「転スラ」クロエは、イングラシア王国でリムルの教え子となった女の子の一人です。
体内にある別の意識体クロノア、ルミナスが大切に保管する聖櫃に眠るクロエの体、転スラ世界のループとの関係など、クロエについて詳しく解説していきます。
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『転スラ』クロエの基本プロフィール
【再放送情報】
第23話「救われる魂」リムルたちは精霊の棲家の最深部にある光の台座で精霊を呼び出すことに。
しかしクロエのもとに現れたのは精霊ではなく、それと同様の精神体だった。その正体とは…。TOKYO MXにて本日22:00~放送です!
ぜひご覧ください!杉P#転スラ #tensura pic.twitter.com/d7QvHgYBns
— 【公式】アニメ『転生したらスライムだった件』 (@ten_sura_anime) March 7, 2020
名前 | クロエ・オベール |
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立場 | 真なる勇者 |
特徴 | ・不完全な召喚者 ・絵本が好き ・上位精霊に匹敵しそうな魔素量 ・黒色に銀色が混ざったような不思議な髪色 |
能力(スキル) | 究極能力「時空之王(ヨグ・ソトース)」 究極能力「希望之王(サリエル)」 |
『転スラ』クロエ・オベールとは?
レオンと共に異世界にきた少女
クロエは、レオンと共に異世界にきた少女です。
召喚時点では10歳で、とある理由で未来に飛ばされ、リムルが世界に誕生した時代に時間跳躍します。
10歳未満で界を渡ってきた子供の異世界人は、体内に膨大な魔素量を抱える一方、それらを消費するユニークスキルを獲得することができず、最長でも5年以内に魔素の暴走によって身体が崩壊する運命にあります。
クロエも例に漏れず、最長5年の寿命の中で転スラ世界を生きてくこととなりました。
レオンの想い人
クロエとレオンの関係は、近所に住んでいた幼なじみです。
レオンにとってクロエは想い人であり、クロエを探し出す為だけに「勇者」となり、また「魔王」となりました。
再会した時にはクロエにくっついて離れようとせず「超絶美少女」などと口走ってキャラ崩壊、勝手に「俺の忠誠をお前に捧げよう」など宣言し始める超溺愛お兄ちゃんに変貌します。
自由学園の生徒
未来に飛ばされた後のクロエは、自由組合に保護されてイングラシア王国の自由学園の生徒となります。
担任の先生はシズさんが務めており、大好きなシズ先生が自分達を置いて旅に出たことにショックを受けており、他の子供達と一緒に後任の先生の言うことは聞かず学級崩壊、迫る寿命の終わりを迎えるまで、大好きな絵本を読み、子供達と楽しく遊びながら過ごそうとしていました。
そこに、シズ先生の思いを注いだリムルが現れ、「精霊の棲家」で魔素が安定、五年のタイムリミットから解放されます。
五人の子供達の中で最強
五人の子供達のうち、リーダーはケンヤ、裏番長はアリスでしたが、最強はクロエです。
指導をするハクロウが全力を出すほどに凄まじい潜在能力を持っており、地下迷宮でリムルが手合わせをした時も、真剣に戦うほどでした。
ヒナタを超える資質
大好きだったシズ先生と剣技が似ていたことから、クロエはヒナタから正統派剣術を学び身につけます。
ヒナタからも、自らを超える資質だと認められており、弟子として可愛がられていました。
神聖法皇国ルベリオスでヒナタが命を落としかけた際は、聖霊武装や神話級の武器などをクロエに託そうとします。
体内に別人格「クロノア」がいる
クロエの体内には、別人格とも言える意識体「クロノア」がいます。
クロノアは破壊衝動だけをその身に持つ「悪徳の化身」とも呼ばれており、2000年前にヒナタがクロエに勇者として活動するときの名前を「クロノア」と名付けたことで、強烈な自我を持つようになりました。
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『転スラ』クロエのセリフ・名言
先生、あのね……。だーーーい好き!!
ヒナタの事は大好きだけど、リムルさんは渡さないから!
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『転スラ』クロエ・オベールの正体は?
「時間跳躍」によって無限輪廻に囚われていた勇者
クロエの正体は、ユニークスキル「時間跳躍」によって無限輪廻に囚われていた勇者です。
ヒナタが命を落とすことをトリガーにスキルが発動し、ヒナタと共に2,000年程度前の過去に遡り、再びリムルが世界に現れる世界二対で過ごすというループを繰り返していました。
記憶は前回のもののみを有しており、過去に遡る時に記憶が戻る仕組みとなっています。
二千年間ヒナタと共に勇者として活動
過去に戻ったクロエは、自らの中に保護したヒナタの魂と共に勇者として二千年間活動します。
世界が崇めていた「勇者様」の正体は、クロエだったのでした。
活動期間は元の世界からレオンと共にクロエがやってくるまでの間であり、同一時間軸に同一存在はできないため、クロエが異世界にきた時点で、元々いるクロエは自らの無限牢獄の中に魂が囚われ、ヒナタがクロノアを抑えながら、クロエの体で勇者を続けることとなります。
魔王ルミナスの親友
また、クロエは魔王ルミナスの親友でもあります。
リムルが生存していたルートを辿るために協力者を求めたクロエは、毎回のループで良好な関係を築くことができたルミナスに接触しました。
ヴェルドラ襲撃を伝えたルミナスの民を守ると、クロエはルミナスからの信頼を獲得、その後長い時間をかけて親友の関係となっていきます。
クロエとヒナタが去った後の世界のことをルミナスに任したクロエは、別次元に世界から隔離される「聖櫃」に眠らされ、将来のその時までに魂を集め、完全な形で復活させることを約束されました。
『転スラ』クロエ・オベールが前回経験した失敗ルート
クロエが前の周回で経験した失敗ルートは次の通りです。
精霊の棲家でクロノアが宿った際、記憶が少しでも戻るか否かが成否を分けるポイントとなっています。
- リムルはイングラシアでクロエ達を救った後、すぐにテンペストに帰還
- クロエが止めなかったため、ヒナタとの遭遇はなかった
- テンペストに来た異世界人を撃退、世界にテンペストの脅威を周知し、ファルムス王国軍は撤退
- 西側諸国評議会の依頼でヒナタ率いる討伐軍が編成、テンペストに襲来
- ヒナタとリムルは引き分け、クロエなど子供達の仲介もあって和解
- ヒナタも独自調査を行い、リムルを信頼するようになる
- 五年が経過し、リムルは魔王になっておらず、平和な日々が続く
- 東の帝国が侵攻開始
- この時には既にクロエはリムルが大好き、行かないでと止めて「抗魔の仮面」をもらう
- リムル死亡
- ヴェルドラ大暴れによりテンペストも滅亡、帝国も壊滅
- 暴れるヴェルドラに対し、ルミナス、ヒナタ、クロエが立ち向かう
- ヴェルドラとの戦いの最中にヒナタが閃光で命を失い、クロエが過去に飛ぶ
ヒナタが死亡したことでクロエも共に過去へ飛ぶこととなり、ここからは別の意識体であるクロノアがクロエの体を操る形での活動となります。
- クロノアとヴェルドラとの戦闘中に、ヴェルドラも東の帝国の何者かによる閃光で命を失う
- ヴェルドラ消失後、世界大戦が勃発
- 東西の人類同士の戦争は東の帝国有利に進む
- リムル死亡によりミリムが激怒して東の帝国へ向かう
- ミリムvsギィの再戦となる
- ルミナスvsダグリュールも勃発
- クロノアは「破壊の意思」だけが残り、戦場に駆けつけ強者を倒す日々
- ここでリムルが復活、しかし世界は変貌しており、ヴェルドラ消失、テンペスト壊滅、東西対戦に魔王同士の戦争と世界はめちゃくちゃ
- リムルは生き残ったものを探し出そうとしてクロノアを発見
- リムルは何度もクロノアと戦うことになり、クロノアの心を取り戻すことに成功
- クロノアはギィと戦闘、リムルはその場にいない
- クロノアが命を落とす寸前にリムルに抱きしめられる
- この時のリムルは今のリムルよりも強い
- リムルの力によって、託宣の間に飛ばされた
- 昔の姿のリムルにチューをして、クロエに憑依
リムルが途中まで離脱していた場面があったことで世界が大戦に発展、クロノアも敗北し、過去に飛ばされることになったのでした。
ユニークスキル「時間旅行」では特定日時と場所の指定をすることはできないため、クロノアが「託宣の間」に登場するのは、リムルによるものと考えられています。
『転スラ』クロエ・オベールが無限輪廻を突破した成功ルート
クロエが無限輪廻を突破することに成功できたのは、リムルの生存を実現したためでした。
その大きいな要因は、精霊の棲家でクロノアが宿った際、前回の記憶を思い出し、イングラシアでリムルを少し引き留めたことにありました。
- 精霊の棲家で前の世界の記憶が微かに戻る
- イングラシア王国からリムルを引き留め「抗魔の仮面」をもらう
- リムルとヒナタが遭遇したことで、ファルムス王国軍とテンペストの争いが発生
- リムルが魔王に覚醒
- テンペスト開国祭をきっかけにテンペストに移住
- 神聖法皇国ルベリオスでヒナタ死亡、クロエの記憶が完全復活
- クロエの魂を保護して共に二千年前の過去に向かう
- ヒナタがクロエの勇者としての名前をクロノアと名付ける
- 同じルートを辿るための協力者としてルミナスに事情を話す
- 二千年間勇者として活動
- ヴェルドラ封印の戦いはヒナタに体を預ける
- 元の世界からクロエがレオンと共にやってくる
- 同一時間軸に同一存在は登場できずクロエとクロノアが交代
- ヒナタがクロノアを抑えながら勇者として活動、シズを救出
- 元の世界からヒナタがやってくる時代となる
- ヒナタがルミナスを頼り「聖櫃」で世界から隔離される
- ユウキによってクロノアが表に出ている状態で解放
- レオン、ヴェルドラ協力のもとリムルがクロエの魂と接触
- クロエ、クロノア、ヒナタ全員が救出される
- クロノアは神智核となる
- クロエはヒナタの勇者の卵ももらい「真なる勇者」として覚醒
上記のように、神聖法皇国ルベリオスで一度過去に飛んだ後、聖櫃によって魂が保全され、それをリムルによって復活してもらうという流れで、クロエは無限輪廻を突破します。
また、世界は複数あるわけではなく、一つの世界が過去への干渉によって書き換えられていくこととなるため、クロエが無限輪廻を脱出したことが正史であり、それ以外の世界線は存在していません。
『転スラ』クロエの強さ|能力・技術・必殺技
真なる勇者
クロエは、勇者の卵を孵化させ「真なる勇者」として目覚めています。
「時間旅行」の際にヒナタの魂を保全していましたが、リムルに分離される際、ヒナタの中にあった「勇者の卵」はクロエの中に残り、二つが一つに統合されて進化することとなりました。
クロノアが暴走していた時も、レオンとヴェルドラを相手に互角以上に渡り合う強さを保持していましたが、覚醒したクロエはさらに存在値が大幅に上昇しました。
究極能力「時空之神(ヨグーソトホート)」
究極能力「時空之神(ヨグーソトホート)」は、欠けていた要素が埋まった究極能力「希望之王」が「時空之王」へ統合され進化を果たした究極能力です。
「希望之王」の器となっていた残滓は、チュート共にリムルに譲渡しています。
運命流転(リバースフェイト)
クロエの究極能力の権能「運命流転(リバースフェイト)」は、相手をクロエが願う姿に変える力です。
必ずしも過去の時点に相手を戻すのではなく、無限に分かれる運命に存在する無限の可能性の中から、クロエが願う相手にすることができるというチート能力です。
時間が停止した世界の中でも使用することができるため、発動されたら終わり級のチート能力です。
究極能力「時空之王(ヨグ・ソトース)」
究極能力「時空之王」は、リムルが魂に干渉してきた際、情報子の管理権限を与えたことで、シエルによって次の三つつの能力を統合して生み出された究極能力です。
- 無限牢獄
- 絶対切断
- 簒奪者
無限牢獄と絶地切断は二千年間の勇者としての活動中に獲得しており、「簒奪者」は元々はヒナタのユニークスキルでしたが、ヒナタがクロノアと名付けた際に、クロエの能力として移動していました。
ユニークスキル「時間旅行」の権能により、クロエは「時間」を操れるようになり、止まった世界の中での活動が可能となり、世界最強の頂に手をかけた一人となりました。
究極能力「希望之王(サリエル)」
究極能力「希望之王」は、ルミナスがグランベルに託され、ヒナタの魂を抽出する際に、代わりのエネルギーとしてクロエの中に入れたものです。
真なる勇者のグランベルからクロエへ「希望」を託すという意味合いがありましたが、天使勢との戦いでは「天使長の支配」の影響を受けることとなり、クロノアが影響解除へと奮闘することになります。
クロエの武装
月光の神女剣(ムーンミストレス)
クロエの「月光の神女剣(ムーンミストレス)」は神話級の武器で、ヒナタから託された「月光の細剣(ムーンライト)」が長い時間を経て神話に至ったものです。
神霊武装
「神霊武装」も元々は聖霊武装であり、こちらも千年の時間を経て神話級に昇華されたものになります。
『転スラ』クロエの主な活躍
転スラ「王都生活編」のクロエ
自由組合でリムルと出会い懐く
不完全召喚されて自由学園の生徒となっていたクロエは、絵本が好きな少女で、ケンヤ達と楽しい日々を暮らしていました。
シズの意思を受け継いだリムルが突然先生になると、試し合いを申し出てクロエも参加、「水の牢獄(ウォータージェイル)」使ってリムルを驚かせます。
勝負はリムルの勝ちで終わり、クロエは自信のあった魔法を破られて涙目になってしまいますが、頭を撫でられると嬉しくなって微笑みます。
また、リムルがクロエ達の抱える問題を解決してくれることを約束してくれると、クロエはリムルに信頼を寄せるようになり、大いに懐きました。
「託宣の間」で未来から来た存在と融合
ウルグレイシア共和国内にあった迷宮でラミリスと出会い、クロエは上位精霊を呼び出すために「託宣の間」へと入ります。
リムルにおねだりをして、アリスと同じように抱き抱えられて上部まで移動し、祈りを開始しますが、上位精霊ではなく、重圧と鮮烈なオーラを纏った美しい女性が出現し、リムルにチューした後でクロエの中に定着、魔素の安定に成功しました。
異常なまでのエネルギーは測定不能なほどに高く、ラミリス曰く、時の大精霊の加護を受けた未来からやってきた存在である可能性が高いと指摘されました。
イングラシア王国から出ていくリムルを少し引き留める
リムルがテンペストに戻ることとなると、皆が我慢する中、クロエはリムルを少し引き留めます。
すると、リムルからシズさんの「抗魔の仮面」をもらうこととなり、クロエはそれを受け取ることが自然であるように受け取りました。
転スラ「魔都開国編」のクロエ
リムルに招待されてテンペスト開国祭に参加
暫くの後、リムルからテンペスト開国祭に参加、リムルが王様だったことにびっくりします。
お祭りの間は、ヒナタに引率してもらってお祭りを堪能、屋台を回るなど大いに楽しみ、ヒナタを良い人、シズ先生と同じ感じがすると言って抱きついていました。
転スラ「勇者覚醒編」のクロエ
子供達の中で一番強くなっていた
テンペスト開国祭をきっかけに、皆でテンペストに移住することとなり、クロエはケンヤ達と学校に通いながら楽しい時間を過ごします。
ハクロウやヒナタから指導も受けており、六人の子供達で一番強く、リムルやハクロウ、ヒナタにも本機を出させるほどの実力を身につけていました。
ヒナタの剣技の型がシズ先生と同じだと感じると、頑張って真似をして、正統派の剣技を修得していたのでした。
神聖法皇国ルベリオスで時間跳躍
神聖法皇国ルベリオスの音楽交流会に参加することとなったクロエ達でしたが、グランベルの襲撃に遭遇してしまいます。
グランベルがクロエを狙った一撃を放つと、ヒナタがそれを庇って致命傷を受け、神話級の武器「月光の細剣」と聖霊武装を預けられ、「クロエなら自分を超えられる」と託されました。
クロエの手がヒナタに触れると、ヒナタの体の中から魂が発光し、クロエの中に流れ込んできます。次の瞬間、時が止まり、クロエは「う、嘘っ!?こんなの知らない!何でよ、まだ早いじゃないっ!?」と叫ぶと、時が動き出すと同時にクロエの姿も消えました。
ヒナタと共に二千年前の過去へ
クロエは二千年前の過去に「時間旅行」でタイムスリップし、魂の中に入り込んでいたヒナタの魂に話しかけ、無限牢獄に完全に取り込まれる前に救出、ヒナタに自我を持ってもらうことに成功します。
ヒナタに状況を聞かれたクロエは、現段階で判明した情報を共有しました。
- クロエのユニークスキル「時間旅行」は時間跳躍に関するもの
- ヒナタ死亡をトリガーに毎回過去に飛ばされる
- 経験してきた過去を思い出すことが可能
- 託宣の間にきた存在は「未来からきた自分自身の権能」で自我を持っていた
- 過去に飛ばされた時点で記憶を思い出す
そして、ここが二千年前の過去であることをヒナタに伝えます。
前回の記憶
また、クロエが鮮明に思い出すことのできる過去は「前回」までのものであり、前の周回で世界に起きた出来事をヒナタに説明しました。
- リムルはイングラシアでクロエ達を救った後、すぐにテンペストに帰還
- クロエが止めなかったため、ヒナタとの遭遇はなかった
- テンペストに来た異世界人を撃退、世界にテンペストの脅威を周知し、ファルムス王国軍は撤退
- 西側諸国評議会の依頼でヒナタ率いる討伐軍が編成、テンペストに襲来
- ヒナタとリムルは引き分け、クロエなど子供達の仲介もあって和解
- ヒナタも独自調査を行い、リムルを信頼するようになる
- 五年が経過し、リムルは魔王になっておらず、平和な日々が続く
- 東の帝国が侵攻開始
- この時には既にクロエはリムルが大好き、行かないでと止めて「抗魔の仮面」をもらう
- リムル死亡
- ヴェルドラ大暴れによりテンペストも滅亡、帝国も壊滅
- 暴れるヴェルドラに対し、ルミナス、ヒナタ、クロエが立ち向かう
- ヴェルドラとの戦いの最中にヒナタが閃光で命を失い、クロエが過去に飛ぶ
クロエは同じような歴史が繰り返されていると説明し、そして今回のループこそが無限輪廻を超える希望になると喜びます。
今回のループに対し希望を持つ
今回、クロエが過去に時間跳躍するのをリムルに見送られるのは初めてのことであり、リムルがまだ生きていることに大きな希望を感じます。
これにはヒナタも同意し、リムルなら何とかしてループを終わらせてくれる可能性があると二人は思いを同じにし、もう一度同じ未来にたどり着くことを決心しました。
未来が大きく変わった契機は、「託宣の間」で未来の記憶を少しだけ思い出し、イングラシアでリムルに我が儘を言って少しだけ引き留めたことが契機でした。これによってリムルがイングラシア郊外でヒナタと遭遇し、未来が変わっていたのでした。
また、クロエは未来でリムルに好意を持っていたと気づいており、ヒナタのことは大好きだけど、リムルは渡さない宣言し、ヒナタを困惑させました。
二千年前のルミナスに会いに行く
情報共有を終えたクロエは、前回と同じ流れに進めていくため、ルミナスの「夜薔薇宮」へと向かいます。
クロエとヒナタは「夜薔薇宮」に入り、ヴェルドラが襲撃してくることを教えます。実際にヴェルドラ襲撃が始まると、ルミナスがヴェルドラを抑えている間に、クロエとヒナタが街の人々の避難を助けて人的被害をゼロに抑えました。
ルミナスの信用を得たことで、クロエとルミナスは友達となり、話を聞いてもらえることになり、ルミナスに二千年間の記憶を話して、ルミナスにも同じ未来になるよう、なぞることに協力してもらえるように異なりました。
ヒナタが勇者の名前を「クロノア」と名付ける
クロエとヒナタは、二千年間勇者として活動することになります。
表世界にクロエの名前を使うのは、レオンにバレてしまう可能性が高いため、ヒナタはクロエの名前と、ユニークスキル「時間旅行」から時の神様クロノスをとって「クロノア」と名付けました。
すると、ヒナタのユニークスキル「簒奪者」が消えてクロエの中に取り込まれ、自我を持つようになります。
ヴェルドラを封印
時間は過ぎてリムル誕生の三百年前となり、クロエはヴェルドラ封印に向かいます。
長い時の中でユニークスキル「絶対切断」「無限牢獄」を獲得したクロエは、ルミナスと再会し、ヴェルドラ討伐に向かうことを話します。
この時には、クロエとルミナスは心から親友と呼べる間柄になっており、既にヒナタの存在も伝えていました。
ヴェルドラ戦はヒナタがクロエの体でヴェルドラを完封、地下迷宮での屈辱を晴らします。
異世界からレオンがくる時代となる
そして、時は異世界からレオンと共にクロエがくる時代となり、二人は今後のことについて相談を始めます。
世界は一つしかなく「時間旅行」をするクロエの行動によって作り替えられ、同じ時間上に同一存在は二人存在できないことが判明しています。世界が綻ぶのは許容されず、それ故に、どのループにおいてもクロエが「抗魔の仮面」をもらってから過去に飛んでいたのでした。
異世界からクロエが来たタイミングで、こちらのクロエの体は消失、異世界からきたクロエの方は、リムルのいる時代の未来に飛ばされることとなります。
ヒナタも、ヒナタが異世界からくるまでの時間しか活動できないため、現世から隔離可能なルミナスの聖霊力の封印で作った「聖櫃」の中で眠りにつき、リムルによる復活を期待して待つこととなりました。
そして、クロエは眠りにつきます。
異世界からヒナタがくる時代となる
クロエが消えた後、ヒナタはレオン城でシズを救出、無事に仮面を託します。
徐々に体内でクロノアが暴れる力が大きくなり、自分自身が異世界から来るまでの時間が迫ってきたヒナタは、前のループと同じようにシズに別れを告げ、ルミナスを頼って聖櫃の中で眠りにつきました。
リムルとクロノアの精神世界に入ってくる
神聖法皇国ルベリオスの大神殿で暴れていたクロノアは、レオン、ヴェルドラを相手に抑えられ、リムルに「抗魔の仮面」の複製品を装着されます。
精神的に安定した状態となった瞬間、リムルが精神体でクロノアの精神に侵入、幽星体同士で接触することで、魂への直接干渉をしてきました。
リムルとクロノアの心象風景の中で、リムルとシズさんが並んで一緒に現れ、クロノアはリムルの無事を知って抱きつきます。事情を知っているシズからも、クロノアは頭を撫でられ、頑張ったね勇者様とねぎらってもらいました。
クロノアは、自身がクロエの中に封じ込められた「悪徳の化身」、別人格であり、ヒナタが名付けてくれたことで自我が発生した存在だと説明します。
クロノアの経験した未来の世界では、リムルがクロノアを庇って死んでおり、世界を崩壊させようとする「破滅の意思」となりましたが、リムルが無事だったことで「破滅の意思」が消え、安定した状態となります。
ヒナタ、クロエを救出
安定した状態となったクロノアは、クロエとヒナタについて情報を共有します。
- 過去の世界で同一時間軸に同一存在が生じたことで、クロエ、ヒナタは「無限牢獄」に囚われた
- ヒナタは自我を魂の残滓である「数学者」の中に保存されて保たれている
- クロエの膨大なエネルギーは全て「無限牢獄」に閉じ込めており、無理に解除すると身体が崩壊
クロノアは、ヒナタを助けることは無理だと考えていましたが、リムルに情報子の干渉顕現を与えると、「智慧之王」が大喜びし、「無限牢獄」と「絶対切断」に「簒奪者」を統合することで究極能力「時空之王」へ進化、クロノアも「神智核(マナス)」へ進化させ、クロエ、ヒナタの魂も救出に成功します。
クロエ、クロノアはリムルの両頬にチューし、二千年ぶりのリムルのスライムボディーに抱きついて身を沈めました。
ヒナタとシズの再会と和解の後、リムルが精神世界から出て現実世界に戻ります。
「真なる勇者」に目覚める
リムル、ルミナスの共同作業によって、クロノアの中からヒナタの魂を抽出、クロエ、ヒナタの蘇生に成功します。
クロエの中にはクロノアも安定して存在しており、またクロエとヒナタの勇者の卵が一つになったことで「真なる勇者」に目覚め、暴れていたクロノア以上の存在へ進化しました。
レオンとの再会も果たし、激甘お兄ちゃんとなったレオンがくっついてきて離れようとしませんでしたが、元の世界での記憶を失っているクロエの心はリムルに向いており、不幸体質なレオンの不幸っぷりを際立たせるだけでした。
転スラ「戦争前夜編」のクロエ
臨時魔王会談でクロノアの記憶を共有
翌日、テンペストで臨時の魔王会談が開かれ、ルミナス、レオンの前で、前の世界でクロエが消失した後のクロノアの記憶を共有します。
- クロノアとヴェルドラとの戦闘中に、ヴェルドラも東の帝国の何者かによる閃光で命を失う
- ヴェルドラ消失後、世界大戦が勃発
- 東西の人類同士の戦争は東の帝国有利に進む
- リムル死亡によりミリムが激怒して東の帝国へ向かう
- ミリムvsギィの再戦となる
- ルミナスvsダグリュールも勃発
- クロノアは「破壊の意思」だけが残り、戦場に駆けつけ強者を倒す日々
- ここでリムルが復活、しかし世界は変貌しており、ヴェルドラ消失、テンペスト壊滅、東西対戦に魔王同士の戦争と世界はめちゃくちゃ
- リムルは生き残ったものを探し出そうとしてクロノアを発見
- リムルは何度もクロノアと戦うことになり、クロノアの心を取り戻すことに成功
- クロノアはギィと戦闘、リムルはその場にいない
- クロノアが命を落とす寸前にリムルに抱きしめられる
- この時のリムルは今のリムルよりも強い
- リムルの力によって、託宣の間に飛ばされた
- 昔の姿のリムルにチューをして、クロエに憑依
クロエの話を通じて、東の帝国にリムルやヴェルドラを撃退できるほどの脅威があると分かり、リムル達はより気を引き締める結果となりました。
時間を止められるようになる
会議にギィが現れると、突然力を試され「時間」を止められることを確認されます。
「時空之王」に統合したユニークスキル「時間旅行」の権能により、クロエは「時間」を操れるようになっていました。
時間を停止しているため、知覚速度を百万倍にしても知覚することはできず、リムルやルミナス、レオンなど魔王出会っても、ギィとクロエの攻防を観測することができず、クロエは世界最強の頂の舞台に立ったことが証明されます。
転スラ「帝国侵攻編」のクロエ
ジウを撃破
地下迷宮攻防戦では、本性を隠して潜入していた帝国皇帝近衛師団のジウと対峙します。
リムルを守るためにジウに立ち向かったクロエですが、まさ権能は使いこなせておらず、時間停止に失敗し、戦闘能力がガタ落ちとなる窮地に立たされてしまいます。
しかし、その後はリムルと協力し、リムルの演算領域とヴェルドラのエネルギーを使って再試行、時間停止に成功し、ジウを粉微塵にして勝利しました。
転スラ「遊戯終了編」のクロエ
ミカエルの「天使長の支配」の影響を受ける
「三妖師」が迷宮に奇襲を仕掛けてきた際は、クロノアと融合して大人の姿となり、妖魔王フェルドウェイと対峙します。
神聖法皇国との戦いで、勇者グランベルは究極能力「希望之王」を獲得、ルミナスに敗北した際、希望をクロエに託したいと渡していました。これを、クロエの中からヒナタの魂を抽出する際、ルミナスが代替エネルギーとして使います。
そのため、クロエの中には「希望之王(サリエル)」があり、ミカエルの「天使長の支配」によって支配され、神智核となったミカエルにクロエ、クロノアは押しやられ、コルヌと合流してマサユキを暗殺するために動き出してしまいました。
クロノアがサリエルへの支配解除に向かう
マサユキへの一撃が入る直前、マサユキがクロエを超絶美少女と感じ、同時に世界で二番目に可愛いと思ったことで「真実の愛」が発動、ヴェルグリンドが現れます。
同時に、クロノアがサリエルの暴走を抑え込み、「天使長の支配」を解除するために奮闘、クロエとクロノアは会話ができなくなりますが、「希望之王」による支配からは逃れることができました。
リムルは、クロエの情報子への干渉顕現を得ているため、シエルなら解除できると提案しますが、クロエはクロノアとの相談で、リムルに頼って事態を解決したら自立できなくなる、隣に並び立てなくなると考えており、自分達で「希望之王」にかかった支配の解除に取り組みます。
転スラ「王都騒乱編」のクロエ
クロエ vs ミカエル
クロエは停止された時間の中で窮地に陥ったリムルを助けに登場、ミカエルの攻撃を防いで参戦します。
究極能力「希望之王」を持っていたことで天使長の支配の影響を受けていましたが、クロノアと共に自らこれを昇華して解放、万全の状態で聖虚ダマルガニアに援軍として現れ、神話級の武具と卓越した剣術によって、ミカエルを圧倒していきました。
最後は切り札「運命流転(リバースフェイト)」でミカエルを究極能力「正義之王」に戻して勝利します。
リムルにチューをして「希望之王」の残滓を渡す
クロエの中に「勇気・希望・正義」が揃ったことで究極能力「希望之王」の欠けていた要素が全て埋まり、「時空之王」へ統合してさらに進化、究極能力「時空之神(ヨグーソトホート)」となります。
これによりクロノアと本当の意味で一体となったクロエは、リムルに本格的なアプローチを開始、「希望之王(サリエル)」の残滓を渡すという名目でリムルに奇襲でチューを仕掛け、シエルを嫉妬させました。
ミカエルは並列存在を用いておりまだ戦いは終わっていませんでしたが、急激進化を果たしたクロエは戦闘継続が難しく、後のことをリムルに託してテンペストの地下迷宮へと戻っていきます。
▼▽▼転スラ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽
https://pixela.co.jp/vod/tensura-netabare-matome/