Re:ゼロから始める異世界生活

リゼロ短編集3「カララギガール・ミーツ・キャッツ」ネタバレ、あらすじ

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十一、二歳の頃のアナスタシアは、リカード・ウィルキンに荒地のホーシンの話をせがんで、その度にホーシンの伝説に痺れていました。

リカードは路地裏で幼少の頃のアナスタシアを拾っており、それ以来、保護者代わりとして、アナスタシアと一緒に過ごしていました。

  • リカードは元奴隷で、首に首輪をつけている
  • アナスタシアがリカードを買い取るという約束をしている

チュデン商会はからラギの第二都市「バナン」に本拠が置かれ、カララギ有数の大商会「リグレット商会」の傘下に入っている中堅規模の商会でした。

アナスタシアは小間使い、リカードは用心棒としてそこで働いていました。

盗人をアナスタシア、リカードが撃退

アナスタシアは小間使い、通称「オコマ」として商人達の手伝いをしており、他のオコマより何倍もの働きを見せていました。

行商人達の列を仕分けている最中、一人の男が商品を盗もうとしているのを発見し、それを体を張って止めようとします。

男がアナスタシアを殴ろうとした瞬間、逆に用心棒のリカードに殴られ、外に追放されました。

  • 「盗人」は利き腕をもぐのが伝統
  • アナスタシアに盗人は怒られており、今回はそれに免じて放免した
  • 次見つけたら、両腕をもぐとリカードは決める

二人の雇い主「チュデン・アグリ」が現れ、少々厄介ごとが起きたと、リカードを自分の部屋に呼びます。

チュデンの依頼

チュデンは、自分の部屋で厄介ごとの解決の依頼をリカードに頼みます。

  • バナンに向かう隊商が盗賊に狙われて全滅
  • 荷物は全て取られ、生き残りはなし、ライガーも奪われる
  • 周辺で頻発しており、これを解決したい
  • 議会の協力もあり、資金は各商会が出す
  • 集まった人々を率いてリカードに粉砕してもらいたい

そこに、お茶出しと称してアナスタシアが部屋の中に入ってきます。

チュデンはアナスタシアの将来性を見込んでおり、この話もアナスタシアに共有しました。

盗まれた物を気にしたアナスタシアに、魔鉱石や武器だとチュデンが話すと「変なの」とアナスタシアがつぶやきました。

アナスタシアが罠にハマる

週に一度の完全休養日に、リカード不在のアナスタシアは時間を持て余し、前の勤務場のお店に顔を出した後、露店で食べ物を物色していました。

そこに、路地裏から痩せ干せた少年が現れます。

  • 路地裏でその日暮らしをする人々を「ハイエナ」とカララギでは呼ぶ
  • アナスタシアもかつては「ハイエナ」の一人で、リカードに拾われた
  • 買った食べ物を自分で食べつくし、空の容器を見せつける

アナスタシアがかつての自分に思いを馳せていると、その隙をついて少年が財布を盗み、路地裏に逃げ込んで行きました。

  • アナスタシアは少年を追いかける
  • 路地裏に少年を追い詰める
  • 後ろから昨日商会で盗みを働こうとしていた男の声が聞こえる
  • 衝撃を受けて気を失う

少年もグルであり、アナスタシアは罠にはめられ、男に捕まってしまいました。

リカードの捜索は難航する

リカードは50名の傭兵をつれて、盗賊団を探し回りますが、隊商を全滅させる規模の盗賊団を見つけられないでいました。

そこに、夕方の時刻にバナンから出てきた大規模な隊商が現れ、リカードはそちらの確認に向かいます。

  • 隊商は「奴隷商」で荷台には死んだ目をした奴隷がいた
  • 最後尾には隊商の護衛、多腕族のディドリー
  • ディドリーはリカードを絶滅寸前のウィルキン族と話す
  • 絶滅を免れるために一族総出でコボルト族と言うことも知っている
  • ウィルキン族の毛皮をリカードに見せつける

リカードは、副長に今度の休みに見つけたら殺しておく、と言いながら、捜索に戻ります。

胸の中にはアナスタシアへの心配がありました。

アナスタシアは奴隷商に捕まる

アナスタシアが気付くと、岩場に立てられた雑な小屋の中にいました。

罠に嵌めた盗人が、大柄の男二人、奴隷商と思われる人物をつれてきて、アナスタシアを手土産に自分を商会に加えて欲しいと頼みました。

  • バナンの都市法で「ハイエナ」を奴隷にすることは認められている
  • しかし、ハイエナ以外を奴隷にすることは認められていない
  • 規則を破った盗人に首輪をかけ、「奴隷落ち」にする
  • 二人の奴隷が手に入ったと喜ぶ
  • 小屋に鍵をしめて外に出る

それから数時間が経過し、夜になったアナスタシアは小屋から脱出しようと動き出します。

そこに、扉の外から声がして、アナスタシアが助けを求めると扉を吹き飛ばしました。

声の主はミミで、隣にはへータローもおり、自分たちは義賊で、今はとにかくついてきてくださいとアナスタシアを連れ出しました。

盗人の男は、逃げ出して見つかったら殺されると、その場に残ることを選択します。

「投げ捨て山」を逃走中にディドリーが襲いかかる

アナスタシアがここがどこかを聞くと、都市の隅っこにある「投げ捨て山」とへータローが答えます。

廃材などの処分場であるため、人が近寄らず、奴隷商の隠れ家として適している場所でした。

逃走する三人の前に、上空から多腕族の男が現れました。

  • アナスタシアが小屋で聞いた男の声
  • リカードとすれ違ったディドリー
  • 盗人の男の首を持っていた

ミミとへータローはディドリーに捕まり、アナスタシアは後ろから来たもう一人の奴隷商に捕まりました。

捕まる直前、アナスタシアはディドリーに、うちに手を出すと怖い狼がくる、と宣戦布告しました。

小屋から出荷されていく

アナスタシア達は、奴隷の首輪をかけられ、猿轡を咬まされて小屋の中に入れられます。

奴隷商の主人と、ディドリー含む護衛三人が現れて、アナスタシア達を出荷すると告げ、犬車の中に押し込めました。

途中、ミミが反撃をしようとしましたが、首輪の効力で痛めつけられ、気絶してしまいます。

アナスタシアは犬車の中でへータローと情報共有を行い、条件は揃っていると笑いました。

リカードの元にティビーが現れる

リカードが天幕で地図を睨みつけていると、副団長がディドリーについての調査を報告します。

  • 北の出身で現在売り出し中
  • 奴隷商のラズクルー商会と専属契約をしている
  • 殺した相手の皮を剥ぐ癖がある

そこに、ティビーがリカードを求めて現れ、姉と兄を助けて欲しいと求めます。

そして、「三分の加護」によって体にできた傷の地図をリカードに見せました。

  • リカードが持っている地図と酷似
  • 盗賊団が隊商を襲った地点、隠れ家と睨んでいた場所にも目印
  • 現在リカード達がいる地点にも目印が入っている
  • 奴隷商が移動する街道に○が刻まれ続けていく

リカードは、アナスタシアからの伝言だと分かり、隊商を襲っていたのは盗賊ではなく、奴隷商を装って他の隊商を襲う「強盗商会」だと意味すると説明しました。

奪った物は街で売り、人は奴隷にして捌き、それを国中移動しながら行うのが「強盗商会」の手口でした。

そして、この「強盗商会」の候補は一つ、ディドリーが護衛につく「ラズクルー商会」と判明し、傭兵団はすぐに地図が記す場所に向かいます。

ラズクルーがアナスタシア達の元に向かう

傭兵団の襲撃により、ラズクルー商会は一瞬にして三分の一が削られます。

深夜の戦場となった場所に、ディドリーがリカードを呼ぶ陰鬱な叫びが響き渡ります。

残る本物の構成員は、リカード以外の傭兵団にとっては楽勝ではない相手でした。

ラズクルーは外の騒ぎを聞きつけ、ディドリーだけで問題に対処できると確信し、事態の原因である可能性が高いアナスタシア達の元に向かいました。

  • 箱の中で血を流しているミミとへータロー
  • アナスタシアが二人を庇うように立っている
  • アナスタシアの合図でミミがラズクルーに先制攻撃
  • 首輪のミーティアの痛みはへータローが請け負う
  • ミミが全員を相手に圧倒し撃破する

アナスタシア達は首輪を外すと、それをラズクルーと護衛2名につけ、目覚めようとする度に罰を与えていました。

リカード vs ディドリー

ディドリーの周囲には、傭兵団とラズクルー商会の人間、合わせた血海ができていました。

リカードは、副団長に他の戦局へ向かうことを指示し、ディドリーと対峙します。

四つ腕のディドリーに対し、大鉈一本のリカードは劣勢に回ります。

しかし、咆哮と共に切り札である音の衝撃波を放つと、ディドリーは血まみれになって動きを止め、リカードの一撃が入りとどめとなりました。

この戦いを最後に、ラズクルー商会は終わります。

チュデンに報告

リカードとアナスタシアは、チュデンに報告をします。

チュデンは、自分のアナスタシアを見込んだ目に間違いはなかったと、喜んでいました。

ミミ達は「セーギは見返りなど求めないのだ」と言い残して、バナンのどこかに姿を消します。

リカードは、自分が盗人に仏心を出したことで、アナスタシアが誘拐されたと反省しました。

アナスタシアは、これでリカードの価値も下がり、ウチが買える日も近くなってきたと、仕事に戻ります。

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