「スパイファミリー」ダミアン・デズモンドは、国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男であり、イーデン校におけるアーニャのクラスメイトです。
ナカヨシ作戦とダミアンの関係、アーニャに恋心を抱くようになった理由、「皇帝の学徒」を目指すことになった経緯とドノバンとの関係性など、スパイファミリーのダミアン・デズモンドを詳しくご紹介します。
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドのプロフィール
名前 | ダミアン・デズモンド |
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立場 | ・国家統一党総裁ドノバンの次男 ・イーデン校の初等クラス3組(セシル寮) ・アーニャの同級生 |
特徴 | ・父に振り向いてもらうため「皇帝の学徒」を目指している ・取り巻き二人の名前はエミールとユーイン ・犬の名前はマックス ・兄はデミトリアス・デズモンド ・国語が苦手 |
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドの略歴・立場
イーデン校3組(セシル寮)の学生
ダミアン・デズモンドはイーデン校初等級3組(セシル寮)の学生です。
オペレーション梟のプランBナカヨシ作戦の対象であり、ロイドによってアーニャと同じクラスにされています。
クラスではエミール、ユーインと二人の取り巻きに見える熱い友情で結ばれた友人もおり、寮生として親元を離れてイーデン校で暮らしています。
国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男
国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男でもあり、有力人物の子息が多いイーデン校の中でも特に注目株です。
兄のデミトリアス・デズモンドも同じくイーデン校の学生ですが、こちらは既に特待生「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」となっており、懇親会にも出席しています。
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドの人物像・性格
父に認めてもらうために特待生を目指す
ダミアン・デズモンドは父が自分に関心がないと感じており、ドノバンに認めてもらい、喜んでもらうには完璧の象徴である「皇帝の学徒」になるしかないと考えています。
そのため、「星」への執着は人一倍強く、中間考査で総合11位、歴史で学年2位となり「星」をゲットした際には、大きな喜びを感じていました。
アーニャに恋をする
ダミアンはデズモンドの血筋であることを誇りに思っており、普段から周囲に対しては傲慢で尊大な態度を取っています。
当然、イーデン校に入学するまで父や兄以外でダミアンの誇りを傷つけることはもちろん、物理的な力を与えられることはありませんでしたが、入学式でいきなりアーニャにヨル直伝の一撃をもらうと、その衝撃をきっかけにアーニャにドキドキしてしまうようになります。
その後もアーニャの様々な表情と純粋さを見る度に、胸がトクンとしたり、顔が赤くなるなど、完全に惚れてしまい、ベッキーによってアーニャとくっつけさせられようとしています。
男気があり友人からも慕われる
普段から周囲には傲慢すぎる所もあるため、エミールとユーインは面従腹背でダミアンの権力目当てに取り巻きになっているように見えますが、実はこの三人は普通に熱い友情で結ばれています。
グリーン先生と一緒に星の湖まで川下りに向かった際には、カヌーから落ちたダミアンに対して、エミールとユーインが自分を犠牲にしてもダミアンを助けようとした一幕がありました。
また、ダミアンも二人の前だけでは年相応の笑顔を見せたり、本音を打ち明けたりすることができます。
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドの強さ・能力
歴史は得意だが国語が苦手で語彙が壊滅的
ダミアンは成績優良な生徒であり、イーデン校の前期試験では総合11位、特に歴史は学年2位を獲得して「星(ステラ)」もゲットしています。
一方、国語はかなり苦手で50点と高くなく、語彙力も低く、アーニャとの口喧嘩の時にはかなり幼稚な言葉を連発します。
運動能力は平均的
運動能力も平均的であり、クラス対抗のドッジボール大会の際には、アーニャを庇ってビルの一撃を受け止めますがキャッチすることができずにアウトになってしまいます。
また、グリーン先生との川下りの際に船から投げ出されると、足がつく流れのほぼない川で溺れたと勘違いして大騒ぎするなど、ちょっと抜けた一面も見せました。
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドはどうなる?ダミアンに関する考察
ダミアンは「皇帝の学徒」になれる?
イーデン校では前後期のテストの首席と次席に「星」が授与されるため、歴史が得意なダミアンは遅かれ早かれ「皇帝の学徒」になれる可能性はかなり高いと思われます。
アーニャへの恋心は成就する?
ダミアンもアーニャもまだまだ子供であるため、恋心が成就するという段階ではありませんが、イーデン校は全13学年制の学校であるため、卒業する時には20歳目前の年齢となります。
ロイドの任務の成否と、終了した後のフォージャー家の関係性次第ではありますが、もし一緒にイーデン校を卒業できるのであれば、将来的にダミアンとアーニャの恋は成就するのかもしれません。
『スパイファミリー』ダミアン・デズモンドの主な活躍
スパイファミリー「仲良し家族編」のダミアン・デズモンド
入学式でアーニャからヨル直伝の一撃をもらう
ダミアン・デズモンドはイーデン校の3組に入学、ロイドの操作によってアーニャと同じクラスとなり、目があったことでアーニャが自分に気があると勘違いして早速嫌煙されてしまいます。
アーニャが気になるダミアンは、父親の格次第ではアーニャを自分の友達にしても良いと不器用にアプローチしますが、アーニャが父の仕事は心のお医者さんだと話すと、取り巻きの二人がアーニャをバカにしてしまい、アーニャはヨルの助言で笑って受け流そうとしますが、アーニャの笑顔は挑発的なもので、ダミアンは馬鹿にされていると感じて仲違いしてしまいました。
オリエンテーション中もダミアンは取り巻き二人と共にアーニャに執拗に絡んでいきますが、アーニャはついに我慢の限界を迎え、ヘンリーがこちらを見ていないことを確認してからダミアンにヨル直伝の正拳突きを放ち、ダミアンはもろにくらって吹っ飛んでいってしまいました。
アーニャに惚れる
翌日、初日から「雷」をもらったアーニャにクラスメイトは厳しい視線を投げかけましたが、ダミアンはむしろ初めての体験にアーニャのことが気になり始め、異性としての好意を持ち始めてしまいます。
それでも誇り高いダミアンは、一般市民の娘であるアーニャに自分が惚れるなんて認められないと自分の気持ちを拒絶してしまいますが、食堂でアーニャが正面切って号泣しながら謝罪し、ダミアンと本当は仲良くしたいと伝えられると、胸の中でトクントクンとトキメク音が止まらず、その場を走り去って逃げてしまいました。
スパイファミリー「アーニャ星(ステラ)獲得編」のダミアン・デズモンド
クラス対抗戦でアーニャを庇う
ダミアンは父のドノバン・デズモンドに振り向いてもらうため、兄と同じ「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」を目指しており、クラス対抗戦のドッジボールで勝利したチームのMVPに「星」が授与されるという噂を聞き、大張り切りで対抗戦に臨みます。
相手チームには幼稚園時代から球技大会を総ナメしてきたビル・ワトキンスがおり3組は劣勢に立たされますが、アーニャを狙ったビルの球をダミアンは無意識のうちに庇ってしまい、ヒットとなって脱落してしまいました。
アーニャの「星」獲得を素直に認める
アーニャが人命救助の功績で一年生初の「星」獲得を達成すると、周囲が卑怯な手を使ったのではとアーニャを揶揄する中、ダミアンはアーニャの功績は真実であることを認め、その上で一番を取られたことを素直に悔しがりました。
スパイファミリー「ボンド家族入り編」のダミアン・デズモンド
ペットの犬の名前がマックスと判明
アーニャが星獲得のお祝いのプレゼントを検討していると、ダミアンもペットを飼っているかと聞かれ、回答拒否しますが、心の中を読まれてマックスという犬のペットがいることが判明します。
犬を通じて家族交流を企んだアーニャがボンドをペットにすると、ベッキーの反応の良さを確認し、ダミアンもアーニャから犬がいると言われますが、だからどうしたとダミアンは返してしまい、アーニャの企みを木っ端微塵に粉砕しました。
スパイファミリー「中間テスト編」のダミアン・デズモンド
アーニャとの合作グリフォンが金賞を受賞
紙工作を作る図工の授業において、作品が展示され上層部にも見られると知ると、ダミアンは父に褒められるかもしれないと期待し、全力で家紋のグリフォンの製作に取り組みます。
同じ班になったアーニャもグリフォン製作を手伝ってくれますが、アーニャのセンスは壊滅的であり、ダミアンは納得いく作品にできない状態で時間切れとなり、作品を提出することになってしまいました。
しかし、アーニャとの合作は教育委員会の偉い人に誤解されて感動を与え、見事に金賞を受賞します。
中間考査で「星」を獲得
前期の中間考査では総合11位、歴史は94点で学年2位の成績となって「星(ステラ)」の獲得に成功します。
ダミアンは父が自分に関心がないと感じており、認めてもらい喜んでもらうには兄と同じように特待生「皇帝の学徒」になるしかないと感じ、より一層頑張ろうと決意しました。
スパイファミリー「フィオナ編」のダミアン・デズモンド
ベッキーと笑うアーニャの笑顔にドキッとする
ダミアンは、窓から見えたアーニャの笑顔にドキッとし、エミールとユーインに揶揄われました。
スパイファミリー「イーデン校懇親会編」のダミアン・デズモンド
兄経由で懇親会後に会いたいと父に伝える
イーデン校の懇親会の日となると、ダミアンは兄に電話して懇親会の後で父に会いたいと伝えてもらいます。
父に会えるかもしれないと楽しみにするダミアンでしたが、偉大な父が時間を取ってくれる訳が無いと考え直し、帰ろうとしてしまいます。
しかし、そこにロイドの任務を把握したアーニャが登場、ダミアンは逃げようとしていると指摘され、アーニャに思いとどまらされたダミアンは、約束の場所である裏庭にエミール、ユーインと共に向かうこととなりました。
ロイドと出会う
懇親会が終わるのを待っていたダミアンの元に、アーニャのキーホルダーを探す程でロイドが現れて接触、入学式のアーニャの一撃を謝罪され、今度父のダミアンにも直接謝罪したいと申し入れされます。
二人が話している所にドノバン・デズモンドが到着、ドノバンはロイドの謝罪をニコニコ顔で子供同士のことだと容易に受け入れますが、ダミアンは自分のことで怒って欲しいと感じてしまいドノバンに主張、するとニコニコ顔から一転して冷酷な表情で深いため息をつかれ、ダミアンは主張を撤回せざるを得ませんでした。
ドノバンの励ましを受けてやる気を出す
ロイドとドノバンの話が終わると、ドノバンは用件がないのであれば帰ると去って行きますが、ダミアンはイーデン校での生活を報告、中間考査で「星」を獲得したことや、工作で金賞を受賞したことに加え、国語で50点だったことも正直に打ち明けます。
ダミアンのイーデン校での日々をドノバンは認め、デズモンドの一員としてこれからも励むようにと激励されました。
エミール、ユーインと「星の湖」にピクニック
ドノバンとのやりとりを通じてよりやる気を出したダミアンは、夜も休日もなく勉強に打ち込み、つい寝坊してペナルティとして寮母さんの手伝いをすることとなります。
休日に遊ぶ周囲を馬鹿にするように視野が狭くなってしまったダミアンを見て、取り巻きのエミールとユーインもわざと校則に違反してダミアンと合流、ヘンリーの指示でグリーン先生が付き添いで社会学習をすることとなります。
グリーン先生は川下りで「星の湖」まで三人を連れていき、美しい自然の中での時間の素晴らしさを伝え、勉強だけしていればいいと視野が狭くなっていたダミアンをリフレッシュさせました。
「知恵の甘味」をアーニャに譲る
イーデン校七不思議「知恵の甘味」が発売されると、ダミアンも慌てて買いに行きますが、最後の一個をジョージに買われてしまいます。
5個セットのうち4個を譲ってもらうことになると、ダミアンはアーニャ、ベッキー、エミール、ユーインとお菓子をかけてババ抜き大会をすることとなりました。
最後はダミアンとアーニャの対戦となり、表情で手札が読めるアーニャを可愛いと思ってしまったダミアンは、勝ちをアーニャに譲ります。