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【転スラ】ルドラは「始まりの勇者」だった?東の帝国の皇帝に変容するまでの物語

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「転スラ」ルドラは、東の帝国の皇帝であり、魔王軍の壊滅による世界統一を目指した者です。

始まりの勇者であったルドラが狂っていってしまうまでの物語、ヴェルダナーヴァやギィ、ヴェルグリンドとの関係など、転スラのルドラを詳しくご紹介します。

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『転スラ』ルドラの基本プロフィール

名前 ルドラ
立場 ・東の帝国の皇帝
・始まりの勇者
・ヴェルダナーヴァの親友
・ギィの友達
能力(スキル) 究極能力「正義之王(ミカエル)」
究極能力「誓約之王(ウリエル)」

『転スラ』ルドラとは?

始まりの勇者

ルドラは、「始まりの勇者」と呼ばれた男です。

人類の恒久平和を実現することを目的としており、妹ルシア、ヴェルグリンドを率いて、魔王ギィを仲間にするために討伐に向かったというのが、勇者と魔王の因縁の始まりになります。

ヴェルダナーヴァ、ギィの友達

ヴェルダナーヴァとは親友かつ師匠の関係です。人類を愛するヴェルダナーヴァが人類滅亡の未来を憂いたことに対し、ルドラは世界統一による恒久平和の実現を掲げ、極小確率であると理解しながらも、その理想を実現するために生きていくこととなります。

ヴェルダナーヴァから「まずギィに認められること」を求められたルドラは、ルシアとヴェルグリンドを率いてギィの居城へと向かい、そこで結果として友達となり、2,000年以上に渡るゲームを始めることとなりました。

ヴェルグリンドとは互いに想い合う

ルドラはヴェルグリンドと互いに想い合う関係です。

東の帝国の皇帝時代には、ルドラが元帥として常に側にいて支えてくれていました。

ルドラから魂のかけらが飛散した後、マサユキに全ての魂が揃い転生体となりますが、記憶を失ったマサユキはヴェルグリンドを世界一可愛いと考えており、次元を超えて記憶を失っても愛だけは変わらないことが証明されています、

ルシアの兄

ヴェルダナーヴァの妻となり、ミリムの母となったルシアとは兄の関係になります。

理想を掲げて猪突猛進していくルドラを、呆れながらも優しく見守る妹であり、ルドラはヴェルダナーヴァとルシアが幸せに暮らしていける世界にしたいと考えていました。

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『転スラ』ルドラの強さ|能力・技術・必殺技

究極能力「正義之王(ミカエル)」

究極能力「正義之王(ミカエル)」は、元々ルドラが獲得した「誓約之王(ウリエル)」をヴェルダナーヴァの願いにより交換したものです。

「王宮城塞(キャッスルガード)」

「王宮城塞(キャッスルガード)」は、無敵の防御を実現する権能です。

配下達の皇帝への忠誠心をエネルギー源として、リムルの攻撃さえ通さない性能の防御を発動することができます。

配下がいなくなれば発動できないという弱点はあるものの、その効果は高く、発動中は他の行動が一切できないというデメリットもあります。

「天使之軍勢(ハルマゲドン)」

「天使之軍勢(ハルマゲドン)」は、天界から天使の軍勢を呼び出す権能です。

500年毎の天魔大戦はこの権能によって実現されており、人間の欲望を抑制するため、発達した文化や建物を狙って破壊していました。

ミカエルとなった後に行使した「天使之軍勢」では、数ではなく質にこだわり、天使の最上位種族である熾天使(セラフィム)を数体呼び出しています。

「王権之支配(レガリアドミニオン)」

「王権之支配(レガリアドミニオン)」は、その名の通り相手を精神支配する権能です。

ヴェルグリンドやヴェルドラなど、竜種にも通じる凶悪な権能であり、東の帝国の中枢にいた人物はほぼこの権能によりルドラに支配され、思考誘導を受けていました。

「代行権利(オルタナティブ)」

「代行権利(オルタナティブ)」は、自らの究極能力を配下が利用できるようにする権能です。

覚醒者となった配下に「究極」を付与するため、究極付与と呼ばれ、テンペスト軍を大いに苦しめました。

グランベルの師匠

ルドラは、覚醒勇者であるグランベルの師匠でもあり、剣の腕は凄まじいものがあります。

イングラシア王国でのフェルドウェイとの戦いでも、その剣技の凄まじさによって勝利を掴みました。

神代の宝剣「地神(デーヴァ)」

地神(デーヴァ)は、ルドラがギィと戦っていた勇者時代の愛剣であり、ヴェルダナーヴァから授けられた神代の宝剣です。

ミリムが所有する「天魔(アスラ)」の対となっており、これに勝るものはないと称される剣になります。

絶対切断(アブソリュートエンド)

「絶対切断」は、無敵の防御と思われた「王宮城壁」を破ることのできる技です。

元々ルドラは「誓約之王(ウリエル)」を獲得しており、これには「王宮城壁」と似た自分を信じる者の数だけ力が増すという性質がありました。

つまり、「絶対切断」と「王宮城壁」の矛盾対決が起きた場合は、自分を信じる者の数が多い方が強くなります。

『転スラ』ルドラの過去とゲームの始まり

ルドラは始まりの勇者

かつてルドラは、世界統一による恒久平和の実現に燃えており、統一国家の樹立を目指して「勇者」となりました。

旅の途中で「英雄覇道」「誓約之王」を獲得した後、世界の創造神であるヴェルダナーヴァと出会い、親友となり、弟子となります。

星王龍ヴェルダナーヴァは、支配の権能を持つ「正義之王」を嫌がっており、破邪と守護を権能に持つルドラの「誓約之王」と交換を提案、ルドラは親友の頼みということもあって、これを受け入れました。

理想の世界を夢見て世界の統一を目指す

ルドラの願いは、「貧困や不平等を無くして誰もが笑って暮らせる世界を作りたい」というものでした。

当時の世界は人間国家も武力衝突が絶えず続いており、世界統一を成し遂げれば、武力ではなく話し合いで様々な問題が解決でき、人類は一つにまとまれると考えます。

しかし、欲深い人間にそれが困難であることはルドラも理解しており、実際に理想が実現することは極少確率であると認識、それでもヴェルダナーヴァも説得し、最後には応援されることとなります。

それから、ルドラは「正義之王(ミカエル)」の権能「天使之軍勢(ハルマゲドン)」によって定期的に軍事力や文明のみを破壊して人の欲望を抑制し、同時に世界を統一を進めていくこととなります。

ヴェルダナーヴァから言われギィを仲間にしにいく

ルドラは、「ルドラ・ナスカ」として「始まりの勇者」となり、妹ルシア、ヴェルグリンドとの三人組のパーティーを組んで、魔王ギィの居城へと向かいます。

ルドラの目的はギィを仲間にすることでしたが、まずは戦闘となり、最初の戦いの後でギィに「クリムゾン」と名付けを行い、その反動で意識を失います。

それからルドラとギィは、勇者と魔王という立場でありながら、友情のようなものが芽生え、ルシア、ヴェルグリンド、ヴェルザード、ミザリー、レインがほのぼのとしながら観戦を楽しむ戦いを続けていくようになりました。

ルドラが、友達であり師であるヴェルダナーヴァから、ギィに認めてもらう約束をしたのだと自分の行動を説明すると、ヴェルダナーヴァと友達であれば、ギィとルドラも友達ということになると主張され、戦いは唐突に終わりを告げます。

ギィと友達になるが意見対立のためゲームが始まる

戦いを終えた二人でしたが、ルドラの理想をギィは受け入れることができず、二人はゲームを始めることとなります。

ゲームは、直接対決はなしで、互いに手駒だけを使って戦うというもので、ゲームの末、ルドラがギィの仲間を全て倒したらルドラの勝ち、ギィはルドラに従って理想の実現に協力、それまではギィも自分の好きにしていいという内容でした。

これを契機に、長年に渡る天魔大戦が始まります。

ヴェルダナーヴァと妹ルシアが結ばれ子供ができる

一方、ヴェルダナーヴァがルドラの妹ルシアと結ばれ、子供に全ての力を譲渡すると、人間と変わらない状態になります。

ルドラは、この世界の行く末を心配していたヴェルダナーヴァを安心させてあげたいとさらに強く願うようになります。

世界統一を成し遂げ、ヴェルダナーヴァの作った世界が立派に成熟し、調和の取れた素晴らしい世界になったと満足させたいという想いが、ルドラをさらに理想へと駆り立てていきました。

二千年以上に及ぶゲームが始まる

それからすぐ、ヴェルダナーヴァとルシアは、人間の戦乱に巻き込まれて命を落とします。

ルドラは、二千年以上争い続け、世界統一の夢も、ギィとのゲームの決着も迎えることができていませんでした。

ルドラの精神は摩耗し「正義之王(ミカエル)」に自我を奪われる

ルドラ特殊な儀式で転生を繰り返してきましたが、その度に心が摩耗し、いずれ自分が自分でなくなると考えます。

ナスカ帝国の宰相でもあったダムラダに、いざという時は自分を倒すように頼んでいました。

また、ダムラダがしくじった時のために、自分を倒せる者を探すようにも命じます。

手駒の覚醒者を増やすために非常な手段を取るようになる

ルドラの魂は少しずつ「正義之王」に乗っ取られていき、覚醒者を集めるために非常な手段をとっていくようになります。

それに気付ける者はおらず、東の帝国はテンペストとの戦いに向かっていくのでした。

『転スラ』ルドラの主な活躍

転スラ「戦争前夜編」のルドラ

「天使之軍勢(ハルマゲドン)」の発動準備が整う

権能「天使之軍勢(ハルマゲドン)」は、一度使うと次の使用までに長い時間がかかり、ルドラはこの権能が発動できるようになるまで、帝国を進軍させるのを待っていました。

東の帝国に集めた異世界人の兵器ごときでは、竜種であるヴェルドラに敵わないと理解しており、準備が整ったルドラは、ついにジュラの大森林、西側諸国との戦いを始めます。

「正義之王」の権能である「王権之支配(レガリアドミニオン)」を行使すれば、ヴェルドラが戦いに集中している状態であれば支配できると考えており、これがルドラの勝算でした。

精神的疲労が限界と判明

一方で、ルドラは繰り返してきた転生により魂そのものが磨耗し、精神的疲労が限界を迎え、眠りの間隔が短くなり、常に倦怠感に襲われる状態となっていました。

スペアとなる息子も生まれれば、生まれた息子が全ての力と知識を継承しますが、成長するまでの間はスキルに制限がかかるため、今の最高のタイミングを逃さないため、現在の自分で目的を達成しようと考えます。

転スラ「竜魔激突編」のルドラ

リムルに直接会うことを考える

ルドラは権能を通じてテンペストの地上で起きた一部始終を見ており、東の帝国の先陣が全滅するのを確認しました。

貴重な覚醒者の手駒を消費しただけの結果となりますが、ルドラはリムルと直接会って部下になるよう勧誘しようかと考えるほどに興味を持ちました。

しかし、結局は戦いを続行することを判断、ヴェルグリンドによってヴェルドラを掌握、その勢いでリムルを潰し、ギィとの全面対決を迎える計画を立てます。

ユウキを支配

リムルとの対峙の前に、ルドラはヴェルグリンドと共にクーデターを計画していたユウキの前に現れます。

覚醒者の手駒を増やしたいルドラは、その可能性のあるユウキに部下になることを求め、条件を飲めば自由意志は残すと話します。

しかし、ユウキはこれを拒否したため、もしユウキが自分の支配に耐えたならば見逃すと提示し、「皇覇―王権発動(レガリアドミニオン)」を放ち、ユウキを支配下に置きました。

リムル達を夢幻要塞に招く

ユウキとの合流を目指したラプラスが術式で東の帝国に入ろうとすると、ルドラはユウキを通じて術式改造、リムル達を異次元の閉鎖空間である「夢幻要塞」へと招待します。

ルドラはリムルに、自分の部下になることを求め、自分の目的が世界統一による恒久的な平和世界を作り出すことだと説明し、リムルに興味を持たせます。

しかし、その理想の実現のためには、まず圧倒的武力による世界統一が必要不可欠と考えており、この考えがリムルとは通じることがなく、結局交渉は決裂となってしまいました。

転スラ「深淵解放編」のルドラ

ヴェルドラを支配下に置く

「夢幻要塞」にリムル達を閉じ込めた後、ルドラはヴェルグリンド、ユウキと共に物質世界へと戻り、テンペストへ向かいます。

テンペスト上空でヴェルグリンド、近藤によってヴェルドラが弱体化していくと、ルドラは「王権発動」を使い、ヴェルドラの精神をのっとり、支配下に置くことに成功しました。

八門堅陣で完全にルドラの魂がなくなる

激怒したリムルがテンペストに空間転移で戻り、原初の悪魔達にも覚醒進化をもたらすと、ルドラはヴェルグリンドに庇われ、八門堅陣によって守られます。

しかし、八門堅陣ではヴェルグリンド以外の全員が敗北、カレラが放った「神滅弾」からヴェルグリンドに庇われますが、守られたはずのルドラは、背後からヴェルグリンドの胸を貫きました。

これはユウキのスティールライフであり、弱体化したヴェルグリンドは時空転送で別次元へ飛ばされ消滅します。

この時、ルドラの中にあった最後のルドラの魂も体から消え去り、ルドラの魂は神智核となった「正義之王(ミカエル)」に乗っ取られてしまっていたのでした。

転スラ「王都騒乱編」のルドラ

マサユキに召喚されヴェルグリンドと再会

ヴェルグリンドを傷つけられたマサユキが激怒すると、ルドラの魂が「英魂道導(ハシャノヨルべ)」で召喚されマサユキの肉体に宿る形で再臨します。

ヴェルグリンドと再会を果たしたルドラは、グランベル、ダムラダも召喚しました。

フェルドウェイを撃破

フェルドウェイと直接対峙したルドラは、勇者時代の愛剣、ヴェルダナーヴァから授けられた神代の宝剣「地神(デーヴァ)」を顕現させ、凄まじい剣技でフェルドウェイを追い詰めます。

フェルドウェイはそれでも「王宮城壁」があり余裕を持っていましたが、ルドラは自らが最初に授かった「誓約之王(ウリエル)」には自分を信じる者の数だけ力が増す権能があり、これは「王宮城壁」と同質の力だを説明、フェルドウェイの絶対防御を破る「絶対切断(アブソリュートエンド)」を放ち、フェルドウェイに深傷を与えて追い払いました。

また、ルドラの魂はマサユキの中に入り、今後いつでもルドラを呼び出すことができるようになります。

▼▽▼転スラ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽

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