「スパイファミリー」イーデン校は、ドノバン・デズモンドが唯一顔を出す懇親会が開かれる東国(オスタニア)トップの教育機関です。
イーデン校の教育レベルと体制、特待生「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」になる条件、学校の文化や教師、通っている主な生徒など、スパイファミリーのイーデン校を詳しくご紹介します。
『スパイファミリー』イーデン校とは?
イーデン校の基本情報
イーデン校は東国におけるトップ教育機関であり、基本情報は次の通りです。
- 全校生徒およそ2500名
- 6~19歳までの全13学年制
- 学問、スポーツ、芸術あらゆる分野でトップ教育機関
アーニャと同じ学年は228名であり、1クラス28名程度なので、一学年8クラス編成と思われます。現在判明しているクラス名は次の通りです。
- 1組:スペクター寮
- 2組:クライン寮
- 3組:セシル寮
- 4組:ウォルド寮
- 5組:マルカム寮
アーニャやベッキー、ダミアンが所属しているのは3組のセシル寮となります。
特待生「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」の条件とメリット
イーデン校には「星(ステラ)」と「雷(トニト)」という賞罰制度が設けられています。
優れた成績、社会貢献での功績を認められた生徒には「星」が授与され、8つ獲得すると特待生「皇帝の学徒」となり、懇親会への出席など様々な特権が与えられます。
逆に成績不振、素行不良が認められると「雷」が与えられ、こちらは8つ溜まると強制退学となります。
中間考査と「星」と「雷」
イーデン校は前期・後期の二部制となっており、各学期の真ん中で中間考査があります。
初等部の中間考査は全4教科で、各教科の学年首席・次席に「星」が授与され、赤点は「雷」が与えられます。
イーデン校の懇親会
ドノバンが出席し、ロイドとアーニャが目指すイーデン校の懇親会は、半期に一度「皇帝の学徒」とその親、OBの一部だけで開かれる伝統行事です。
出席者は政財界の大物から学者、技術者、芸術家、アスリートなど錚々たるメンバーであり、イーデン校の中でも厳重なセキュリティの「知恵の塔」で開催されます。
『スパイファミリー』イーデン校の文化
肩書きや身分での差別
イーデン校指名洋服店のお姉さんの噂話では、学校には次のような差別があると言われています。
- 親がOBかそうでないかの壁、差別やいじめ
- 特待生による横暴
- 寮生と通学生の不仲
また、通学生を狙った誘拐も頻発しているとされ、アーニャも入学前に狙われるほどでした。
学力別のクラス分け
初等部のクラス分け以降は、学力別のクラス分けが定期的に行われることとなります。
アーニャは現在ベッキーやダミアンと同じ3組ですが、前期の時点で成績が相当に悪いため、後期以降の授業では一人ぼっちになってしまう可能性があります。
七不思議がある
また、イーデン校にも七不思議があり、現在は「知恵の甘味」のみが明かされています。
「知恵の甘味」を食べると一気に頭が良くなるという謂れのものでしたが、アーニャが食べてもやる気が上がっただけで成績には一切の変化がありませんでした。
『スパイファミリー』イーデン校の関係者
教師関係
校長:ベネディクト・アイヴァン・グッドフェラー
ベネディクト・アイヴァン・グッドフェラーは、イーデン校の校長として名前のみ登場しています。
ヘンリー・ヘンダーソン
ヘンリー・ヘンダーソンは、元々は3組の寮長を務めていましたが、入学試験でイーデン校教師としての誇りを護るために前校長の一人息子のマードックを撃破したため、初等級3組の担任の先生に降格させられていました。
ウォルター・エバンス
ウォルター・エバンスは、イーデン校第5寮マルカムの寮長です。フォージャー家の面接も担当、温厚かつ実直な人物であり、ロイドやアーニャ、ヨルのことを評価しました。
マードック・スワン
マードック・スワンは、イーデン校第2寮クラインの寮長です。前校長の一人息子でコネ採用によりイーデンの教職につき、奥さんに離婚され子供の親権も失ったことで、個人的な事情で面接を意地悪を繰り返し、ヘンリーにお灸を据えられました。
グリーン
グリーンはイーデン校の先生でありながら元海兵大隊の腕利きの船乗りであり、ダミアンの息抜きのために川下りに同行、星の湖まで案内するなど、休日にも関わらず生徒のために動く良い先生です。
生徒
アーニャ・フォージャー
アーニャ・フォージャーは、オペレーション梟の成功のためにイーデン校に入学したフォージャー家に娘です。星8つ獲得が現実的に難しいことから、ダミアンと親密になって家へ招待されるナカヨシ作戦に奮闘しています。
ベッキー・ブラックベル
ベッキー・ブラックベルは、国内トップの軍需産業ブラックベルグループのご令嬢です。入学式でアーニャと仲良しになり、アーニャがダミアンに惚れていると勘違い、恋を応援する立場に立っています。
ダミアン・デズモンド
ダミアン・デズモンドは、国家統一党党首ドノバン・デズモンの次男です。アーニャと同じクラスとなり、ナカヨシ作戦のターゲットとなっています。入学式でアーニャに一撃を入れられたことから、逆にドキドキしてアーニャのことを異性として意識しています。
エミール&ユーイン
エミールとユーインは、ダミアンの取り巻きコンビです。権力者の息子であることを理由に側についているように見えますが、ダミアンの男気に惚れ込んでおり、川下りでダミアンが溺れかけた際には、自分よりもダミアンを助けようとするなど、熱い友情を見せていました。
ビル・ワトキンス
ビル・ワトキンスはイーデン校4組の人民軍陸軍司令部少佐の息子です。恵まれた体格と頭脳で、幼稚園時代から数々の球技大会を総ナメにしてきたボーダムの怪童であり「魔弾のビル」の二つ名を有していました。クラス対抗のドッジボール大会でアーニャ、ダミアンらに立ち塞がりました。
ジョージ・グルーマン
ジョージ・グルーマンはグルーマン製薬の御曹司です。デズモンドグループに買収された際、デズモンドによって自社が倒産したと勘違いし、爺やを通じて東雲を雇うなど、ダミアンへの恨みを募らせました。誤解が解けると、恥ずかしがりながらもイーデン校にそのまま通学しますが、例の一件によってボッチ生活が続いています。