『ワールドトリガー』の最新巻&ジャンプSQ連載最新話までのあらすじネタバレをご紹介します。
ワールドトリガーは最新巻23巻まで発売しており、24巻は2021年10月4日または11月4日頃の発売と予想されています。ジャンプSQで連載されており、最新10月号では最新話213話が収録、閉鎖環境試験の1日目が終わり、ついに戦闘シミュレーション演習のある2日目が始まりました。
『ワールドトリガー 』次巻24巻のあらすじネタバレ
ワールドトリガー24巻は2021年秋発売予定と23巻で告知されており、これまでの発売間隔が6ヶ月間または8ヶ月間であったことから、2021年10月4日発売が本命と思われます。
単行本では9話分が収録されており、最新巻の23巻では205話まで展開されているので、24巻では206~214話が収録予定と考えられます。
2021年9月3日に発売されたジャンプSQ10月号では213話まで描かれましたので、10月3日頃のジャンプSQで214話が掲載されれば、ほぼ同時期に24巻が発売されるのかもしれません。
206話「遠征選抜試験④」のあらすじネタバレ
試験参加者への説明会が終わると、根付から一次試験を評価するA級部隊への説明会が始まり、選抜試験が始まる前に二つの試験での順位予想を出すように最初の課題が与えられます。A級各部隊は、各試験において不安要素のある組と強みを持つ組を分類していき、それぞれの予想を出していきました。
一次試験の閉鎖環境試験では、古寺、村上、水上、来間部隊が頭脳と協調性の面から高評価を受け、二次試験の長時間戦闘試験では二宮隊が断トツの評価、次点で歌川隊が評価されます。一方、若村が率いる11番隊は若村の統率力への不安視、ヒュースの存在から断トツで低い評価となりました。
根付、鬼怒田、唐沢の三人はA級各部隊からの評価提出を受けて会議、唐沢は修のいる諏訪隊を閉鎖環境試験で推薦、全ての部隊で唯一隊長経験者が3人いるため、命令を出す側の気落ちが理解できる点で協調性が高いだろうと予測します。そして準備期間の三日と隊長面接があっという間に終わり、一次試験が開始されました。
207話「遠征選抜試験⑤」のあらすじネタバレ
各部隊が閉鎖環境の中に入ると、まずは閉鎖環境での生活方法についてのガイダンスがなされ、その後、各隊長から部隊のコンセプトを発表することになります。古寺など頭脳に秀でる隊長は先々のことまで考えて部隊を選んでいる一方、隊長によっては勘だと打ち明けたり、内容は様々でしたが、各部隊共に団結を深めていきました。
ここから各部隊自由行動となり、衣食住などの物資・設備の確認、隊長の通信機器に送られてくる書類やデータの確認など、部隊ごとに動き出していきました。
この時点ではまだ各部隊に明確な差が出てはおらず、A級部隊からの評価もほぼ一律、迅はスコアに差が出てからが本当のチームワークが試される時だと指摘します。
208話「遠征選抜試験⑥」のあらすじネタバレ
諏訪隊はまず閉鎖環境の設備を確認、衣食住の仕様とルール、食糧が足りない点やベッドが一つ足りない点などの問題点を把握、その後試験の規定の確認を全員で進めていきます。
試験は全員共通の400門の共通課題、全員で解くことができる1000門の分担課題、突然運営から出される特別課題、2日目から行われる戦闘シミュレーション演習の4種類で、各課題での点数とA級からの評価の合計点数が出されることが明らかになりました。
修達はまず共通課題から取り掛かり、終了した人から分担課題に着手すると決定、黙々と作業をして1時間が経過した頃、諏訪のパソコンに特別課題が届き、全員に共有されます。
209話「遠征選抜試験⑦」のあらすじネタバレ
特別課題では、「遠征選抜試験が部隊をシャッフルして実施されている理由を部隊全員で考え、400文字以内にまとめて提出」と提示され、各部隊は話し合いを始めます。
部隊ごとに様々な意見が取り纏められ、諏訪隊では臨時部隊の隊長選出理由にも議論が広がり、諏訪は次の世代の隊長候補や、未来のボーダーの幹部候補が選ばれている可能性を指摘しました。
議論が進む中、突如諏訪隊の閉鎖環境が停電、修がトリオンをチャージしてすぐに復旧しましたが、席に戻ると修のパソコンの電源が点かなくなっており、トラブルが発生してしまいます。
210話「遠征選抜試験⑧」のあらすじネタバレ
パソコンの問題は修のトリオン切れと発覚、一気に他部隊と比較して出遅れることになった諏訪隊ですが、修は全く動揺することなく落ち着いて対処、大きな問題にすることなく事態を解決しました。
一方、上層部に城戸が加わり特別課題の採点を開始、諏訪が指摘したボーダー幹部の適性調査、ユウマやヒュースが指摘した遠征で隊員が命を落とした際の部隊再編成への対応などが高評価を受けます。また、議論の過程で染井や王子が提案した現場データの吸収と今後のB級育成ノウハウへの還元という指摘は、正式な成果物として提出はされなかったものの、上層部の思惑の七割を指摘しており、染井は幹部候補にも名前が挙がる結果となりました。
試験は1日目が終わり、諏訪の元には暫定順位が届きますが、修のいる諏訪隊は最下位の11位だったことが明らかになります。
211話「遠征選抜試験⑨」のあらすじネタバレ
諏訪隊が最下位と知り香取が怒りを吐き出しそうになりますが、ギリギリで堪えることに成功、夕食の準備に取り掛かります。玉狛第二のユウマ、ヒュースの部隊も下位チームにあり、近界民であることが共通課題を解くことにマイナス要因に働き、臨時部隊の足を引っ張ってしまう状態となっていました。
ヒュースは、挽回する手立てとして共通課題を四等分してそれぞれ回答し、回答を見せ合うという裏技を提案、部隊のメンバーからも支持を得ますが、隊長の若村はヒュースのアイディアはズルだと考え、判断に一日の猶予をもらうこととなりました。
一方、上位チームの古寺は部隊の個人成績表を見て違和感を感じ、同じく臨時部隊の隊長である諏訪に電話をかけます。
212話「遠征選抜試験⑩」のあらすじネタバレ
古寺は個人成績表のA級評価の欄だけが色分けされており、かつ自分以外の隊員が低いことに違和感を感じていました。諏訪や来間に連絡をして古寺隊の隊員評価が低いと理解すると、自分が時間を区切ったことで隊員が意見を主張する機会が少なかったことが原因ではと考えます。
全体点数の中でもA級評価の点数分が少ないため、A級評価だけで順位を付けられる可能性を考慮した古寺は隊員と相談、明日からの特別課題への対応方法を変更することに決めました。
各部隊夕食を食べた後、修は諏訪と一緒にツインルームで就寝することになりますが、寝る前に諏訪から言っておくことがあると切り出されます。
213話「遠征選抜試験11」のあらすじネタバレ
諏訪は寝る前に明日の戦闘シミュレーション演習のことを話題に出し、駒の性能は隊員を反映する一方、修の能力はパソコンで表現しにくいため、演習ではトリオン能力や運動能力の低い修の駒が部隊の負担になるが、折込済みだから凹むなと伝えておきます。また、部隊で一緒になっていた香取は、諏訪から見ればご機嫌すぎてびっくりするほどだったと教えられました。
翌日、ヒュースの提案を受けた若村は、一晩考えた結果、ヒュースの提案は採用せずに王道で対応していくと判断、カンニングがアウトだった場合に責任が取れないと話します。ヒュースや隊員はこれを受け入れ、正攻法で進めていくことになりました。
そしていよいよ二日目、戦闘シミュレーション演習が始まります。
『ワールドトリガー 』1巻のあらすじネタバレ
空閑遊真と三雲修が出会う
空閑遊真は近界で育ち、父親と共に幼少の頃から戦争の日々を過ごしてきましたが、父を亡くしたことで、遺言に従ってボーダーという組織にいる父の知り合いに会うため、こちらの世界へと渡ってきます。平和な世界であるこちらの一般常識が全く分からないユウマは問題行動ばかり起こしますが、偶然転入した中学でお世話焼きの鬼の三雲修と出会い、仲良くなっていきました。
一方、三門市では本来ボーダー基地に門が出現するようになっていましたが、イレギュラーゲートが発生し始め、ユウマ達の中学の近くにも発生し始めます。学校付近にもトリオン兵バムスターが現れますが、本部からボーダー隊員が現着する前に、修とユウマによって撃破、修はC級隊員、ユウマは近界民であり父の形見のトリガーを保有していることが明らかになります。
学校に現れたトリオン兵を修、ユウマが撃破
修とユウマの中学にイレギュラーゲートが発生すると、修では勝てないトリオン兵モールモッドが二体現れます。ユウマは修では命を落とすと助言しますが、修は目の前で襲われている人々を前に助けないという選択肢がなく、自分の命が危ないと分かっていながら生徒達を助けにいきます。
修はモールモッドに襲われていた生徒達を間一髪のタイミングで助けますが、ユウマの助言通りトリオン兵との力の差は歴然であり、一転窮地に立たされてしまいました。ユウマは修のことを気に入っており、レプリカに相談し、自分の存在を露見させずにトリオン兵を撃破する方法として、修のトリガーを借りて戦うことを選択、一瞬で二体を撃破して見せました。
嵐山隊が登場
モールモッドを撃破した後、A級5位の嵐山隊が到着、隊長の嵐山は弟妹が中学に通っており、間に合わなかった自分達に代わりトリオン兵を撃破してくれた修に感謝を伝えます。
しかし、修と同年代のA級隊員木虎は、修が褒められることに嫉妬しており、C級隊員がボーダー基地外でトリガーを発動することは隊務規定違反であり、真似する人間が出てこないように厳正に処分されるべきだと主張します。木虎の言い分は最もでしたが、ユウマのサイドエフェクトによって木虎は嘘をついていると見破られてしまいました。
雰囲気が硬直する中、調査作業を淡々とこなしていた時枝が仕事を終え、判断は上層部がすることと大人の意見を主張、その場は解散となり、学校終わりに木虎が同行して修は上層部の会議に連行されることになります。しかし、ボーダー基地に向かう途中で再び新しいイレギュラーゲートが発生、こちらの世界では新種の爆撃型の巨大トリオン兵が現れてしまいました。
『ワールドトリガー 』2巻のあらすじネタバレ
ユウマと迅が出会い、修がB級隊員へ昇格
イルガー相手に木虎は単独で向かいますが、修の頼みでユウマが隠れて同行します。イルガーの攻撃により街の建物は倒壊し始めていましたが、修が献身的に救助活動を行い、奇跡的に人的被害をゼロで防ぐことができました。イルガー戦では木虎が撃墜までは成功したものの自爆モードに切り替わってしまい、ユウマが川に引っ張って落とし、自爆からも人的被害をゼロで乗り切りました。
上層部会議に参加した修は、木虎や嵐山の嘆願、並びに本部長忍田のフォローがありましたが、最高司令官である城戸派の上層部によって隊務規定違反による除名処分の流れに話が進んでしまいます。しかし、本題であったイレギュラーゲートの問題について、迅がサイドエフェクトによって修が必要だと話すと、修の処分を迅が引き取ることとなりました。
翌日迅とユウマが出会い、ユウマが発見していたイレギュラーゲートの原因であった小型トリオン兵ラッドについて説明すると、迅の指揮の元でボーダー隊員総出でラッドを撃破、このユウマの手柄を修に渡すことで、修はB級隊員へ昇格し正隊員用のトリガーを得ることができました。
しかし、修とユウマの繋がりをA級隊員の三輪に勘付かれてしまいます。
ユウマと千佳が出会う
修は、お世話になった先輩の妹であり、ボーダーに入るきっかけとなった少女である千佳をユウマに紹介、千佳の近界民を呼び寄せる体質について相談します。
本来、近界民に狙われるのであればボーダーに保護してもらうのが一番でしたが、まだ近界民の存在が知られていない頃、千佳は唯一信じて庇ってくれた友達が拐われる経験をしており、さらには兄も行方不明になったことから、人に助けを求めることに恐怖を感じてしまうようになっていたのでした。また、サイドエフェクトで自分を狙う近界民の位置が分かることから、これまでも一人で息を潜めて逃げ切れていたことと打ち明けます。
ユウマとレプリカは、近界民に狙われる理由があるとすればトリオン量だと推測して計測、千佳はユウマ達が驚くほどの莫大なトリオン量を保有していることが明らかになりました。
A級七位の三輪隊をユウマが単独で撃破
千佳のトリオン量を計測する際、こちらの世界にとって未知のレプリカが姿を現したため、三輪は修と近界民の関わりの現場を抑えたと判断、A級七位の三輪隊全員でユウマと戦闘になります。
スナイパーの奈良坂、古寺もスタンバイしている万全の体制で三輪隊はユウマに臨みましたが、ユウマは修の立場が悪くならないように、撃破ではなく制圧を考えるほどに余裕があり、三輪のトリガー「レッドバレット」をコピーして三輪と米屋の動きを制圧して勝利してみせました。
戦闘を見守っていた迅が奈良坂と古寺を連れてユウマ達の元に到着すると、三輪は緊急脱出でボーダー基地へ戻り、米屋の口から三輪が姉を近界民侵攻の際に失っており、近界民に対する深い恨みを持っていることが語られました。迅と修は上層部会議に参加して報告を求められ、迅は城戸司令にユウマの持つブラックトリガー回収を命じられてしまいます。
『ワールドトリガー 』3巻のあらすじネタバレ
ユウマの父親がボーダー創設者の一人「空閑有吾」だと判明
迅と修がボーダー基地で会議に参加している間、ユウマと千佳は近界のことやユウマの過去について話しをします。千佳はかつて拐われた友人と兄のことを気にかけており、ユウマからトリオン量が高い人は戦争の多い近界の国々でも貴重なので、生きている可能性は十分にあると教えられました。
一方、ボーダー会議では、迅が指揮命令系統は玉狛支部の林藤支部長にあると主張、林藤はやり方は迅に任せると伝え、二人の信頼関係を見せつけます。しかし、唐沢が近界民の名前を聞き修が「空閑遊真」と答えると、ユウマの父がボーダー創設者の空閑有吾だと判明、城戸、忍田、林藤の三人は有吾と知り合いであり、ユウマ襲撃の話は無しになりました。
しかし、ボーダーには派閥があり、ユウマの存在は害のある者ではないとしても、城戸司令一派はボーダー内のパワーバランスを強く握るため、ユウマのブラックトリガーを必ず奪取すると考え、遠征組が戻り次第、A級一位、二位、三位、三輪隊の四チームで急襲する計画を立てました。
ユウマがこちらの世界にきた理由が判明
ブラックトリガーが玉狛支部に入った場合、現在のボーダー内の派閥のパワーバランスが崩れることから、迅は城戸派がまだユウマを狙ってくる可能性があると推察、堂々とユウマを守るためにボーダー玉狛支部に勧誘します。玉狛支部は近界民にもいい奴がいるという方針の派閥であり、ユウマが修、千佳と一緒にいくと、林藤陽太郎と雷神丸、栞がお出迎えしてくれました。
ユウマと修は迅の案内で林藤支部長と面会、ユウマが会いにきていたのは最上宗一だと伝えると、迅の師匠であり、有吾のライバルだった人物でしたが、既に迅が保有しているブラックトリガーになってしまっていたことが判明します。林藤は有吾にお世話になっており、改めて玉狛支部にユウマを勧誘しますが、ユウマはこれを受けませんでした。そして、自分が何をしにこちらの世界に来たのか、ユウマから迅に、レプリカから修に語ることになります。
近界の戦争でユウマは有吾の指示に反して戦場に出ていき、ブラックトリガーによって致命傷を与えられます。有吾はユウマを助けるためにブラックトリガーとなり、トリガー内部にユウマの肉体を封印、トリオン体の体を作ってユウマの命を生きながらえさせていたのでした。
ユウマはなぜ自分のために父が命を使い切ったのかを知るため、ブラックトリガーから蘇生するトリガー技術を求めてこちらの世界にきていたことが判明、しかし同時に最上宗一のブラックトリガーを見たことで、ボーダーにもその技術がないことを知ってしまい、生きる目的を失ってしまいます。
ユウマの本当の体は今も死にむかっており、レプリカの目的はこの問題の解決でしたが、直近の課題はユウマに生きる目的を与えることであり、この役目をレプリカは修に願いました。
修、ユウマ、千佳が遠征部隊を目指してチームを組む
一方、千佳は栞から話を聞いて自分で遠征部隊に入って友達と兄を探したいと考えるようになります。普段意見を言わない千佳が断固とした意思を示したため、修はユウマ、千佳と三人で玉狛支部でチームを組み、A級昇格、遠征部隊入りを目指すことを考え、ユウマを勧誘しました。ユウマも修と千佳だけでは心配、また二人とチームを組むのが楽しそうと考え、修がリーダーを務めるという条件でこの話を受けます。
迅はサイドエフェクトでこの未来を知っており、林藤支部長と共に玉狛支部に入る書類準備を進めて三人を迎え入れ、正式に玉狛支部でチーム発足、A級昇格、遠征部隊入りを目指すことと成ります。ユウマと千佳はまずB級隊員に上がる必要があり、B級昇格後にチームを組み、A級に上がるためのランク戦に参戦することを目指します。
また、玉狛支部の三人のA級隊員、小南、烏丸、レイジが登場、三人の師匠となりそれぞれに修行を始めることと成りました。
ボーダートップチーム vs 迅、嵐山隊
遠征部隊が帰還すると、太刀川指揮で早速当日夜に襲撃を開始、A級トップの4チームに対し、迅は忍田本部長と手を組み、嵐山隊との合同で迎え撃ちます。
『ワールドトリガー 』4巻のあらすじネタバレ
迅が単独でA級上位6人を退ける
迅と嵐山隊が固まっている間は攻撃が通らないと判断した太刀川は、自身と風間隊、狙撃手三人で迅にあたり、出水に三輪と米屋を預けて風間隊をブロックするように判断、外れる弾は撃てないと主張した当真が三輪元へ向かったため、太刀川、風間、菊地原、歌川、奈良坂、古寺の6人で迅と相対しました。
一方、迅は6人を撃破すると本部との軋轢が強くなるため、トリオン切れで撤退させる作戦を練っていましたが、この狙いは風間に看破されプランBに移行、ブラックトリガー風刃を発動して攻撃を開始、菊地原を一瞬で撃破、歌川も負傷させます。風刃発動直後、太刀川と風間の隊長二人は即座に対応を開始、風間は歌川と共にカメレオンで隠密行動、迅の風刃のリロードを狙って奇襲を狙う作戦に出ました。
太刀川が単独で突撃していきガレージに追い詰めるも、迅が風刃で回避不能の攻撃を発射、リロードと判断して風間と歌川が奇襲を仕掛けますが、この動きは迅のサイドエフェクトで予知されており対応、風間、太刀川、歌川は撃破されてしまいます。
嵐山隊がA級上位相手に奮闘
嵐山、時枝、木虎の前には出水と三輪、米屋が対峙しますが、出水の誘いに嵐山隊スナイパーの佐鳥が乗ってしまい米屋が襲撃、木虎がカバーに向かい、室内で戦闘が開始されました。嵐山と時枝コンビは出水、三輪の二人と対峙、テレポーターを用いた連携攻撃で削っていきます。
室内では、木虎がワイヤーを活用して米屋のトリオン供給機関を破壊、米屋は木虎ごと建物の外に飛び出し、出水の大出力の掃射を受けますが、時枝が動きを読んでおりこれを防御します。しかし、ここに狙いを定めていた当真の射撃がヒット、米屋と時枝が緊急脱出する結果となりました。
嵐山、木虎は共に機動力を封じられたため、路地に入って相手を誘い込真人しますが、三輪達が迅を狙う動きをみせたため、逆に罠と分かっていながら誘い込まれてしまいます。嵐山は見晴らしの良い公園に誘い出され、出水の大火力の攻撃にさらされ、テレポーターで回避しようとしますが、その先はNo.1スナイパーの当真が狙っていました。しかし、この当真の動きを木虎が狙っており撃破に成功、思わず驚いた三輪と出水を佐鳥がツインスナイプで捉え、攻撃能力を奪います。
ここで迅が6人を緊急脱出させて作戦終了、三輪は近界民を庇った嵐山隊に、迅もいつか後悔すると忠告しますが、嵐山は迅も母親を近界民侵攻で失い、師匠の最上も失くし、決して近界民を甘く見ている訳ではなく、別の戦い方をしているだけだと三輪に教えました。
迅がブラックトリガー風刃を取引条件にユウマの入隊を認めさせる
ボーダー上層部会議では、ブラックトリガーの強制簒奪を企んだ城戸派に忍田が激怒していました。忍田本部長は太刀川の師匠であり、ボーダー本部最強の男であり、鬼怒田や根付、唐沢は忍田を怒らせたのはまずいと感じましたが、城戸は迅と並ぶブラックトリガーの使い手である天羽を次の襲撃に使うと強硬策を出し、会議の緊張が高まります。
ここで迅が会議に登場し、ユウマのボーダー入隊を認める代わりに風刃を差し出すと提案、ユウマが正式にボーダー入隊となれば隊務規定違反でボーダー隊員同士の争いはできなくなり、これ以上の襲撃が不可能となります。プランBとは、A級トップチームを退け、風刃の格を上げた上でこの取引を成立させることだったのでした。迅が自分の後輩達は城戸の真の目的にもいつか役に立つと伝えると、城戸はついにユウマの入隊を承認します。
玉狛の新人二人がボーダーを騒がせる
ユウマと千佳がボーダー隊員正式入隊日を迎えると、忍田本部長が挨拶をし、嵐山隊がオリエンテーションを担当します。
B級隊員に上がるには1000ポイントからスタートして、訓練とランク戦で4000ポイントに上げる必要があると説明され、早速仮想戦闘モードを活用した対近界民戦闘訓練が行われますが、1分切れれば上出来の訓練でユウマは1秒掛らず撃破する驚異的な記録を見せ周囲を驚かせました。
この動きを見て、木虎は学校の近界民を撃破した人物が修ではなくユウマだと気付き喜びますが、烏丸に憧れている木虎は修が弟子だと紹介されると可愛く嫉妬します。
一方、ユウマの圧倒的な力をみた風間は、迅が風刃を手放した理由を肌で理解するため、後輩の実力を確かめるという名目で修に模擬戦を提案しました。
また、スナイパーは佐鳥とともに訓練場に移動しており、千佳は訓練場でアイビスを発射、ボーダー基地に穴を開ける騒ぎを起こしていました。
『ワールドトリガー 』5巻のあらすじネタバレ
修 vs 風間
風間に模擬戦を誘われた修は、遠征部隊を目指す上でA級3位の風間はいずれ戦う相手であり、強さを知っておいた方が良いと判断、模擬戦を受けることにします。しかし、意気込んで臨んだ10本勝負では10対0で何もできずに敗戦してしまいました。
風間から迅が風刃を手放してユウマを入隊させたと教えられると、修はもうひと勝負を風間に依頼、修のシューターは考えながら戦うポジション、相手の動きをコントロールすることこそ骨頂という師匠烏丸の教えを思い出して風間に挑みます。結果、最後の一本で引き分けに持ち込み、0勝19敗1分の大金星を上げました。
最初は失望された風間からも、知恵と工夫を使う戦い方は嫌いではないと評価され、修は自身の戦い方を見つけます。
ユウマ vs 緑川
ユウマは訓練を全て最高得点で終えてランク戦に移動、同じC級隊員を圧倒していきます。
その頃、風間との引き分けの噂で目立つ修のもとに緑川が登場、玉狛支部に迅の勧誘で加入したことに嫉妬され、緑川に模擬戦を誘われ、集めた観衆の目の前でボコボコにされてしまいました。
緑川が修に恥をかかす狙いで模擬戦を仕掛けたことをユウマが見抜き怒り、圧倒的な力の差を見せつけユウマが勝利、緑川は修にも先輩をつけて敬意を払うようになり、ユウマとはライバル関係になりました。
戦い終えた二人の元に迅が現れ、修とユウマも上層部の会議に参加することになります。
第二次大規模侵攻の対策会議を開く
忍田本部長、城戸司令を中心に近く起こると予見される近界民大規模侵攻に関する会議が開かれ、近界民であるユウマに攻めてくる国、戦力、戦術の情報提供を求めます。ユウマは状況を理解してレプリカを紹介、レプリカが有吾が調べ上げた惑星国家の軌道配置図を提供すると、情報の価値の高さで上層部を驚かせました。
こちらの世界に侵攻できるほど接近している惑星国家は四つあり、偵察にイルガーを使っていたことから、可能性が高いのはアフトクラトルかキオンの二国に絞られます。ブラックトリガーは少なくともアフトクラトルには13本、キオンに6本あると教えられ上層部は一瞬戦慄しますが、基本的に防衛に用いられるため、遠征には使用されても一人のみだろうという結論に至ります。
また、遠征船は大きいほどトリオン消費が大きいため、主力は持ち運び可能なトリオン兵であることは間違いなく、人型近界民は少数だという話になりました。
突如大規模侵攻が開始される
千佳は同期のスナイパー少女の夏目出穂と仲良くなり、学校でも昼食を一緒に取るなど同じ時間を過ごすようになります。スナイパーは3週連続上位15%に入るとB級昇格となり、その難易度の高さに夏目は諦め気味になりますが、千佳のポジティブな励ましに一緒に頑張ることになりました。
また、迅はサイドエフェクトで今回の大規模侵攻で修が窮地に立たされることを知り、その時に唯一動ける人間である三輪に修を助けてくれるようお願いします。そして、願いを聞いてくれれば三輪を風刃の使い手に推薦すると提案、三輪ははっきりとは答えませんでしたが、迅はサイドエフェクトで三輪は助けてくれると言い切りました。
修、ユウマ、千佳、夏目が中学で昼食を取っている最中、突然40以上のゲートが発生、大規模侵攻が開始されます。
『ワールドトリガー 』6巻のあらすじネタバレ
アフトクラトルによる5方向分散攻撃
アフトクラトルはラッドやイルガーでの事前調査を踏まえた上で作戦を開始、まずボーダーのトリガー使いを分散させるために大量のトリオン兵を五方向に分散させ、各集団を市街地へ向かわせます。
一方、ボーダー側も鬼怒田と冬島を中心に防衛対策を練っており、警戒区域内で足止めのトラップを発動、トリオン兵が足止めされている間に当直の現場部隊が対峙しました。非番の部隊も招集され、ボーダー総動員でトリオン兵との戦いに臨むことになります。
ラービットによるトリガー使い捕獲が開始
ボーダー各部隊が到着して優勢に戦いを進める中、トリオン兵の中からトリガー使いを捕獲するためのトリオン兵「ラービット」が登場、A級隊員であっても単独で挑めば囚われる可能性が高いほどの性能を保有しており、B級チームでは歯が立たず、戦況がアフトクラトル側に傾いていきました。
忍田本部長は全てを守ることはできないと判断、ラービットの相手はA級チームに任せ、B級は全部隊を集結させた合同部隊を組成、迅、天羽が担当する西と北西地区以外の市街地について各個制圧をすることにします。しかし、避難が最も進んでいる千佳と夏目がいる南西地区は優先順位が最後となり、トリオン兵の襲撃が始まってしまいました。
修とユウマは大量のトリオン兵とラービットを相手に奮闘、嵐山隊も合流して撃破に成功します。ユウマは非常事態だと判断して隊務規定に反してブラックトリガーを使用しますが、城戸司令はこれを容認する代わりに戦力として警戒区域での作戦従事を要求、南西地区の救援には修と木虎のコンビで向かうことになります。
新型ラービットによるC級隊員捕獲が開始
アフトクラトル側はボーダー本部へのイルガー爆撃など揺さぶりをかけ、個々に異なる能力を持つ新型ラービットも投入、木虎の捕獲に成功、同時に本侵攻の目的の一つである緊急脱出機能を持たないC級隊員達が避難誘導に従事していることを発見、ラービットによる捕獲を本格化し、さらにラービットの捕獲作業を邪魔されないよう4名の人型近界民も出陣させました。
木虎を捕らえた新型ラービットは千佳の狙撃により撃破に成功、さらに敵の目的がC級隊員の捕獲であると判明したことで、ボーダー最強部隊である玉狛第一が修達の元に派遣されます。
『ワールドトリガー 』7巻のあらすじネタバレ
ランバネイン vs 出水、米屋、緑川&B級合同部隊
ランバネインはボーダー基地南部でB級合同部隊と対峙します。アフトクラトルの角トリガーの性能は凄まじく、12人いたB級合同部隊は一瞬で5人が撃破、彼我の戦力差を把握した東、荒船の熟練者達によって攻撃を中止し、状況を膠着状態へと変えますが、B級合同部隊は完全な劣勢に立たされました。
そこに出水、米屋、緑川のA級隊員の三人が登場、旧三門市立大学を戦場にランバネインと戦闘を開始します。射撃系のトリガー「ケリードーン」を有するランバネインに対し、出水達は数の有利を活かして近接に持ち込む作戦を立案、それぞれの得意技を十分に活かしながら連携していき、最後は10人がかりでランバネインの撃破に成功しました。
倒されたランバネインの元にはミラが窓を開けて登場、遠征船に回収し、この戦況は沈静化します。その後、B級合同部隊は南部地区防衛の任務に戻り、A級三人は避難中のC級隊員のサポートへ向かいました。
ヒュース、ヴィザ vs 玉狛第一
基地南西部では「金の雛鳥」と認識された千佳の捕獲を目的に、ヒュース、ヴィザの二人の人型近界民が登場、現着していたボーダー最強部隊玉狛第一と戦闘になります。玉狛は林藤支部長が近界から持ち帰ったトリガーを解析し、独自の技術体型を構築しており、小南達はそれぞれの特色を活かした独自のトリガーを保有していました。
小南が一瞬で新型ラービットを二体破壊してヴィザと対峙しますが、強者と戦うことが目的ではないとヴィザの助言を受けてヒュースが反射盾を千佳に射出、磁力の力で千佳を奪い取ろうとします。レイジもヒュースのトリガー能力の正体を見破ると、烏丸と修に千佳とC級隊員を基地に向かわせ、レイジと小南でヒュース、ヴィザの相手をすることとなりました。
しかし、老獪なヴィザはこの状況においても戦闘を開始せず、トリオン兵を操って南西地区へと向かわせます。この方角には烏丸の実家もあり、レイジは小南にトリオン兵の撃破を指示、一人でヒュース、ヴィザの相手をする劣勢に立たされました。
一方、基地へ向かう修達の方角にはユウマと迅が向かっており、迅のサイドエフェクトによって最悪の未来では修が命を落とし、次の最悪では千佳が連れ去られることが判明し、基地内部に二人をいれることが最悪を回避するポイントだと明らかになりました。
エネドラ vs 風間隊
エネドラは新型ラービットを撃破した風間隊の元に登場、A級部隊との戦闘になります。エネドラの液状化攻撃に対して、菊地原のサイドエフェクト「聴覚強化」で対応した風間達は、エネドラを挑発して隙の大きい大技を発出させようとします。
風間達の狙い通り、エネドラは大技を出し、その瞬間に風間がカメレオンを発動し隠密状態でエネドラに致命的な一撃を入れますが、この動きをエネドラは見抜いており、トリガー能力によって風間のトリオン体内部から刃を発生させ、隊長である風間を撃破、菊地原と歌川は風間を侮辱されたことで怒りますが、基地に戻った風間からの指令で撤退を判断します。
駒として浮いたエネドラはボーダー基地に通気口から侵入、単独で本部の襲撃を開始しました。
『ワールドトリガー 』8巻のあらすじネタバレ
レイジ vs ヒュース、ヴィザ
迅に事前に自分達が敗れる可能性のある相手がくることを教えられていたレイジは、計画通り自然に自分以外の仲間達をこの場から退避させ、ヒュースとヴィザを相手に時間稼ぎに徹する戦いを始めます。容易に破ることができないと判断したヴィザは自分が撃破するとヒュースに進言、アフトクラトルの国宝トリガー「星の杖」を用いてレイジを撃破しました
レイジは最後にヴィザの左足に負傷を負わせますが、ここで緊急脱出となります。
一方、修達はボーダー基地への連絡通路に到着していましたが、エネドラ襲撃により通信室が壊滅したため、ドアが開かずに立ち往生となります。ここにヒュースのトリガーを使って高速移動してきたヴィザとヒュースが到着、修達は窮地に立たされますが、迅とユウマが警戒区域を超えて到着しました。
ヒュースは千佳に対してトリガーを射出しますが、修が右手でこれを庇います。迅は烏丸に修達を連れて直接ボーダー基地に向かうように依頼、迅とユウマはヒュースとヴィザをそれぞれ分断、一対一の戦いを始めました。
迅 vs ヒュース
迅はサイドエフェクトを用いてヒュースの攻撃を全て回避しますが、修と千佳の最悪の未来が消えない状況が続き、まだ安心できる状況ではないと判断します。地下通路にヒュースを誘い込むと、保護色に紛れたヒュースは物量攻撃を展開、迅はここで初めて被弾してしまいました。
しかし、迅は既に未来予知を見ており、ヒュースは有能であるにも関わらずなぜここで置いていかれるのかと伝えると、その言葉を挑発と受け取ったヒュースは感情的になって直線的に突撃、迅のエスクードによって身動きを封じられ、敗北する結果となりました。
ユウマ vs ヴィザ
ユウマはヴィザを相手にブラックトリガーを用いて全力戦闘、レイジとヴィザの戦闘記録から「星の杖」のトリガー能力にもあたりをつけており、鎖印や錨印を用いて動きを封じ、優勢に戦いを進めていきます。一方、国宝を持つヴィザも達人の使い手であり、ユウマは左手を奪われ、互いに拮抗した戦いを見せていきました。
ユウマはヴィザとの会話の中で、ヴィザですら囮であることをサイドエフェクトで感知、修と千佳を狙う本命が別にいると判断し、レプリカに本体で二人を守れと命じます。
ラービット7体が投入
ハイレインは今日「金の雛鳥」を確保することを決意、残りの新型ラービット7体を全て投入します。修と烏丸だけでは対抗することが難しい数の不利が生まれましたが、ここに出水、緑川、米屋のA級3人が到着、それぞれが新型ラービットの相手をしてくれ、修達が相手にしなければならないラービットの数が減ります。
C級に襲いかかるラービットに対し、千佳は自分のトリオン量を修に預け、修は烏丸からの教えに従い、中距離戦闘の強みである火力の集中を実行、出水が相対していたラービットにアステロイドを発射し、一撃で粉砕して見せます。
修&千佳コンビの出現により、戦場の戦力差はボーダー側に傾きますが、千佳の能力が測定機器でエラーを起こすほど莫大であると判明したため、アフトクラトルのリーダーであるハイレインが予定外の参戦を決定、トリガー「卵の冠」を用いて参戦してきます。
ハイレイン参戦
ハイレインのトリガーは、トリオンを鳥や魚などの生物に形態を変え、触れたものをトリオンのキューブ状に変化させる仕組みがありました。この攻撃はボーダー側のトリガーの武器にも有効であり、複数のC級隊員が捕獲され、さらに緑川が緊急脱出させられてしまいます。
出水は状況変化を察知して修に千佳達を連れて逃げろと指示しますが、修は千佳のトリオンを借りたことで強くなったと勘違い、逃げたフリをしてハイレインの背後から射撃を放ちますが、全く通用せず、逆に千佳をキューブに変えられてしまう失態を犯しました。
やるべきことをやれと叱咤された修は、二体のラービットに追われながら千佳のキューブを持ちボーダーの基地に向かいます。奮闘する修はしばらくの間逃走できましたが、すぐに窮地に立たされ、ここでユウマから派遣されてきたレプリカが登場、修を守り、さらに解析したラービットを顕現、二体のラービットの相手をさせている間に二人はボーダー基地へと走り出します。
忍田本部長 vs エネドラが始まる
ボーダー基地に侵入したエネドラは通信室を壊滅、さらに研究室を襲撃していきますが、ここでキューブから復活した諏訪、笹森、堤が現れ戦闘になります。諏訪隊は風間の指示を受け、エネドラのどこかにある伝達脳とトリオン供給機関を探すため、エネドラを訓練室に誘導、仮想戦闘モードを発動させ、全ての攻撃が無効となる状態で任務を開始します。
諏訪の一撃がエネドラのカバーされた部位に当たり任務を達成しますが、エネドラは気体化させたトリオンで諏訪の内部からブレードを発生させて撃破、トリオンが訓練室の操作盤に触れたことで、再びトリオン基地を歩き回れるようになってしまいます。
しかし、ここでボーダーのノーマルトリガー最強の男、忍田本部長が訓練室に到着、エネドラとの戦闘が開始されました。
『ワールドトリガー 』9巻のあらすじネタバレ
エネドラを撃破
忍田本部長は、エネドラの質量攻撃と奇襲攻撃を回避しながら大量のダミーを破壊、伝達脳とトリオン供給機関の弱点を守っていた本物の硬質化部位を撃破することに成功します。しかし、エネドラは最後の瞬間に弱点を硬質化部位から外すことで回避、風上に立ち、気体化したトリオンで忍田の内部から刃を生成させ、深手を負わせました。
再び優勢に立ったエネドラは余裕を見せますが、忍田は勝利は自分達だと確信、諏訪と堤の十字射撃によって本物の硬質化部位にマーキングをすると、隠密トリガーで姿を隠していた笹森が背後から襲撃しますが、これはエネドラに読まれており笹森は緊急脱出となります。しかし、真打は最初からカメレオンで潜んでいた菊地原と歌川であり、エネドラは弱点部位を破壊されてしまいました。
忍田の指示で捕虜として確保することになりますが、アフトクラトルのミラが窓を開けて回収に動き、エネドラの所有していたブラックトリガー「泥の王(ボルボロス)」を奪い、エネドラは小窓で命を落とします。エネドラはトリガー角の浸食が脳まで達しており、既に人格に影響が及び、ここで捨てられる計画となっていたのでした。
ハイレイン、ミラが基地前に移動
ハイレインの足止めをしていた出水は、ボーダー基地屋上に配置された狙撃手達との連携でハイレインに傷を与えますが、ハイレインの指示で屋上に向かったミラによりラービットが展開され、スナイパーの援護もなくなり、さらにハイレインがキューブ化したトリオンを用いて回復したことで敗北を確信、緊急脱出します。
残された烏丸は、修達の基地到着まった時間が3分かからないと分かると200秒限定でパワーアップする「ガイスト」を起動、米屋との連携で最後の時間稼ぎに挑みました。烏丸と米屋の連携は凄まじく、ハイレインとも対等に渡り合いますが、ハイレインの目的も足止めであり、修達が到着するタイミングでミラのトリガーでワープすることになります。
思わず感情的になり追いかけようとした烏丸に対し、ミラのワープと連動したハイレインの攻撃が背後の死角から襲いかかり、烏丸は緊急脱出することとなりました。
ユウマがヴィザを撃破
レプリカ本体のサポートをなくしたユウマは、ヴィザが自分よりも強い相手だと認識します。かつて有吾から自分より強い相手と対峙した際には時間稼ぎか逃走を選択しろと教えられており、自分の力量を戦場で見誤れば命を落とすと言われていましたが、中学校での修の言動に影響を受けたユウマは、ヴィザ相手に勝利を目指して戦うことを決心しました。
ユウマは格上のヴィザ相手に経験や技術では勝てないと判断、勝負するなら違うところだと考え、オルガノンの剣戟の隙間を突破し、最速最短でヴィザに向かっていきます。ユウマは鎖印と弾印で突撃中に急ストップ・急発進をするなど動きに工夫を見せますが、両足をオルガノンで破壊され、さらにヴィザに手持ちの剣で両断されてしまいます。
しかし、ここからがユウマの狙いであり、ヴィザの剣は錨印で動きを封じ、さらにブラックトリガーのトリオン体を失った体で突撃、強印での一撃でヴィザの撃破に成功しました。ヴィザに勝利したユウマは、すぐに修と千佳のいるボーダー基地へと向かいます。
ボーダー基地前の攻防戦が始まる
修とレプリカ本体は基地まで120mのところでハイレイン、ミラと対峙します。建物内を進むことで一時的にハイレインのトリガーを無効化しますが、ミラと連携したハイレインの攻撃を受け、修は窮地に立たされてしまいます。そこに迅から頼まれていた三輪が登場、ハイレインと相性の良いトリガーで戦闘を開始しました。
三輪がハイレインを抑えている間に、修とレプリカは追いついたラービットを盾に入り口まで向かおうとしますが、ミラの小窓によってレプリカは両断されてしまいました。辛うじて予備電源に切り替えることで復活したレプリカでしたが、残存トリオン量では十分に働くことができず、修に現在の状況でしかできない作戦を献策します。
修は覚悟を決めてボーダー入り口へと突撃、ハイレイン、ミラの攻撃によってトリオン体を拘束されますが、ここで修はトリガーを解除して生身の体で走り出しました。同時に、三輪は二人を挑発、背後から出てきた窓にバイパーを射出し、ミラとハイレインに深手を与えます。トドメを刺そうと近づいたところで窓により基地から離れた場所にワープされてしまいましたが、ミラをトリオン切れに追い込むことに成功しました。
入り口まで残り20歩まできた修に対して、ハイレインが単独で特攻、その状況を察知したユウマと三輪はそれぞれレプリカに敵の位置情報を教えてもらい、ユウマは強印と射印の五重攻撃、三輪は風刃での攻撃を仕掛けようとします。
『ワールドトリガー 』10巻のあらすじネタバレ
アフトクラトルを撤退させる
生身の肉体でボーダー基地の入り口へ向かった修の目的は、アフトクラトルの遠征艇と繋がっている窓でしたが、その直前でミラの小窓によって負傷してしまいます。修に接近するハイレインに対しては、C級隊員による援護射撃、三輪の風刃、ユウマの強印が直撃して動きを拘束、その間に修は最後の力でレプリカを遠征邸の操作板へと投げました。
レプリカによって遠征艇に帰還命令が発出されると、60秒後に緊急発進する状態となります。ハイレインは金の雛鳥である千佳のキューブを持って遠征艇に戻ろうとしましたが、修は千佳のキューブのフリをして通常のトリオンキューブを持っており、捜索時間もないためハイレインは千佳を諦め、ヴィザを回収してアフトクラトルへ帰還していくこととなります。
レプリカはここでお別れとなり、修も気絶、第二次大規模侵攻は終了となりましたが、C級隊員32名が囚われて連れ去られる結果となりました。
修とユウマが相棒になる
一週間後、病室で目覚めた修のもとにユウマが訪れ、栞の調査によりレプリカはまだアフトクラトルで生きていることが判明します。修は自分の力不足でレプリカを失ったと悔いますが、ユウマは自分が頼んだことだとレプリカのことを誇り、A級昇格、遠征部隊入りする理由が一つ増えたと笑いました。
二人の元には上層部の唐沢が現れ、メディア向けの記者会見に修を連れて行きます。事前会議で世間の非難の目を組織から一隊員である修に向けると決定されており、根付によりC級隊員が狙われたのは修が隊務規定違反をした中学校の一件で、C級に緊急脱出機能がないとアフトクラトルに漏洩していたからだと誘導されていました。
修は記者会見に登場し、メディアの追求に対して例え情報が漏洩すると分かっていても目の前の危機に対し同じ行動を取ったと主張、32人の奪われた人生に対してどう責任を取るのかと問われ、奪い返すと宣言します。これまで一般には近界遠征は公開されていませんでしたが、これを機に城戸司令がメディアにも発信しました。
ボーダーには大規模侵攻によって25人脱隊者が出たものの、この情報発信によって5倍以上の入隊希望者、スポンサーが現れる結果になります。
B級ランク戦開始、下位チームを撃破
2月になりランク戦の新シーズンが開始されると、修達は玉狛第二としてB級最下位の21位から参戦、初戦は下位グループの16位吉里隊、17位間宮隊と対戦になります。
修はまだ怪我があり参戦できず、ユウマと千佳の二人での戦いになりましたが、開始直後にユウマが吉里隊を撃破、建物内に閉じこもった間宮隊には千佳の砲撃が見舞われ、玉狛第二は初戦を圧勝、8ポイント獲得で中位グループに急上昇しました。
次戦の相手は10位荒船隊、8位諏訪隊となり、修もここから参戦、次のランク戦までに二つの部隊の研究やフィールドの活用方法など、必要な準備を進めていくことになります。
玉狛第二 vs 荒船隊 vs 諏訪隊
B級ランク戦第二試合が始まると、フィールドの選定権利がある玉狛第二はスナイパー有利のエリアを選び、あえて荒船隊有利の状況を生み出します。この結果、玉狛第二と諏訪隊は利害が一致、実質的に二対一の状況を生み出し、有利な戦況を生み出しました。
混戦となったところで、修とユウマはポイントを取りに荒船隊の元へ突進して行きます。
『ワールドトリガー 』11巻のあらすじネタバレ
玉狛第二が中位グループトップに上がる
地形を用いて荒船隊・諏訪隊を自分達の思うように動かすことに成功した玉狛第二は、エース空閑を上手に敵戦力に当てていきポイントを獲得、混戦となった時でも最後まで常に次の一手を持っており、最後はユウマを囮にして修が諏訪を撃破、6ポイントを獲得する強さを見せました
勝利した玉狛はB級中位トップの8位に上がり、次の対戦相手は9位鈴鳴第一、13位那須隊となります。この二部隊は部隊構成と隊長が中衛であることが同一であり、さらに鈴鳴第一にはNo.4アタッカーの村上がいることで、勢いに乗る玉狛第二の真価が問われる戦いと見られました。
村上のサイドエフェクトと荒船の野望が明らかになる
ランク戦を終えたユウマは緑川と個人ランク戦を開始、その後玉狛対策をしに村上が訓練場を訪れ、ユウマが直接村上と対峙することとなります。ここでユウマは4-6で破れ、村上のサイドエフェクトが強化睡眠学習、一度動きを見せると覚えられてしまい、通用しなくなることが明らかになりました。
村上は荒船と同学年の隊員であり、ボーダー入隊は荒船がかなり先だったこともあり、村上が入隊した当初は剣を教えてもらっていました。しかし、村上はサイドエフェクトで急成長、あっという間に荒船を抜き、荒船はアタッカーをやめてしまいます。この件で村上は涙、過去にも同じことが繰り返されており、自分は皆の努力を盗んでいるだけだと落ち込みます。
しかし、来間が荒船の真意を質問、荒船はパーフェクトオールラウンダーの量産を野望に、荒船理論で各ポジションのマスタークラスを極めることを目標にしており、アタッカーを辞めた理由と村上には全く関係ないことが判明しました。村上は強くなることに恐れがなくなり、玉狛戦でも全力でぶつかりにいきます。
那須隊は最高位を目指して奮闘
那須隊は女子四人チームの部隊でしたが、スナイパーで最年少の日浦茜が先日の大規模侵攻を受けて両親が引っ越しを決意、間も無く三門市から離れてしまうことが決まります。
残りのランク戦は後数回しかありませんでしたが、これまでの過去最高位である8位を超えようと皆で決意、並々ならぬ情熱を持ってランク戦に臨みました。
玉狛第二 vs 鈴鳴第一 vs 那須隊
マップの選択権は那須隊にあり、河川敷で天候暴風雨を指定、荒れ狂う天候にスナイパーは無効化されます。修は前回の作戦勝ちした諏訪隊・荒船隊との戦いとは逆に、用意してきた作戦が全て台無しになる状況を前に、今後も実戦では何度もあることだと、戦う決意を固めます。
千佳によって両岸を渡れる唯一の橋が落ちると、西側ではユウマ、村上、熊谷、日浦が残り、ユウマと村上のエース対決を中心に、点を稼ぐことに周年を燃やすアタッカーの熊谷とスナイパーの日浦が参加する形となりました。
東側は出水に並ぶバイパーの使い手であり、エースの那須の火力が縦横無尽に襲いかかっており、修と千佳、来間と太一がそれぞれ那須を警戒しながら作戦を練り始めました。
『ワールドトリガー 』12巻のあらすじネタバレ
玉狛第二が勝利するも修が戦力不足を痛感
西側での戦いは、那須に点奪取を託された熊谷と日浦が奮闘するも、ユウマ、村上のエース二人に撃破されてしまいます。エース対決は千佳との連携で水中戦に持ち込んだユウマが勝利、西側で唯一2ポイントを取得しました。
一方、東側では那須の射撃が蹂躙しており、太一を撃破したことで戦況が動き出します。来間と那須の戦いに参戦した修でしたが、単体では戦力不足が露骨であり、那須の得点となってしまいましたが、那須と来間は相打ちとなっており、ここで試合終了、玉狛第二が勝利となりました。
修はこの戦いでも隊長として状況を動かすことで貢献、解説の太刀川からも褒められていましたが、単体での戦闘力不足を痛感させられてしまいます。
エネドラが情報源になる
ランク戦を終えた翌日、ユウマとヒュースは上層部に呼ばれ、林藤、修と共にボーダー本部の上層部会議に参加します。ヒュースは情報提供を求められるも断固拒否しますが、上層部は強行することなく話は終わりました。
鬼怒田が率いる研究チームでは、エネドラの角を移植したことでエネドラの人格や記憶を有したラッドが確保されており、ユウマは情報提供に積極的なエネドラの発言が真意であるかを確かめることに協力、この協力によってヒュースの処遇を玉狛支部に一任されていたことが明らかになります。
エネドラによりアフトクラトルの神が数年で命を終えること、マザートリガーの存在などが明らかとなり、ユウマは今後も鬼怒田に協力して情報収集を担うこととなりました。
二宮が雨取麟児の情報をもたらす
本部から玉狛支部に戻ってくると、次の対戦相手でもある二宮が訪れてきており、雨取麟児の情報を千佳達にもたらします。二宮のかつての部下鳩原は、外部の協力者三人と共に近界世界に渡っており、その協力者の一人が雨取麟児だと二宮は考えていたのでした。
計画の首謀者は雨取麟児である可能性が高いと千佳、修が証言すると二宮は情報提供に対して感謝だけを告げます。修はより詳しい調査状況や判明している情報を求めますが、二宮は遠征部隊に入ってから質問しろと突き放しました。
修はより自分自身の非力さに焦るようになり、師匠である烏丸に連絡、シューターの本格的な戦い方を身につけたいと懇願、烏丸から嵐山隊と出水を紹介してもらえることになります。
『ワールドトリガー 』13巻のあらすじネタバレ
修は嵐山、出水の指導でシューターとして鍛える
単独でも点を取れるようになることを目標に、修は烏丸の紹介で嵐山隊、太刀川隊の元で自己鍛錬に挑みます。
嵐山からは烏丸の指摘と同様に、シューターは周りに点を取らせるポジションであると指摘され、同時に修は状況をコントロールする戦い方は一定レベルになっていると認められます。しかし、強くなりたいと考える修の気持ちを汲み、嵐山はガードを回避して攻撃を当てる方法を修に教えました。
太刀川隊では出水に指導を仰ぎ、合成弾を教えて欲しいとお願いします。しかし、合成弾は隙が大きいため、まずは戦闘慣れすることが必要であり、太刀川隊に所属しているA級最弱の唯我を相手に100勝することを求められました。ランク戦までは50勝も届かなかった修でしたが、いま合成弾を教わっても使い物にならないと理解、同時に嵐山から教わったガードを回避して攻撃を当てる方法のコツを掴みます。
ユウマ、千佳もそれぞれ鍛錬
修が訓練をしている間、ユウマと千佳もそれぞれ鍛錬を重ねていきます。
ユウマは村上との個人ランク戦を楽しみながら、次の対戦相手である影浦と出会いました。村上はユウマのために影浦を招待していましたが、他人の自分に向ける感情を感じるサイドエフェクトを有する影浦には大人数がいる訓練場は不快な場所であり、戦いはせず顔合わせで終わってしまいます。
千佳は射撃訓練の中で次の対戦相手の絵馬ユズルと出会い、ユズルの師匠が兄と関わりのある鳩原未来であり、自分と同じく人を撃てないスナイパーであったことを知ります。
玉狛第二 vs 二宮隊 vs 影浦隊 vs 東隊
B級上位ランク戦では、ついに玉狛第二はA級トップチームとの対戦になりました。
修は鍛錬により成長していましたが、序盤であっさり撃破されてしまい、千佳も追い込まれて緊急脱出、ユウマも多数に狙われて1点しか取ることができずに撃破されます。ここにきて力負けした玉狛第二に対して、解説の風間は他の部隊と同じ努力をしては先に進む者達には追いつけない、修に隊長としての責任を果たせと指摘しました。
修が迅を玉狛第二に勧誘
玉狛支部に戻ってきた修は、自分の鍛錬はこれからも続けていく上で、隊長としてできることを考え、迅を屋上に呼び出し、玉狛第二に入ってくれとお願いしました。1
『ワールドトリガー 』14巻のあらすじネタバレ
迅から別の適任者がいると教わる
迅は修たちは着実に力をつけていると考えており、急ぐ必要はないと伝えますが、修はユウマの残された時間が短い可能性に言及、できるだけ早くアフトクラトルに向かいレプリカと再会させてあげたいと心根を明かしました。
迅は修達のチームに入るのは楽しそうとも考えていましたが、自分は別にやらなくてはいけないことがあると話し、代わりに自分よりも玉狛第二に相応しい適任者がいることを教えます。
エネドラからアフトクラトルの情勢を教わる
一方、本部ではエネドラからもたらされた情報により、近いうちにアフトクラトル参加のガロプラまたはロドクルーンによるミデン襲撃があることを知り、対策会議が開かれました。
ユウマと修は鬼怒田のいる開発室を訪れてエネドラと面会、アフトクラトルに関連する情報を聞き出します。アフトクラトルでは神の寿命が尽きようとしており、四つの領主による覇権争いが勃発、領主の一人であったハイレインは遠征による神獲得が失敗することを前提と考えており、配下の中で最もトリオン量が高いヒュースの主君を神の生贄に捧げることを計画していると明らかになりました。
ヒュースが本国に帰りたがっている尾であれば利害が一致するため、修とユウマはヒュースが四人目になることを予期しつつ、次のランク戦に向けて準備を進めていきます。
千佳が新しい武器「レッドバレット」を手に入れる
千佳はスナイパー合同の実戦訓練で高得点を出し、それを見たユズルは千佳ならもっと点が取れると影浦隊の訓練室に正体し、師匠である鳩原が考えていたレッドバレットの狙撃を教えます。
レッドバレットでの狙撃は弾速が遅くなってしまいますが、ライトニングはトリオン量が多いほど弾速をあげることができ、千佳のトリオン量であれば実戦にも使うことができるレベルのものとなりました。
千佳が人が撃てないのは主に「もしも相手が生身だったら」という考えが頭から離れないことにあり、このレッドバレットであれば千佳でも人に対して狙撃ができるようになります。
修が新しい武器「スパイダー」を手に入れる
修は嵐山隊と出水に前回のランク戦でお世話になったにも関わらず何もできずに緊急脱出となったことを謝罪しにいきます。
嵐山隊に挨拶に向かった際に、時枝の図らいで修と同じくトリオンが少ないことで悩んで木虎が修の指導をすることとなり、目標と能力、時間という三つの制限を全てクリアしたアイディアを提示され、修はワイヤーを射出する「スパイダー」というトリガーを身につけることができました。
これにより、修はユウマが有利になるポイントをマップ上で複数作成できることとなり、部隊連携の技を一つ獲得することができました。
ガロプラのボーダー基地侵攻開始
一方、ボーダー上層部ではエネドラの証言で近くアフトクラトル配下の国の侵攻が予想され、対策会議が開かれます。前回の大規模侵攻から時が経っていないため、市民に動揺が走らないように対応は部外秘で行われることとなり、ランク戦はそのまま継続、A級を中心に撃退することとなります。
ガロプラはロドクルーンからのトリオン兵提供と実地調査を経て侵攻を開始、人型トリオン兵に化けた三人がボーダー基地に潜入、地下に格納されている遠征隊を目指して侵攻を開始しました。
『ワールドトリガー 』15巻のあらすじネタバレ
vs コスケロ
地上でのトリガー使いの足止めを託されていたコスケロの元には、米屋と三輪のコンビが現れて戦闘になります。コスケロのトリガー「黒壁(ニコキラ)」は触れたものにブヨブヨした物質を付与するデバフ効果のあるものであり、触れてはいけない対戦相手でした。
三輪と米屋はハイレインとの戦いで触れてはいけない系の相手とは戦闘経験があり、倒壊させた建物の瓦礫とレッドバレットで追い詰め、コスケロを建物の上に脱出させ、超遠距離からの迅の風刃につないでコスケロを撃破してみせました。
vs レギンデッツ&ヨミ
ボーダー基地前のトリオン兵アイドラとドグを操っていたレギンデッツは、物量差で押し切ることを考えロドクルーンから提供されたトリオン兵を次々と注ぎ込みます。
ヨミもサイドエフェクトを用いてアイドラをマニュアル操作し、アタッカー四人を戦線から引き剥がしましたが、コスケロを撃破した迅が残りの戦闘時間が数分だと共有すると、烏丸とレイジの玉狛二人がそれぞれ隠し球を解放、圧倒的な火力攻撃によって戦線が崩壊してしまいます。
レギンデッツは作戦にない市街地襲撃を見せかけ、ボーダーのトリガー使いを分散させようとしましたが、迅の予知によって街に被害が出ないことはボーダー内に共有されており、誰一人レギンデッツを追いかけない状況となってしまいました。
vs ウェン
ボーダー基地内部に侵入した三人は、迅の風刃を回避した後、那須と熊谷のコンビが登場、ウェンが一人残って対応することとなります。この三人はA級以上の実力があると天羽に評価されており、ウェンも二人を相手に優勢に戦いを進めていきました。
ガトリン達の作戦時間終了が迫ると、ウェンは奥の手であるトリガー「藁の兵(セルヴィトラ)」を発動して一気に勝負を仕掛けますが、援軍に現れた菊地原のサイドエフェクトによって多数の分身の中から本体が見破られてしまい、那須と熊谷によって撃破されてしまいました。
vs ガトリン&ラタリコフ
ボーダーの遠征艇を狙ってきたガトリンとラタリコフは、ドッグ前の扉で太刀川、村上、風間、小南の精鋭四人と相対します。
二人の連携を防ぐために風間が単独でラタリコフの相手をし、トリガー「踊り手(デスビニス)」の攻撃をいなしながら、冬月が用意したワープで撹乱、最後はユウマがランク戦で見せた動きを参考に、腕だけを囮にしてラタリコフを誘い出し、撃破に繋げました。
ガトリンは太刀川や村上の一撃でも攻撃が通らないほどの防御力を保持しており、さらに迅の予知で太刀川が真っ二つに斬られるとされていた強敵でした。攻防一体のトリガーに加えて大砲を打てる銃を持っており、遠征艇破壊が目的のガトリンは三人の撃破に固執せず、トリガーへの大砲発射を狙っていました。
しかし、太刀川と小南の連携により、太刀川がガトリンを抑えている間に小南が太刀川もろともガトリンも両断、この局面もボーダーの完全勝利で終わります。
『ワールドトリガー 』16巻のあらすじネタバレ
ヒュースのアフトクラトル帰還を迅が約束
市街地へ向かったレギンデッツは、本国へ戻るための機会と捉えて玉狛支部から出てきていたヒュースと邂逅します。
レギンデッツは幼い頃に国をアフトクラトルに侵略されており、その恨みが強く、今回もミデンの視線をガロプラに向けられようとしていることに怒りを覚えていました。レギンデッツはミデンの目をアフトクラトルに向けさせるため、監視カメラの前でヒュースに陽太郎を捕虜として連れ去るように指示します。
ヒュースは陽太郎との仕込み技でレギンデッツを出し抜き撃破しますが、アフトクラトルに自分が捨てられたことを知りエリン家の状況を把握、迅との賭けの権利を行使し、どのような手段を用いてでも自分をアフトクラトルに帰国させることを要求、迅はそれに応じ、ヒュースが座る席である玉狛第二のランク戦を観にいきました。
玉狛第二 vs 柿崎隊 vs 香取隊
B級中位ランク戦は玉狛第二と柿崎隊、香取隊の三つ巴となります。
柿崎隊はかつて嵐山隊に所属していた柿崎率いる部隊であり、全員が射撃と近接用のトリガーを持つ万能型のチームで、特に照屋と虎太郎は将来を嘱望された退院でした。
香取隊は二期連続上位グループにいた部隊でしたが、玉狛と入れ替わる形で中位に転落すると二連敗、エースの香取は負け続けたことで不貞腐れ、部隊のチームワークは最悪な状況となってしまっていました。
一方、玉狛第二は修のスパイダー、千佳のレッドバレットという新しい武器が加わった上で、部隊の連携戦術を鍛えてきており、その成果が中位グループに通用するかの試金石となる大切な試合となっていました。
修、ユウマ、千佳の連携が完全にハマる
ランク戦が開始されると、玉狛第二は見事な連携を見せて戦場を支配していきます。修の構築したワイヤー地帯を活用し、千佳のレッドバレット、ユウマの超高速攻撃、修のワイヤートラップなど、それぞれが大きな戦力として二部隊を削っていきます。
玉狛第二は香取隊、柿崎隊の二部隊を同時に相手にしても互角以上に戦うことができ、新しく身につけた武器と部隊連携の戦術がどハマり、大きく成長した姿を見せました。
『ワールドトリガー 』17巻のあらすじネタバレ
玉狛第二が上位グループに返り咲き
玉狛第二は各隊員の新しい武器がエース空閑の能力を大きく強化、部隊戦術が出来上がっていき、B級中位の香取隊、柿崎隊を相手に七点を取得する大活躍を見せB級4位、上位グループに返り咲きとなりました。
敗れた香取隊、柿崎隊も玉狛第二の影響を受けて部隊の結束が強くなり、より成長しようと一致団結します。
ヒュースが玉狛第二の隊員となる
祝勝会の場で陽太郎からヒュースが玉狛第二に入りたいと報告、問題は上層部の説得となりますが、ヒュースは本国の情報は主君への忠義からどのようなことがあろうと話さないと主張、修はヒュースの条件を受け入れ、それ以外の方法で城戸司令達を説得する準備を進めていきます。
翌日、修達は上層部会議に参加、修は記者会見での根付の作戦を上手に盗み、林藤支部長に仕込んで話題の誘導を実行、アフトクラトルに辿りつくまでの大遠征の期間中、ヒュースは現地情報に精通する案内人として役立つとアピールします。一方、城戸司令は遠征に莫大なトリオン量を有する千佳を借り受けたいと打診、ヒュースの入隊と千佳の遠征参加を交換条件として、ヒュースの玉狛第二入りが認められました。
また、今回は大遠征となるために遠征部隊選抜試験を早めるため、B級2位以上でもA級への昇格試験が間に合わないと説明、一方で千佳が参加するためB級の数部隊と数人も遠征艇に乗れるようになり、残り3試合で玉狛第二がB級2位以上を獲得できれば、遠征部隊選抜試験を受けられることが決まりました。
玉狛第二 vs 生駒隊 vs 王子隊が開戦
B級上位グループに返り咲いた玉狛第二波、生駒隊、王子隊との戦いが始まります。
生駒隊はボーダー随一の旋空孤月の使い手である生駒が中心、王子隊は綿密な戦略とB級トップクラスの「走れる部隊」であり、どちらもB級上位に位置し続ける強豪部隊でした。
『ワールドトリガー 』18巻のあらすじネタバレ
玉狛第二が四点獲得して勝利
王子は修と同じく考えて戦うタイプであり、互いにお互いの行動を読み合いながら戦況の掌握で戦っていきます。
修は王子隊に狙い撃ちにされますが、前回のB級上位戦で無理に単独で戦って落とされたことを反省しており、王子隊や生駒隊を鉢合わせにするなど戦場操作で直接対決を回避、玉狛第二として連携で戦うことを選択します。
B級上位に常に位置する実力派二部隊に対して、玉狛第二は磨いてきた戦術と自己鍛錬によって四点を獲得、王子隊3点、生駒隊3点と接戦ではあったものの、初めてのB級上位の戦いで勝利を収めました。
玉狛第二の戦術は磨かれてきたものの、修と千佳は単独ではまだ弱いという弱点もあり、ワイヤー陣が完成する前にどちらかが落ちれば部隊戦術が使えないため、これからも開始直後に狙われやすく、やはりもう一人前衛が必要だと指摘されます。
ヒュースB級昇格
ヒュースは入隊初日の訓練、バトルロワイヤルで一気に3,000ptまで獲得すると、ユウマと千佳と同期入隊していた三バカトリオに個人ランク戦で勝利、入隊当日にB級昇格を果たします。
話題になったヒュースのもとへ小荒井や笹森、三浦、寅太郎ら正隊員が現れ個人ランク戦を挑みますがここもヒュースが完勝、その後現れた生駒とは接戦、太刀川にはボロ負けしましたが、初戦から1本取り、実力の高さを見せつけました。
ボーダー隊士の強さを認めたヒュースは、剣中心では敵わない可能性を悟り、トリガーにも何か工夫を考え始めます。
『ワールドトリガー 』19巻のあらすじネタバレ
林藤ゆり、ミカエル・クローニンが登場
玉狛支部には林藤ゆりとミカエル・クローニンが他県へのスカウト活動から帰還、修たちと初対面します。
ランク戦まで玉狛支部に泊まり込み研究活動をすることになった修は、宿泊する部屋に案内されると、元々が城戸司令の部屋であり、6年前に撮影された旧ボーダーの19人の集合写真を発見しました。
このうち、5年前の近界同盟国が侵攻された時の戦いで10名が命を落とし、朗らかだった城戸が別人のように冷徹な男になり、旧ボーダーの方針に反して「近界民は全て敵」と掲げ、現在のボーダーを作りあげたことが判明します。
ユズルが千佳を守るため遠征組を目指す
一方、個人ランク戦で村上、影浦と遊んでいたユウマは帰りに影浦の実家のお好み焼き屋に向かい、そこで多くのボーダー隊員と楽しく食事をしていました。
影浦からユズルが千佳に好意を持っており、遠征を本気で目指す千佳達のために次のランク戦でわざと負けようとしていることが明らかになります。しかし、千佳が部隊とは別に遠征組に入ることが決まっており、さらにユズル自身が遠征組に入って千佳を守ればいいと助言されると、ユズルはこれまでにない真剣さでランク戦に臨むこととなりました。
玉狛第二 vs 東隊 vs 影浦隊 vs 鈴鳴第一
遠征部隊選抜試験まで残り2試合となり、玉狛第二は影浦隊より5点多くポイントを獲得することが必要な中、B級上位のランク戦が始まります。
マップ選択権は鈴鳴第一にあり、大型ショッピングモールが戦いの中心となるマップを選択、千佳を除いて全員がショッピングモールの中に入る中、鈴鳴第一のスナイパー太一によって電源のオンオフが為され、鈴鳴第一の村上、来間が上位の影浦、北添を相手に優勢に戦いを進めていきます。
しかし、ここでユウマと新戦力ヒュースが合流、電気室で操作していた太一を撃破し、戦況が一気に動き出しました。
『ワールドトリガー 』20巻のあらすじネタバレ
新戦力ヒュースの活躍で玉狛が勝利
ユウマとヒュースの連携攻撃は極めて攻撃力が高く、ショッピングモールでの戦いの中心となっていき、次々と撃破して点を獲得していきます。
最後は東隊と三対三の状況になりますが、ここで千佳がショッピングモールの外から冗談のような威力のメテオラを発射、爆発に巻き込まれて奥寺が緊急脱出となりました。
戦いは玉狛第二が6点を重ねて勝利、B級二位の影浦隊と同点に並び、次の遠征部隊選抜試験までの最終戦で勝ち越すことが求められる状況となります。
ヒュースが近界民という噂を根付が対処
ランク戦が終えた後、C級隊員の間でヒュースの正体が近界民なのではないかという噂が立ち、修が感じていた嫌な予感の正体が明らかになります。
修は対処するため林藤支部長経由でメディア対策室長の根付と面会のアポイントメントを取りますが、修が到着した時には既に根付と東によって対策済みであり、より具体的で信憑性の高い噂を流すことで、近界民説の噂を上書きして問題を対処していました。
『ワールドトリガー 』21巻のあらすじネタバレ
千佳は通常弾を使うことを決意
ヒュースから突然千佳は通常弾を撃てると問い詰められ、動揺した千佳は栞、レイジと共に屋上へ向かい自分の気持ちを確かめていきます。千佳は自身の内面を初めて打ち明け、これまでも友人が拐われたこと以上に、拐われた理由が自分だと思われることが怖かったと打ち明けました。
千佳は、自分は結局いつも自分のことばかりだと絶望しますが、栞はそれは普通のことだと励まし、レイジも修やユウマもそんな風に思わないと伝えてくれます。
千佳も、修やユウマが窮地の時に自分が撃てなかったとしても、決して自分を責めることはないだろうと感じますが、だからこそ修やユウマと一緒に並んで自分も戦いたいと決心、鉛弾ではなく通常弾を用いて次のランク戦に挑むことを決めました。
弓場・二宮対策を練る
修とユウマを中心に次のランク戦で鍵となる弓場・二宮の対策を練っていきます。
ユウマは緑川の紹介で弓場隊に顔を出すことができ、そこで帯島ちゃんと模擬戦、弓場との1対1も経験します。里見が言及していた1対1最強の弓場の攻撃はユウマでも回避不可能で、弓場の射程外で戦うことを基本とすることになりました。
二宮対策では、千佳が通常弾で戦うこととなったため、二宮よりもトリオン能力が高いヒュースがフルガード、その背後から千佳がハウンド等で射撃する戦法を磨いていきます。また、修の腹案としてヒュースに二宮のフルアタックをさせている間に、ユウマが奇襲を仕掛けるパターンも用意しました。
玉狛第二 vs 二宮隊 vs 弓場隊 vs 生駒隊
遠征部隊選抜試験までの最終戦となり、B級二位の影浦隊が昼の部で三点獲得したため、修達はこの戦いで四点を求められることになります。
千佳の通常弾、ヒュースの隠し弾など玉狛第二には戦略的に優位に立てる準備がありましたが、転送先が最悪でヒュースは三部隊に囲まれており、一気に狙われる事態となってしまいます。
ヒュースを援護するためにユウマの援護で千佳がメテオラを放とうとしますが、弓場隊のスナイパー外岡がメテオラを射撃、大爆発によって付近一帯が吹き飛び、千佳のガードによって千佳とユウマは無事でしたが、ヒュースは援護をもらうことができず孤立奮闘する状況となってしまいます。
『ワールドトリガー 』22巻のあらすじネタバレ
千佳のメテオラが爆発、ヒュースが落とされる
包囲されたヒュースに対して、修、ユウマ、千佳の三人は合流に成功、ヒュースの援護のために千佳がメテオラを発射することになりますが、弓場隊スナイパーの外岡により発射前のメテオラを狙撃され、その場で爆発する結果となってしまいました。
千佳とガードについていたユウマは無事だったものの、ヒュースは味方からの援護を得ることができずに撃破されてしまいました。千佳は、自分が上手にできなかったことで味方が敗れたと考えてしまいますが、ヒュースはすぐに千佳に声をかけ、自分の代わりにユウマと修を頼むと託され、千佳は心を立て直します。
一方、ヒュースが落ちたことで戦況が一気に加速していき、生駒隊、弓場隊は乱戦の中で全滅、残りは二宮隊と修、ユウマ、千佳となりました。
玉狛第二が最終戦を勝利、B級2位が確定
修とユウマ、千佳はヒュースが落ちた時の別案を開始、修とユウマの連携で二宮に迫っていきます。千佳の居場所が割れると犬飼、辻が千佳を抑えに向かいますが、これはフェイクであり、辻は修の背後に忍び寄り、奇襲を仕掛けていきました。
千佳は修からこの試合の射撃はレッドバレットでと指示されていましたが、修の窮地に際して自らアイビスを撃つことを選択、見事に辻を撃破して見せます。修は別案として用意していた射撃で二宮に一撃を与え、その隙にユウマが二宮の撃破に成功、必要な四点の獲得に至ります。
犬飼と千佳が緊急脱出すると試合は終了となり、玉狛第二は最終的に6点を獲得して勝利、遠征部隊選抜を受けられることとなりました。
『ワールドトリガー 』23巻のあらすじネタバレ
諏訪隊 vs 香取隊 vs 那須隊
B級上位入りをかけた最終戦では、諏訪隊、香取隊、那須隊の三つ巴の戦いが始まります。上位残留を狙う弓場隊の得点を越えるためには31点以上が必要であり、どの隊も生存点が必要で、戦いは激戦となっていきます。しかし、最後は引越しのためにボーダーから去ることが決まっている日浦が活躍、堤を撃破して勝利、那須隊最高位であるB級7位に上がって有終の美を飾りました。
敗れた香取隊は、指揮を任されていた若村が自分の力不足を謝罪しますが、香取は若村一人のせいではなく、これが現状の香取隊の実力だと話し、これまでになかったチームとしての意識が生まれ始めます。
B級中位に降格となってしまった弓場は、帯島ちゃんや外岡、王子、蔵内ら弓場隊関係者と共に神田と再会、神田の大学合格を祝して、帯島ちゃんの涙と共に新生弓場隊の始まりを祝いました。
また、日浦の引っ越しの際には那須隊と一緒に千佳と夏目も後輩としてお見送りに傘下、夏目が日浦から後継者として指名され、夏目はB級昇格後に那須隊に傘下することとなりました。
玉狛支部とガロプラが同盟締結
修達のランク戦の裏で、迅と林藤は偵察にきていたガロプラのラタリコフ、レギンデッツと接触、取引と同盟の話を進めていきます。取引ではガロプラがミデン襲撃から手を引けば、林藤が内部から手を回して50日間遠征を取りやめることを提示、双方に利害が一致して取引成立となります。
また、ミデンの進歩の要因をマザートリガーだと感じていたラタリコフは興味本位で入手方法を質問、林藤は旧ボーダーの同盟国の一つ、アリステラが5年と少し前に滅びを迎える中、同盟国として救援に駆けつけたボーダーが、多大な被害を出しながらも幼い王族二人とマザートリガー、クラウントリガーを持ち出したことを教えます。そして、マザートリガーは王女である忍田瑠花がボーダー地下深くで操っており、それによって様々な進歩が実現してきたのだと答えました。
迅はランク戦を終えたユウマと修を同盟交渉の場に連れていき、ラタリコフが同盟締結を決断すると、互いに位置と通信ができる腕輪を渡され、修が代表として受け取ることになります。
遠征選抜試験の内容と臨時部隊が決定
いよいよ遠征選抜試験が始まることとなり、B級中位以上と一部のA級隊員が説明会に招集、一次試験は一週間の閉鎖環境試験、二次試験は最長36時間の長時間戦闘試験、さらに選抜試験は隊員をシャッフルして臨時部隊で行うことが発表されます。
A級部隊は一次試験の審査員を担当することとなり、試験参加者は11の部隊に分かれ、いよいよ遠征選抜試験が始まりました。