。
仕方なくトビーは再びたった1人でヘクターの家に忍び込み、自分の力で地下室に閉じ込められている人物を助け出そうとしました。しかし先日何者かが自宅に侵入したことに気付いていたヘクターが待ち構えていたために、彼の計画は失敗に終わったのでした。
そんなことが我が子の身に降りかかったなど、トビーの母・リジーは知る由もありません。そのためリジーは突然帰って来なくなってしまった息子の行方を突き止めるべく、ジェイに協力を仰ぎました。
妻子を守るためトラブルに巻き込まれたくないジェイはやはりそれを拒み、やがて執念でヘクターの正体にたどり着いたリジーは、トビーと同様に単身で彼の家に侵入します。
その結果、リジーもまた周到なヘクターに見つかり、トビーと同じように捕まってしまったのです。
こうしてリジーまでもが行方知れずとなり、ジェイもさすがに知らぬふりを続けることが出来なくなりました。ジェイはいつの間にか引っ越していたヘクターの跡をつけ、探し当てた彼の新居に覚悟を決めて乗り込みます。
そうしてジェイはなんとかヘクターを倒し、彼が捕まえ監禁している人々の居場所を聞き出すことに成功しました。
しかしそこにいたのは見知らぬ男性1人だけで、トビーもリジーもすでにヘクターの手で亡き者にされていたのでした。
本作は、主人公だと思われたトビーが前半で退場してしまい、さらには息子の後を引き継ぐようにしてヘクターの家に忍び込
んだリジーまであっさり消息を絶ってしまう・・・という、予想をどんどん裏切っていく構成が面白い作品です。トビーとリジーが生存しているかどうかがラストまで不明なのも視聴者をストーリーに引き込む一助となっており、演出の巧みさが光っています。
また、いかにも品の良い老紳士に見える容姿のヒュー・ボネヴィルさんがヘクターを演じていて、裏表のあるキャラクターが見事にハマっているので、ぜひ注目してみて下さい。