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【ワールドトリガー】雨取千佳は友達、兄と再会できる?玉狛のトリオンモンスターの能力と過去

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「ワールドトリガー」雨取千佳のまとめページです。

雨取千佳は、友達と兄を探しに近界遠征を目指している少女です。雨取千佳と玉狛第二を結成した三雲修、空閑遊真との関係性、千佳の過去と変化、能力など、ワールドトリガーの雨取千佳を詳しくご紹介します。

『ワールドトリガー』雨取千佳の基本プロフィール

名前 雨取千佳
立場 トリオンモンスター
チーム 玉狛第二
ポジション スナイパー
サイドエフェクト 自分を狙うトリオン兵の位置が分かる
特徴 ・13歳(中学生)
・2月11日生まれ
・かえる座、A型
・身長140cm
・好きなもの:小動物、子供、白いごはん、働くこと

『ワールドトリガー』雨取千佳とは?

兄と友達を探しに遠征部隊を目指す少女

雨取千佳は、自分を庇って連れ去られた友人、近界に向かった兄を探しに行くため、ボーダー隊員となった少女です。

当時は修の前で涙を流すことしかできなかった千佳でしたが、レプリカにより膨大なトリオン量という才能を持っていることを知り、ユウマから連れ去られた人々は近界世界で生きている可能性があること、栞からボーダー遠征部隊に入れば近界に行けることを教わり、自分の力で二人を探しにいきたいとボーダー隊員になりました。

三雲修、空閑遊真と共に玉狛第二を結成、玉狛のトリオンモンスターとして活躍をしていきます。

『ワールドトリガー』雨取千佳の過去は?

友達が近界民に連れ去られる

第一次大規模侵攻が始まった後、千佳は膨大なトリオン領を保有するために近界民に狙われ始めましたが、この頃はまだボーダーの本部基地もなく、近界民についての社会の理解も浅かったため、千佳の助けを求める声は誰にも届きませんでした。

しかし、唯一千佳の話を信じてくれる友達ができ、千佳を守るためにずっと一緒にいてくれましたが、ある日突然行方不明になってしまいます。千佳はこの件を自分を狙った近界民の仕業だと考えるようになり、これ以降、人に助けを求めることがトラウマになってしまいます。

兄が近界へ消える

千佳が頼ることができるのは、兄の雨取麟児と修だけでしたが、突然兄もいなくなり、千佳を守ることができるのは修だけになってしまいます。

修は力不足を嘆き、千佳を守るためにボーダーの隊員となりますが、ずっと修が側にいられる訳ではなく、近界民が出現した際には、他人を巻き込みたくない思いで、一人で警戒区域の中に入り、息を潜めて近界民から逃げ続ける日々を送るようになりました。

『ワールドトリガー』雨取千佳の性格・人物像

真面目で素直、忍耐力がある

雨取千佳の性格は非常に真面目で素直、さらに忍耐力があるなど、スナイパーに必要な資質を兼ね備えています。

特別な才能を最初から保有していた訳ではなかったものの、師匠であるレイジの教えを素直に聞き、膨大な練習量と熱心な課題への取り組みによって、スナイパーとしての順位もメキメキと上げていっています。

さらに、狙撃機会を待つスナイパーにとって忍耐力は重要な資質であり、千佳はこの点でも優れた性格をしています。

友達想い

ボーダー隊員となるまでは周囲に助けを求めることができない少女でしたが、戦う力を身につけると決心し、同士とも言えるボーダー隊員とは良好な関係を築くことができています。

夏目が千佳を庇ってラービットに囚われた際も、トラウマを乗り越え、今度こそ友達を自分の手で助けるのだと、通常弾をラービットに放つことに成功し、撃破していました。

前向きで明るい性格は夏目からも好まれており、二人は中学でも昼食を共にするようになるなど、友人関係を築いていきます。

『ワールドトリガー』雨取千佳のセリフ・口癖

わたしは結局いつも自分のことばっかり考えてる

『ワールドトリガー』雨取千佳の強さ|トリガー、主な戦い方

圧倒的トリオン量での爆撃狙撃と防御

千佳はスナイパー用トリガーの三種、アイビス、イーグレット、ライトニングを装備しており、アイビスでの地形破壊攻撃による味方部隊の支援を得意としています。

また、千佳の膨大なトリオン量は防御の固さにも適用され、居場所を見つかって射撃を受けた場合や、爆発に巻き込まれた場合でも、攻撃を貫通させないシールドによってほとんどの攻撃を防ぎ切ることが可能となっています。

ライトニング&レッドバレット狙撃

ランク戦の途中からは、絵馬ユズルの助言によってライトニングとレッドバレットを使った攻撃も可能となり、地形破壊だけでなく、人への狙撃によって動きを封じる攻撃も可能となりました。

修のスパイダーを組み合わせたワイヤー陣は、完成すれば手のつけようがない程に強力なものとなり、B級注意の柿崎隊、香取隊を完封、上位部隊にも警戒されるようになり、開始直後に玉狛第二が狙われるほどのものとなっています。

雨取千佳のサイドエフェクト「気配感知と気配断絶」

雨取千佳のサイドエフェクトは、自分を狙うトリオン兵の気配感知と、トリオン兵から自分の気配を察知されないようにする気配断絶です。

気配感知に関しては、ボーダーの警戒システムより早くトリオン兵の出現を感知できるものでした。

『ワールドトリガー』雨取千佳はどうなる?残された伏線の考察期

アフトクラトルから千佳を交換条件に指定されることはあるのか

雨取千佳は、鬼怒田が指摘しているようにアフトクラトルにとっては神となれる逸材「金の雛鳥」であり、近界遠征によってアフトクラトルと遭遇した場合、捕虜の変換の条件として千佳の提供を求められる可能性があります。

ボーダー隊員の中に千佳を差し出す判断を下す者はいないと思われますが、代わりにヒュースの主君であるエリン家の当主が神にさせられる可能性があることから、ヒュースの立場がかなり難しくなり、場合によっては玉狛第二から千佳を連れ出して、アフトクラトルに戻る可能性もありそうです。

ただし、迅がヒュースを玉狛第二に入れているので、最終的には修あたりが何らかの対応をして丸く納めそうな気がします。

『ワールドトリガー』雨取千佳の主な活躍

ワールドトリガー「三雲チーム結成編」の雨取千佳

空閑遊真と出会い近界民に狙われる理由が発覚

千佳は修に呼ばれた河川敷に早く到着してしまい、自転車の練習をしていたユウマと出会い、練習に付き合って仲良くなります。近界民が出現すると、サイドエフェクトによりボーダーの警報が鳴る前に気付いて警戒区域の方へ一人で向かいますが、着信音で近界民に居場所を気付かれ、ユウマと修に助けられました。

修がユウマに、千佳が「近界民を引き寄せる」と紹介して原因解明のための知恵を借りようとすると、近界民に狙われる理由はトリオンである可能性が高いと説明され、レプリカの解析によって千佳は尋常ではないトリオン量を持っていることが明らかになりました。

ユウマから兄と友達が生きている可能性を教えられる

修が三輪隊とユウマの一件で事情聴取を受けている間、千佳は隠れ家にしている神社でユウマと一緒にご飯を食べながら、修が戻ってくるのを待つこととなります。

近界民にさらわれた兄と友達のことを千佳はずっと気にかけており、ユウマが近界から来たことを知ると、連れ去られた人のその後について聞きました。処遇は国によるものの、トリオン能力が高い人間は戦力として貴重であり、生きている可能性は十分にあると教えられ、千佳は希望を持つようになります。

自らの足で近界にいくため三雲チームに参加

修が戻ってくると玉狛支部へ遊びに行くこととなり、栞が一度近界に行ったことがあると話すと、千佳は興味をもち、遠征部隊に入る方法を聞き、A級隊員を対象に選抜試験を行いチーム単位で選ばれることを知ります。

手段を理解した千佳は修にボーダーに入隊することを決意、はっきりと他の人に任せるのではなく、自分で探しに行きたいと主張し、修とユウマにチームを組んでもらうこととなりました。

ワールドトリガー「ボーダー正式入隊編」の雨取千佳

木崎レイジが師匠となる

ボーダー正式入隊までの三週間、千佳は玉狛支部の先輩である木崎レイジが師匠となりマンツーマン指導を受けることになります。

千佳は性格、能力がスナイパー向きであり、玉狛のトレーニングルームで射撃練習を始め、圧倒的なトリオン量と素直で努力な性格から、木崎に目をかけられることとなり、トリオン量に至っては趙A級でブラックトリガーレベル、戦い方を覚えればエースになれる素質だと褒められました。

ボーダー基地に穴を開ける

ボーダー正式入隊の日を迎え、忍田本部長からの訓示を受けた後、千佳は嵐山隊のスナイパー佐鳥の引率で他の新人スナイパーと一緒にスナイパー用の訓練場に向かいます。

スナイパー用トリガーを説明する中で、千佳はアイビスの試し撃ちに選ばれますが、尋常ではないトリオン量を持つ千佳がアイビスを放つと、ボーダー基地に穴があく結果となり、玉狛のトリオンモンスターとして異名が広がる結果となりました。

鬼怒田が現れて穴が開いたことに驚かれますが、鬼怒田が別れて暮らしてる中学一年生の娘さんと千佳が重なったのか、これ以降可愛がられるようになります。

夏目と友達になる

同期の女子スナイパー夏目と仲良くなった千佳は、学校の屋上でも一緒に昼食を取るようになります。

しかし、ここでアフトクラトルによる大規模侵攻が開始、ボーダー基地周辺に40以上のゲートが発生しました。

ワールドトリガー「大規模侵攻編」の雨取千佳

夏目を助けるためにトラウマを乗り越えてトリガーを発動

修とユウマがトリオン兵に対峙、千佳は夏目と一緒に学校の生徒・先生達の避難誘導を頼まれ、そのまま市街地の方へと向かいます。トリオン兵の集団は五つの方角に同時侵攻しており、ボーダーは戦力を集中させて各方角を順番に撃破していくことを決定、千佳のいる方角が最も迅速に対応したため、救援が来る順番が最後となってしまいました。

押し寄せるトリオン兵から住民を避難させていた千佳達を、C級隊員を狙っていたアフトクラトルが発見、3体の新型ラービットが現れてしまいます。修と木虎、レプリカが到着しますが、木虎がキューブ化されてしまい、さらに千佳を助けるために夏目もラービットに囚われてしまいました。

修や夏目が千佳に逃げろと叫ぶ中、千佳はかつて友達や兄を失ったことがフラッシュバックしてしまいますが、今度は自分が友達を助けると決意を固めた千佳は、自らトリガーでの狙撃で新型ラービットの破壊に成功、夏目の救出に成功します。

しかし、この時の千佳の狙撃はアフトクラトルに計測されており、千佳が莫大なトリオン量を持つ「金の雛鳥」だと判断され、千佳を確保するためにヴィザとヒュースが送り込まれてしまいました。

ハイレインによりキューブ化されてしまう

ヴィザ、ヒュースの侵攻に対しては現着したボーダー最強部隊、玉狛第一が相手をすることになり、レイジと小南が二人を相手取る間に、千佳はC級隊員と一緒に修と烏丸に援護されながらボーダー基地を向かうことになります。

エネドラの基地襲撃により連絡口の扉が開かないアクシデントに見舞われると、レイジを撃破してきたヴィザ、ヒュースに追いつかれてしまいますが、ここは迅とユウマの到着で凌ぎ、直接ボーダー基地入り口へと向かいました。

しかし、千佳を捕らえるために、ハイレインとミラ、新型ラービット7体が投入されると、緑川、米屋、出水のA級隊員の援護がありましたが、千佳はハイレインの攻撃を受けてキューブにされてしまいました。

修をお見舞い

修とレプリカの作戦によって守られた千佳は、無事にボーダー基地で元の状態に戻され、1週間眠り続けていた修を三雲香織と一緒にお見舞いに行く日々を過ごします。

修が目覚めると、唐沢の協力によって記者会見に出ることになり、千佳もその様子を見守りますが、この一連の出来事によってユウマはレプリカとの再会を果たしに、修はさらにC級隊員の奪還という理由も加わり、玉狛第二は全員がそれぞれに遠征部隊を目指す理由を持つに至りました。

大規模侵攻攻防戦での修とユウマの功績ポイントを千佳に移してB級に昇格、正式に玉狛第二としてB級部隊を発足させ、いよいよ遠征部隊に向けてB級ランク戦に参加するようになります。

ワールドトリガー「B級ランク戦開始編」の雨取千佳

B級ランク戦初戦をユウマと二人で圧勝

B級ランク戦初戦は、修は隊員したばかりで参戦することができず、千佳はユウマと二人で16位吉里隊、17位間宮隊と対峙することになります。

開始直後、ユウマが吉里隊の三人を一瞬で撃破したことで、間宮隊が警戒して建物内に閉じこもりますが、栞の指示で千佳がアイビスで建物を狙撃、建物を崩壊させ、間宮隊三人を炙り出したところでユウマが撃破し、一瞬で勝利を決め、生存点を含めて8得点を獲得、一気にB級12位まで浮上して中位グループ入りを果たしました。

ワールドトリガー「B級ランク戦中位チーム編」の雨取千佳

「荒船隊vs諏訪隊vs玉狛第二」初めて撃破されることを体験

荒船隊、諏訪隊とのランク戦では、荒船隊に諏訪隊をぶつけるため、千佳の狙撃で地形・動線破壊をして相手部隊の動きを誘導した後、修とユウマが参戦しに行き、千佳は別行動をとり狙撃ポイントにつきます。

ユウマを相手に笹森、諏訪が捨身で攻撃しようとしたところで、千佳は栞の指示を受けて、射線無視の破壊砲を発射、周辺の建物を崩壊して状況を変化させ、ユウマの一撃につなげました。

しかし、千佳が狙撃したことで居場所がバレ、荒船の狙撃返しにより千佳は初めての緊急脱出を経験してしまいます。作戦室に戻ってきた千佳は平気な顔をしていましたが、栞がとても心配そうな顔をして、千佳に謝りながら大丈夫かを確認していきました。

千佳は自分を軽く見ていることが判明

ランク戦を見守っていたレイジは玉狛第二の戦いを評価しますが、修とユウマが撃破されたら千佳を緊急脱出させるという決め事は過保護だと栞に指摘します。

しかし、千佳は過去に友達や兄が連れ去られたのは自分のせいだと考えており、そのために自分の存在を軽くみて、危険な役割を積極的に担おうとする癖があるため、栞達はまず千佳を徹底的に甘やかして、自分が傷つくと周囲は本当に悲しいのだと教えることから初めていたと判明します。

栞の話を聞いたレイジは自分の考えを反省、訓練中の千佳を連れて外に一緒にご飯を食べにいくことになります。千佳はレイジの父親の話を聞き、レイジからも自分を大事にすることの大切さを教えられました。

「鈴鳴第一vs那須隊vs玉狛第二」地形破壊で勝利に貢献

鈴鳴第一、那須隊とのランク戦では大嵐の河川敷のステージで東側に千佳と修、西側にユウマと部隊が分断されてしまいます。

地形を活かして勝利を目指した那須隊に対して、千佳は橋の破壊や河川敷の破壊で敵部隊の思惑を潰し、玉狛第二に有利な戦況を作ることに貢献、最後まで残って生存点も獲得、玉狛第二の勝利に貢献しました。

二宮から兄「雨取麟児」の名前を聞く

玉狛支部にB級1位二宮隊の隊長である二宮が訪れると、トリガーを民間人へ横流しして近界世界へ渡った鳩原未来という人物を消化され、3人の協力者のうち一人が、千佳の兄である雨取麟児であることを明かされます。

鳩原に計画能力がないと考えていた二宮に対し、千佳は兄の雨取麟児であれば計画を立てて実行できると証言、同席していた修も雨取麟児の立てていた計画を情報提供、千佳はボーダー隊員となって初めて兄の情報を得ることができました。

また、二宮は現在判明している情報の全てを明かすことはせず、遠征部隊に選ばれたら教えてもらうという話になります。

ユズルと出会う

千佳はスナイパーの合同訓練でも24位と好成績を取るようになっていましたが、1位の奈良坂の正確な狙撃や、にっこりマークを刻む当真や、星マークを刻むユズルなど、自由な才能があることに驚きます。

同年代のユズルを褒める形で出会うと、ユズルの師匠が鳩原であり、千佳と同じように人に向けて通常弾を発射することができない人だったことが判明すると、千佳も自分も同様に撃てないと、次の対戦相手であるユズルに打ち明けてしまいました。

ワールドトリガー「B級ランク戦上位チーム編」の雨取千佳

「二宮隊vs影浦隊vs東隊vs玉狛第二」ユズルに助けられて緊急脱出

初めてのB級上位グループでのランク戦は、二宮隊、影浦隊、東隊のトップチームとの対戦になります。

開始直後、玉狛第二は部隊の合流を目指しますが、修が犬飼、辻、奥寺、小荒井に捕まり、東の狙撃で早々に撃破されてしまいます。建物内に敵部隊しかいなくなったところで、千佳の大砲射撃も発射されますが、一人も撃破できず、さらに緊急脱出を試みたところで60m圏内に東がいたところでできなくなってしまいました。

ユウマがカバーに入り東の狙撃圏内からは逃れたものの、犬飼による追撃が始まり、千佳は必死で逃走、追いかけてきた犬飼をユズルが狙撃する形で乱入し、無事に緊急脱出することに成功しました。

ワールドトリガー「ガロプラ侵攻編」の雨取千佳

ユズルからレッドバレット狙撃を教わる

スナイパー合同訓練の捕捉&掩蔽訓練で好成績を収めた千佳は、ユズルから実戦形式の方が得意なのにランク戦で点が取れないのはもったいないと思われ、夏目と共に影浦隊の作戦室に招待されます。

そこで、鳩原が考えていたライトニングとレッドバレットを組み合わせた射撃を千佳に伝授、本来は弾速と射程が落ちるというデメリットがありましたが、トリオン能力が高い千佳なら弾速が向上するため問題なく、これで地形破壊だけでなく、レッドバレットでの狙撃も可能となりました。

ワールドトリガー「B級ランク戦中位チーム第二戦編」の雨取千佳

ワイヤー陣との組み合わせで凶悪な部隊戦術ができる

B級中位グループに戻ってきた玉狛第二は、香取隊、柿崎隊と対峙することになります。

前回の上位グループでの敗戦から修も新しいトリガー「スパイダー」を身につけており、構築したワイヤー陣の中で千佳が周辺建物を破壊、放っておけば周辺が丸裸になるため、香取隊と柿崎隊がワイヤー陣に突撃せざるを得ない状況を作ります。

しかし、ワイヤー陣の中には強化されて手に負えない強さとなったユウマ、ワイヤー使いとして敵の動きを封じることに長けた修が待ち構えており、そこに千佳のレッドバレット狙撃による援護が追加、ワイヤー陣に踏み入れた部隊をほぼ壊滅させる成果を出しました。

千佳は特攻してきた照屋に対して、ハウンドのレッドバレット攻撃で動きを封じますが、最後の最後で照屋のハウンドでの攻撃を受けてしまい緊急脱出となります。しかし、ランク戦は玉狛第二が圧勝、三人の個性がガッチリ噛み合った部隊戦術を手に入れました。

遠征部隊の参加が決定

ヒュースの玉狛第二の正式加入の許可を得るため、上層部との会談に臨んだ一同ですが、城戸司令からもヒュースの特例加入を認める代わりに、次回の大遠征の際に玉狛第二の参加可否に関わらず、千佳を借り受けたいと条件を提示されます。

莫大なトリオン量を持つ千佳がいれば、遠征艇を広くして乗船人数を増やせるだけでなく、補給のために停泊する日数も減らすことができ、より効率的に遠征が行えるとのことでした。千佳を可愛がっている鬼怒田は反対するものの、城戸や根付、唐沢など城戸派の意見は一致しており、千佳はヒュースを部隊にいれるために城戸の条件を受け入れます。

しかし、自分たちは必ず部隊で遠征に参加するとも宣言しました。

ワールドトリガー「B級ランク戦上位チームリベンジ戦編」の雨取千佳

「生駒隊vs王子隊vs玉狛第二」レッドバレットが炸裂するも弱点が露呈

A級上位部隊に返り咲いた玉狛第二は、生駒隊、王子隊の二部隊との対戦になります。前回のランク戦で玉狛第二の凶悪な部隊戦術が明らかになったため、ワイヤー陣が完成する前に狙われることとなってしまいました。

玉狛第二の弱点は、修と千佳が単独ではB級上位の隊員とは戦えないことにあり、今回も苦労をしながらワイヤー陣をなんとか完成させます。レッドバレット狙撃は有効で、相手部隊の隊員の動きを封じてユウマの一撃に繋げる連携は健在でしたが、集中的に狙われたことで修が撃破されるなど、早速戦術の弱点を突かれる結果となりました。

ユウマの活躍で、生存点は取れなかったものの勝利は玉狛第二となります。そして、解説からももう一人強い前衛がいれば、修と千佳の両方を守ることができ、玉狛第二はかなり強くなると指摘され、いよいよヒュースの加入を待望することとなりました。

ワールドトリガー「B級ランク戦上位チーム第三戦編」の雨取千佳

「鈴鳴第一vs影浦隊vs東隊vs玉狛第二」千佳のメテオラに奥寺が巻き込まれる

残り二戦となったランク戦で、玉狛第二は鈴鳴第一、影浦隊、東隊との戦いとなります。東隊が選んだのは大型ショッピングモールのあるステージで、戦闘は主にモール内で行われ、千佳はモールを狙撃できるポイントに潜伏することとなります。

戦況が進み、残りが玉狛第二と東隊になった段階で、東がオプショントリガーのダミービーコンで撹乱を仕掛けてきますが、ここで戦況を変えるために修の指示で千佳がメテオラを発射、衝撃的な威力でショッピングモール半壊させ、この爆発に東隊の奥寺が巻き込まれて緊急脱出することとなりました。

戦いは玉狛第二の勝利で終わりますが、千佳は初めて自分の攻撃で相手隊員を緊急脱出させており、この出来事がきっかけで千佳は本当は人を狙撃できるのではないかと思う隊員達が出てきます。

人に向けて狙撃ができない理由を理解する

最終戦に向けて作戦会議を進めていく中、千佳はヒュースから本当は人に狙撃ができると思っていると言われ、遠征時に修やユウマが窮地に陥る場面があれば、必ず千佳は撃つと主張されます。

激しく動揺した千佳は、気持ちを落ち着かせるために栞とレイジに屋上に連れていかれますが、ヒュースの指摘通り、もし修やユウマが狙われることがあれば、自分はきっと撃つだろうと考え、その理由を考えて自分なりに言葉にしていきました。

小学生の頃、唯一自分の話を信じてくれた友達の蒼葉ちゃんが消えた時、千佳は青葉ちゃんがいなくなったことよりも、周りに信じてもらえなかったことよりも、周りが自分の話を信じ始め、自分が青葉ちゃんを巻き込んだと思われることが怖かったと打ち明けます。

そして今も、自分のトリオン量を人に向けた時、人からどのような感情を向けられるのかが怖く、修やユウマ達が窮地に立たされた時に撃つと思えるのも、自分のせいで二人が命を落としたと思われるのが怖いからであり、自分は人を傷つけるのが怖いのではなくて、人を傷つけたことを誰かに責められるのが怖いのだと、自分の頭の中は結局いつも自分のことばかりだと話しました。

次の戦いから通常弾を撃つ覚悟を決める

千佳の告白に対して、栞やレイジは人に責められるのが怖いなんて普通のことであり、例え千佳が撃てないことで撃破されることがあっても、修やユウマ、栞、レイジは、絶対に千佳を責めるようなことはしないと優しく伝えられます。

その上で、今やれることをやっていこうと伝えられますが、千佳は、修やユウマはきっと自分を責めないと思い、だからこそ自分もちゃんと戦いたいと決心、みんなに次の試合から自分も通常弾を撃つと共有しました。

ワールドトリガー「B級ランク戦最終戦編」の雨取千佳

修のために通常弾を撃つことに成功

B級ランク戦の最終戦は、二宮隊、生駒隊、弓場隊との戦いになり、玉狛第二はヒュースが千佳を防御を担当し、千佳のメテオラ爆撃で先手を撃つ戦略を考えていましたが、ヒュースの転送位置が非常に悪く、他の三部隊に囲まれる状況となってしまいます。

千佳の元には二宮が向かい、千佳が通常弾を使えるのかを確かめるために火力勝負を仕掛けてきますが、千佳は自分のために通常弾を撃つことにはまだ不安があり、その不安をサイドエフェクトで見抜いたユウマから、一発だけハウンドで応戦してすぐに離脱ことを提案されます。

ハウンド発射後、東へ移動して修と合流した千佳は、ヒュースを援護するために付近の建物の屋上からメテオラを乱戦地帯へ放とうとしますが、生駒隊のスナイパーにメテオラを狙撃されて爆発、固定シールドでユウマ含めて守ったため千佳とユウマは無事でしたが、この間にヒュースが撃破されてしまいます。

千佳は、自分がうまくやれなかったせいでヒュースが撃破されたと思い、負の感情を向けられることに怯えますが、作戦室に戻ったヒュースからは、訓練通りに戦わせてあげることできずにすまないと言われ、自分の代わりにユウマと修を頼むと託されます。

修とユウマは南沢を狙いに動く、千佳は狙撃地点からハウンドで支援、相手が崩れたところを二人が仕留める作戦
千佳が一人になったところを外岡がその背後から射撃、これは釣りで千佳はガード
ハウンドで外岡の場所を狙撃、外岡が離脱したところを生駒隊のスナイパー隠岐が狙撃して得点
二宮が合成弾で隠岐を狙い、隠岐が回避したところを辻が撃破、二宮が合成弾を使う時は通常どちらかがガード

戦いは佳境を迎え、残りが二宮隊のみとなると、修を助けるためにレッドバレットを撃ったことで居場所がバレ、二宮の指示で犬飼と辻が千佳を抑えにきます。しかし、これは二宮の策略で、辻は反転して死角から修を狙い、千佳はここで修を助けるためにアイビスで狙撃、見事辻を撃破し、修とユウマによる連携攻撃に繋げ、二宮撃破を果たしました。

最終戦で玉狛第二は6点をとって勝利、B級2位が確定し、遠征部隊選抜試験への参加資格を得ます。作戦室に戻った後、ヒュースも交えて玉狛第二は全員がグータッチ、部隊としての結束も高まっていきました。

日浦のお引っ越しを見送る

先輩スナイパーの日浦がお引っ越しをする日、那須隊と夏目と共に千佳もお見送りに参加します。

日浦が自分の後釜として夏目を推薦すると、千佳も大賛成、夏目は当真も絶対強くなると推薦していることを伝え、夏目がB級に昇格した後、那須隊に入ることを後押ししました。

ワールドトリガー「遠征選抜試験編」の雨取千佳

二宮隊に選ばれる

遠征選抜試験が始まると、千佳はドラフトで二宮から1位指名を受け、隊長二宮、東、千佳、ユズル、オペレーター加賀美の8番隊に参加します。

A級部隊からは、千佳&ユズルの中学生コンビと二宮の関係性が不安要素だと指摘されつつも、長時間戦闘試験では圧倒的な評価をされました。

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