「鬼滅の刃」月の呼吸は、上弦の壱「黒死牟」が使う呼吸です。
日の呼吸の使い手である継国縁壱の兄であり、月の呼吸を極めるために鬼になることを受け入れた経緯から、磨き上げられた剣技は凄まじく、十二鬼月の中でも最高位の上弦の壱に就いています。
月の呼吸の特徴と型一覧、使い手をご紹介します。
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「鬼滅の刃」月の呼吸とは
日の呼吸を基に編み出された呼吸
月の呼吸は、人間時代の継国巌勝が「日の呼吸」を基にして自分自身で編み出した呼吸法です。
一振りの斬撃によって何重もの月型の刃を放ち、攻撃範囲は広範囲で変速的、柱が複数人で相手にしても近付くことさえ困難なほどに圧倒的な攻撃密度を誇りました。
鬼狩りの剣技の型が基となった水・炎・風・岩・雷の呼吸とは異なり、月の呼吸は継国巌勝のみが使えるものであったため、日の呼吸は竈門炭吉を通じて炭治郎の時代まで受け継がれていましたが、月の呼吸は継国巌勝が黒死牟となったことで人間への継承は途絶えています。
月の呼吸の使い手
黒死牟(継国巌勝)
黒死牟は、継国縁壱の兄である継国巌勝が鬼となった存在です。継国巌勝は弟の剣技に憧れましたが日の呼吸は会得できずに独自に月の呼吸を編み出し、痣を出して命の日数に制限がついた継国巌勝と、呼吸を使う鬼を生み出したかった鬼舞辻無惨の間で利害が一致し、月の呼吸を使う鬼となりました。
月の呼吸の型
壱の型「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」
月の呼吸・壱の型「闇月・宵の宮」は、一瞬の間に放たれる高速の一太刀です。月型の刃も剣に付随して放たれるため、速いだけでなく回避も難しく、見極めることは至難の技です。
無限城で子孫・時透無一郎と対峙した際には使い、無一郎の左手を撃破しました。
弐ノ型「珠華ノ弄月(しゅかのろうげつ)」
月の呼吸・弐ノ型「珠華ノ弄月」は、連続で刃を奮って広範囲攻撃を仕掛ける技です。
悲鳴嶼行冥の攻防一体の技、岩の呼吸・肆ノ型「流紋岩・速征」に対して使用し、攻撃を弾き返した上で悲鳴嶼の顔面に傷を負わせました。
参ノ型「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」
月の呼吸・参ノ型「厭忌月・銷り」は、刀を大きく振って二連撃の斬撃を放つ技です。
稀血に酩酊し実弥が玄弥の南蛮銃・日輪刀を使って奇襲を仕掛けましたが、黒死牟は完全防御、実弥を仕留めるために放ちました。
伍ノ型「月魄災渦(げっぱくさいか)」
月の呼吸・伍ノ型「月魄災渦」は、刀の振り動作なしで広範囲の斬撃を放つ技です。不死川実弥と鍔迫り合いの状態となった時に使用しました。
陸ノ型「常夜孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」
月の呼吸・陸ノ型「常夜孤月・無間」は、前方に対して縦方向に弧を描くような無数の月型の刃を放ち、前に立つものを切り刻む技です。
黒死牟が不死川実弥との戦いで戦国時代のことを思い出して高揚、かつては風の呼吸の使い手ともこのようにして剣技を高めあったと思いながら放ちました。
漆ノ型「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」
月の呼吸・漆ノ型「厄鏡・月映え」は、巨大かつ分岐した刃を持つ刀で遠距離かつ高速の斬撃を与える技です。
無限城での戦いで悲鳴嶼行冥・不死川実弥を相手に服を裂かれた後、刀を変化させ、それまでの倍以上の間合いかつ速度を上げた攻撃を放ちました。鬼殺隊上位の実力を持つ二人でもこの攻撃の間合いの中に入ることができず、防戦一方となります。
捌ノ型「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」
月の呼吸・捌ノ型「月龍輪尾」は、強烈な力で長大な刀を横薙ぎで一振りする攻撃技です。間合いの範囲は抉り取られるような猛烈な攻撃であり、その速度からも回避できただけで賞賛ものの技になります。
不死川実弥を以てして速すぎてやばいと言わしめる攻撃であり、回避するためだけに全力の力を使わせていました。
玖ノ型「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」
月の呼吸・玖ノ型「降り月・連面」は、刀を背中から前方に振り下ろし上空から大量の月型の刃を降り注ぐ攻撃技です。
平面的な攻撃ではないため回避難度がさらに高くなり、不死川実弥は避けきれず背中を裂かれています。
拾ノ型「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」
月の呼吸・拾ノ型「穿面斬・蘿月」は、チェーンソーのような楕円状の二枚の巨大な刃を、回避場所がないほどの密度度で放つ攻撃技です。
玖ノ型「降り月・連面」で負傷した不死川実弥に向けて放ち、前方を覆い尽くすほどの刃で埋め尽くしました。時透無一郎の救援によって実弥は救出されましたが、単独では回避不可能だったと思われます。
拾肆ノ型「兇変・天満繊月(きょうへん・てんまんせんげつ)」
月の呼吸・拾肆ノ型「兇変・天満繊月」は、渦状の折り重なった斬撃を放つ技です。広範囲に渡って相手を斬り裂くことのできる技ですが、渦と渦の間に若干の隙間が発生するため、熟練者であれば回避される可能性があります。
時透無一郎が自らの残り時間を悟って突撃、それに合わせて悲鳴嶼行冥・不死川実弥も特攻してきた際に使用しました。しかし、柱の三人はこれを回避、悲鳴嶼が「透き通る世界」に入って黒死牟に数珠をぶつけたこともあり、時透無一郎が右足を失いながらも黒死牟の腹に一撃を与える結果となりました。
拾陸ノ型「月虹・片割れ月(げっこう・かたわれづき)」
月の呼吸・拾陸ノ型「月虹・片割れ月」は、複数の相手に対して上空から凄まじい破壊力を持った月型の刃を降り注ぐ技です。狙いは正確、かつ地面が割れ裂かれるほどの破壊力を有していました。
悲鳴嶼・実弥に加えて時透無一郎参戦後に使用、回避はされましたが戦場を変化させるほどの破壊力で驚かせました。
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