「プラチナエンド」架橋明日(ミライ)のまとめページです。
架橋ミライは、プラチナエンドの主人公であり、特級天使ナッセに救われた神候補です。
架橋ミライが神候補に選ばれた理由、母と父の言葉によって受けた影響、花籠咲との関係性の変化、ミライが描く理想など、プラチナエンドの架橋ミライを詳しくご紹介します。
『プラチナエンド』架橋ミライの基本プロフィール
大場つぐみ×小畑健「プラチナエンド」架橋明日役は入野自由、ナッセ役に小倉唯(コメントあり)https://t.co/yVyBxxRYAN pic.twitter.com/YRG6l7jRKU
— コミックナタリー (@comic_natalie) January 27, 2021
名前 | 架橋ミライ |
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立場 | 神候補 |
特徴 | ・パートナーは特級天使ナッセ |
『プラチナエンド』架橋ミライとは?
自分と周囲の幸せを望むことができる少年
架橋ミライは、幼少期に叔母家族の策略によって両親と弟を失い、中学卒業時に絶望の淵まで落ち、そこで特級天使のナッセに神候補と選ばれ救われた人間です。
自由と愛を象徴する「翼」と「矢」を得た架橋ミライは、失われた家族の分まで生きて幸せになることを決意、両親からの言葉を胸に自らの幸せの定義を持ち、他の神候補の主義主張との対立を通じて自らが描く理想の幸福を実現するための方法を模索し、変化、成長していきました。
幸せになるために、自分と周囲の幸せを望み、誰も恨むことはしないという信条を持つ架橋ミライには、花籠咲や六階堂七斗を初め、自らの思い描く理想を世界に強要する思想を持たない神候補の支持を集めていき、神候補の中の一勢力の中心人物となります。
花籠咲が大好き
架橋ミライは、幼少の頃から仲がよかった花籠咲のことが大好きであり、花籠咲が通うという理由で高校も選択するほどの執着を見せています。
小学校、中学校では疎遠となっていた二人でしたが、架橋ミライの咲への想いは変わることがなく、神候補となって再会し、赤の矢を使われた際には大胆なほどに愛情を告白、その効果が切れた後も、咲と一緒にいることに大きな幸せを感じていました。
パートナーは特級天使のナッセ
架橋ミライのパートナーとなっている天使は、「純真無垢」の名前を擁する特級天使ナッセです。
ナッセは、ミライを幸せにするために神選びに参加しており、自分やミライ以外の人間の存在に価値を見出さず、ただミライが幸せになることだけを願って、助言・手助けをしてくれました。
『プラチナエンド』架橋ミライのセリフ・口癖
人は生きてなきゃ駄目なんだ、だから命を奪っちゃ駄目なんだ
『プラチナエンド』架橋ミライの主義・主張
母の言葉から幸せの在り方を学ぶ
架橋ミライの母親の口癖は、「人は誰しも幸せになるために生まれ、人は誰しもより幸せになるために生きている」というものです。
そして、自分自身が幸せな状態でないと他者の幸せを素直に喜ぶことができず、同時に周囲が幸せでないと自分自身が幸せでも素直に喜べないと、「幸せになるためには自分と周囲の幸せが必要」だと学んでいました。
父の言葉から幸せを実現する方法を学ぶ
母に教えられた幸せの定義に対し、架橋ミライは父の言葉からその幸せを実現するために大切なことは「人に恨みや憎しみを持たないこと」だと教わります。
父からの言葉は、メトロポリマンの登場によって神候補選びに闘争の要素が含まれ、自分や周囲が危険に晒されたとしても、ミライ本人が直接相手を撃破しない行動指針を生むことになりました。
しかし、ミライ自身が不戦を主張したとしても、対立する主義主張を持つ人物がいれば自分や周囲の存在、幸福が脅かされることを経験していくうちに、メトロポリマン戦では六階堂が撃破することを許容、米田博士戦ではついに自らの幸福のために白の矢を用いるなど、考え方に深さを持つようになりました。
それぞれが思い描く理想に近づくことが幸福
神候補との出会いと争いを続いて、ミライは人はそれぞれ異なる理想の幸福があり、どれだけ描く理想に近づくことができたかが幸福なのかであり、その理想が相容れない場合には闘争をしなければならないという考え方にたどり着きます。
元々、父の言葉に影響を受けたミライは、不条理に反発することなく、自分も周囲も不幸にしてしまう弱さがありましたが、神選びを通じて幸福になるための強さを獲得、その結果、自分も周囲も幸福になる未来を得ることができました。
『プラチナエンド』架橋ミライの主な活躍
プラチナエンド「天使と神候補編」の架橋ミライ
特級天使のナッセと出会う
7歳の時に事故で家族をなくし、叔母に引き取られてから地獄のような人生を歩んできたミライは、中学校の卒業式と共に自分の人生を終わらせることを決意します。しかし、その目論見が達成される直前、特級天使であるナッセと出会い、自由と愛の象徴である翼と矢をもらうこととなりました。
試しに翼を使ってみることを求められたミライは、世界の美しさに触れて生きる希望を取り戻しますが、ナッセから家族をなくした事故は叔母が仕組んだものと教えられると、今度は赤の矢を叔母に使って真実を聞き出します。怒ったミライの一言によって叔母が命を落とすと、ミライは死を目の当たりにして生の実感を獲得、母の言葉を思い出し、幸せになることを決意しました。
次の神選びと神候補の存在を知る
ビジネスホテルを仮宿にしたミライは、ナッセに翼と矢を使って幸せになって欲しいと話されますが、過去に母から幸せになるためには、自分と周囲の両方が幸せになる必要あると教えられており、ミライは強大な力の使い方を慎重に考えると決めます。
一方、ナッセから次の神選びが始まり、13羽の天使と神候補がいることを教えられると、テレビから神候補の一人であるロドリゲス頓間が登場、欲望のままに力を使う存在がいることを知りました。
さらに、ロドリゲス頓間が命を落とし、その犯人が別の神候補メトロポリマンだと判明すると、ミライは神候補と気付かれることのリスクを理解し、家に閉じこもることも検討しますが、メトロポリマンに影響を受けて行動を制限されることは目指す幸福とは異なると判断、合格した高校に通うことを決めます。
想い人である花籠咲と同盟
高校の入学式では、思いがけず発見した天使に動揺を気付かれ、神候補であることを知られてしまいますが、天使ルベルの主はミライの想い人である花籠咲であり、咲によって赤の矢を使われたミライは、咲の家で話し合いの場を持つことになります。
赤の矢の力によって咲に想いを告白したミライは、ルベルから咲には翼がなく矢から逃れる手段がないと説明されると、自分が咲の翼になると宣言、高校で再会してからも落ち込んだ顔を続ける咲に、ミライが見た世界の美しい光景を見せて励まして行きました。
33日が経過して赤の矢の効果が切れた後も、ミライの咲への好意は続き、共に時間を過ごしたことにより幸福を実感するに至りましたが、同時にこの幸福を脅かすメトロポリマンを明確に敵と認定、解決しなければならない問題だと認識するようになります。
プラチナエンド「神保球場編」の架橋ミライ
咲と一緒に神保球場でメトロポリマンの危険性を理解
メトロポリタンによって神保球場で神候補同士の話し合いを提案されると、罠だと知りながらミライは咲と一緒に球場へと向かいます。ミライはあわよくば隙を見てメトロポリマンに「赤い矢」を使うことを考えていましたが、球場はメトロポリマンの独壇場となり、三人の神候補が撃墜されてしまいました。
少女を囮にして神候補を誘き出そうとした際、ミライは咲の言葉を受けて動こうとしてしまいますが、ナッセの機転によりこれを回避、結果として神候補の少女は失われることとなり、ミライは咲と共にメトロポリマンを許すことができない気持ちを抱えながら帰路につくことになります。
父からの言葉とすべきことの間で板挟みになる
家に戻ってきたミライは、頭ではメトロポリマンは自分が「白い矢」で撃破しなければいけないと考えていました。
しかし、幼い頃に父親から、人として一番してはいけないのは憎しみや恨みを持つことだと教えられており、メトロポリマンへの強い憎悪との間で自分のするべき行動が見つけられず、板挟みに苦しむこととなります。
六階堂七斗と出会う
咲の提案で反メトロポリマンの神候補を仲間に集める方針が定まると、ミライと咲が住む家のベランダから六階堂七斗が登場、ミライ達の提案に賛同し、味方になることを提案してきました。
プラチナエンド「グランタワー編」の架橋ミライ
六階堂と共にグランタワーでメトロポリマンと対峙
ナッセの力により六階堂の発言に嘘がないことが保証されると、ミライは咲と共に六階堂の目的と自分たちに接触した理由を理解、六階堂が治療を継続して自分の命を大切にすることを条件に協力を約束します。
その後、六階堂が神保球場で撮影したもう一人の子供の神候補の捜索を次の目標に定めましたが、メトロポリマンが少年院から脱出させた少女Aを用いて一般人に被害を出す策略を始め、ミライと六階堂は数の有利を活かし、二人でメトロポリマンが待ち受けるだろうグランタワーの屋上へと向かいました。
先に六階堂が姿を出し、六階堂を狙ってきたメトロポリマンをミライが狙う計画でしたが、グランタワー屋上部は少女Aと六階堂を巻き込む形で爆発、ミライは間一髪で六階堂を救いますが、そこにメトロポリマンが現れてしまいます。
六階堂との連携でメトロポリマンを撤退させる
平気で命を犠牲にするメトロポリマンに対してミライは激怒しますが、メトロポリマンとは話が噛み合うことがなく、復活した六階堂とのコンビで対峙することになります。爆破装置によって周辺ビルの中の人々を人質に取られたミライ達は、メトロポリマンが白の矢を放つことを止めることができませんでしたが、ミライは赤の矢で六階堂に放たれた白の矢を防ぐ神技を見せます。
しかし、人と争うことになれていないミライは何も考えることができなくなり、翼で避けることも、矢を放つこともせずにひたすら手に持つ赤の矢で放たれる白の矢を防ぎ続けました。
二人の戦闘中、メトロポリマンの意識が逸れた隙をついて六階堂が背後から射撃、メトロポリマンのスーツが破壊され、ミライは相手が同じ世代ぐらいの美少年であることを知ります。メトロポリマンが撤退すると、ミライと六階堂も咲が待つ家に戻りました。
咲の本音を引き出し新たな関係を結ぶ
メトロポリマンへの敵愾心を強める六階堂に対し、ミライはまだ誰かを傷付けることで得られる幸せがあるとは思えないと苦悩します。ナッセの言葉もミライには届きませんでしたが、その会話を聞いていた咲は、ミライは自分といることに幸せを感じているのだと確信することとなりました。
翌日深夜に、ミライは咲に寝室に誘われて二人きりとなり、咲が抱えてきた苦悩を伝えられます。咲はその苦しみによって天使と出会う状況にまで追い込まれていましたが、許して欲しいと話す咲にミライは全く怒っていないと伝え、二人は改めて一緒にこの困難を乗り越えていくことを決意します。
翌日以降、ミライはかつてのように活発で元気な少女に戻り、今後の動きや教会への引越し、自分も翼を手にして一緒に戦いと希望を伝えるなど元気になり、動揺する六階堂にミライはもっと元気になるかもと教えました。
プラチナエンド「南之遊園地編」の架橋ミライ
六階堂家に向かい赤の矢を使う
教会に拠点を移した後、六階堂が探偵に使用した赤の矢が戻り、身元がばれたことを察知、ミライは六階堂の自宅に同行し、メトロポリマンに心酔している神候補「底谷一」と出会います。
六階堂が自宅に突入する間、ミライは底谷と対峙、抵抗する素振りを底谷が見せた瞬間、ミライは迷わず赤の矢を発射、矢は翼で回避され底谷は逃走しましたが、初めて自分から敵意を持って赤の矢の発射に成功し、ナッセにも喜ばれました。
南之遊園地で白の矢を使う
再び教会の拠点に戻り、六階堂の妻と娘が誘拐されたことを受けて話し合う中、メトロポリマンからの通話で二人は人質として南之遊園地に囚われていると教えられ、ミライは六階堂と共に戦闘を覚悟して向かいます。
南之遊園地では、マジックミラー製の中から外に出られない箱が用意されており、その中に六階堂の妻と娘が囚われていたため、六階堂は罠と知りながら迷わず中に入ってしまいます。外で底谷と一対一になったミライは、今度は迷わず白の矢を使いましたが、これは回避されてしまいました。
さらに、ここでメトロポリマン本人も現れて二対一の状況になりますが、ミライは自分が逃げたら六階堂と家族の命はないと考え、自分自身もマジックミラーの箱に入る決断をします。
ルベル、咲により救出される
ミラーハウスの中で六階堂と共に飛び回り、矢による攻撃を回避する行動に出たミライでしたが、脱出の手立てはなく2日近くが経過、ここで一級天使に昇格したルベルにより翼を授けられた咲が到着、底谷が味方となり、外への脱出に成功します。
メトロポリマンも三人のお供と共に再び南之遊園地へ現れ、4対4の決戦の部隊が整い、ミライ達はそれぞれに赤の矢を使い、自分達も赤の矢による攻撃を無効化し、戦いへと向かいます。
幕松、小日向を撃破
元自衛官で武器マニアの幕松と底谷の戦いが始まると、ルベルからの献策を受けてミライは咲と共に二人で幕松の両足にしがみつき、翼による移動を制御、底谷の一撃に繋げて勝利を得ます。
次に前に出た小日向はバイオ兵器の使い手で、凶悪なウイルスの拡散を盾にミライが新薬の実験隊になることを求められますが、周囲が打開策を見つけることができない中、ミライは白の矢でウイルスを撃破し、小日向の動きを封じることに成功しました。
しかし、ミライが白の矢を用いて小日向を撃破するべきなのか葛藤するうちに、生流奏による白の矢と小日向による注射器の攻撃が放たれ、ミライは回避不能な状況に追い込まれてしまいます。ミライの窮地をみた咲が自分を犠牲に庇おうと動き、さらに咲を助けるために動いた底谷と小日向が相討ちとなってしまいました。
残された少年もその場を脱出し、戦いはミライと生流奏の一対一となります。
生流奏を撃破
ミライは一連の出来事を経て自分の悩みに結論を出し、白の矢を使った場合はそのことに人生を苛まれてしまうため、自分が幸せに生きるために白の矢は使わず、赤の矢で戦うと決断します。
ミライと生流奏は、互いに足を地面につけた状態で交互に矢を放ち、一歩ずつ距離を縮めていくというルールで戦いを開始します。二人の戦いは5mの距離まで縮まり、生流奏はミライが赤の矢を放った瞬間に自分も白の矢を放つ作戦を立てていましたが、ミライは赤の矢を放たずに特攻、白の矢を間一髪で防ぎますが、既に生流奏には赤の矢が使われており、決め手にかく状態になります。
生流奏が白の矢を放つのを防ぐため、ミライは右手を強く持ったまま翼で生流奏の目を覆い隠し、生流奏の左手も咲が拘束、ここで瀕死の六階堂が最後の力を振り絞ってにじり寄り、持参した銃火器で生流奏を撃破しました。
六階堂を看取り英雄だと認める
戦闘後、すぐに六階堂は倒れてしまい、ミライと咲は六階堂を病院に連れていき、教会に待機してもらっていた妻子も呼び、最後の瞬間を看取ります。
その後、ミライは自分たちの行いが本当に正しかったのかと迷い落ち込みますが、咲が励まし、六階堂の行動は正義だと思うと話すと、ミライも六階堂は英雄だと認め、初めて人が人の命を奪うことを肯定しました。
咲が作ってくれた激辛カレーに幸せを感じる
教会の拠点に戻ったミライは、ルベルと現在の天使と神候補の状況を整理した後、丸一日以上眠りについてしまいます。
目覚めたミライの視界には、笑顔の咲の姿があり、庭園にテーブルを置いて用意してあった激辛カレーを一緒に食べられることとなり、両親を失って以来味が分からなくなったミライは、初めて料理の味を感じておいしいと思い、戦いの後で残った咲との幸せな時間を噛み締めました。
プラチナエンド「神候補集合編」の架橋ミライ
神候補狩りが始まり星・弓木と出会う
ミライは咲と穏やかな時間を過ごす中、神候補の結糸向がメディアの注目を集め、残り六人の神候補を人々に知ってもらい、皆に神を選んでもらうことを提案、一般社会に詳しい神選びの情報が知れ渡り、神候補狩りが始まってしまいます。
警察や政治、諸外国の諜報局が動き、赤の矢の影響を受けている咲が二人だけで誰もいない所に逃げることを提案しますが、ミライは六階堂であれば逃げずに堂々と生きるだろうと考え、その先に幸せがあることを信じて立ち向かうことを決意します。
高校の二学期が始まり、二人は堂々と学校へ向かいますが、そこで警察庁の星、弓木のコンビが接触、二人が上層部とは異なる方針でミライや咲を助けたいとしていることを知り、二人の拠点に匿われることとなりました。
神候補の捜索に協力
ミライは、咲やナッセ、ルベルからの意見も参考にして星と弓木は信頼できると判断、他の組織よりも早く神候補を見つけ出すことに協力することにします。
星と弓木が抽出した神候補容疑リストに対して、ミライは咲と共に一人ずつ確認に向かい、奏の同級生であった南河を確保した後、神候補である中海修滋を発見しました。
中海とは生と死の在り方で意見が対立
幸せになるために生きるミライの考え方に対し、中海は正反対の考え方を持っており、ミライと中海は意見が対立してしまいます。しかし、優秀な南河の言葉は、中学一年生の中海が納得できる話であり、中海は自分の考えの根本は曲げないものの、「人に迷惑をかけない」という立場に立ち、ミライ達と行動を共にすることになりました。
結糸向、手毬由理とも手を結ぶ
また、ミライは咲と共にSNSを通じて神候補同士の話し合いを求めていることを発信、すぐに結糸向が現れ、ミライが本物であることを確かめると、自分の期待していた通りの展開だと喜び、ミライ達に協力することを約束します。
迎賓館に保護されていた手毬由理に対しては先に4人の天使が接触、手毬由理が赤の矢を使いながら森の中に脱出してきたところで合流、結糸向から手毬由理に翼を渡してもらい、残り6人の神候補のうち、5人が協力体制を取れる状態となりました。
神に推薦する相手が中海に決まる
5人は星、弓木と合流した後、現段階で5人の中で神に推薦する神候補を決めることになります。しかし、闇の天使オガロから神になればこの世界から天界へ渡ることになると説明されると、ミライ達は人間世界で幸せになることに執着しているため、神になることを躊躇し始めました。
生に執着のない中海は、自分が神になってもいいと立候補し、尊厳死を認めさせる世界にするという自分の考えは保持しつつ、他の神候補の意見も柔軟に取り入れる立場を見せますが、ミライとは意見が対立しており、多数決での投票となります。
その結果、ミライ以外の神候補は全員中海に投票、残り1人の神候補が中海で納得するのであれば、中海が神に選ばれることになりました。
プラチナエンド「特級天使と天才博士編」の架橋ミライ
「神がいない」ことで犠牲になる人のために神になることを決意
ミライは咲達と共に有楽町上空に集合して現れ、特級天使ムニと相対します。既に注目されていた神候補に対して、自衛隊や各国の特殊部隊が動くなど物々しい状況になりますが、ミライ達はそれぞれがテレビ局上空へ移動、ムニを通じて要求された最後の神候補の要求に応じ、自分が神になったら何をするかを話し始めました。
ミライは自分は神になっても何もしないと主張、求めに応じたことで米田も姿を現します。米田の考えは、神は人間の信仰によって生み出された想像の産物であり、現在神選びと称して存在する神は、神ではなく「クリーチャー」であると主張、人類は神はいないと宣言し、神を選ばないというものでした。
神がいないと断言されれば、神に縋って生きる0.1%程度の人々、700万人程度が命を落とす可能性があると知ったミライは、そうしないためであれば自分が神になると決意、米田と意見が対立することになりました。
緊急用シェルターに拠点を移す
結糸向が狙撃によって命を落とすと神候補達は一度解散、ミライは咲、手毬由理と共に拠点へ戻ります。
もう一度米田とは話し合いをすることとなっており、それまでの期間安全に過ごすために、星と弓木が暮らす家から、緊急用のシェルターへと拠点を移すことになりました。
プラチナエンド「新国立競技場編」の架橋ミライ
咲と二人になり想いを伝え合う
次の話し合いでもしミライが神となれば、ミライと咲は二度と会うことができなくなるため、咲の願いで二人だけの時間を持つこととなります。
ミライは翼を得て初めて訪れた場所に咲を連れていき、咲と想いを確かめ合い、二人のどちらも欠けることなくこの時までこれたことを感じながら、幸せな時間を過ごしました。
米田を撃破する覚悟で新国立競技場へと向かう
米田から新国立競技場を指定され、日時も提示されると準備を始めますが、手毬由理からもし誰も神にならなかった場合、神候補選びも神候補であったこともなかったことにならず、そうなると神候補だった人物は誰も幸せになることなどできないと指摘されます。
神候補の幸せも考えたミライは、話し合いを重ねても米田を納得させることができないのであれば、米田を撃破してでも神になる必要があると考え、咲を驚かせ、ナッセを喜ばせました。
時刻となり、ミライと咲、手毬由理、星、弓木は新国立競技場へと向かい、米田、中海と対峙します。
米田と一対一の話し合いになる
神候補同士の話し合いの論点は、ミライが神となるか、米田がそれを止めるかであり、米田の希望でミライと米田が一対一で話し合いをすることになり、星を残してそれ以外のメンバーは迎賓館で待機することになります。
ミライは人類の未来を人類が決めるべきと考える米田が、なぜ滅亡へ向かう科学技術の発展を変化させる努力をしないのかと問いますが、米田の主張は宇宙の始まりから終わりまでは連続する一瞬であり、現在であると同時に変えられない過去であるため、滅亡は決まっているのだという小難しいものでした。
米田の主張を完全には理解できないものの、ミライは人間は自分を含め自分のために生きており、描く理想は異なり、どれだけ理想に近づいて行けるかが幸せなのだと主張、互いに描く理想が真っ向から対立する米田に対し、ミライは自分のために米田を撃破すると宣言します。
咲の命と神になることを天秤にかけられる
戦いを始めようとしたミライに対し、米田は迎賓館で中海によって人質にした咲の姿を見せ、28秒の間に神になるのを諦めるか、咲が命を落とすかの選択を迫ります。ミライは、自分が神を選択しないことは700万人の命を見捨てる主張であることを理解しながら、迷いなく咲を選択、神を諦めると伝えました。
ミライの選択は、米田には数の論理を覆した愚かで矛盾のあるものでしたが、ミライは米田が本当に人を好きになったことがないと指摘、友情や愛は幻想ではなく、今の自分の気持ちが生涯保障されるものでなくとも、今、自分は咲が大好きで最も大切な存在なのだから、何一つ間違った選択ではないと返します。
咲の命と自分の命を天秤にかけられる
米田が強要する選択は止まらず、次は咲の命とミライの命のどちらかを28秒で選ぶことを求められます。
ナッセはミライを幸せにするため、たとえ咲を失ったとしても必ずしもミライが幸せになれない訳ではないと話しますが、ミライは自分の命よりも大切な命もあると、咲の命を救うことを選択、米田によって放たれた白の矢を受け入れようとしました。
しかし、ミライの幸せを諦めきれないナッセの介入により白の矢を回避、ナッセはこの行動で特級から二級に降格し、ミライは赤の矢のみとなってしまいます。
咲に助けられる
米田の追及は終わっておらず、星に抱き抱えられたミライは、咲を助けるために地上に降りようとしますが、赤の矢を使われている星とナッセは、必死にミライが自分の命を選ぶように説得します。
しかし、ミライは咲を犠牲にした上で自分の人生を得たとしても、そこに幸せは絶対にないと断言、米田が突きつけた選択は両方が自分にとって不幸ではあるが、よりマシな方を選ぶだけだと話し、ナッセは自分がミライを幸せにできなかったかもしれないと感じました。
地上に降りたミライに対し、米田は迷いなく白の矢を発射、今度こそミライは終わりを覚悟し、最後に咲の笑顔を思い出しますが、間一髪で迎賓館から出てきた咲が登場、ミライを助けることに成功しました。
記憶を残した状態で咲との新たな道を歩き始める
手毬由理が中海から預かった白の矢を米田に使うも、ミライの気持ちを汲んだナッセが米田を助け、米田は二度も天使に命を救われたことで自らの間違いを認めます。ミライの答えを尊重した米田は自らを終わらせようとしますが、米田を救うために中海がクリーチャーとなり、天界から神はいないと米田に伝える話となりました。
神候補全員が中海が神になることに賛同したため、世界中の人の記憶から神候補の記憶がなくなります。中梅から、記憶を残すかと問われ、ミライは神選びでの経験や犠牲になった人々を忘れないために記憶を残す選択をしました。
プラチナエンド「天界と世界と未来と終わり編」の架橋ミライ
咲との幸せな人生を生きる
日常に戻ったミライは、咲との交際をクラスの皆にも公にし、結婚と四つ葉のクローバーを置くフラワーショップの開店の約束をします。
神選びから6年と少しが経過した頃、ミライは正式に咲の両親に結婚の挨拶をし、念願だったフラワーショップを開店、最初の配達で研究室で研究に没頭する米田に、大きく綺麗な花束を送りました。
感謝と共に消失
中海が天界で白の矢を自分に用いると、天界の崩壊と同時に、人間世界の生物の消失が始まります。
若い順に周囲が消えていく中、ミライは咲と抱き合い、自分たちはナッセとルベルに助けられたことで多くの幸せを得ることができたと感謝、一緒に消えていくことができるのなら幸せだと伝えます。
二人は最後の瞬間まで抱き合い、ミライは感謝と共に消失しました。