「鬼滅の刃」童磨(どうま)は、十二鬼月・上弦の弐の鬼です。
童磨の人間時代の過去、万世極楽教と伊之助の母・琴葉の関係、胡蝶カナエ・しのぶ姉妹との因縁、血鬼術と強さなど、鬼滅の刃の童磨を詳しくご紹介します。
▼▽▼鬼滅の刃のアニメを無料で見る▽▼▽
https://pixela.co.jp/vod/kimetsunoyaiba-anime-muryou/
『鬼滅の刃』童磨のプロフィール
名前 | 童磨(命名は鬼舞辻無惨、人間時代の名前は不明) |
---|---|
立場 | 十二鬼月・上弦の弐 万世極楽教・教祖 |
身長 | 187cm |
体重 | 86kg |
趣味 | ・酒風呂(元々は酒好きだったが鬼となり飲めなくなった) ・水煙管 ・舞踊 |
血鬼術 | ・蓮葉氷 |
特徴 | ・常に笑顔 ・自分の頭を指でほじくり記憶を探せる |
『鬼滅の刃』童磨とは?
十二鬼月・上弦の弐
童磨は、十二鬼月・上弦の弐の鬼です。
二十歳の時に鬼舞辻無惨と出会い、感動して鬼にしてもらい百年以上生きてきました。
猗窩座よりも後で鬼となりましたが猗窩座を飛び越えて上弦の弐へと出世しており、鬼としての才覚が抜群に優れています。
花柱・胡蝶カナエの仇
童磨は花柱・胡蝶カナエの仇となる鬼です。
栄養価の高い女性を好んで捕食する童磨は、鬼殺隊花柱・胡蝶カナエを撃破した際にも捕食を試みましたが、陽が昇ったことで時間切れとなり、胡蝶カナエをその場に残して去ることとなりました。
これにより胡蝶カナエの最期に駆けつけた最愛の妹・胡蝶しのぶに童磨の特徴が伝えられ、カナエの仇として童磨は胡蝶しのぶに狙われ続けることとなります。
伊之助の母・琴葉の仇
また、童磨は伊之助の母である琴葉の仇でもあります。
人間時代から両親に担がれて万世極楽教の教祖をしていた童磨は、伊之助を抱えて極楽教に逃げ込んできた琴葉を保護しましたが、鬼として教祖として信者を救う行為に理解が得られなかったため、逃走した琴葉をも救うという名目で骨まで吸収して命を奪っていました。
無限城で伊之助の顔を見たときに琴葉の話を伝え、母の仇であることを自ら教えています。
妓夫太郎・堕姫をスカウト
上弦の陸の時代では、遊郭で丸焦げになっていた梅、瀕死の重傷を与えられていた妓夫太郎の前に登場、遊女を捕食しながら「どうしたどうした可哀想に、俺は優しいから放っておけないぜ」と伝え、二人共鬼にしてやろうと血を分け与えました。
鬼舞辻無惨は特に妓夫太郎のことを気に入り、童磨の求めに応じて二人を鬼に変化させます。
万世極楽教教祖
童磨は人間時代から「万世極楽教教祖」を務めている人物です。信者は二百五十人程度で、目立つと叱られるのでこれ以上は増えないように制限していました。
自分は優しくて賢いと確信しているため、人間を救済することを使命と信じていましたが、童磨にとって救済とは誰もが怖がる死から人を解放して永遠を与えるため、自分が捕食して共に永遠に生きていくことにあり、信者は定期的に童磨に捕食されることになります。
また、万世極楽教の教義は「穏やかな気持ちで楽しく生きること」であり、辛いこと、苦しいことはしなくていい、する必要がないという考えです。ちなみに、鬼となってからは万世極楽教の神は鬼舞辻無惨となっています。
『鬼滅の刃』童磨の人間時代の過去
「神の子」として万世極楽教教祖となる
瞳の中に虹があり、白橡(しろつるばみ)色の珍しい髪をしていたことから、両親は童磨を「神の声が聞こえる特別な子」と思い込み、「神の子」として極楽教という宗教を創ります。
神の子にされた童磨は、両親の頭の鈍さは絶望的だと思い、子供相手に悩みを吐露して辛いと嘆く大人に頭は大丈夫かと心配しながら、可哀想に感じて全く神の声は聞こえないにも関わらず「神の子」として教祖を演じてきました。
鬼舞辻無惨と出会い鬼となる
鬼舞辻無惨と出会った際には童磨は感動、童磨自ら頼んで鬼にしてもらいます。
鬼となった以降は、鬼舞辻無惨を万世極楽教の神としました。
▼▽▼鬼滅の刃の漫画を無料で読む▽▼▽
https://pixela.co.jp/vod/kimetsunoyaiba-manga-muryou/
『鬼滅の刃』童磨の人物像・性格
感情を理解できない
童磨は、生まれつき人の感情を理解することができない人間です。カナヲが指摘した通り喜びや悲しみ、怒りなどの感情は持っておらず、観察をして学び、状況に合わせてそれっぽく演じているだけでした。
人間時代には極楽教の信者の女性に対して次々手を出す色狂いの父に母が激怒、互いに命を落としましたが、この時に童磨が感じていたことは「部屋を汚さないで欲しい、換気しなきゃ」というものです。
胡蝶しのぶ・カナヲ・伊之助に敗北した際も、負けたことも命を終えることに対しても何も感情はありませんでした。
恋愛ごっこに興じる
童磨は資金、地位、半不死の肉体と人が望む多くの物全てを持っていましたが、特に何かしらの感情を感じることはできませんでした。そのため、感情を知ろうと相手を替えて度々子供の恋愛ごっこのようなことをしています。
かつては琴葉がその一人であり、鳴女や胡蝶しのぶもその対象でした。
鬼舞辻無惨からの評価
童磨は鬼舞辻無惨を極楽教の神として崇拝していますが、鬼舞辻無惨からはあまり好きではないと思われています。
元々、鬼舞辻無惨は強い執着や渇望がないものは鬼として大きな進化をしないと判断しており、童磨にも期待をかけていませんでした。それにも関わらず童磨はスピード出世で上弦の弐まで成長したので、鬼としての才能はずば抜けたものがありました。
『鬼滅の刃』童磨の名言
どうしたどうした可哀想に、俺は優しいから放っておけないぜ
全部全部無駄だというのにやり抜く愚かさ、これが人間の儚さ人間の素晴らしさなんだよ
君みたいな意地の悪い子初めてだよ、何でそんな酷いこと言うのかな?
『鬼滅の刃』童磨の呼吸・強さ
血鬼術
童磨の血鬼術は、鋭い対の扇から氷を生み出して放つのが基本技です。
扇から舞い散らす「粉氷り」は微量でも吸い込むと肺が壊死し、戦闘中は呼吸すること自体が危険になります。
蓮葉氷(はすはごおり)
「蓮葉氷」は扇を振ることで地面に蓮の葉を模した氷を出現させる技です。蓮の葉からは凍てつく氷を散布させ、近づいたものに「粉氷り」を吸わせる効果があります。
枯園垂り(かれそのしづり)
「枯園垂り」は、二対の扇を振り回して自分の体を中心に曲がりくねった氷柱を生み出す技です。カナヲが花の呼吸・伍ノ型「徒の芍薬」で九連撃を放った時の返し技で使用しました。
凍て曇(いてぐもり)
「凍て曇」は、凍てついた血を霧状にして扇で撒布し周囲を凍らせる攻撃です。目を閉じなければ眼球が一瞬で凍り、接近してきた相手へのカウンター技として使用します。カナヲが優れた目を使って童磨との接近戦を有利に進めた時に使用しました。
蔓蓮華(つるれんげ)
「蔓蓮華」は蓮の花に模した氷から生えた氷の蔓を発射し、相手を氷の蔓で絡めとる技です。自分から距離を取ろうとする相手を捕縛する時に使用し、凍て曇から逃げようとしたカナヲに対して使用しました。
寒烈の白姫(かんれつのしらひめ)
「寒烈の白姫」は、女性の姿をした氷二体(白姫)による広範囲の息吹攻撃です。遠距離・広範囲に渡る攻撃なので発動後は全く近づくこともできず、狭い場所で使われた場合には詰むことになります。
冬ざれ氷柱(ふゆざれつらら)
「冬ざれ氷柱」は、上から無数の氷柱を地面に向けて放つ技です。質量が重いため地面に突き刺さるほどの威力を持って落下し、気付くのが遅れれば致命傷を負うことになります。遠距離でも発動できるため、童磨と距離を置いた場合でもこの技に注意が必要です。
散り蓮華(ちりれんげ)
「散り蓮華」は、細かなガラスのような氷の蓮華の花弁が四方八方から襲ってくる技です。広範囲かつ密度の濃い攻撃であるため回避が難しく、優れた目を持つカナヲでも完全回避ではなく、被害を最小限に抑えた場所に動く対応しかできませんでした。
結晶ノ御子(けっしょうのみこ)
「結晶ノ御子」は、自分の姿と能力を模した氷人形を生み出す技です。体は小さいですが童磨と同程度の能力を有しているため、一体で伊之助・カナヲを圧倒するほどの力を持っていました。出せる氷人形の数の上限は不明ですが、童磨は合計六体を出しており、これで無限城に入ってきた鬼がりを倒せると見積もっていました。
霧氷・睡蓮菩薩(むひょう・すいれんぼさつ)
「霧氷・睡蓮菩薩」は、巨大な氷の菩薩像を出す技です。周囲を一瞬で凍らせ、手刀は高い威力を誇り地面を圧倒的な破壊力で粉砕します。
探知探索が不得意
童磨は探知や探索能力については不得意と自分で話しており、青い彼岸花や産屋敷家の捜索にはあまり貢献できていませんでした。
『鬼滅の刃』童磨の主な活躍・ストーリー
鬼滅の刃「遊郭編」の童磨
無限城に招集される
上弦の陸「妓夫太郎・堕姫」が敗北して百十三年ぶりに上弦の鬼が欠けると、鬼舞辻無惨により残りの上弦の鬼達が無限城に召集されます。
童磨は上弦の仲間達と親しくなろうと努めており、上弦の参「猗窩座」の右肩に手を置き続けて馴れ馴れしい態度を取っていると反撃をもらいました。
鬼舞辻無惨が現れ上弦の必要性も分からなくなったと叱責されると、童磨は無惨の期待に応えられなかったことがあるでしょうかと伝えますが、青い彼岸花も見つけられず産屋敷家も発見できないと事実を突きつけられ、童磨は自分が探知探索が苦手だからと落ち込んでしまいます。
無惨の命令によって玉壺、半天狗が何処かに向かうよう指示されると、童磨は自分も同行したいと玉壺に主張しますが、無惨はそのようなことを童磨に命じていないと猗窩座にまた攻撃されます。序列の乱れが従属関係に影響を及ぼすことを危惧した黒死牟が猗窩座を静止しますが、童磨はナチュラルに猗窩座を煽り、自分は猗窩座より後で鬼となって早く出世したと笑顔を向けました。
童磨を無視して黒死牟、猗窩座が無限城から脱出、玉壺も急いで半天狗と合流して童磨から逃げるように移動、童磨は残った鳴女をお茶に誘いますが即断で断られて無限城から極楽教の施設へと戻されます。
鬼滅の刃「無限城編」の童磨
蟲柱・胡蝶しのぶを撃破、体内に吸収
無限城では蟲柱・胡蝶しのぶと対峙、しのぶはかつて童磨が撃破した花柱・胡蝶カナエの妹であり、仇として憎悪の目を向けられます。
胡蝶しのぶは童磨がこれまで対峙してきた鬼殺隊の柱の中でも最も速く、日輪刀で調合した毒を注入する刺突攻撃を受けてしまいます。下弦の伍「累」を撃破した胡蝶しのぶの毒の情報は共有されていましたが、胡蝶しのぶは鬼ごとに調合を変えるため、童磨も一瞬苦しみ、しかし即座に分解して解毒を完了してしまいました。
毒の体験を面白がった童磨は胡蝶しのぶから五回目の毒を受けますが、即座に無効化した上で耐性がつき始め、大量の毒を一度に打ち込む蟲の呼吸「蜻蛉舞い・複眼六角天(せいれいのまい・ふくがんろっかく)を放たれるも、攻撃を受けながらも胡蝶しのぶに反撃しもう助からない状態にします。
それでも立ち上がる胡蝶しのぶは最後の力で蟲の呼吸「蜈蚣の舞い・百足蛇腹(ごこうのまい・ひゃくそくじゃばら)」で童磨の弱点である頸に毒を注入しますが、童磨には毒は効果がなく、しのぶを抱きしめながらこの「全部無駄だというのにやり抜く愚かさ」が人間の素晴らしさだと感動を伝えました。
部屋には胡蝶しのぶを追って栗花落カナヲが登場、しのぶがハンドサインでカナヲに何かの情報を伝達していることに気づいた童磨は、胡蝶しのぶを自らの体に吸収、カナヲと対峙します。
栗花落カナヲを追い込む
栗花落カナヲと対峙している途中で上弦の参「猗窩座」が炭治郎・義勇によって敗北すると、童磨は涙を流しながら猗窩座が一番の友人だったのにと涙を流します。
しかし、カナヲには泣きまねはやめろと怒られ、童磨は感情を持たない何も感じることができない男であり、生まれてきた人が当たり前に感じる喜びや悲しみ、怒り、体が震える感動を理解できないと蔑まれます。何のために生まれてきたのと意地悪そうな表情で挑発されると、童磨の表情から笑顔が消え、どうしてそんな意地悪なことを言うのかとカナヲと真剣に向き合うようになりました。
童磨の攻撃に対してカナヲは反応速度が適応、童磨は栗花落カナヲが胡蝶しのぶ以上の実力を秘めているかもしれないと感じます。それでも童磨とカナヲには実力差があり、徐々にカナヲは童磨に近づくことさえできないようになり、さらには日輪刀を奪われ、そこに血鬼術「散り蓮華」の広範囲攻撃を発動されてしまいます。
童磨はカナヲ相手に完封勝利するかに見えましたが、ここで天井を割って伊之助が登場してカナヲを助けました。
伊之助の母の仇であったと判明
戦いの中で伊之助の猪の皮を奪った童磨は、伊之助の顔を見てどこかで見覚えのある顔だと感じます。
自らの頭を弄ることで記憶を思い出せる童磨は、伊之助が十五年前に極楽教で保護していた琴葉の息子であることを理解、伊之助が山で猪に育てられる前の過去を伝え、母・琴葉の仇であることが判明しました。
童磨が琴葉を不幸で気の毒な人のように侮辱すると、伊之助に我慢の限界が訪れて激怒、童磨は伊之助・カナヲとの戦いに身を投じます。
胡蝶しのぶの毒が発動、カナヲ&伊之助により撃破
二人を相手にしても童磨は圧倒し、自分と同じくらい強い技を出せる血鬼術「結晶ノ御子」を発動して二人の相手をさせます。
無限城にいる他の鬼狩りも全滅させようと追加で五体を出して部屋を出て行こうとしますが、ここで蟲柱・胡蝶しのぶの毒が発動、扉に手をかけようとした童磨の顔が溶け始めました。胡蝶しのぶは自分が負けて吸収されることを作戦に組み込んでおり、自分の全身に藤の花の毒を巡らせ、37キロ分の猛毒を童磨に与えていたのでした。
童磨が弱ったところで「結晶ノ御子」も消え、カナヲと伊之助がトドメを刺しに接近しますが、童磨はここで奥の手の血鬼術「霧氷・睡蓮菩薩(むひょう・すいれんぼさつ)」を発動、しかしカナヲの奥の手花の呼吸・終ノ型「彼岸朱眼(ひがんしゅがん)」で接近されると頸に日輪刀をかけられ、伊之助の投げた日輪刀が最後の一押しとなって童磨は敗北を喫しました。
▼▽▼鬼滅の刃全巻・外伝あらすじネタバレ▽▼▽
https://pixela.co.jp/vod/kimetsunoyaiba-netabare/