「東京リベンジャーズ」橘直人は、橘日向の弟でタイムリープの最初のトリガーとなった人物です。姉の日向を助けるためタケミチと共に奮闘した直人の活躍、刑事になった理由、姉との関係性、記憶を保持できる理由など、東京リベンジャーズの橘直人を詳しくご紹介します。
『東京リベンジャーズ』橘直人のプロフィール
橘直人は、東京卍會に奪われた姉の日向を助けるため、タケミチと共に未来で奮闘した青年です。
最初に過去に戻ったタケミチからタイムリープと12年後のことを教えられ、姉を守るために父の影響を受けて組織犯罪課の刑事となり、未来でのタケミチの協力者となりました。
関東事変でイザナ、稀咲が失われて東京卍會が解散となると、日向が幸福な未来を手にすることができ、過去を変えたい意思が弱まった影響からかトリガーとしての役割を終えています。
橘直人の人物像・性格
姉が大好き
少年時代の橘直人は姉を想う気持ちを素直に表現できませんでしたが、本心は日向のことが大好きであり、姉を守るために将来の進路を警察官に変えています。
東京卍會・稀咲によって姉の命が奪われる度にタケミチと共に奮闘し、八・三抗争後の未来で日向が千堂のトラックによって命を落とすと、日向の葬式では悲しみにより大粒の涙を流し、関東事変後に日向が幸福な未来にたどり着くと、まるで自分のことのように大喜びしました。
タケミチにもツンデレ
橘直人が最初に未来で出会ったタケミチはDVDショップのアルバイトをしていた男であったため、努力で組織犯罪課の刑事になったエリートの橘直人から見て、タケミチは期待できないダメ男でした。
しかし、何度も何度も決して諦めることなくタイムリープを繰り返すタケミチを見て、橘直人は次第にタケミチを尊敬、ヒーローとはこういう人物のことかと考えるようになります。
『東京リベンジャーズ』橘直人はどうなる?残された伏線の考察と最期
橘直人がタイムリープのトリガーになった理由は?
タイムリープのトリガーは、橘直人とマイキーの二人だけが担っており、トリガーとなった時の二人はどちらも過去を変えたいという強い意志を持っていました。
最初に公園でタイムリープと12年後の未来の出来事を教えられたことで、未来の橘直人は刑事となって生存するルートが確立、当時の12年後の世界において唯一タケミチと同じ過去の後悔を持った存在となったため、トリガーになりえたものと思われます。
タイムリープの度に橘直人の記憶だけが上書きされる理由
タイムリープの度に変わる世界の中で、橘直人はタケミチ以外で唯一、前回までの記憶を保持したまま上書きされる存在となっています。
これは、タイムリープがタケミチと橘直人の共通の後悔を媒体として発生し、橘直人自体もタケミチが変化させた世界の未来に飛ばされているため、他の大勢の人物とは異なり、記憶を継承できているのだと考えられます。
また、三天戦争からはマイキーがトリガーとなっているため、橘直人が保有する記憶は関東事変終了までになると考えられ、以降のタイムリープの記憶はタケミチとマイキーだけが共有することとなるでしょう。
『東京リベンジャーズ』橘直人の主な活躍
東京リベンジャーズ「ループ1周目」の橘直人
姉の橘日向と共に命を落とす
直人は2017年7月1日に東京卍會の抗争に巻き込まれる形で、姉の橘日向と共にお祭りの屋台に突っ込んできたトラックによって命を落としてしまいます。
タイムリープしてきたタケミチに12年後の情報を教わる
不良から助けてもらう形でタケミチと出会った直人は、姉の彼氏であるタケミチから12年後の出来事を教わり、姉を守ってくれと頼まれます。
結果:直人は刑事となりタケミチを救出
タケミチが12年後に戻った後も、直人は必死に努力して組織犯罪課の刑事となります。12年後の出来事から姉の日向を救うためにあらゆる手段を尽くしますが、7月1日に日向は命を落とし、直人は7月4日に線路に落ちたタケミチを救出しました。
駅の医務室でタケミチが目覚めると、直人は東京卍會についての重要情報をタケミチに叩き込み、現在の東京卍會の2トップである佐野万次郎、稀咲鉄太の出会いを阻止できれば悲劇を防げるかもしれないと提案、タケミチと握手して12年前の世界に送ります。
東京リベンジャーズ「ループ2周目」の橘直人
家の屋上で花火を見ている時にタケミチと握手
直人は家の屋上で花火鑑賞、タケミチと日向が勉強を中断して上がってくると、タケミチが幸福を感じて日向と手を握ろうとしますが、誤って直人と手を繋いでしまい、タケミチを12年後に送ることとなります。
あっくんの店に同行、元凶が稀咲だと知る
12年前から戻ってきたタケミチからマイキーが元凶でないと説明されると、マイキーとタケミチが直接話す機会を作るため、マイキーと連絡を取れる可能性のある東京卍會幹部となっていたアッくんの経営する店へ向かいます。
直人は店内で待機していましたが、タケミチとアッくんが二人になった時に悲劇が起き、直人は残ったタケミチから全ての元凶が稀咲にあると教えられました。
ドラケン死亡日の調査を依頼されると、タケミチが事情聴取を受けている間に完了、2週間後の8月3日に起きた事件だとタケミチに説明、ドラケンを救えれば稀咲が東京卍會でNo.2となることはなく、全員を救えると伝えてタケミチを12年前に送り出しました。
東京リベンジャーズ「ループ3周目」の橘直人
愛美愛主の長内に会いに行く
3回目のループから戻ってきたタケミチから、ドラケンが命を落とす原因が東京卍會と愛美愛主の抗争にあると聞かされ、当時の愛美愛主の早朝だった長内に詳しい話を聞くため工事現場に向かいます。
長内からは、実際には愛美愛主との抗争が火種となって起きた東京卍會の内部抗争が原因だと説明、今度はタケミチに愛美愛主との抗争を止めさせることを目的に送り出しました。
東京リベンジャーズ「ループ4周目」の橘直人
生還した日向を失い悲しみに沈む
タケミチが戻り未来が変わると、直人は即座にタケミチに電話して合流、日向の元へ向かいます。二人は側で見ているのが辛くなる程に想いあっていましたが、東京卍會による襲撃が発生、日向は再び命を落とし、直人は心が折れかける程に悲しみに沈んでしまいました。
ドラケンとタケミチの面会をセッティング
タケミチの東京卍會トップになる宣言で励まされた直人は、死刑囚となっていたドラケンとタケミチの面会をセッティング、全ての元凶が稀咲にあることを知ります。
現代でも過去でも稀咲とはまだ会えておらず、タケミチは東京卍會トップになるため、まず席の空いた参番隊隊長になることを主張、直人は再びタケミチを送り出しました。
東京リベンジャーズ「ループ5周目」の橘直人
過去に起きた血のハロウィンの出来事をドラケンに聞く
直人は戻ってきたタケミチと再びドラケンに面会、2005年の血のハロウィン抗争の出来事、全てを稀咲が裏で仕組んでいたことを知ります。
マイキーの闇落ちを防ぐため、今度はマイキーの親友である場地を助けることをミッションとしてタケミチを送り出しました。
東京リベンジャーズ「ループ6周目」の橘直人
一虎・千冬と協力、タケミチを逮捕する
芭流覇羅を東卍参加に収めた世界ではタケミチは東京卍會最高幹部となっており、直人は日向を失った後、現在の東卍に反旗を翻そうとしていた千冬、一虎と手を組んで動きます。
タケミチが過去から戻ってくると記憶が改変され、一虎に連れてこられたタケミチを逮捕、稀咲の指示でタケミチが千堂に指示、日向が失われていたことを伝えました。
すぐにタケミチが収監されるためここでタイムリープへ向かってもらうこととなり、稀咲が日向とタケミチに対して何らかの執着があることを伝えて送り出します。
東京リベンジャーズ「ループ7周目」の橘直人
タケミチと共にフィリピンへ渡りマイキーと出会う
黒龍を東卍傘下に収めてタケミチが過去から戻ってくると、東卍幹部はタケミチを除いて全員マイキーによって命を落としており、直人は今回はこれままで最悪の未来になったことをタケミチの家を訪れて伝えました。
マイキーからの手紙を受け取っていたタケミチと共に、手紙に書かれていたフィリピンのある住所へ向かった直人は、マイキーがタケミチに襲い掛かったところで反撃、その最期を見届けます。
東京リベンジャーズ「ループ8周目」の橘直人
柴大寿から横浜天竺の話を聞く
関東事変について情報収集するためにタケミチが一度未来に戻ってくると、直人が調査、横浜天竺は現在存在しておらず、稀咲も命を落としたこととなっており、イザナは黒龍の元総長で東卍のNo.3になっていることをタケミチと共有します。
横浜天竺、関東事変についてより詳しく調べるため、タケミチが柴大寿を連れてくると直人も合流、大寿の経営する店で話を聞く機会を得ました。大寿から語られたのは黒龍とイザナの関係、関東事変によって天竺が吸収合併される形で東京卍會に組み込まれ、現在の組織体制に変更となったということでした。
また、現在の東京卍會の影響力は警察内部にも及んでおり、命を落としたとされた稀咲は生きていることが判明します。
ここにイヌピー、ココがイザナの命で東京卍會の兵隊を連れて襲撃にくると、大寿が引き受けている間にタケミチと直人は裏口から逃走をすることとなりますが、大寿は弟の八戒の終わりはマイキーによるものではないと考えており、その死の真相を暴いてくれと依頼されました。
タケミチを庇って稀咲に撃たれる
直人はタケミチと共に逃走しますが、稀咲、イザナ、鶴蝶が登場して襲撃を仕掛け、直人はタケミチを庇って稀咲の攻撃によって致命傷を受けてしまいます。
タケミチも鶴蝶によって致命傷を受けると、直人は命の終わりを覚悟しながら、タケミチに最後の希望を託してタイムリープを発動しました。
東京リベンジャーズ「ループ9周目」の橘直人
タケミチがタイムリープできないことを確認
過去の直人にタケミチが会いにきて握手をしますがタイムリープは発動せず、未来の直人は命を落としてしまったことが判明します。
タケミチと日向の結婚を聞かされる
横浜天竺との戦いを終え、タケミチが日向にプロポーズをして12年後に結婚する約束をすると、直人もそれを聞かされて驚きます。
最初にタイムリープをした公園で二人は再び握手を交わし、タケミチを未来へと戻しました。
未来:タケミチとのタイムリープが発動しなくなる
12年後の未来では姉の日向は無事で幸せな日々を送っており、直人はタケミチがミッションに成功して未来を見事に変えて見せたと喜びます。
しかし、この世界はマイキーが自分を犠牲に皆の幸福を守った世界であり、タケミチはこの幸福で納得できず、マイキーを守るために過去に戻ろうと考えました。
ただ、直人は日向が幸福であることによって過去を変えたいという意思がなくなっており、タケミチのタイムリープのトリガーとしての能力が失われており、この結果タケミチは地道に梵天の調査を進めていき、マイキーをトリガーにして過去へ戻ることとなります。