『フォトコピー』PHOTOCOPIER (インドネシア映画)【Netflix (ネトフリ)独占配信】 あらすじ考察感想評価ネタバレなし
『フォトコピー』2022年1月13日ネトフリ独占配信決定!
『フォトコピー』(原題:PHOTOCOPIER)
日本公開年月日:2022年1月13日ネトフリ独占配信です!!
「フォトコピー」あらすじと予告編
引用:Netflix
自分の身に一体何が起こったのか。
パーティーでの写真が流出したことで奨学金を失った学生は写真が撮られた夜のことを調べ始める…(Netflix)
「私をハメた証拠を掴む。」
「フォトコピー」を期待する声・レビュー
イカゲーム観たさにNetflix復帰🦑
1月にはWregas監督のPhotocopierも試聴できるようになるらしいから、そのためのフライングということで🙈— RIRI @インドネシア🇮🇩で物作り (@RirikoTakano) November 16, 2021
Penyalin Cahaya (Photocopier) is an upcoming Indonesian film directed by Wregas Bhanuteja. The film tells a story about Sur, who went to investigate what happened the night she got blacked out. It will be released by Netflix on January 13, 2022pic.twitter.com/CW3p99ii6u
— Joré (@venusions) December 20, 2021
「フォトコピー」の評価
出典元:IMDb
IMDbでは8.6/10。
「フォトコピー」登場人物とキャスト紹介
出典:Netflix
監督:レガス・バヌテジャ。
主演
シェニア・シナモン
チッコ・クルニアワン
ジェローム・クルニア
監督は、レガス・バヌテジャ監督。
主演は、シェニア・シナモン。
「フォトコピー」のネタバレなしの感想
引用:Netflix
舞台となるのはインドネシア。
深夜のナイトクラブイベントに参加した女の子スールは翌朝起きると酔っ払った自撮り写真がオンラインで流通してしまっていました。
しかし、スールは当時酩酊していたため、前夜のイベントの記憶が全くありませんでした。
それからスールは、その夜のパーティーで実際に自身に何が起こったのかを知るために、キャンパスに住んで働いている幼なじみのアミン(Chicco Kurniawan)に助けを求めますが・・
「フォトコピー」のネタバレ感想・考察
【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】
※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。
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主人公の大学生・スールは、ある晩所属している劇団のパーティーで記憶をなくすほどお酒を飲んでしまいます。
しかも、その姿を撮った写真がSNSにアップされ、なんとそのせいで奨学金の審査に落ちてしまったのです。
スールは一体誰が自分を陥れたのかを調べ始めますが、その過程で犯人に服を脱がされ、裸の写真まで撮られていたことが明らかになりました。
また、自分の他にもたくさん被害者がいることや、同じ劇団員のラマが怪しいことも突き止めます。
結局、家が裕福で権力もあるラマに決定的な証拠は消されてしまいますが、せめてもの意趣返しとして、スールは彼の罪についてのビラを大量にコピーし学校中にバラ撒いたのでした。
ジャカルタの大学へ通っている女子大生・スールは、所属している劇団のサイト運営を担当しています。
その劇団「マタハリ」が演劇祭で優勝し、日本の京都で開かれるコンクールへの出場が決まると、脚本担当でいわゆるセレブなラマの家でお祝いのパーティーが開かれることになりました。
パーティーはおおいに盛り上がり、スールはテンションの高い仲間たちに流される形でお酒を口にしてしまいます。
その結果前後不覚に陥ったスールは、翌朝自室のベッドで目を覚まして愕然としました。なぜなら、いつ、誰と、どうやって帰宅したのか、まったく覚えていなかったからです。
しかも、酔っ払っているスールの写真がなぜかSNSに投稿されており、それが原因で彼女は奨学金を貰うことが出来なくなってしまいます。
おかげで怒り心頭の両親に家から叩き出されてしまったスールは、ひとまず友人のアミンを頼りました。
そうして彼の協力のもと、自分を陥れた犯人を見つけるべく、複数の劇団員相手に聞き込みをしたり、彼らのスマートフォンをハッキングしたりしはじめたスールですが、なんと写真は自分自身で撮ったことが判明し、周囲から冷たい目を向けられてしまいます。
しかし、パーティーに着ていった服が知らぬ間に前後逆になっていたことを思えば、自分の身になにかがあったのは間違いないと考えたスールは諦めずに調査を続け、とうとうラマが人間の素肌を撮影した写真を加工して舞台のセットを作成していることを突き止めました。
ラマの作品の中には裸のスールの写真を加工したものもあり、彼こそが自身を泥酔させて服を脱がせた犯人だと確信したスールは、同じ被害に遭ったというタリクやファラと共に証拠集めを開始します。
彼らは、パーティーの日にラマの家からスールの自宅まで彼女を送っていったタクシードライバーがラマの共犯ではないか?と推測し、罠を仕掛けて見事ラマの犯行の様子をおさめた動画を手に入れることに成功しました。
しかし、二次被害への恐怖と、犯人究明のためとはいえ違法な手段を用いたことに対する罪悪感から警察へ駆け込むのを躊躇していると、お金と権力に物を言わせたらしいラマにより、まんまと証拠隠滅されてしまったのです。
こうしてラマの罪を立証することは難しくなり、彼の被害者らは泣き寝入りするしかなくなってしまいました。
しかし、せめて相手に一矢報いたいと考えたスールは、ファラと共に学校の屋上へ上がり、そこから大量にコピーしたビラをばら撒いてラマの悪事を周知させたのでした。
本作は性犯罪・性暴力がテーマとなっている作品ですが、デジタル機器の発達とソーシャルメディアの普及によってもたらされた利便性の裏側にひそむ恐ろしさを如実に伝えてくれる内容でもあります。
特に、スールもアミンもラマも決してIT技術のエキスパートというわけではないという点が怖いところで、自分のパーソナルデータは本当にきちんと管理出来ているのか、思わず心配になってしまう描写が盛りだくさんです。
また、物語の舞台であるインドネシアが世界最大のムスリム人口を擁する国であることを考慮すれば、奨学金の審査を翌日に控えていたにも拘わらずキッパリお酒を断れなかったスールにも多少の油断があったことは否定できず、被害に遭わないためにはある程度の自衛も必要だという教訓を与えてくれる映画でもあります。