「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」原作小説20巻を、ネタバレありであらすじ解説・考察をしていきます。
第19巻では、スバル・ラインハルト・エミリアが「強欲の大罪司教」レグルスを撃破、プリシラ・リリアナが「憤怒の大罪司教」シリウスを撃破することができました。
現在展開されている状況は次の通りです。
- 都市庁舎:アル vs 「色欲の大罪司教」カペラ
- 一番街の制御塔:ヴィルヘルム vs テレシア
- 一番街の制御塔:ガーフィール vs 八ツ腕のクルガン
- 二番街の制御等:ユリウス・リカード vs 「暴食の大罪司教」ロイ・アルファルド
- 広場:オットー・フェルト・ダイナス vs 「暴食の大罪司教」ライ・バテンカイトス
各部隊、相対する大罪司教を撃破することができるでしょうか!?
19巻のあらすじ・ネタバレ解説はこちら
https://pixela.co.jp/vod/rezero-19th/
リゼロ原作小説20巻プロローグ「月下狂想曲」あらすじネタバレ
ガーフィールは、大虎に獣化することで自らを捉えていたものを打ち破ります。
しかし、外に出た瞬間に亜獣が襲いかかってきました。
- 周囲にヴィルヘルムとテレシアの姿がなく、遠くまで運ばれた
- 場所は一番街の制御塔前の広場
遠くから八ツ腕のクルガンが現れ、亜獣を蹴散らしながらガーフィールに迫ります。
- 大虎となったガーフィールがクルガンの腕に拘束される
- 獣化を解いて拘束から逃れ、制御塔に向けてクルガンを投げつける
- ガーフィールも制御塔の中に入り、暗闇の中で乱戦を繰り広げる
- クルガンによって上に打ち付けられ、最上階まで飛ばされる
- 「色欲」がいないことに気付き、対話鏡で連絡しようとするが階下に引きずり込まれる
ガーフィールは、自分が憧れた英雄「八ツ腕のクルガン」と向き合います。
クルガンは、初めてガーフィールに対して「鬼包丁」を構えました。
ヴィルヘルム vs テレシア
ヴィルヘルムとテレシアは、瞬き一つが命取りになる、剣の頂上決戦ともいえる激しい戦いを展開しています。
- ヴィルヘルムは、戦いが永遠に決着に辿り着かなければいいと考える
- 一方で、逢瀬はいずれ天の上でできるだろうと考える
- そして、テレシアにお前は美しい、だからここにいるべきではないと告げる
死神の加護によって削られていくヴィルヘルムは、短期決戦を求め、剣をテレシアに向けます。
ユリウス、リカード vs 「暴食」ロイ・アルファルド
ユリウスの虹色の精霊魔法は、筆頭宮廷魔術師であるロズワールから着想をし、独力で編み出したものでした。
- クラリスタ:剣に纏わせる
- クラウゼリア:光を射出する
また、「誘精の加護」の力で六種類の準精霊と契約をしており、その組み合わせを研究して多彩な戦術を持っています。
火属性 | イア |
---|---|
水属性 | クア |
風属性 | アロ |
土属性 | イク |
陽属性 | イン |
陰属性 | ネス |
多用してきた攻撃は、「暴食」ロイ・アルファルドには既知のように避けられ、新しく編み出した技しか通用しません。
また、「暴食」ロイ・アルファルドは剣技、武技、魔法共にユリウスやリカードと同等以上の力があり、それにより二人は劣勢に立たされていました。
アルファルドは、ヨシュアとユリウスの昔話をしながら、ヨシュアを代弁するように「憎かった」と告げ、渾身の一撃を与えます。
リゼロ原作小説20巻プロローグの考察、ネタバレ解説
アルファルドがユリウスに「憎かった」と告げた理由
ユリウスはユークリウス家の養子であり、本来はヨシュアが嫡男です。
ただし、幼少期のヨシュアの体が病弱だったことから、ユリウスが次代当主となり、近衛騎士の座を与えられていたのでした。
今でこそヨシュアはユリウスLOVEですが、昔はユリウスに対して敵対心を持っていました。ロイ・アルファルドが代弁したヨシュアの気持ちは、今ではなく、幼少期の頃の思いだったと考えられます。
リゼロ原作小説20巻1章「醜悪なる晩餐会」あらすじネタバレ
水路で囲まれた大広場では、複数の水竜に囲まれた「暴食」ライ・バテンカイトスがいました。
仕留めたと感じたフェルト・「白龍の鱗」が包囲を解いてオットーの元に近づいてきます。
- フェルトは、ロム爺とエッゾ曰く「ラインハルトも無事では済まない威力のミーティア」を宿に取りに行くところだったと話す
- ダイナス達は、キリタカの捜索に戻ろうとする
しかし、水竜が敗北した姿となり、美食家を語る「暴食」ライ・バテンカイトスがオットー達を見据えます。
オットーは、フェルトにミーティアを持ってくるまで時間を稼ぐと言い、フェルトはガストンをオットーに託すと返しました。
フェルトが牽制の短剣をライ・バテンカイトスに放つと、同時にガストンが前に出ます。
- 「暴食」が短剣をガストンの方に向ける
- ガストンの当たった瞬間、短剣の方が砕ける
- 暴食が「流法か!」と驚く
- ガストンの張り手にも嫌な予感をして避ける
この隙に、フェルトは風のようにその場を走り去ります。
「暴食」ライ・バテンカイトスは、「ルイが喜びそうなのは三人かな」と呟きました。
「暴食」の権能
白竜の鱗、ガストンが「暴食」を囲んで襲いかかりますが、遊ばれて撃退されてしまいます。
オットーの足元に、ガストンが飛ばされてきます。
- ガストン曰く、「暴食」の動きは才能ではなく、鍛え上げた使い手の動き
- オットーから見ても、複数の体技が無造作に組み合わさった動きに見える
オットーは、スバル達から「暴食」の権能について「名前と記憶を食べる」と聞いていました。
そして、「食べた後」のことについて考え始めます。
- 「暴食」が戦い方を変更し、氷魔法「アル・ヒューマ」を打ち込む
- ガストンが白鯨の鱗を庇い、間一髪で全員無事
オットーは話に聞いていた少女の魔法を「暴食」が使ったことで、自分が考えた「食べた後」のことに確信を持ちました。
暴食は、さらに動きを加速します。
- ガストンの後ろにいる白竜の鱗の一人の前に立つ
- 肩に手を当て「ヒックス・ハルトマン」と名前を呼ぶ
- 肩に当てていた手を舐める
すると、オットーの目の前には、誰だか分からない男性が突然戦場に倒れている状態で姿を表し、ダイナスは自分と同じ白竜の鱗の制服を着ている知らない男性が現れました。
「暴食」は、ダイナスに対して、つれないことを言うなよ、と言います。
- 故郷の土地の浄化も後一歩
- ミリアンも、メイリィも、お前のせいではない
ダイナスは、自分の仲間が「暴食」の被害に遭ったことを確認し、渾身の一撃を振るいますが、それを見知っている「暴食」は難なく回避します。
オットーは、暴食の権能について確信を深めました。
- 名前を食べた相手の「記憶」を奪い、知識や経験、技術を自分のものにする
- 名前を食べられた相手は全員の記憶からも失われる
- 能力の発動条件は「名前」と「接触」
そして、「名前」を知られないようにすること、「接触」されないことを全員に共有しました。
大精霊ベアトリスが参戦
一同は、改めて全員の連携攻撃で「暴食」に襲いかかります。
- 白竜の鱗の連携攻撃
- ガストンの掌底から発生する衝撃波
- オットーの魔石爆弾
オットーの手札の一つである魔石爆弾が炸裂しますが、「暴食」は身に纏っていたボロ切れ一枚でその衝撃を回避していました。
その体の下には夥しい傷跡が無数にあり、オットー達は息を呑みます。
追い込まれていくオットー達の背後から、聞き慣れた懐かしい声がします。
- 自分はスバルにしか手を貸さない
- 今回は特別措置なのかしら
早く終わらせて、スバルに抱っこしてもらいに行くのよと、大精霊ベアトリスがオットー達の戦いに参戦します。
「暴食」がレムを演じて二人を激怒させる
「暴食」ライ・バテンカイトスは、レムの記憶を引き出して、ベアトリスに話しかけます。
- 何で禁書庫に引きこもっていたベアトリス様が外にいるの?
- ロズワール・L・メイザースの筆頭使用人
- いずれ英雄となるナツキ・スバルの介添人
二人の記憶にはなくとも、スバルにあれだけ復活を望まれているレムを嘲笑した「暴食」に、ベアトリスとオットーは激しい憎悪を燃やします。
そして、絶対にスバルに会わせてはいけない、ここで仕留めると決意を共有しました。
ベアトリスの制限
ベアトリスは「エル・ミーニャ」で先制攻撃を仕掛けますが、「暴食」は向かってくる紫矢を砕いて回避します。
ベアトリスは、「あと5発」しか大技は発動できないとオットーに告げました。
- ベアトリスの懐に7つの魔晶石があった
- 魔晶石には膨大な魔力が含まれており、パックの依り代となるはずのもの
- 「エル・ミーニャ」を放ったことで一つが砕けちった
ベアトリスが周囲と連携して「暴食」と戦う
ベアトリスは、まるでスバルのように、制限がある中で周囲と連携をしながら戦います。
- 「アル・ミーニャ」を放つフリをする
- ベアトリスを警戒した「暴食」の隙をつき、ガストン・白竜の鱗が襲う
- ガストンが「流法」の限界となる
- ダイナス以外の白竜の鱗3人が「暴食」の権能の餌食となる
- 二つ目の魔晶石を砕いて「ウル・ミーニャ」を唱える
- 回避した「暴食」に対して三つ目の魔晶石を砕いて「シャマク」を唱える
- シャマクでできた隙を、フェルトが持ち帰ったミーティアで攻撃する
ベアトリスは「ミーティア」に見覚えがあり、使い方を教えるようにフェルトと一緒に持ち、四つ目、五つ目の魔晶石を砕いて膨大な魔力を注ぎ込みました。
ミーティアの先端に光が集中し、巨大な白い光の閃光が放たれます。
- 白い光が通った後は抉り取られ、街の姿が変わる
- 「暴食」が瀕死状態で倒れている
ベアトリスは、このミーティアはエキドナが「神龍ボルカニカ」に嫌がらせをするために作成したもので、行方が分からなくなっていた、と説明しました。
大罪司教「暴食」担当、ルイ・アルネブが現れる
「暴食」を拘束しようとダイナスが近づくと、様子が一変します。
- ダイナスが倒れる
- オットーが深手を負う
目の前の「暴食」は可憐な少女となっており、大罪司教「暴食」担当、ルイ・アルネブだと名乗ります。
- 「フェルト」は偽名。本当の名前は別にある
- 「美食」よりも「悪食」よりも「誰と一緒に食べるか」
- 「お兄ちゃん」はボロ負け。「兄様」はあの女のいいのり
- 今日はこれで退散する
「暴食」が去った後の広場で、オットーの悔しさの絶叫が響き、ベアトリスが六つ目の魔晶石を使用して、オットーやダイナス、ガストンといった負傷者達を治療しました。
リゼロ原作小説20巻1章の考察、ネタバレ解説
「ラインハルトも無事では済まないミーティア」をフェルト陣営が持っていた理由
フェルトが持ってきたミーティアは、元々は「エキドナが神龍ボルカニカに悪戯するために作ったもの」です。
その後行方不明となり、ベアトリスがどこにいったのかを探していました。
ロム爺の手元にあったということは、亜人戦争の際、魔女スピンクス経由で渡った可能性が高いです。
魔女スピンクスはリューズの複製体で、エキドナの魂の転写に失敗した存在(人格が溢れ落ちた)であり、亜人戦争を引き起こした人物でした。
ガストンの「流法」とは
トンチンカンはアストレア家の達人達にビシビシ鍛えられており、「流法」もアストレア家の修行の中で身につけたものです。
暴食が「流法」の存在を知っているのは、これまで食べてきた武芸の達人たちの記憶の中に「知識」があったからでしょう。
メイリィの父はダイナスである可能性が浮上
ヒックスの発言に「メィリィ」の名前が現れ、ダイナスがメィリィの父親説が浮上しました。
ヒックスとダイナスは、黒蛇による故郷の呪いを解くために「白竜の鱗」を結成した同郷の仲間であり、ダイナスの過去も知っています。
もしかすると、黒蛇を呼んだのはメィリィであると思われ、村から出すことを求められたのかもしれません。
リゼロ原作小説20巻2章「領域の被害者」あらすじネタバレ
「色欲の」カペラは、アルの姿を見てプリステラで暗躍していた人間だと指摘します。
- 水門を開けて放流し、王選陣営を助けた
- キリタカ以外の住人会のメンバーを撃退した
アルは惚けますが、否定はしません。そして、アルとカペラの不思議な戦いが始まりました。
- アルがカペラの攻撃を「知っている」ように躱す
- 「カペラの血」には触れるだけなら大丈夫と「知っている」ように動く
- あらゆる攻撃が通じないカペラに対し、次の仮説検証の案を立てる
カペラの目から見て、アルには今繰り広げられた戦闘以上の疲れがありました。
アルの不思議と罠
アルとカペラの攻防は続き、アルはカペラに20回以上の深手を与えていました。
しかし、そのどれもが致命傷には繋がらず、カペラはすぐに「変容」して元通りに戻ります。
- 自分が100回挑んでも倒せるか分からない
- 実際、もう半分ぐらいいってる
そう話したアルは、地下空間を爆破させ、黒竜の姿となっていたカペラを、大質量の建物の下敷きにしました。
アルは細い亀裂から水路に飛び込み、崩落から逃れます。
アルが「アナスタシア・ホーシン」へ疑念を抱く
飛び込んだ水路の先で、アルは予定通りアナスタシア、フェリスと合流します。
フェリスとアナスタシアが先の戦いについて感想を言い合いました。
- アナスタシアの魔法は効かなかった
- フェリスの攻撃は効果があった
- 互いに手札を隠しているとは人が悪い
この話を聞いた途端、アルが青龍刀をアナスタシアに向けて、フェリスに自分の後ろに来るように言います。
「アナスタシア・ホーシンができねェことをやった」そうアルが告げると、アナスタシアも感情を消した表情をアルに向けました。
カペラが呼び出した「亜獣」から逃走
水路の反対側から「色欲」のカペラが現れ、自分は福音書の指示で、今日はもう退散すると話します。
クルシュへの行いから激しい怒りを感じているフェリスに対し、「龍の血」は別問題であり、自分を倒してもクルシュは治らないと話します。
そして、衛兵の姿を変えたであろう「亜獣」で三人を囲い込みました。
アルとアナスタシアは停戦し、包囲網を突破するため、三人で協力をして逃走を開始しました。
アルは「領域」を展開して戦っていたと描写されています。「領域」がアルの不思議な言動と関わりがあるのでしょう。
リゼロ原作小説20巻2章の考察、ネタバレ解説
アルの「領域展開」
カペラ戦で見せたアルの「領域展開」は、短編集で過去3度使われています。
- ライプ・バーリエル
- ヤエ
アルもスバルと似た権能を授かっていることが分かり、ますます「同一の存在から生まれた兄弟説」が濃厚となってきました。
アナスタシアが魔法を使えないことをアルが知っている理由
アルがアナスタシアのゲートの欠陥を知っている理由は次のケースが考えられます。
- アルはループしており、スバルとして過ごした周回でアナスタシアのゲートの損傷を聞いている
- アナスタシアのゲートの損傷の原因にアルが関わっている
- アナスタシアも「剣聖」同様特別な家系で、アルはその知識を持っている
この時のアルは、敵がアナスタシアに化けている可能性だけを疑ったことから、「襟ドナ」の存在は知らないと思われます。
リゼロ原作小説20巻3章「戦士の称賛」あらすじネタバレ
ガーフィールと八ツ腕のクルガンの激闘が続いています。
- ガーフィールが八ツ腕のクルガンの宝剣「鬼包丁」を噛み砕く
- 地上から水中に移動しても、二人は戦い続ける
- 屍人であるクルガンは呼吸が必要なく、徐々にクルガン優勢になる
- 酸素不足でガーフィールが意識を失う寸前、クルガンが水路を破壊する
ガーフィールは溢れ出す濁流に流され、ようやく酸素を得ます。流された場所にいたのは、「ゴージャスタイガー?」と呼ぶ小さな子供でした。
ガーフィールが自分の迷いに答えを出す
ガーフィールが流れた先には、弟妹と避難所の人々がいました。
- フレドが「ゴージャスタイガー!」と叫び続ける
- 妹が弟フレドを後ろから抱きしめる
- 避難所の人々がフレドの熱に当てられガーフィールに声援を叫ぶ
八ツ腕のクルガンもガーフィールに追いつき、最後の決戦が始まります。
極限まで集中したガーフィールの世界は、音が消え、色が消え、ただクルガンと自分だけが緩慢に流れていました。
- ガーフィールは「聖域」で自分の弱さを知った
- プリステラでラインハルトと出会い、恐れた
- 自分は多くの大切なものを抱えたことで、弱くなったのではないか
- ガーフィールの意識の中に大切な人達の顔が次々と浮かぶ
- その全てを守れるように、強くなっていけばいいと、答えをだす
クルガンの八ツ腕の攻撃により、ガーフィールはその両腕、爪が破壊されます。しかし、最後まで前進し、その牙でクルガンを撃退しました。
クルガンは、初めて口を開き「見事」とガーフィールに一言告げると、砂のように崩れ去り、灰となりました。
プリシラが亜獣を屠る
アナスタシア、フェリス、アルは、無数の亜獣の追撃から必死に逃走を続けています。
そこに、プリシラが天から降り立つように現れました。
プリシラはフェリスの想いに応え、哀悼と慈悲を超えて、その炎で亜獣を灰に帰しました。
リゼロ原作小説20巻4章「剣鬼恋歌—断章」あらすじネタバレ
ヴィルヘルムは、テレシアとの激闘の中、白鯨の大征伐に向かうテレシアを思い出します。
- ヴィルヘルムはテレシアを止める
- テレシアはヴィルヘルムを突き放し、肩に傷を負わせる
- 「戻ってきたら、あの日、聞けなかった言葉を聞かせてちょうだいね」
ヴィルヘルムとテレシアの戦いは、あの日の再現を続けます。そして、あの日の終わりを迎え、ヴィルヘルムが葛藤を抑え込み、テレシアに決定的な一撃を加えるところでした。
ハインケルがそこに現れ、「親父?」と声をかけてきます。
「龍剣」レイドを抜くラインハルト
ヴィルヘルムは極限の集中を失い、テレシアに追い込まれ、ついに戦闘不能となってしまいます。
それでもヴィルヘルムは相打ちを狙いますが、テレシアの注意はヴィルヘルムから、息子ハインケルに向かいました。
- テレシアが息子を手にかけようとするのを、ヴィルヘルムが叫んで止める
- テレシアは止まらない、一切の感情が表にでない
- ハインケルが尻餅をつき、後ずさりをする
- ヴィルヘルムが与えた剣「アストレア」が地面に転がる
テレシアの剣がハインケルに振るわれる瞬間、「龍剣」レイドを抜いたラインハルトが現れます。
テレシアとラインハルトの戦いが始まり、ヴィルヘルムが叫びます。
- やめろ
- それは、俺のテレシアなんだ
ラインハルトは、お祖母様は15年前に自分が倒したと冷たく返し、ここにいるのは偽物だと淡々と答えました。
リゼロ原作小説20巻5章「テレシア・ヴァン・アストレア」あらすじネタバレ
テレシア・ヴァン・アストレアは十二歳の時に、「剣聖の加護」をもたらされます。
- 「死神の加護」を自覚し、人を傷つけないように注意して生きてきた
- アストレア家の宿命である剣と離れ、花を愛でて暮らしてきた
- 十二歳の頃、お庭の手入れをしている時に「剣聖の加護」を受け継ぐ
- 兄が二人、弟が一人いて、三人の男兄弟は剣に明け暮れていた
- 前剣聖の叔父が、無理やり長兄と試し合いをさせる
テレシアは試し合いで長兄に負けるつもりで木剣を前に差し出しましたが、その木剣は長兄の喉元を捉えており、これにより次の「剣聖」として周囲に認識されるようになりました。
テレシアの初陣と長兄喪失
ルグニカ王国では、史上最大の内戦「亜人戦争」が始まり、王国は「剣聖」を戦線に出す決断をします。
新しい「剣聖」の初陣と聞きつけ、王国のあらゆる騎士が集い、テレシアに期待をかけます。
- テレシアは天幕のなかで震えてる
- 長兄と2年ぶりに話し、心情を泣きながら零す
- 長兄は妹であるテレシアは自分が守ると話す
兄に全てを委ね、その戦いでテレシアは剣を一度も振ることがありませんでした。
長兄テムズは、テレシアのいる本陣を守って亡くなります。
その後、テレシアの代わりに亜人戦争に参加した次兄カルラン、弟カジレス、前剣聖の叔父も命を落としました。
「剣聖」として立つテレシア
亜人戦争が始まってから5年、テレシアが十九歳になる頃、ヴィルヘルム・トレアスと出会います。
- 王都の未開発の区域に、花の種を蒔いてその結果を確認しに来ていた
- 剣呑とした空気を纏う少年、ヴィルヘルムと出会う
- テレシアとヴィルヘルムは逢瀬を重ね、互いを知っていく
- ヴィルヘルムの騎士叙勲の頃、二人は想い合っていることを確認する
- ヴィルヘルムの故郷、トレアス領に戦火が広がり、ヴィルヘルムが単独で向かう
- 絶望的な状況の中、初めてテレシアが自分で剣を振る決断をする
- トレアス領でヴィルヘルムを救出し、抜かれた剣から「剣神」の笑い声がする
- 王都の花畑でヴィルヘルムと再会し、斬り合いになる
- それをねじ伏せ、「誰かを守るために剣を振る」と告げ、亜人戦争に本格参戦する
テレシアは、いつかヴィルヘルムが自分の剣を奪いに来てくれることを、密かに期待していました。
「剣神」は、そんなテレシアをあざ笑うように笑っていました。
ヴィルヘルムがテレシアを「剣神」から奪いとる
ヴィルヘルムとテレシアは、亜人戦争終結の記念式典で再び出会います。
- 式典会場でテレシアとヴィルヘルムが剣戟を合わせる
- ヴィルヘルムの自分を思いながら重ねてきた研鑽にテレシアは胸を熱くする
- ヴィルヘルムの剣が、テレシアの剣を折り、勝利する
- テレシアの耳から「剣神」の声が聞こえなくなる
二人は愛し合い、結婚し、幸せな時間を過ごしていきます。
しかし、それでも、人生とは色々あるものだとテレシアは感じていました。そして、誰も悪くないと。
- 息子「ハインケル」:懸命に誰よりも剣に打ち込むが、挫折。歪んでしまう
- ハインケルの妻「ルアンナ」:眠り姫の病にかかる
- 孫「ラインハルト」:一人では背負いきれない宿業を無数に背負う
テレシアは、幸せな時間を過ごし、そして白鯨の「大征伐」に参加しました。
テレシアが「剣聖の加護」を失い「虚飾の魔女」パンドラと出会う
テレシアの白鯨討伐戦は、討伐隊に優勢な状況が進んでいました。
しかし、一つの変化が討伐隊を壊滅状態に追い込みます。
- 白鯨戦の間に「剣聖の加護」がなくなる
- ラインハルトに継承されたと直感で理解する
それでも、剣聖の時の剣戟を再現できる力があるテレシアは、「龍剣」レイドを捨てて長剣を広い、戦いに出ます。
そこに、「虚飾の魔女」パンドラが現れました。
テレシアはパンドラに立ち向かいますが、意識が落下し、最後に「ヴィルヘルム」と呟いて意識を失いました。
ヴィルヘルムとテレシアの別れ
テレシアが目覚めると、年を重ねたヴィルヘルムの腕の中にいました。
ヴィルヘルムの目には涙があり、テレシアが体に残っている僅かな力でそれを拭います。
テレシアが言葉を待ち、ヴィルヘルムがたどたどしく、言葉を紡ぎました。
私は、お前を、愛してる。
ヴィルヘルムの愛の言葉を聞き、テレシアは笑顔で涙を流し、彼の腕の中で灰に変わります。
三世代のアストレア家が分裂する
テレシアが遺灰になった後、ヴィルヘルム、ハインケル、ラインハルトはぶつかります。
- ハインケルがラインハルトを罵る
- ラインハルトはそれは事実ではなく、あれはお祖母様ではないと突き返す
- ヴィルヘルムはテレシアの遺灰を自分の上着にかき集める
- 深い傷でよろめくヴィルヘルムを、ラインハルトが支えようとするが、「触るな!」と一喝される
- ヴィルヘルムが、ラインハルトに「後悔しているか?」と問う
- ラインハルトは「僕は正しいことをした。後悔していない」と伝える
- ヴィルヘルムは「お前が正しい、俺が間違っている、だからもう話すことは何もない」と告げる
他人行儀となったヴィルヘルムに、別の戦場への助力を促され、ラインハルトは跳躍してその場を去ります。
ヴィルヘルムは、ハインケルを置いて、一人テレシアの遺灰を抱えながら歩き出しました。
残されたハインケルは、ただただ叫び声をあげます。
リゼロ原作小説20巻4,5章の考察、ネタバレ解説
「剣神」の存在
ラムが「鬼神」の声を聞こえたように、テレシアは「剣神」の声を聞いていました。
このことから、リゼロ世界には外側から干渉している「神々」がいる可能性が浮上してきました。
または、魔女因子のように神々の因子(もしくは魂)があり、それが代々受け継がれている可能性もあります。
ラインハルトが背負っているのは「剣聖」だけではない?
テレシアは、ラインハルトが「人間が背負いきれない宿業を無数に背負っている」と心配していました。
このことから、「剣聖」以外にもラインハルトは何かを背負っている可能性があります。
プリシラが王都でスバルに「歪な人となり」とラインハルトを評していたことからも、整合性の取れない複数の人格がラインハルトの中に存在しているのかもしれません。
パンドラがテレシアの元に現れた理由
パンドラが登場したのは、「この時点で白鯨を撃退される訳にはいかなかった」のが理由だと考えられます。
白鯨は、スバルとエミリアが絆を紡ぐための重要な要素です。
ヴィルヘルムが言及していたように、テレシアは加護を失っても白鯨に負けることは考えにくいため、パンドラが登場しなければ白鯨は討伐されたと考えられます。このことから、パンドラの目的は「白鯨の保護」と予想できます。
また、「テレシアが目的」の可能性もありますが、それであればその後の扱いが雑なので、テレシアはあくまで偶然の収穫であり、本来の目的は「白鯨保護」と思われます。
リゼロ原作小説20巻6章「プリステラ攻防戦リザルト」あらすじネタバレ
スバル、エミリアは、53人の元花嫁達を連れて都市庁舎へ向かっていました。
そこに、ミーティアによる放送が始まり、キリタカが、制御塔の奪還成功とプリステラの勝利を告げます。
- 事実を確かめるため、急いで都市庁舎へ向かう
- 都市庁舎が倒壊しており、嫌な予感がする
- プリステラの住民も都市庁舎に集まってくる
- 瓦礫の上にリリアナが立ち、歌で人々の不安を取り除く
- 元花嫁達、住民が涙を流す
スバルとエミリアは、その光景を見て、本当に勝利したのだと信じました。
二人の元に、ベアトリスとアナスタシアも現れ、全員の無事を知らせます。
臨時の野戦病院となった近くの避難場所にはガーフィール、ミミ、オットーが寝ていて、賑やかなやり取りを繰り広げます。
ただ、オットーがスバルに対して「隣の避難所に大罪司教が一人拘束されている」と話をしました。
「憤怒」のシリウスが拘束されている
隣の避難所では、プリシラの言いつけでアルが見張りをしていました。
スバル達は奥の部屋の扉を開け、そこで「憤怒」の大罪司教、シリウス・ロマネコンティと話をします。
- プリステラの襲撃、制御塔の制圧は「福音書」の指示
- 自分の目的はペテルギウスだけ。「叡智の書」や「福音書」に興味はない
- 他の大罪司教の目的も知らない
- 魔女教に根城やまとめ役は存在しない
スバルは「魔女教は嫉妬の魔女復活が目的」と考えていましたが、シリウスとの会話によりそれが覆されます。
この時、シリウスがスバルに近づき、ペテルギウスが依り代として選んだ体に負けて、呑み込まれていると話しました。
- ペテルギウスが表面に出てくるまで時間がかかる
- 自分はペテルギウスの復活を待つ
- 「暴食」の大罪司教に注意してほしい
- 「美食家」「悪食」「飽食」のいずれもスバルを求める
- 暴食に食べられると、誰もあなたを覚えていられなくなり、それは嫌
スバルはこれ以上話をするのは危険だと判断し、シリウスの部屋を後にします。
ベアトリスとアルの異変
扉の外では、大罪司教と話せたことにアルが驚きます。
しかし、ベアトリスが促し、アルとの会話をすぐに切り上げて外に出ました。
- ベアトリスが動けているのは「魔晶石」のお陰
- この魔晶石はキリタカと交渉していたもの
- アルがどこからか持ってきて、ベアトリスを復活させた
- 入手方法は「聞くな」の一点張り
プリステラにおけるアルの行動は不審な点が多く、スバルも警戒するべきかと考え始めましたが、エミリアが「悪い人ではないと思う」と言うと、その場はそれで流れました。
葛藤するヴィルヘルムの元にスバルが行く
避難所近くの人気の少ない場所にヴィルヘルムが立っているのを見かけ、スバルはエミリアとベアトリスに頼み、一人でヴィルヘルムの元に向かいます。
ヴィルヘルムは厳かな顔付きでスバルの姿を認め、スバルだからこそ会話することを受け入れます。
- ヴィルヘルムとテレシアはきちんと別れができた
- 遺灰を上着に包んでいる
- スバルがいつか墓参りをさせてくださいと願い出る
- ヴィルヘルムが、スバルなら、とそれに応える
スバルがエミリア達の元に戻ろうとすると、一度だけヴィルヘルムがそれを止めます。
しかし、何も言うことはできず、スバルが去った後、「あなたが、もし、私の」とだけ言葉にしてしまいました。
ユリウスが「暴食」の権能の被害に遭う
避難所の入り口から、ユリウスが中の様子を伺っている姿を見て、スバルが声をかけます。
しかし、ユリウスはすぐに避難所の外に出て、逃げるように去ってしまいます。
スバルはそれを全力で追いかけ、逃げることはないだろとユリウスに言います。
その言葉を聞き、ユリウスは驚愕し、そのユリウスの反応を見て、スバルも驚愕しました。
二人に追いついたエミリアとベアトリスに、スバルがユリウスのことを話すと、エミリアが「ユリウスって、スバルの知り合いの人?」と悲劇の言葉を告げました。
リゼロ原作小説20巻6章の考察、ネタバレ解説
シリウスを拘束できている理由
シリウスの権能の仕組みは「オドの強制接続」であるため、発動されたらアウトで防ぎようがありません。
シリウスの権能に対抗できるリリアナも24時間対応はできないため、拘束は相当難易度が高いのではと思われます。
初登場時、刻限塔の上でパフォーマンスをして観衆の注意を引きつけていたことから、権能の発動には「恐怖の感情」が必要である可能性があります。
プリステラでの戦闘中は避難所にも憤怒の影響が広がっていましたが、これは避難所の人々にも恐怖があったからであり、スバルの放送によって希望を取り戻したことで、恐怖に打ち勝ち、権能の影響から逃れたことからも、この発動条件は確率が高いと思われます。
アルがベアトリス復活のための魔晶石を見つけられた理由
アルが魔晶石をすぐに見つけられた理由として考えられるケースは次の三点です。
- 領域展開でループを繰り返した
- 経験済み
- 叡智の書
見つけられた理由を教えられないのは、アルの存在の真相に近づく質問だからと考えられます。
もしスバルとアルの関係性を打ち明けてしまうと、スバルの行動に予期せぬ変化を生み出してしまう恐れがあり、それはアルの目的、サテラとの対峙に変化が起きる可能性があるため、アルは黙っているのだと思われます。
リゼロ原作小説20巻7章「水面に波紋を残して」あらすじネタバレ
王選陣営は、負傷者を除いて事後処理のための会議を開きます。
まず、主だった問題についての方針が決まります。
「憤怒」の大罪司教シリウス・ロマネコンティ | ・ラインハルトとフェルトが王都に連行 ・専門の人材に預け、情報収集に活用する |
---|---|
「色欲」の被害者 | ・黒竜、蝿以外にも様々な生物に変えられている ・解決方法が発見されるまでエミリアが氷漬けにして仮死状態にする |
そして、「暴食」の被害に話は移ります。
- リカード:ユリウスを庇って隻腕となる
- 町の人たち:「名無し」の状態で敗北、または眠り姫の状態
- ユリウス:自分の記憶はあるが、周りから忘れられる
スバルは、ユリウスは「暴食」の被害における新しいパターンであることを説明します。
自分の記憶 | 周囲の記憶 | 眠り姫 | |
---|---|---|---|
「レム」パターン | – | × | ○ |
「クルシュ」パターン | × | ○ | × |
「ユリウス」パターン | ○ | × | × |
アナスタシアが『賢者』シャウラに会うことを提案
アナスタシアが、「暴食」や「色欲」の被害方法を教えてもらうため、『賢者』シャウラに会いに行くことを提案します。
シャウラは、嫉妬の魔女を封印した三英傑の一人でした。
- 「神龍」:ボルカニカ
- 「剣聖」:レイド
- 「賢者」:シャウラ
シャウラは、ルグニカ王国の東の果て、アウグリア砂丘に位置する『プレアデス監視塔』にいるとされています。
プレアデス監視塔への同行者
スバルは、エミリア陣営の仲間とユリウスに会いに行き、プレアデス監視塔へ同行するメンバーを決めます。
- スバル
- エミリア
- ベアトリス
- アナスタシア
- ユリウス
オットーは、治療と「復元師」ダーツから叡智の書を回収するため、ガーフィールはプリステラの防衛戦力と治療役のため、プリステラに居残りとなりました。
アナスタシアの体を借りた「襟ドナ」が現れる
スバルは、避難所の集会所に向かい、そこでアナスタシアにユリウスの参加を報告します。
そして、「お前は誰だ」と問い詰めました。
- 自分は「エキドナ」
- 狐の襟巻きが本体だということから、スバルが「襟ドナ」と名付ける
- エキドナを創造主とした人工精霊
- 人と契約できない
- 魔法での戦闘も難しい
- 気配を隠すことが得意
アナスタシアの体を借りていると言い、その理由を説明する前に、アナスタシアのゲートの欠陥について説明します。
- アナスタシアのゲートは体内にマナを取り込むことができない
- 常にマナが不足している状態
- 魔法は使えず、マナが必要な精霊との契約もできない
同じゲートの欠陥としては「剣聖の末裔」があり、こちらのゲートはマナの放出ができないため、魔法が使えない代わり、身体運動に力を転換していると説明します。
襟ドナは、アナスタシアとなっている理由を説明しました。
- 「色欲」対策の緊急避難として、アナスタシアのオドにエキドナを上書きした
- これまでも4回ほど同じことをしたことがある
- 戻れなくなったのは今回が初めて
ここまで来て、スバルはアナスタシアが会議で「賢者」シャウラと会うことを望んだ理由がわかります。
- アナスタシアはオドの奥底で眠っている状態
- 襟ドナは生命の源であるアナスタシアのオドを消費している
- アナスタシアから自分の存在を切り離し、体を返す方法を探している
そして、プレアデス監視塔に行くことは、創造主エキドナが自分に定めた宿命であり、行き方も分かると説明します。
スバルは、襟ドナの説明を理解し、同行することを認めます。
また、襟ドナは症例サンプルとして「レム」を連れていくことを提案し、それぐらいの役得があってもいいだろうと話しました。
扉の外で待機していたラインハルト
スバルは、集会所の外に出ると、待機してくれていたラインハルトと合流します。
- 「色欲」がアナスタシアに化けている可能性もあったため、保険としてラインハルトに待機してもらっていた
- ラインハルトは、中での話は聞かなかったことにしてくれる
また、スバルがこれから向かうアウグリア砂丘は、2年前に王族の病の治し方を求めて向かったラインハルトでも、踏破することのできなかった場所でした。
進んでも塔が近づかず、結界だったのだろうとラインハルトは説明します。
二人は互いの持ち場での奮闘を誓い合い、分かれます。
守った風景をエミリア、ベアトリスと見る
避難所の外の通りで、スバルはエミリア、ベアトリスと合流します。
エミリアの胸元には、魔晶石が首飾りとなってぶら下げられていました。
- キリタカから謝礼としてもらう
- パックの依り代となる
- 今は必要なマナが不足しており充填している状態
並んで歩く二人の前には、幼馴染のルスベルとティーナが仲良く笑って歩いていて、これが自分たちが守った景色なのだと、エミリアとスバルは笑い合いました。
リゼロ原作小説20巻7章の考察、ネタバレ解説
襟ドナに定められた宿命がプレアデス監視塔へ向かうことである意味
ネタバレ考察となりますのでご注意ください。
襟ドナ単独ではアウグリア砂丘を越えられず、プレアデス監視塔の「三つの試験」の突破も不可能です。
このことから、エキドナが襟ドナに与えた宿命は「スバル・エミリアをプレアデス監視塔へ導くこと」である可能性が高いと考えられます。
続きの21巻のあらすじ・ネタバレ解説はこちら
https://pixela.co.jp/vod/rezero-21th/