「鬼滅の刃」姑獲鳥(うぶめ)は、幻術を操る十二鬼月・下弦の壱の鬼です。
人間時代の姑獲鳥の過去、鬼となった経緯、幻術の血鬼術と強さ、不死川実弥・粂野匡近との戦いなど、鬼滅の刃の姑獲鳥を詳しくご紹介します。
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『鬼滅の刃』姑獲鳥のプロフィール
名前 | 姑獲鳥(うぶめ) |
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人間時代の名前 | 弥栄(やえ) |
立場 | 十二鬼月・下弦の壱 |
特徴 | ・元々は綺麗なお嬢さん ・両親を早くに亡くす ・使用人数人と生活 ・娘の紗江が生まれる |
『鬼滅の刃』姑獲鳥とは?
十二鬼月・下弦の壱
姑獲鳥は、十二鬼月・下弦の壱の鬼です。
病身の子供を健気に看病することに心の安らぎを感じる人物であり、看病し続けるために子供を病身にさせ続ける闇を抱えていました。
親に愛されず深い傷を持った子供を見抜くことができ、人間時代に住んでいた屋敷に拐ってきては奇妙な依存関係を構築しながら命を終えるまで看病し続け、絶命後は捕食してずっと一緒になるという生活を送っていきます。
周辺で子供が四人、鬼殺隊隊士が二名行方不明となったことで、不死川実弥・粂野匡近が共同任務として派遣されてきました。
『鬼滅の刃』姑獲鳥の人間時代の過去、鬼となるまで
付近の住民の間でも評判のお嬢さん
人間時代の姑獲鳥は、近所でも評判の弥栄(やえ)という綺麗なお嬢さんでした。
両親が早くに亡くなったため使用人と暮らしていましたが、寂しさからか若くして結婚、役者のような容姿端麗な夫と家族になります。
一人娘の紗江が誕生、夫の態度が豹変する
夫は結婚当初は物静かで穏やかな男でしたが、一人娘の紗江が生まれると態度が豹変、賭け事に熱中して弥栄の家財道具でさえ次々と売り払い、抵抗する弥栄に対しては暴力を振るうことさえありました。
それでも弥栄は幸福になるため、いつか夫が変わってくれると我慢してきましたが、夫は変わらず賭場の女に狂ったため、ここで弥栄の糸は切れてしまい、夫を事故に見せかけて命を奪います。
紗江の看病に安らぎを覚える
こんなにも頑張る自分がなぜ幸福になれないのかと虚しさを感じながらも、弥栄はたった一人の大切な娘で、病に罹っていた紗江の看病を続けていました。
しかし、弥栄はここで自分でも驚くほどの安らぎを覚え、ずっとこのままこうして暮らしたいと願います。紗江をずっと看病し続けるためには紗江がずっと病弱で倒れている必要があったので、弥栄は紗江を病身であり続けさせました。
周囲の村人は弥栄の境遇を可哀想だと同情、紗江と年齢の近い少年が見舞いの品を持って何度も家を訪ね、そこでも休む暇もなく甲斐甲斐しく看病する弥栄の姿が確認されています。
紗江は助けが来ないことに絶望を抱えながら、這いずるようにしてまで逃げようとしましたが、弥栄はこれを発見、自分への裏切りだと感じて命を奪いました。
鬼舞辻無惨と出会い鬼となる
葬儀を終えてフラフラと屋敷を発った時に鬼舞辻無惨が弥栄の前に登場、弥栄は強い鬼になれると血を分け与えられます。
鬼となった弥栄はすぐに紗江の遺体を掘り起こして捕食、自らの体の一部として永遠に一緒に過ごせるようにしました。その後も傷付いた子供だけを狙って心の隙間につけいり、献身的に看病をして奇妙な親子関係を築きます。
姑獲鳥が愛する子供達は、命を落とす直前まで自分を愛し縋って感謝してくれ、幸せな家族になることができたと幸福を感じていました。
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『鬼滅の刃』姑獲鳥の血鬼術・強さ
香炉の幻術
姑獲鳥の血鬼術は幻術に関連したものです。香炉から漂わせる甘い匂いを嗅いだ相手は幻術に囚われ、姑獲鳥が子供にしたい相手だけが姑獲鳥の元を訪ね、そうでない人物には屋敷の真実を見せず、何もなかったと思わせて帰していました。
また、自分の元に招いた子供たちにも幻術はかけており、不死川実弥は全く見当違いの場所に姑獲鳥がいると感じて攻撃を仕掛け、姑獲鳥はそれを楽しそうに笑っています。
姑獲鳥の強い欲望が不死川実弥と愛し合う親子関係になりたいことを望んだため、この時点では撃破されませんでしたが、幻術にかけた時点で姑獲鳥はいつでも撃破できたので十二鬼月に相応しい強さだったと言えるでしょう。
稀血を喰べた過去
過去には稀血を喰べており、血鬼術に頼らなくとも単純な戦闘能力に秀でています。
実弥と匡近は柱以外の鬼殺隊士の中で最上位の階級である「甲(きのえ)」でしたが、実弥の稀血で酩酊させるまでは二人を相手にしても姑獲鳥は圧倒していました。
『鬼滅の刃』姑獲鳥の主な活躍
鬼滅の刃「風の道しるべ」の姑獲鳥
不死川実弥・粂野匡近が屋敷に侵入
姑獲鳥は四人の子供と二人の隊士を連れ去り、これにより不死川実弥・粂野匡近が派遣されてきます。
不死川実弥が傷付いた経験のある子供だと見抜くと、姑獲鳥は実弥だけ自分の元に招き寄せ、匡近には屋敷の真実の姿を隠して帰らせようとしました。実弥が長い廊下を進んだ先にある座敷に入ってくると、姑獲鳥は香りの強い室内で六つの寝台に寝かせた子供たちを母の慈愛によって軽く看病、まだ生きていた二人の子供と一人の隊士に新しい子供だと紹介します。
生き残っていた隊士は実弥の同期の浦賀という男であり、恋人が待っているため不死川実弥に助けを求めましたが、姑獲鳥が浦賀にお母さんを裏切るのと問い詰めると、浦賀はやっぱり母さんを裏切れないと言って命を落としました。
不死川実弥に対しても幻術を見せており、自分の腹の中だと伝えた部屋も全て幻、実弥が見ている姑獲鳥の場所も真実ではなく、何もない場所に向けて必死に技を放つ不死川実弥を見て姑獲鳥は楽しそうに笑います。
しかし、粂野匡近が魔祓いの鏡台に映った景色をヒントに香炉を破壊すると、姑獲鳥の幻術が解けて匡近が合流、正面から二人と対峙することになりました。
不死川実弥の稀血に酩酊状態となる
血鬼術を解かれても姑獲鳥は過去に稀血も捕食していて戦闘能力が高く、実弥、匡近を圧倒していきます。
二人の連携攻撃に負傷はしますが異常な速度ですぐに回復、逆に実弥と匡近を追い込んでいきました。
しかし、負傷させた実弥から稀血の匂いが流れてくると姑獲鳥はひどい酩酊状態となって動けなくなり、ここに匡近がトドメを刺そうと技を繰り出します。姑獲鳥は為す術がありませんでしたが、生存していた少女が姑獲鳥を庇うために匡近の前に飛び出し、少女を庇うために匡近が剣の動きを変えると、姑獲鳥はその隙をついて匡近に致命傷を与えました。
実弥に敗北
姑獲鳥は背後から不死川実弥によって撃破されて塵へと還ります。
粂野匡近もここで命を落とす結果となり、十二鬼月を撃破した不死川実弥は風柱へと昇格しました。
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